2月21日、22日と豊岡市で豊岡KODOMOラムサール交流会が開催されました。
このもよおしは、鳥取県中海、滋賀県琵琶湖、そして豊岡の子どもたちが交流するイベントで、
豊岡市の依頼で、ひとはくの謎の講談師、河南堂珍元斎も参加しました。
郷公園の餌の時間に舞い降りるコウノトリ。飛ぶ姿は優雅でした。
コウノトリ郷公園や文化館の見学ののち、城崎町戸島に整備中のハチゴロウの戸島湿地を見学。
工事中に一時避難していたナマズやフナ、コイをみんなで放流しました。
ナマズさん、元気でね・・・
観察小屋の中。こうやってコウノトリを観察します。ちょっと怪しい3人組・・・。
コウノトリたちも、かつてここをえさ場とした「ハチゴロウ」に見習ってえさを取りにきています。
円山川の加陽の堤外田ビオトープには親子3羽のコウノトリが子どもたちを出迎えました。
ここはなんと15ha以上の大規模な湿地となるそうです。
そして翌日、交流会のメインイベントです。まずは、珍元斎の「時空をこえたハチゴロウ」です。
2年前に豊岡で死んだ野生のコウノトリ「ハチゴロウ」は実は元兵庫県知事「坂本勝」が、「コ
ウノトリと共に暮らすということはどういうことか」を伝えるために過去から派遣したタイムトラベ
ラーだったという設定で、いろんな生き物が共に暮らす生物多様性のすばらしさやコウノトリ野
生復帰の取りくみの歴史を語りました。うまく伝わったでしょうか・・・。
ひとはくの収蔵庫に大切に収蔵されている但馬最後の野生のコウノトリも紹介しました。
さすが、自然を愛する子どもたち。ひとはくの事知ってくれてました。「うれしい!」
でも、「ひとはくはどこにある?」と質問したら「神戸!」と元気なこたえ・・・。ちょっとショック・・・。
ひとはくにある「コウノトリ展示コーナー」。羽の封入標本は見事なアートです。ぜひみてください。
ラムサール条約登録湿地の中海と琵琶湖の子どもたちが、自分たちの取り組みを紹介。
なんとコウノトリは中海にも琵琶湖にも飛んでいってました。コウノトリがつなぐ子どもたちを
をつなぐ縁・・・「コウノトリ大使」はすごいなあ・・・。
中貝豊岡市長にみんなでメッセージを渡しました。これは3月下旬までコウノトリ文化館で
展示されてます。
今年の秋(9月23日〜11月23日)には、ひとはくでも、コウノトリ写真展「コウノトリのいる風景」
がやってくる予定です。
もしかしたら、本物のコウノトリも、深田公園に舞い降りるかもしれません・・・いや、舞い降りたら
いいなあ。せめてコウちゃんでも・・・。乞うご期待!
ファーブルTF 川東丈純