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ひとはく周辺(深田公園)には
トウネズミモチ(モクセイ科)の
高木(高さ約10m)があります。


1月中旬~下旬、その木には、
1週間くらいで集中的に
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
果実を食べに来ていました。

この木の枝葉の広がりの下には、
コンクリート製の外階段や、
樹林の地表面および他の植物が
生えていたりします。

ヒヨドリが来るようになって
階段の表面や手すりの部分に
鳥類のフン?と思われるものが
たくさん落ちているのが
見られます。


画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250125 tounezumimochi no ha ya kajitu nado ga ochiteiru soto kaidans-IMG_0057.jpg










▲階段のコンクリート面に落ちている、
 トウネズミモチの 果実や種子、
 葉、枝、鳥類のフン?など




250120 tounezumimochi no syushi ga fukumareta hiyodori no fun ga kinnzoku no tesuri ni s-IMG_6795.jpg










▲階段の手すり部分に落ちている
 鳥類のフン?など



250123 kantubaki no ha ni tori no funs-IMG_9109.jpg










▲カンツバキの葉に落ちている
 鳥類のフン?など




250127 tounezumimochi no syushi ga kanntsubaki no ha no ueni s-IMG_0336.jpg










▲トウネズミモチの高木の下の方の
 枝の葉に落ちている鳥類のフン?など

それらの鳥類のフン?と思われる
ところにトウネズミモチの種子
があったりします。

ちなみに1月下旬に採集した
トウネズミモチの種子の写真を
撮ってみました。

果実は熟していると思ったのですが、
その中の種子は緑色でした
(まだ十分熟してない?)。

s-250127 tounezumimoichi no syusi s-IMGP2347 copy2.jpg














▲トウネズミモチの種子
 (縦方向にシワがあります。
  熟すと茶色っぽくなる?)

トウネズミモチとしては、遠くへ
行ってフンをして(種子散布をして)
ほしいと思っていることでしょう。




トウネズミモチの高木の近くに
ヒラドツツジ(ツツジ科)の
植え込みがあります。

この植え込みは、定期的に高さを
1mくらいに伐り揃える手入れが
されています。

しかし、その揃えられた高さよりも
高く成長したトウネズミモチが
複数見られたりします。

250125 tounezumimochi ga hiradotutuji no uekomikara dete iru s-IMG_0004.jpg250120 tounezumimochi ga hiradotutuji no  uekomi ni haeteiru  s-IMG_7007.jpg










▲ヒラドツツジの植え込みから
 伸びたトウネズミモチ(1月下旬撮影)

それらは、手入れのときに
ヒラドツツジと同じ高さに
伐られるのですが、
伐られた位置の近くから
新しく枝を伸ばして再生し
高くなっています。

250122 tounezumimochi  ga hiradotutsuji no uekomi ni  s-IMG_8829.jpg










▲伐られた跡があるトウネズミモチ


毎年、種子が供給されているようで
ヒラドツツジの植え込みの中に
トウネズミモチの幼木や双葉などの
実生個体(種子から発芽して生じた
もの)が見られます。

250123 tounezumimochi no youboku to mebae(futaba) s-IMG_9783copy.jpg











▲ヒラドツツジの植え込みの中の
 トウネズミモチの実生個体
 (1月下旬撮影)


種子が散布された(食堂でいえば、
暖簾(のれん)分け?をしてもらった)
のですが、まだ、果実や種子を作るまで
には至っていない(食堂としてオープン
できていない?)という状況でしょうか。



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはくは、地域の高等学校と連携した取り組みを行っています。
有馬高校の人と自然科1年生の生徒は、本館のセミナーを年間8回,
一般の方と一緒に受講しています。今日は、本年度の最終回です。



IMG_4306.JPG IMG_4308.JPG


三田周辺では、恐竜時代の火山活動によってできた有馬層群の上に、その後の河川活動による堆積物である神戸層群や大阪層群が積み重なっています。

有馬高校の近所にもその地層が見られるところがあります。
ここからどのような化石が見つかっているか紹介がありました。
植物の化石や哺乳類の化石など様々なものがありましたね。


IMG_4313.JPG IMG_4312.JPG

その後、グループごとに神戸層群の葉の化石の仲間分けの実習を行いました。
まずそれぞれの特徴のレクチャーを受けます。

IMG_4311.JPG

 

 

 

 







さあ、化石をじっくり観察してみましょう。

数ある植物の化石の中から、指示された化石をグループの代表が探します。


IMG_4323.JPG

 

 

 

 








グループへ持ち帰り確認、そして研究員へと提出して答え合わせです。

IMG_4321.JPG










見事正解! 特徴をよく見ていましたね。



IMG_4322.JPG











今回は、一般の化石愛好家の方々も参加され、生徒と一緒に化石の仲間分けにチャレンジされていました。


IMG_4324.JPG

 












◎参加してくれた生徒の感想

・有馬高校の近くでも多くの化石が発見されていることを初めて知った。

・知らない植物がたくさんありました。化石をさがすのがおもしろかった。

1年間にわたってたくさんのいろいろなセミナーが聞けて良かった。

・今後の活動に活かせたらよいと思いました。

 

◎半田研究員より

今回の実習で使ったのは神戸と東条湖の植物化石ですが、有馬高校の周辺にもこのような化石がたくさん埋まっているはずです。
哺乳類の化石もあるのではないでしょうか。
地層が見える所があったら化石を気にして見てくださいね。
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(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

 

 


ひとはく周辺(深田公園)には
トウネズミモチ(モクセイ科)の
高木(高さ約10m)があります。


1月中旬~下旬、その木には
たくさんの果実が成っていて、
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
それを食べに来ています。

画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5723.jpg










▲たくさんの果実が成っている
 トウネズミモチ

この木にヒヨドリが1~2羽くらい
来ているのに気がついて観察をはじめて
から3~4日目には、朝から夕方まで
(いろんな時間帯に)枝葉が広がった
空間に、複数のヒヨドリが頻繁に出たり、
入ったりしていて、たいへん
にぎやかでした。



250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru (2wa de) s-IMG_7960copy.jpg











▲朝、トウネズミモチの枝にいる
 複数のヒヨドリ


果序(果実がついている軸)に
たくさん成っていた果実は、観察をはじめて
5日目の昼には(枝によって異なりますが)、
6~9割くらい食べられてしまいました
(1~4割くらいしか果実が残っていない)。

250122 tounezumimochi no kajitsu ga sukunaku natte iru s-IMG_8181.jpg








 

▲果実がほとんどなくなった
 トウネズミモチの果序


少し離れて見ると、果実がなくなった
果序の軸が赤く見えて目立つように
なりました。

果序の軸を観察すると、
太陽の光がよく当たる方の軸の面は、
より赤みが強いようです。

250123 tounezumimochi no kajyo ( akai ) s-IMG_9172copy.jpg











▲トウネズミモチの果序の
 光がよく当たる方の面


250123 tounezumimochi no kajyo (akakunai) s-IMG_9173copy.jpg












▲トウネズミモチの果序の
 光があまり当たらない方の面

果序の軸の赤い色と、葉の緑色
の組み合わせによって、この木の
枝葉は目立ちます。

250123 tounezumimochi no kajyo s-IMG_8987.jpg










▲トウネズミモチの果序の赤い軸


これが「もうすぐ果実が
なくなるよ~」と知らせて
いるようです。

この果序の軸の赤さは、
まるで「閉店セール」や
「大売出し」などと書かれた
赤い旗のようですね。


この木に来るヒヨドリの数が急に少なく
なりましたが、
メジロが来て果実を食べていましたよ。
メジロくらいの小さな鳥だと、果序の
先の方に残っている果実も食べることが
できるのでしょう。
(これまでも果実を食べに来ていました
が、写真が撮りやすい感じでした。)

250123 mejiro ga tounezumimochi no kajitu wo nerau  s-IMG_9256copy.jpg











▲メジロが、少なくなった果実を
 ねらっているところ


250123 mejiro ga tounezumimochi no kajitu wo kuwaeru  s-IMG_9257copy.jpg











▲メジロが、果実をくわえたところ


トウネズミモチ食堂は、果実がなく
なり 間もなく閉店で~す
(6日目以降はヒヨドリを
ほとんど見なくなりました)。


余談ですが・・・

トウネズミモチの葉を透かして見ると、
葉の周りが縁どりがされていて
(黄色っぽく明るく見えて)キレイです。

また、葉面を見ていると、しあわせな
気分になりますよ。

250123 tounezumimochi no ha wo sukasite miru  s-IMG_9527.jpg










▲トウネズミモチの葉を透かして見る


ちなみに、トウネズミモチの仲間
(同属)のネズミモチと、それぞれの
葉を並べて透かして見ると・・・

画像をクリックして、
写真を拡大して見てください。


250125 nezumimochi to tounezumimochi no ha s-IMG_9996.jpg










▲ネズミモチ(左)とトウネズミモチ(右)
 の葉を透かして見る

ネズミモチの葉脈は、中央脈を除いて
ほとんど透けないのですが、
トウネズミモチの葉脈は、中央脈以外
も透けて明るく見えます。
その形をよ~く見ると・・・

ねっ。 しあわせな気分になった
でしょう?


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。


1月中旬、その木には、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)が
果実を食べに来ています。
ヒヨドリは、トウネズミモチ食堂の
常連?のお客さんです。



画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5745.jpg










▲たくさんの果実がなっているトウネズミモチ



ヒヨドリは、いろいろな時間帯にこの木に
来ているようです(同じ個体かどうかは
わかりませんが・・・)。

運よく、ヒヨドリが果実をくわえている
ところをいくつか写真に撮ることが
できました。

250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru s-IMG_7885copy.jpg










250118 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu s-IMG_5915copy.jpg










250118 hiyodori ga tounezumimochi no kajitu wo kuwaete tobu s-IMG_6632copy3.jpg









 

▲ヒヨドリがトウネズミモチの果実をくわえているところ


ヒヨドリがトウネズミモチの果実を
食べるときの一連のようすは・・・
(これも運よく撮れました!!)

250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 1 s-IMG_7178copy.jpg


← 見定める








250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 2 s-IMG_7179copy.jpg


← くちばしを果実に
  寄せる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 3 s-IMG_7180copy.jpg


← くちばしの先で
  くわえる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 4 s-IMG_7181copy.jpg


← 果実を少し宙に
  浮かせる







250121 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo taberu 5 s-IMG_7182copy.jpg


← 果実を呑み込む







▲ヒヨドリが果実を食べるようす


高木のトウネズミモチの枝葉の広がり
(樹冠(じゅかん)という)の一部の
下に、コンクリート製の外階段があります。

そこには、トウネズミモチの果実や種子、
葉、果軸、枝などがたくさん
落ちています。

250121 tounezumimochi no kajitu ya syushi , ha ga soto kaidann ni ochiteiru s-IMG_7414.jpg










▲落ちたトウネズミモチの果実や葉、枝など


これらは、鳥たちが枝から枝へ(あるいは
果序から果序へ)移動するときに
落ちているようです。
(お客さ~ん、落としてますよ~)

また、くちばしで 果実を とろうと
したときに落としてしまうことも
あるのかな?

それから、鳥のフンらしきものも
たくさん落ちています。

250121 tounezumimochi no kajitu ya syushi , ha ga soto kaidann ni ochiteiru s-IMG_7461.jpg










▲トウネズミモチと思われる種子が
 入っている鳥のフン?

階段に落ちた果実の中には、
ヒヨドリが、果実をくちばしの先の方で
くわえたあと、呑み込むために宙に浮か
せるのですが、キャッチしそびれる
こともあるのではなかと想像します。

250122 hiyodori ga tounezumimochi no kajitsu wo tabeteiru s-IMG_7490copy.jpg











▲ヒヨドリが果実を宙に浮かせているところ
(くちばしを結構大きく開いていますよ)


なお、階段に落ちている果実を(たくさん
あるにも関わらず、)ヒヨドリが
食べているのを(今のところ)見たことが
ありません。

トウネズミモチとしては、鳥類などに
果実を食べてもらって、遠くへ移動して
からフンと一緒に種子を落としてほしいと
思ているのでしょうが・・・


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘


ひとはく周辺(深田公園)にはトウネズミモチ
(モクセイ科)の高木(高さ約10m)があります。

1月中旬、その木には、(まだ?)たくさんの
果実が残っています。

画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250118 tounezumimochi no kajitsu s-IMG_5733.jpg









▲たくさんの果実が残っている
 トウネズミモチの果序

トウネズミモチの
果実の大きさは、
長さが8~10mm、幅が5~6mmです。
種子の大きさは、
長さが6~7mm、幅が3.5~4.5mmです。

250119 tounezumimochi no kajitsu to syushi s-IMG_6721copy.jpg



















▲トウネズミモチの果実(上)と種子

 
果実を食べに この木に鳥が来ていました。
良く目立つのは、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)です。


「ピイーヨ、ピー」や「ヒー、ヒー」、
「ヒーヨ」などと、それぞれが
不規則に鳴いて大変 にぎやかです。


動きが速いのと、トウネズミモチが
常緑樹(じょうりょくじゅ)で、緑の
葉をたくさん つけていることもあり、
何羽いるのか正確にはわかりませんが、
5羽以上、多いときで10羽くらいは
いたような気がします。

250121 hiyodori ga tounezumimochi no mi wo tabete mannzokuge s-IMG_7069copy.jpg











▲トウネズミモチの果実を
 ヒヨドリがくわえているところ



ヒヨドリのほかには、メジロ
(メジロ科)が来ています。


250118 mejiro ga tounezumimochi no kajitsu no tokoro ni iru s-IMG_5629copy.jpg











▲トウネズミモチの枝にいるメジロ


さて、下記の写真にメジロが
何羽 写っているか、
わかりますか?

ぜひ画像をクリックして、写真を
拡大して見てください。

250118 mejiro ga tounezumimochi nos-IMG_5641copy.jpg











▲トウネズミモチの枝に複数いるメジロ
 

メジロは複数いて、飛んで
この木から離れると 皆
ほぼ同じ方向に移動している
ように見えました。

ヒヨドリは、いろんな方向から
入れ替わり立ち代わりで、何度も
来ているようでした。



あっ、さきほどの写真には
メジロが3羽 写っていますよ
(1羽は 飛んでいます)。




皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘
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