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本日、ひょうご恐竜化石国際シンポジウムが当館ホロンピアホールで開催されました。県内外からの参加者により会場は満員となりました。

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会場風景

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中瀬ひょうご恐竜化石国際シンポジウム      井戸知事のあいさつ
実行委員会会長のあいさつ


国際シンポジウム「白亜紀前期の恐竜研究最前線」では日本はもちろん、
アメリカ、中国、フランスから世界有数の研究者が講演されました。

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  三枝春生研究員の基調講演   ジェームス・カークランド 氏

                    アメリカ・ユタ州地質調査所 研究員


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     徐 星 氏            對比地孝亘 氏
中国科学院古脊椎動物古人類学研究所    東京大学大学院理学系研究科 講師
                教授

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     柴田正輝 氏          ロマン・アミョ 氏

  福井県立恐竜博物館 研究員     フランス クロード・ベルナール・
                          リヨン第一大学 研究員

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     山田敏弘 氏            楠橋 直 氏
 金沢大学理工研究域自然システム学系 
    愛媛大学大学院理工学研究科 助教
                      准教授

 

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パネルディスカッションのようす

 

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岩槻館長のあいさつ

 

明日は、会場を丹波市のやまなみホール、山南住民センター、丹波竜化石工房に移してさまざまなイベントが開催されます。

 

当日参加可能なイベントもあります。

詳しくはこちらをご覧ください。

           → http://hitohaku.jp/top/dinosaur_symp.html

 

恐竜TF   

 

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして25

 

ユニバーサルなホームページを考える事

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

 

 

Hitohaku_HP.JPG 

 今度、人と自然の博物館のホームページを変える計画があります。デザインは大きく変えないようですが、新しい機能が必要になることもあります。時に応じて変更することは大切です。

 

 ホームページの管理は、人と自然の博物館では情報管理課の方たちが責任を持っていますが、研究者の立ち場で意見を言うことも必要です。研究者の三橋弘宗さんはコンピュータに詳しいので、研究者の立場で意見を言う役を引き受けています。わたしは、その三橋さんから「ホームページをユニバーサルなものにしていく、よいアイデアがあれば教えて下さい」と言われました。ただし、お金はないのだそうです。

 

 わたしのこの「ユニバーサル・ミュージアムをめざして」というブログは、趣旨から言えば、本当は博物館全体を「ユニバーサル・ミュージアム」にするにはどうするかと考えるべきです。しかし、ひとはくの建物は建って20年以上が経っています。今からユニバーサルなものを立て直すのは大事です。ただ、館員が行うサービスを変えるのなら建てかえるよりは簡単ですし、機会がある時にホームページを「ユニバーサル・ミュージアム」らしいものに作りかえるのも、それほどお金はかかりません。それに、ホームページのユニバーサル化は、いろんな企業が進めています。すでにノウ・ハウもあるに違いありません。現にハンドブック (1) の類(たぐい)も、いろいろ出ています。

 

 そこで、わたしは、わたしにしか書けないモノを考えて、ブログに書いてみることにしました。ホームページのユニバーサル化がどんな事に注意するべきなのかは、それぞれのハンドブックに任せます。ぜひ、そちらを見て下さい。

 

 まず、わたしはどんな人間かを書いておきます。

 

 わたしには、漢字の学習障がい(LD)があります。上に書いた「ハンドブックの類」ということばには、「たぐい」というルビがないと、ついつい「るい」と読んでしまいます。ですから、ルビは振ってあるとうれしい。これは生まれつきです。

 

 それから、高次脳機能障がいもあります。11年前に脳梗塞(こうそく)になり、その後遺症(こうい・しょう)でマヒがあります。そして、疲れると失語が出るようになりました。ホームページに関係しそうなことでは、失語の経験が役に立ちそうです。

 

 失語症は脳に受けたダメージによっていろいろな症状が出てきます (2) 。そのような症状のひとつが、「長い文章を読み切れるほど根気が続かない」というものです。朝、起きてすぐとか、午後、疲れてくると、長い文章が読み切れなくなります。たとえば新聞の社説ぐらいになると、途中で休憩しないと読み切れません。新聞だと、毎日毎日、そんなに大きく論旨が変わるわけではありませんから、この新聞社は、だいたい○○のことを言っているのだとわかってしまいます。少なくとも、そのわかったような気持ちになります。すると、そこで止めてしまいたいのです。ですからわたしは、とんでもない誤解をしているニュースも、きっとあるはずです。

 

 そんな時、コンピュータが使えるのなら、自動読み上げソフト (3) を使います。自動読み上げソフトは、もともと全盲や弱視の視覚障がい者が使っていたものですが、わたしのように失語の出る人や高齢で字を読むことが苦痛になった人、LDで読めないという人にも役に立つはずです (4) 。自動読み上げ機能は、ぜひ入れて下さるようにお願いしましょう。

 

 ふたつ目は老眼です。わたしは年相応の老眼ですから、小さな字で、何でもかんでも情報は入れてあるような文章は、読む気が起こりません。そのような文章は、ひょっとして、書いたご本人でさえ二度と読まないのではないでしょうか? これでは、情報を伝えるという、一番大事な文章の役割を投げ捨てているようなものです。ただ「書いた」という事実が残るだけです。少なくとも、ある年齢以上の人は読めません(し、まだ文字のリテラシーが発達していない小さな子どもや知的障がい者は読みません)。

 

 どのコンピュータでも、普通は字の大きさが調節できます。しかし、目立つところにボタンがあって、簡単に画面操作で大きくなったり、小さくなったりするのでなければ、大抵の人は諦めてしまいます。コンピュータの苦手な人は特にそうです。字の大きさの調節機能は、ちょっと気の利いたホームページなら、付いているものです。これは、ぜひ入れていただくことにしましょう。

 

 三つ目は字の形への注文です。わたしはLDだと書きましたが、デスレクシア(=難読症)というほどではありません。デスレクシアの人は、縦棒(たてぼう)と横棒(よこぼう)の太さが違うと、全体でイメージがつかみにくくなるのだそうです。具体的には漢字です。アルファベットもそうなのかもしれませんが、漢字は典型的です。

 

 漢字は、よく明朝体で書きます。この明朝体というのは、縦の線と横の線の太さが違います。つまり、明朝体で書いた文章は、一部の人には、よくわからないということになります。ところが縦と横の太さが同じゴシックや丸ゴシックは、デスレクシアの人でもイメージしやすいのです。そのためにユニバーサル・デザインでは、なるべく明朝体は避け、ゴシックや丸ゴシックを使います。少なくとも、「全ての人にわかりやすいユニバーサルなものを」と心掛けている人なら、そうするでしょう。ホームページを書く時には、デスレクシアの人に見やすい字体をそろえておけばいいのです。

 

 今日、考えたユニバーサルなホームページで、少なくとも、わたしにわかりやすいものは、(1) 読み上げ機能が付いている事、(2) 字の大きさの調節機能が付いていること、(3) 明朝体は止めて、縦と横の太さが同じ字体で表すこととなります。でもこれは、LDで高次脳機能障がいがあるわたしにとっての見やすいホームページです。別の人には、また別の機能が必要になるでしょう。

 

 それにしても、デスレクシアの人には、字体によって意味が理解しやすかったり、理解しにくかったりするなんて、多くの人は想像もできないでしょう。わたしは、デスレクシアで学校の先生になった神山 忠さんの講演 (5) で、初めて知りました。でもLDの人は左右が区別しにくいので――わたしの場合は<へん>と<つくり>がゴチャゴチャになったり、“C”は“⊂”であったか“⊃”であったか、わからなくなったりします――、わたしには何となく理解できます。

 

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(1) 兵庫県では「ホームページ作成において配慮している項目」で、どのような内容に配慮するべきと考えているかが出てきます。

http://web.pref.hyogo.lg.jp/ud/consideration.html

また「ユニバーサルデザインに配慮したホームページ作成のガイドライン」が兵庫県県民政策部知事室広報課から公表されています。

http://web.pref.hyogo.lg.jp/documents/guideline_all.pdf

でも、これはコンピュータを使い慣れた方向きのような気がします。わたしには、ちょっとね……。

 兵庫県以外にも、さまざまな自治体や企業、市民団体が、誰にでも使いやすいホームページの作り方を公表しています。

 

(2) 失語症者の一般的な情報は、三谷(2011

http://hitohaku.jp/research_collections/no22pdf/HN22_06_43_51.pdf

や三谷(2012

http://hitohaku.jp/research_collections/no23pdf/NH23_05_61_67.pdf

にまとめました。ご覧下さい。

 

(3) 有償ですが、わたしはドキュメント・トーカを使っています。

http://www.createsystem.co.jp/DTalkerSapi1.html

 

(4) 自動読み上げ機能はデイジー(DAISY)に似ていますが、デイジーでは字が数行表れ、読み上げているところの色が変わります。中でもマルチメディア・デイジーでは動画や静止画も利用できます。(5) の神山 忠さんの講演はマルチメディア・デイジーです。マルチメディア・デイジーは視覚情報が大切ですから、視覚障がい者ではない人向きです。それに、視覚障がい者がホームページを<読む>時には、自分用の自動読み上げソフトを入れています。

 

(5) 神山 忠さんの講演はユーチューブで見ることができます。「デスレクシア」の講演は長いので、1から4に分けてあります。

http://www.youtube.com/watch?v=YISIvygN08I

http://www.youtube.com/watch?v=O9vZoRhFqng

http://www.youtube.com/watch?v=ALplOx0eHW4

http://www.youtube.com/watch?v=7UJFGob2O8c

神山 忠さんの講演のようすを流していますが、まさにこれがマルチメディア・デイジーです。

 

 

 

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三谷 雅純(みたに まさずみ)

兵庫県立大学 自然・環境科学研究所

/人と自然の博物館

やっと寒さが和らいで、暖かい日が続くようになってきましたね♪

 

32日(土)3日(日)、ひとはくでは「けんちくかの日」のイベントが行われました!(^○^)

 

スタッフが作った架空のまちに、みんながそれぞれ作ったお家を建てて、

素敵な街づくりには何が必要なのか?をみんなで考えます。

 

まずは、「くぬぎちゃん」が登場するお話をみんなで聞きます。

みんなすっかりお話の世界に入り込んでいます!

    machitanken-as.jpgお話が終わったら、さっそくじぶんのお家をつくりましょう♪

みんなどんなお家に住みたいかな?

 

s-P1150108-a.jpg お家が完成したら、いよいよまちにお家を建てます!

ie.jpg駅の近くはやはり便利なだけあって大人気!?

近くにショッピングセンターもあるしね(^v^)

でも、緑のたくさんある畑や田んぼの周辺も結構人気でした!

 

 

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みなさんも、じぶんのまちにどんなものがあるのか探検してみましょう♪

 

 

                                                                                 フロアスタッフ たにぐち

本日、ボルネオ・ジャングルスクール卒業生の集いがひとはくで行われ懐かしい面々が顔を合せました。第1回目の卒業生から昨年参加した14回生まで、24名の卒業生と保護者の方々を含め49名の参加者がありました。

卒業生のつどい

開会のあいさつの後、14回生の近況報告がありました。また、お世話になった自然観察指導員の安間先生、昨年同行していただいた絵本作家 おおとも やすおさん、なとりちづさんの二人にも参加いただき懐かしい話でいっぱいでした。

あいさつをする14回生  安間先生と久々の再開のサムネール画像

それぞれ近況報告をする昨年度参加した14回生  安間先生と久しぶりの会話をする卒業生

参加してくれたジャングルスクール卒業生たち                                                       最後に参加した卒業生で記念写真


サバ大学での収蔵庫見学ツアーは経験した卒業生たちですが、その後、希望者は高橋校長と橋本主任研究員・布野研究員引率のもと、オープンセミナーで行っているひとはくの収蔵庫見学ツアーに出かけました。

  収蔵庫棟見学  期待膨らむ収蔵庫棟入口    

    集合する卒業生と保護者のみなさん       収蔵庫入口では期待が膨らむます

日本最後のコウノトリ                                                       貴重な資料の数々の収蔵庫
                                                 (写真は日本最後のコウノトリの剥製です)

現在の時点では、来年度もボルネオジャングルスクールは実施を予定していますが、詳しいことは4月以降にホームページ等でお知らせいたします。また、卒業生のつどいに参加できなかったみなさんも、次回は是非参加してくださいね!

情報管理課 阪上勝彦

明石公園の昆虫展

2013年3月 8日
ひとはくのセミナー「ユース昆虫研究室」では、昆虫の好きな中学生たちが、毎月、昆虫を採集したり、標本をつくったり、といった活動をしています。
2011年、2012年の2年間、中学生の調査員たちは、兵庫県立明石公園の昆虫を調べました。このたび、みんなでつくった標本や解説パネル、生態写真を展示し、その成果をご紹介いたします。ぜひご覧ください。
会期 2013年3月20日(水祝)~31日(日)
3月20日はみんなで設営作業をしていますが、そのようすもご覧いただけます。
会場 明石市立文化博物館 小展示室 <ひとはくではありません!>
明石市上ノ丸2丁目13-1 TEL: 078-918-5400
※ 博物館所定の観覧料が必要です
presented by ユース昆虫研究室2011・2012
調査員(受講者) 井上 元・江田信之介・小川哲矢・坂本貴海・菅澤祥史・高尾海星・高橋奏太・多田実央・中谷朱里・長谷川千紘・藤田将門・牧田 習・松井颯汰・溝手 舜・望月沙綾・矢部清隆
アシスタント 安達誠文・中瀬大地・前田 慈・前田 慧・森野光太郎(ひとはく連携活動グループ テネラル)
講師 一井弘行(明石市立文化博物館)・八木 剛(兵庫県立人と自然の博物館)
2013年度のユース昆虫研究室は、六甲山上にある、兵庫県立六甲山自然保護センターを会場として実施します。くわしい内容や日程は、こちらから。
(ユース昆虫研究室は、中学生限定です。小学生には、昆虫サマースクール、鳴く虫キッズ大集合!をご用意しています。高校生以上の方には、ひとはく展示課むし係をご用意しています。)
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(八木 剛@自然・環境評価研究部)
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