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ひとはくは、地域の高等学校と連携した取り組みを行っています。
有馬高校の人と自然科1年生の生徒は、本館のセミナーを年間8回,
一般の方と一緒に受講しています。今日は、本年度の最終回です。



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三田周辺では、恐竜時代の火山活動によってできた有馬層群の上に、その後の河川活動による堆積物である神戸層群や大阪層群が積み重なっています。

有馬高校の近所にもその地層が見られるところがあります。
ここからどのような化石が見つかっているか紹介がありました。
植物の化石や哺乳類の化石など様々なものがありましたね。


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その後、グループごとに神戸層群の葉の化石の仲間分けの実習を行いました。
まずそれぞれの特徴のレクチャーを受けます。

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さあ、化石をじっくり観察してみましょう。

数ある植物の化石の中から、指示された化石をグループの代表が探します。


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グループへ持ち帰り確認、そして研究員へと提出して答え合わせです。

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見事正解! 特徴をよく見ていましたね。



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今回は、一般の化石愛好家の方々も参加され、生徒と一緒に化石の仲間分けにチャレンジされていました。


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◎参加してくれた生徒の感想

・有馬高校の近くでも多くの化石が発見されていることを初めて知った。

・知らない植物がたくさんありました。化石をさがすのがおもしろかった。

1年間にわたってたくさんのいろいろなセミナーが聞けて良かった。

・今後の活動に活かせたらよいと思いました。

 

◎半田研究員より

今回の実習で使ったのは神戸と東条湖の植物化石ですが、有馬高校の周辺にもこのような化石がたくさん埋まっているはずです。
哺乳類の化石もあるのではないでしょうか。
地層が見える所があったら化石を気にして見てくださいね。
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(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

 

 


ひとはく周辺(深田公園)には
トウネズミモチ(モクセイ科)の
高木(高さ約10m)があります。


1月中旬~下旬、その木には
たくさんの果実が成っていて、
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
それを食べに来ています。

画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5723.jpg










▲たくさんの果実が成っている
 トウネズミモチ

この木にヒヨドリが1~2羽くらい
来ているのに気がついて観察をはじめて
から3~4日目には、朝から夕方まで
(いろんな時間帯に)枝葉が広がった
空間に、複数のヒヨドリが頻繁に出たり、
入ったりしていて、たいへん
にぎやかでした。



250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru (2wa de) s-IMG_7960copy.jpg











▲朝、トウネズミモチの枝にいる
 複数のヒヨドリ


果序(果実がついている軸)に
たくさん成っていた果実は、観察をはじめて
5日目の昼には(枝によって異なりますが)、
6~9割くらい食べられてしまいました
(1~4割くらいしか果実が残っていない)。

250122 tounezumimochi no kajitsu ga sukunaku natte iru s-IMG_8181.jpg








 

▲果実がほとんどなくなった
 トウネズミモチの果序


少し離れて見ると、果実がなくなった
果序の軸が赤く見えて目立つように
なりました。

果序の軸を観察すると、
太陽の光がよく当たる方の軸の面は、
より赤みが強いようです。

250123 tounezumimochi no kajyo ( akai ) s-IMG_9172copy.jpg











▲トウネズミモチの果序の
 光がよく当たる方の面


250123 tounezumimochi no kajyo (akakunai) s-IMG_9173copy.jpg












▲トウネズミモチの果序の
 光があまり当たらない方の面

果序の軸の赤い色と、葉の緑色
の組み合わせによって、この木の
枝葉は目立ちます。

250123 tounezumimochi no kajyo s-IMG_8987.jpg










▲トウネズミモチの果序の赤い軸


これが「もうすぐ果実が
なくなるよ~」と知らせて
いるようです。

この果序の軸の赤さは、
まるで「閉店セール」や
「大売出し」などと書かれた
赤い旗のようですね。


この木に来るヒヨドリの数が急に少なく
なりましたが、
メジロが来て果実を食べていましたよ。
メジロくらいの小さな鳥だと、果序の
先の方に残っている果実も食べることが
できるのでしょう。
(これまでも果実を食べに来ていました
が、写真が撮りやすい感じでした。)

250123 mejiro ga tounezumimochi no kajitu wo nerau  s-IMG_9256copy.jpg











▲メジロが、少なくなった果実を
 ねらっているところ


250123 mejiro ga tounezumimochi no kajitu wo kuwaeru  s-IMG_9257copy.jpg











▲メジロが、果実をくわえたところ


トウネズミモチ食堂は、果実がなく
なり 間もなく閉店で~す
(6日目以降はヒヨドリを
ほとんど見なくなりました)。


余談ですが・・・

トウネズミモチの葉を透かして見ると、
葉の周りが縁どりがされていて
(黄色っぽく明るく見えて)キレイです。

また、葉面を見ていると、しあわせな
気分になりますよ。

250123 tounezumimochi no ha wo sukasite miru  s-IMG_9527.jpg










▲トウネズミモチの葉を透かして見る


ちなみに、トウネズミモチの仲間
(同属)のネズミモチと、それぞれの
葉を並べて透かして見ると・・・

画像をクリックして、
写真を拡大して見てください。


250125 nezumimochi to tounezumimochi no ha s-IMG_9996.jpg










▲ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)
 の葉を透かして見る

ネズミモチの葉脈は、中央脈を除いて
ほとんど透けないのですが、
トウネズミモチの葉脈は、中央脈以外
も透けて明るく見えます。
その形をよ~く見ると・・・

ねっ。 しあわせな気分になった
でしょう?


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。


1月中旬、その木には、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
果実を食べに来ています。
ヒヨドリは、トウネズミモチ食堂の
常連?のお客さんです。



画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5745.jpg










▲たくさんの果実がなっているトウネズミモチ



ヒヨドリは、いろいろな時間帯にこの木に
来ているようです(同じ個体かどうかは
わかりませんが・・・)。

運よく、ヒヨドリが果実をくわえている
ところをいくつか写真に撮ることが
できました。

250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru s-IMG_7885copy.jpg










250118 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu s-IMG_5915copy.jpg










250118 hiyodori ga tounezumimochi no kajitu wo kuwaete tobu s-IMG_6632copy3.jpg









 

▲ヒヨドリがトウネズミモチの果実をくわえているところ


ヒヨドリがトウネズミモチの果実を
食べるときの一連のようすは・・・
(これも運よく撮れました!!)

250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 1 s-IMG_7178copy.jpg


← 見定める








250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 2 s-IMG_7179copy.jpg


← くちばしを果実に
  寄せる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 3 s-IMG_7180copy.jpg


← くちばしの先で
  くわえる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 4 s-IMG_7181copy.jpg


← 果実を少し宙に
  浮かせる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 5 s-IMG_7182copy.jpg


← 果実を呑み込む







▲ヒヨドリが果実を食べるようす


高木のトウネズミモチの枝葉の広がり
(樹冠(じゅかん)という)の一部の
下に、コンクリート製の外階段があります。

そこには、トウネズミモチの果実や種子、
葉、果軸、枝などがたくさん
落ちています。

250121 tounezumimochi no kajitu ya syushi , ha ga soto kaidann ni ochiteiru s-IMG_7414.jpg










▲落ちたトウネズミモチの果実や葉、枝など


これらは、鳥たちが枝から枝へ(あるいは
果序から果序へ)移動するときに
落ちているようです。
(お客さ~ん、落としてますよ~)

また、くちばしで 果実を とろうと
したときに落としてしまうことも
あるのかな?

それから、鳥のフンらしきものも
たくさん落ちています。

250121 tounezumimochi no kajitu ya syushi , ha ga soto kaidann ni ochiteiru s-IMG_7461.jpg










▲トウネズミモチと思われる種子が
 入っている鳥のフン?

階段に落ちた果実の中には、
ヒヨドリが、果実をくちばしの先の方で
くわえたあと、呑み込むために宙に浮か
せるのですが、キャッチしそびれる
こともあるのではなかと想像します。

250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru s-IMG_7490copy.jpg











▲ヒヨドリが果実を宙に浮かせているところ
(くちばしを結構大きく開いていますよ)


なお、階段に落ちている果実を(たくさん
あるにも関わらず、)ヒヨドリが
食べているのを(今のところ)見たことが
ありません。

トウネズミモチとしては、鳥類などに
果実を食べてもらって、遠くへ移動して
からフンと一緒に種子を落としてほしいと
思ているのでしょうが・・・


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘


ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。

1月中旬、その木には、(まだ?)たくさんの
果実が残っています。

画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5733.jpg









▲たくさんの果実が残っている
 トウネズミモチの果序

トウネズミモチの
果実の大きさは、
長さが8~10mm、幅が5~6mmです。
種子の大きさは、
長さが6~7mm、幅が3.5~4.5mmです。

250119 tounezumimochi no kajitsu to syushi s-IMG_6721copy.jpg



















▲トウネズミモチの果実(上)と種子

 
果実を食べに この木に鳥が来ていました。
良く目立つのは、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)です。


「ピイーヨ、ピー」や「ヒー、ヒー」、
「ヒーヨ」などと、それぞれが
不規則に鳴いて大変 にぎやかです。


動きが速いのと、トウネズミモチが
常緑樹(じょうりょくじゅ)で、緑の
葉をたくさん つけていることもあり、
何羽いるのか正確にはわかりませんが、
5羽以上、多いときで10羽くらいは
いたような気がします。

250121 hiyodori ga tounezumimochi no mi wo tabete mannzokuge s-IMG_7069copy.jpg











▲トウネズミモチの果実を
 ヒヨドリがくわえているところ



ヒヨドリのほかには、メジロ
(メジロ科)が来ています。


250118 mejiro ga tounezumimochi no kajitsu no tokoro ni iru s-IMG_5629copy.jpg











▲トウネズミモチの枝にいるメジロ


さて、下記の写真にメジロが
何羽 写っているか、
わかりますか?

ぜひ画像をクリックして、写真を
拡大して見てください。

250118 mejiro ga tounezumimochi nos-IMG_5641copy.jpg











▲トウネズミモチの枝に複数いるメジロ
 

メジロは複数いて、飛んで
この木から離れると 皆
ほぼ同じ方向に移動している
ように見えました。

ヒヨドリは、いろんな方向から
入れ替わり立ち代わりで、何度も
来ているようでした。



あっ、さきほどの写真には
メジロが3羽 写っていますよ
(1羽は 飛んでいます)。




皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

2月15日から開催される企画展「価値の手直し展」に先立ち、準備を体験しながらアップサイクルについて学ぶセミナーです。

アップサイクルとは、未活用な資源や捨てられてしまうものを活かして、アイデアやデザイン、ストーリーを加えることで新たな価値を持つ商品やサービスを創出する取り組みのことを言います。

「さて、これは何からできているかな?」

研究員の質問に、子どもたちからはさまざまな答えが飛び交います。


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ある製品を作る過程で出てきた「モノ」、処理するのにとても苦労していた「モノ」が、別の価値を持って生まれ変わり、商品化されているそうです。


こちらのグループは、何かを作っていますね。何かできるのかな?

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私たちが食べているお米、お米ができた後に残る稲穂、昔は家庭で草履やしめ縄などを作るのに使われていましたが、今は生活様式の変化から作られることがめっきり減っていますよね。




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2月15日からの企画展では、「アップサイクル」というテーマを掘り下げ、一度は価値がないと考えられていた「モノ」でも、発想の転換や創造的なアプローチによって新たな価値を付与できることを紹介していきます。

そして、この企画展が生活の中で「モノ」とのより豊かな関わり方を見つめ直す機会となってほしいと考えています。
どうぞお楽しみに!

 

 

◎参加してくれたみなさんの感想

・最初はむずかしかったけど、なんとかほうきができました。(小学生)

・クイズが楽しかった。「へぇー」というものからできていた。
 びっくりした。(小学生)

・「アップサイクル」ということにとても興味がありました。(おとな)

・子どもたちも楽しそうに取り組んでいたのでよかった。(おとな)

 

◎衛藤研究員より

アップサイクルを体感しながら理解を深めてもらえたようでよかったです。

参加のみなさまから、感想などフィードバックを多くいただくことができ、ありがたい機会となりました。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
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