ノーベル賞のニュースではクラゲが注目を集めていますので、クラゲの話題をひとつ。
クラゲといえば海の生き物と思いがちですが、実は池や湖にもいます。 夏の終わりから秋にかけて、「ため池にクラゲが!」という問い合わせが、毎年のように博物館に寄せられます。今年も、例にもれず、マミズクラゲが発見されました。発見は、2008年9月15日、三田市の青野ダムの湖畔です。釣りをしていた方が博物館に届けてくださりました。これまでも、三田市内では、青野ダムでの事例が一番多く、フラワータウンやウッディータウンのため池からも発見されています。
このマミズクラゲですが、つかまえようと思ってもそう簡単に発見できるものではありません。神出鬼没なんです。ですが、たくさんの「眼」が地域をモニターしてるから、毎年のようにクラゲが確認されるのだと思います。あらためてみなさんに感謝です。頂いた標本は、ホルマリン浸け(トレハロースを添加)にして、博物館の液浸収蔵庫に標本番号をつけて保存いたしました。
貴重なマミズクラゲ、何と言っても生きているときがかわいいです。
そんなわけで、水槽にて動きを撮影しました。動画をご覧になりたい方は、以下のファイルを参照下さい。
クラゲのうごき(wmv形式 443KB)
*この動画は、連携活動グループの「水辺のフィールドミュージアム研究会」の前田知己さんが、ブラインシュリンプを餌に飼育して、博物館で頑張って撮影されました(Thanks!!)。
(みつはし ひろむね)