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現在兵庫県だけでも20万頭に近い数のシカが生息しています。
年間に45000頭ものシカを駆除してようやく頭数の増加がみられなくなったそうです。

この増えすぎたシカとどう向き合うのか?

この問題に対して、生物多様性の専門家の視点と、実際に野生動物を追いかける猟師の視点から、お話しするのが今日のセミナーです。
最初に、衛藤研究員から今日の流れについて説明がありました。

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続いて中濵研究員の解説がありました。



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シカの過採食により山の景色が変わってしまった状況は、とくに但馬地域などで顕著です。

また、その影響は植物だけにとどまらず、昆虫を含めた生態系にまで影響を及ぼしています。

生物多様性の研究者の立場から、現状とともにシカが増えすぎてしまった原因や現在行われている対策について解説がありました。




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次に実際に狩猟を行われているジビエハンターの林利栄子氏から、狩猟の様子を聞きました。


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狩猟の具体的な方法や現状の問題点などをわかりやすく解説いただきました。

多数の駆除されているシカの命を何とか活かせる方法はないのか。

ジビエがアップサイクルにつながらないか。
シカとの向き合い方を考えるきっかけとなればという熱い思いを感じることができました。



最後にシカ肉の試食がありました。



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今回試食していただいたシカ肉は、国産ジビエとして認証された基準をクリアしており、百貨店でも販売されているものです。



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みなさん、「おいしい」を連発、試食後も、狩猟について熱心に質問される参加者の方もいらっしゃいました。


 

◎参加いただいたみなさまの感想など

・とても分かりやすくお話しいただきました。

・研究者と猟師、両方のお話を聞くことができてよかった。

・シカ肉のしゃぶしゃぶは初めてでした。

・もっと消費者にもシカ肉のおいしさが広がればよいと思いました。

・まだ、一般家庭との距離感を感じました。

 

◎研究員より

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中濱研究員「シカが引き起こす問題は、なかなか簡単に解決するのは難しいことです。どうすれば解決することができるのか、皆さんの考えるきっかけになれば嬉しく思います。」

衛藤研究員「シカをテーマに、生態系への影響に関する専門的な解説と、狩猟や食肉を取り巻く現状に関するハンターによる解説を同時に聞けるのはおそらくここだけです。多くのみなさまに楽しんでいただけたようで何よりです。

林利栄子氏「今回のイベントで野生動物による被害をどう捉え、私たちにできることは何かを考えるきっかけになってもらえると嬉しいです。野生動物の被害防止の最終出口となる「ジビエ」を、少しでも多くの方に認知してもらえるようにこれからも頑張っていきたいです。」




(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

「海外に行ってみて初めて日本のことがよくわかった」とはよく言いますが、やはり身近な生き物ほど「大して面白いものではない」とナメてしまうのが人間の性です。
しかし、「身近な植物も本当は面白いぞ!」と伝えたいのも、研究員の性なのでしょう。
日本に一人しかいないツユクサ科の系統分類学の研究者が、へんないきもの好きの視点でツユクサ科を紹介します。
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今回参加いただいたみなさまには、普段から植物をよく観察されている方も多かったようで、熱心に質問される姿勢がありました。
研究員もその質問に丁寧に回答しながら、講義が進んでいきました。





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◎参加したみなさまの感想など

・楽しく学べてよかったです。

・ツユクサを標本にするのがむずかしいことがわかりました。

・質問にわかりやすく答えていただきました。

・最近、植物を観察するようになったので、機会があれば次も参加したい。

 

 

◎李研究員より

他の科をテーマにして、さらに展開していったら楽しいだろうなと思っています。lee_circle.png



(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)

立春を過ぎてもまだまだ寒い日々が続いていますね。
2月22日(土)のロアスタッフとあそぼう!は、先週に引きつづき~川でさかなつり~を行いました。

みなさんは川で魚をつったことがありますか?
上流・中流・下流でつれる魚に違いがありますよ~(*^^*)
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ミッションカードですんでいる場所やエサを確認したら、早速さかなつり!!
エサを間違えると、うまくつれません!ちゃんと選べたかな~(^^)/
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たくさんつれたよ!!
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がんばってつってくれたおかげで、立派な「ひとはく川魚水族館」ができあがりました(^^♪

明日は、ひとはく探検隊「石や化石をさがそう」を行います。
ぜひご参加ください!お待ちしております。

フロアスタッフ一同
中濵直之、藤本真里、衛藤彬史ひとはく研究員らが執筆した論文が
2024 Ecological Research Paper Award (25th, from Volume39) を受賞しました。
日本生態学会学術雑誌「Ecological Research」

受賞論文は
Ecological ResearchVolume 39, Issue 5 p. 730-743 Utilization of abandoned land as cattle grazing restores butterfly and flowering plant diversities in Japan Naoyuki Nakahama, Tomo Hamano, Mari Fujimoto, Akifumi Eto
doi:doi.org/10.1111/1440-1703.12494

おめでとうございます。

中濵研究員より
この論文は、但馬牛の耕作放棄地において虫媒植物の花の数やチョウ類の 数が回復したことを示す論文です。兵庫県に大きくかかわる 論文が論文賞を受賞でき、とても嬉しく思っております。
昨日より新企画展「価値の手直し展」がはじまりました!
そして本日、関連イベントのはかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」が開催されました。

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まずは「もったいないはかせ」の衛藤研究員といっしょに、みんなで展示を見ました。
いろんなものが新しいアイデアで素敵に生まれ変わります。
もったいない!が大切だね。
今日使うおやさいクレヨンもあるね。
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さて、どんな色がでるかな~?やさしい色だね。

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ほんもののお野菜をみながら、おやさいクレヨンでお絵描きしたよ!
次回の「おやさいクレヨンってなあに?」は3月16日(日)です。

これからも「価値の手直し展」関連のイベントが目白押し!
みなさまのご参加をお待ちしています。

フロアスタッフ一同
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