| 交通アクセス | サイトマップ |
文字サイズの変更

ご利用案内

交通アクセス

利用案内(観覧料金)

団体でのご利用

バリアフリー情報

ひとはくの展示

セミナー情報


ひとはく活用術

移動博物館車 ゆめはく

ひとはくセミナー倶楽部

ひとはく新聞ハーモニー

恐竜化石

ひとはくKids

行政や企業の方へ「シンクタンク事業」

学校関係者の方へ「学校教育支援」


7月2日から始まる企画展「クモ展」のフロアスタッフへのレクチャーが研究員から行われました。この企画展は、「クモは不気味で気持ち悪い?」というイメージを変えるため、ポスターも明るい色や水玉でまとめてみました。

IMG_3578.JPG IMG_3580.JPG

「クモ」といえば、「クモの巣」が特徴ですが、我々が普段見慣れたものから、少し形の違うものまでさまざまなものが展示されています。博物館の窓についていたものもあります。

IMG_3585.JPG IMG_3594.JPG

クモや昆虫が紡ぎ出す糸の構造やその遺伝的基盤を解析し、微生物を活用することによって、新しいタンパク質素材を開発して、化粧品や衣類に応用している会社もあるそうです。

クモは、虫ですが昆虫ではありません。節足動物門というグループに属し、昆虫などの六脚亜門、エビ・カニの仲間の甲殻亜門、ムカデ・ヤスデなどの多足亜門、そしてクモの属する鋏角(きょうかく)亜門の4つに分けることができます。鋏角亜門は、昆虫が触角を持つ部分にハサミ状の鋏角を持つのが特徴で、ウミグモ、カブトガニ、サソリ、ダニも同じ仲間です。

私たちが認識するクモは、鋏角亜門のなかのクモ目(もく)というグループに属し、世界で52000種以上記録され、135科のグループに分類されます。

IMG_3588.JPG IMG_3591.JPG
IMG_3592.JPG IMG_3590.JPG

今回の企画展では、食事や子育てなど、私たちとシンパシーを感じる部分とともに、クモの多様性に焦点を当てています。特に、もっとも種多様性が高く、発達した眼を頼りに餌を捕まえる行うハエトリグモ科と、微小ながらクモ目の中で2番目に種多様性の高いサクラグモ科について、写真とともに標本の展示を行っています。クモの生物としての新たな一面、捕食の様子、網(クモの糸)の特徴など、深く知ることができる展示となっています。どうぞお楽しみに!

◎参加したスタッフのコメント

・クモは昆虫ではない、クモの巣(網)には、様々なタイプがあることなど、新たな発見がありました。新しい知識を得ることができました。

・楽しくしくわかりやすい展示解説となるように、努力します。

◎山﨑研究員より

企画展は2025年の113日までのロングラン展示となります。10月には、「摩訶不思議なクモの世界」のセミナーも計画しています。来館される皆様に普段はあまり知られていない「クモ」への新たな認識を持っていただけるとうれしいです。(この記事に関しましては、生涯学習課にお問い合わせください。文責 生涯学習課)

yamasaki_circle.pngのサムネイル画像





ひとはく周辺(深田公園)には
ヤマモモ(ヤマモモ科)の高木
(♀の木)があります。

深田公園のヤマモモの果実は、
小粒(チビ)のものが多いよう
です。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

yamamomo no kajitu  240629 s-IMG_0516.jpg













▲深田公園のヤマモモの果実(小粒)

ヤマモモには、いろいろな品種が
あるようで、神戸市北区の
ある公園やその周辺の緑道
沿い に植えてあるヤマモモは
大粒の果実が多いようです。

yamamomo no kajitsu ootsubu 240630 s-IMGP3391.jpg











▲神戸市北区の公園のヤマモモの果実(大粒)


果肉部分(粒状の突起がある外果皮)
に覆われた 中心部にある堅いものは、
「核」(かく)と言って果実の部分です。
この中に種子の部分があります。

yamamomo no chiccyai kajitu to kaku  240629 s-IMG_0630copy.jpg













▲深田公園の果実の縦断面(左)と核(中央)と果実(右)



どれくらい大きさに違いがあるのか、
深田公園と神戸市北区の公園とで、
ヤマモモの果実をくらべてみました。

yamamomo no kajitsu no omosa no sokutei 240630 s-IMG_0816.jpg













▲神戸市北区の公園のヤマモモの果実(大粒)の重さを測定中




yamamomo no kajitsu no omosa no sokutei 240630 IMG_0834.jpg













▲深田公園の果実(左)と神戸市北区の公園の果実(右)


測定結果で~す。

<ヤマモモの果実の重さ(g)>  
深田公園(10個)   神戸市北区の公園(10個)  
幅 0.8~1.7 g     幅 10.0~14.8 g
平均 1.1 g/1個    平均 12.9 g/1個


<ヤマモモの果実の直径(㎝)>  
深田公園(10個)   神戸市北区の公園(10個)
幅 1.2~1.5 ㎝    幅 2.7~3.0 ㎝
平均 1.3 cm/1個  平均 2.9 cm/1個

この結果をみると、

果実の重さは、 深田公園のものは、
神戸市北区の公園のものの 10分の1以下
です。

果実の直径は、 深田公園のものは、
神戸市北区の公園のものの 半分以下です。

ちなみに、いくつかの植物図鑑をみると、
『ヤマモモの果実の直径は1.5~2㎝』と
書かれていました。

この図鑑の値を基準(普通盛り?)にすると、
深田公園のヤマモモの果実は、やや小粒なので
「ヤマモモ食堂のチビ盛り店」で、
神戸市北区の公園のヤマモモの果実は、大粒なので
「ヤマモモ食堂のデカ盛り店」
というところでしょうか。


『私は、丸吞みできる「チビ盛り店」の方が好き』と
ヒヨドリが言ったとか、言わないとか。

hiyodori ga yamamomo no kajitu wo 240628IMG_0268copy.jpg

















▲深田公園のヤマモモの果実をくわえているヒヨドリ
(もちろん、このあと果実を丸呑みしましたよ)



皆さんも 周辺の環境で生きもの の
観察をしてみませんか。     

          研究員 小舘

6月30日(日)のフロアスタッフとあそぼう!くるくるとぶタネでした~★                                           
s-DSC04254.jpg

昨日に引き続き、みんなで作ったフタバガキの模型を飛ばしました!s-DSC04220.jpg
DSC04224.JPG









みんな上手に飛ばせたね!◝(☆∇☆)◜✧
s-DSC04239.jpgs-DSC04247.jpg








くるくるキレイに回って楽しかったね!
ご参加いただきありがとうございました!お家でも作ってぜひ飛ばしてみてください♪

次回7/6(土)のフロアスタッフとあそぼう!川でさかなつりです!
たくさんのおともだちが遊びに来てくれるのを楽しみにしております<◎)))彡

フロアスタッフ かわた ゆりな
ひとはく周辺(深田公園)には ヤマモモ
(ヤマモモ科)の高木 (♀の木)があります。

6月中旬ごろにはたくさんの 果実が
枝に成っていました。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

yamamomo no kajitsu 240621 s-IMG_8539.jpg













▲ヤマモモの果実の状態(6月21日撮影)

上記の写真から1週間後(6月下旬)まで、
たくさん成っていた同じ木を見ると
果実がかなり減っています。

yamamomo no kajitu 240628 IMG_0102copycopy.jpg














▲ヤマモモの果実の状態(6月28日撮影)


ヤマモモ食堂に来て、 枝葉に止まって
その場で果実を食べる(イートイン) する
お客さんや 果実をくちばしでくえて
枝葉から離れて別の場所で 食べる
(テイクアウト)するお客さん がいるのを
前のブログ(下記のアドレス)で紹介しました。

ヤマモモ食堂のお客さん(イートイン 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3103/

ヤマモモ食堂のお客さん(テイクアウト 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3105/




hiyodori ga yamamomo no kajitsu wo tabeteiru 240628 IMG_0178copy.jpg


















hiyodori ga yamamomo no kajitsu wo tabeteiru 240628 IMG_0179copy.jpg





「わぉ!」













hiyodori ga yamamomo no kajitsu wo tabeteiru 240628 IMG_0180copy.jpg



















▲ヤマモモの枝で果実を「わぉ!」の口して
食べているヒヨドリ(ヒヨドリ科)



isohiyodori no mesu ga yamamomo no kajitu ga natteiru ki no chikakuniiru 240624 s-IMG_8818.jpg



「わぉ!」










▲別の場所で果実を「わぉ!」の口して
食べているイソヒヨドリ(ヒタキ科)

==============================================
<ご案内> ひとはくでは、現在(7月7日まで)下記の展示を行っております。

タイトル:わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト
   「第9回 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展」
期間:令和6年6月8日(土)~7月7日(日)
場所:3階展示ギャラリー

詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/photocontest2024.html
==============================================

今回はデリバリー編です。
ヤマモモの果実は、雨が降ったり、 風が
吹いたりすると、 下に落ちてしまいます。
また、熟すると結構落ちやすい みたいです。


レンガ風コンクリートブロックなどで
舗装してある緑道沿いにあるヤマモモ
の木から、たくさんの果実が落ちると
どうしても通行者に踏まれてしまいます
(ある・ある ですね)。

通行者に踏まれると舗装が汚くなって
しまいます。 また時間が経つと発酵
したような匂いがします。
掃除も大変です(清掃の方お疲れ様です)。


さて、今回は枝から落ちた(デリバリーされた)
果実を利用していると思われる生きものを
紹介します。

まずは、スズメ(スズメ科)です。
枝上で食べる場合もあるようですが
(人が見ていると食べないようです)、
落ちた果実をくちばしでつついている
姿の方がよく見られます。

suzume ga yamamomo no kajitsu wo tabeteiru 240628 IMG_0242copy.jpg


















▲落ちた果実をつついているスズメ

s-suzume 240628 IMG_0186copy.jpg


















▲ヤマモモの枝に止まっているスズメ



次にアリ類(アリ科)です。


yamamomo no kajitu  ni ari 240629 s-IMG_0686copy.jpgyamamomo no kajitu  ni ari 240629 s-IMG_0708copy.jpg















▲落ちた果実によってきたアリ類

アリ類の種類によっては、エサとなる
ものを砂で隠す 性質があるようです。
ここの舗装はレンガ風のコンクリートブロックで
その下には白っぽい砂が敷き詰められています。

コンクリートブロック間の隙間からアリ類が
舗装の表面に白っぽい砂を集めて積み上げています。

ari ga 240626 IMG_9756copy.jpg

















▲落ちた果実の周辺を砂で隠そうとしている?


一方、舗装の端の方にたまった果実には、
オカダンゴムシ (ダンゴムシ科)も
近よってきています。


okadangomushi ga 240625 IMG_9018copy.jpg


















▲果実に集まっているオカダンゴムシ

ほんとに果実を食べているのかな?


今回のデリバリー編では、実際に
食べているか どうかということを
写真に収めることは できていません
(近くによってきただけかも 知れません)。

でも、落ちた果実を利用している
生きものは他にもいるでしょうね。
(「ええ。甘酸っぱいですよ。」←私の心の声)

皆さんも 周辺の環境で 生きものの
観察を してみませんか。

              研究員 小舘




6月29日(土)のフロアスタッフとあそぼうは「くるくるとぶタネ」でした♪

みんなは知っているかな?
博物館の1階に板根(ばんこん)とフタバガキの展示があります
s-DSC04205.jpgs-DSC04202.jpg
この大きな木は熱帯雨林のジャングルに生えていて高さ70メートルもあるんだって!!

フタバガキの拡大模型を見てみるとハネがあるんだよ・・・
きょうはみんなでフタバガキのタネの模型をつくったんだ(*^-^*)♪
s-DSC04210.jpgs-DSC04206.jpg

完成したら、はじめは低い場所から飛ばしてみて...
次は高い所から飛ばしてみたよ!!
s-DSC04216.jpg
くるくると回りながら落ちるふしぎなタネでしたね(*^-^*)
楽しかったな~
お家でもぜひ作ってみてね☆

明日 30日(日)も行います。みなさまのご参加お待ちしております♪

フロアスタッフ一同
Copyright © 1992-2023, Museum of Nature and Human Activities, Hyogo, All Right Reserved.