知っている人もたくさんいるかと思いますが、実は六甲山にはたくさん「モリアオガエル」が繁殖しています。六甲山の山頂付近には意外にも平らなところが多く、池がたくさん作られています。
この池は、氷を作るために作られたものだそうで、神戸に氷を運んでいたそうです。
そんな人工の小さな池に、今はモリアオガエルがたくさん産卵しております。
もともと、六甲山にはモリアオガエルが生息していなかったと考えられており、誰かが森林植物園に放したと言う説が有力ですが、定かではありません。
ですが、池にはたくさんモリアオガエルがいるので、まずは観察するのと同時に、六甲山の山頂の池にはどんな生物が生息しているのか調べてみようということで、「六甲山自然保護センターを活用する会
」の皆様が調査を開始されました。今年いっぱいは調査が継続される予定です。
今まで、六甲山の山頂付近の湿地や池の生物相はあまり知られていませんでしたので、結果が楽しみです。
この観察会で、ちょうど6月16日に現地へ行ったところ、産卵のまっさかりでしたので、まだ観察できるのではないかと思います。六甲山に登山に行かれる方は、ぜひ池の周辺を観察して頂ければと思います。池の中を除けば、モリアオガエルのオタマジャクシや「茶色いモリアオガル」が見つかると思います。
(みつはしひろむね)