4月29日に多紀アルプスでセミナーがありました。
昨年は雨で中止になってしまいましたが、今年は雲ひとつない快晴で、山歩きにもってこいの天気でした。
JR篠山口駅に集合し、簡単な挨拶と説明のあと、栗柄に向かいました。まず、栗柄で「谷中分水界(こくちゅうぶんすいかい)」の説明や河川争奪の話を聞きました。
そして、三嶽へ向かいました。植物の話やチャートの話を聞きながら、三嶽を目指しました。登りはかなりしんどく、鎖場などもありましたが、参加された皆さんは足取りも軽くさくさくと登っていくのに驚かされました。
鎖場を抜けるとホンシャクナゲやヒカゲツツジなどが、丁度盛りを迎えていました。前回の下見をしたときには、花が終わっているかもしれないと心配していましたが、ここ数日の気温の低下で花が長持ちしたようです。
途中から西ヶ嶽に直接向かう組みと、三嶽に登ってから西ヶ嶽に向かう組みとに分かれて進みました。
西ヶ嶽山頂で、我々がツツジに夢中になっている間、皆さんは小林さんから地質や地形の説明を受けていました。
お1人、途中で帰られた方がいらっしゃいましたが、その他の皆さんは無事に西ヶ嶽をまわってこられました。結局16時30分までの予定が17時過ぎの解散になってしまいましたが、皆さんには楽しんでいただけたようでした。
山本伸子(自然・環境評価研究部)