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みなさん、夏の暑い日が続いていますね。(-_-;)

梅雨も明けて夏本番! 元気に毎日をお過ごしでしょうか?!(^^)!

 

さて、兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)は、家族全員で外出し一定期間涼むことができる県立施設「クールスポット」に設定されていることをご存知でしょうか?

ひとはくでは、たくさんのお客様に、涼しい館内で、楽しくそして充実した時間を過ごしていただけるよう、スタッフ一同楽しいイベントをご用意しております。

 

去る7月6日・7日の「うきうき おりがみ きょうりゅう」では多くのお客様が参加されました。

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みんな楽しくきょうりゅうを折っていました。

折り方の中でも、特に「中折り」という折り方に苦戦していました。

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厚紙を使用しているので、ずっしりとした重量感のある、大きなきょうりゅうが完成!!

土日ということもあって、多くの方に参加していただいたので、たくさんのきょうりゅうをジオラマの台に飾ることが出来ました。

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みんな思い思いの色を塗り、ジオラマ台の上にのせ写真撮影♪♪

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このように、楽しいイベントが盛りだくさんの、「クールスポット」ひとはくに是非お越しください。

 (フロアスタッフ 田中)

 

ユニバーサル・ミュージアムをめざして32

 

生き方を変える病(やまい)-1

 

三谷 雅純(みたに まさずみ)

 

 

 

 

Report_Aahasia.JPG 

 人と自然の博物館は生涯学習施設ですから、元来、さまざまな人たちに、学習の場を提供しなければなりません。ヒトの認識のクセとして、わたしたちは、つい人間をカテゴリーに分けて理解しがちなので、まるで「健常な人」という存在が、普通であるように思ってしまいます。しかし、現実の一人ひとりの人間は、赤ん坊であったり、赤ん坊を連れたお母さんであったり、いろいろな病気や病気の後遺症を抱えていたり、働いていたり、働いていなかったり、学生であったり、お爺さんやお婆さんであったりするのです。そういった具体的な人に学習環境を用意するのが、生涯学習施設としての人と自然の博物館の大切な役割です。

 

 NPO法人全国失語症友の会連合会と作成ワーキンググループがまとめた報告書『「失語症の人の生活のしづらさに関する調査」結果報告書』 (1) を読みました。この報告書を読んで驚いたことがあります。それは、今、失語症になっている人が発症した年代です。調査によると、20歳代から50歳代の働き盛りに発症する人が、全体の6割以上を占めたのだそうです。失語症というのは、脳の血管に異物が詰まる脳梗塞(こうそく)や脳塞栓(そくせん)、脳の血管が破れる脳内出血や事故の後遺症で、さまざまな言語中枢のどれかが働かなくなることです。

 

 脳の血管が悪くなるのは高齢で血管を長年使いすぎたせいで、血管が脆(もろ)くなるのは普段の生活態度が悪かった証拠だ。本人に責任があるのだと、つい当人を責めてしまいます。そうではありませんか? しかし、それなら、発病するのは血管を使いすぎた年齢になってからという事になりそうです。でも、アンケートの結果はもっと若い、働き盛りに発症したというのです。これは高齢であるからというよりも、たとえばストレスの掛かり過ぎでとか、遺伝的な素因があってといった人が多いことを示すのではないでしょうか? いずれにせよ、「ご本人の責任でなった」という事とは違うのではないか? わたしは、そう思ってしまいました。

 

 現在、友の会に参加している方は、圧倒的に高齢者が多い。という事は、少なくともご本人たちは、若い頃に発病なさって、そのまま、就職する機会を得られずに歳を重ねたという方が多いという事です。報告では、失語症者の復職率が低い事が繰り返し述べられていました。

 

 「高齢であるからというよりも、働き盛りに発症した人が多い」かどうかを印象ではなくて、科学的に言うためには、本当は、当事の人口ピラミッドと発症した年齢の構成をよく比べてみなければなりません。時代ごと、世代ごとに、年齢によって構成人口が異なるからです。医学では高齢者の発症がもっとも多いと言っているのですから、確かに使いすぎた血管の不具合という面があるのでしょう。しかし、わたしには、思っていたよりも働き盛りの発症が多いという印象は拭(ぬぐ)えませんでした。

 

 失語症の友の会というのは、同じような症状の人が――同じような症状の人はいますが、全く同じ症状の人はいません。脳の中のいくつかの言語中枢は、それぞれ別の機能を持っていて、どこが、どれくらいダメージを負ったかは、人によって違うからです――集まって、仲間でリハビリに励(はげ)んだり、楽しみを見つけて社会活動をするための集まりです。

 

 失語症の友の会は、1980年代に日本各地に作られたそうです。それなら1980年代までは、失語症者はどうしていたのかと気になりました。病気の治療は病院で受けられますが、失語症は病気ではありません。後遺症です。もう病気の治療は終わったのです。だったら退院するのがスジです。しかし、失語症になってしまった人はどうしていたのでしょう?

 

 家庭に余裕のある人は家に留め置き、家庭に余裕のない人は、ひとりで生きて行かざるを得なかったのではないでしょうか?

 

 思えば惨(むご)いことでした。ヒトは本質的に社会的な生き物ですから、社会的に繋(つな)がることができなければ、人の<こころ>は死んでしまいます。働き盛りの年齢でなる認知症、今で言う若年性認知症になってしまったという人もいたような気がします。どうなんでしょう?

 

 「ヒトは本質的に社会的な生き物」という意味では、友の会が果たしてきた役割は、たいへん貴重なものだったと思います。単に「同病相憐(どうびょう・あい・あわ)れむ」ための団体ではなく、社会的に立派な意義をもった団体だと思うのです。

 

☆   ☆

 

 それにしても、失語症の友の会は「高齢者中心の団体」だという印象が強い。これは事実です。今でも、青年や中年の失語症者はいるでしょうに。昔にくらべて、今では健康に気を使う人が増えたのでしょうか? それとも、社会的なストレスが減ったからでしょうか?

 

 どちらも違うと思います。本当に健康に気を使うためには、安定した収入がなければなりません。若い人は(失語症者に限らず)誰でも、今、職に就くのは難しい。わたしの知った方も、職に就こうと苦労なさっています。その中で、健康に気を付けて、昼食を安い弁当や菓子パンで済ますのではなく、栄養に気を配った手作り弁当を、(自分ひとりのために、あるいは若いご夫婦ふたりのために)作り続けるというのは至難でしょう。

 

 安定した職にはなかなか就けないのですから、アルバイトが多くなります。アルバイトだけで生活するために一定の収入を得ようとすると、無理をして、いくつものアルバイトをこなさざるを得なくなります。アルバイトがいくつも重なると、心が荒れます。荒(すさん)んで来ます。そしてストレスが増えてくると思うのです。

 

 健康に気を使う余裕はなく、ストレスも掛かる生活を送るのですから、若くから血管には負担の掛かることが多くなるでしょう。すると当然、脳血管の病気も多くなりそうです。若い失語症者は、以前よりも増えていて当然だと思います。

 

 若い失語症者の団体に「若竹」の会や「若い失語症者のつどい」があります。20歳代から30歳代が中心だと思います。若いだけにコンピュータが使える人もいて――不思議に思えるかもしれませんが、失語症では平仮名や片仮名、ローマ字が理解できなくて、キーボードが使えなくなった人が多いのです――、相互に、たとえば「あ、い、う、え、お」と発音練習をするためのソフトを作ったとか言って、公開し合っていらっしゃいます。それでも若い失語症者は、このような友の会には参加したがらないのです。

 

 わたしには何となく、若い失語症者が友の会に参加したがらない理由が分かります。若い失語症者では、たとえご本人が成人であっても、まだ親自体が若く、十分に世話のできる場合が――親が失語症の子をです――多いのです。結婚をして子どもがいる場合は責任が重すぎるのでしょう。うつになってしまい、家から出られないという方がいました。ことによったら、伴侶やご家族が引きこもってしまう場合も、あるのではないでしょうか?

 

 次に続きます。

 

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(1) 『「失語症の人の生活のしづらさに関する調査」結果報告書』(NPO法人全国失語症友の会連合会と作成ワーキンググループ,2012

http://www.japc.info/2013-3-25.pdf

 

 全国失語症友の会連合会のホームページには、わたしの『ヒトは人の始まり』を紹介していただきました。

http://www.japc.info/japc_6.htm#ヒトは人のはじまり

七夕の7月7日(日)、ひとはくではKidsサンデーが開催されました。 130707kidssunday  (1).JPG  130707kidssunday  (33).jpg

おり姫様とひこ星様が一年に一度、この広~い宇宙で出会えるという日、
キッズたちにはどんな出会いが待っているのかな?

キッズたちの出会いの瞬間をキャッチするため、
出会いの場、プログラム会場をのぞいてみました。

◆『わくわくネイチャー・テクノロジー自然ってすごい!』
  では、よごれにくいカラをもつ、で~んでんむ~しむし『カタツムリ』と
  出会いました。

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 「本当に汚れないのかな?実験してみよう!」カラにマジックでキュキュッ☆
 「カタツムリさん、大丈夫かな?」  
 水を吹きかけてやさしくふくと・・・

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 「お!落ちた―!」
 このすごい!をまねしてできたのが、家のカベにはるタイル。 

「どっちがカタツムリをまねしてできた タイルかな?実験してみよう!」
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 「よごれがすぐとれたから、こっちのタイルだ~!」
 「カタツムリって、すごいね~!」

 仲良くなるには、一緒にあそぶのが一番!
  130707kidssunday  (10).JPG「目が出てきたよ!」 130707kidssunday  (13).JPG             「ぬるぬるしてるよ~」

今回実験に使用したタイルは、株式会社LIXILさんより
ご提供いただきました。ご協力ありがとうございました。


◆サイエンスショー『かざぐるま』
 
 4階サロンには、かざぐるまが作りたいKidsたちが大集合!

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 そよそよ?ビュービュー?
 外に出たら、今日はどんな風と出会えるだろう?

◆run♪run♪Sunday バッタのあかちゃん 
 
 キッズたちはバッタのあかちゃんに出会うため、
 ギラギラおひさまの下、草むらに元気よく飛び出しました。

   

130707kidssunday  (4).JPG 「バッタのあかちゃんつっかま~えた!」

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 八木研究員からバッタについてミニレクチャー  「バッタにもいろんな種類がいるんだよ」

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130707kidssunday  (6).JPG「わたしのバッタはなにバッタかなぁ?」

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◆四季の星空案内☆
 
 そうそう、今日は七夕でした。
 星空案内で、手作りの紙芝居で七夕のお話を聞きました。「なるほど~!」

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 夏の星座の歌や、クイズなどにも挑戦して、今夜☆を見るのが楽しみになりました。

 NPO法人人と自然の会のみなさん、ありがとうございました!
 

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◆いろいろな化石を見よう触ろう
 
 次は、ずーっと昔、何億年も前に生きていた生きものたちに、こんにちは!

  130707kidssunday  (19).JPG 化石はかせの古谷研究員が、キッズと化石との出会いをとりもってくれました。 
  130707kidssunday  (18).JPG                                  

「これ、私が好きなカシパンだ~」

 

 

 

 

 

130707kidssunday  (20).JPG                 「これ、コハクだ!中に虫が入っているよ!」
 化石にやさしくタッチして、もっと仲良くなりました。化石の声が聞こえる化石はかせってスゴイ!

◆あおむしとあそぼう&パネルシアター「はらぺこあおむし」「七夕」

あれ?七夕の笹の向こうにみんな集まってますね・・・

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 あおむし、カブトムシ、チョウチョ、ダンゴムシなど 生きたむしたちに出会えてKidsたちは大興奮! 
  130707kidssunday  (16).JPG「アゲハチョウの幼虫にさわれたよ~!」 

 ほんもののあおむしとの出会いの後は、 パネルシアターで楽しいお話を聞きました。
  130707kidssunday  (22).JPG   130707kidssunday  (15).JPG 「キラキラ光ってふしぎ~」

◆フロアスタッフとあそぼう 「うきうきおりがみ~きょうりゅう~」
 
 ひとはくに来たら、きょうりゅうにも会いたい!
 たくさんのキッズたちがきょうりゅうのおりがみに挑戦しました!

130707kidssunday  (25).JPG  130707kidssunday  (28).JPG 「う~ん・・・どんなきょうりゅうにしようかな・・・」
 

完成! 自分のきょうりゅうを、きょうりゅうの世界に連れていこう!

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◆デジタル紙芝居『アンモナイト物語』
 本日最後のプログラムはフロアスタッフによるデジタル紙芝居。

    130707kidssunday  (30).JPG        「あ~!さっき 化石にさわった アンモナイトだ!」

 

プログラム会場以外でも、ひとはくのあちこちで、Kidsのステキな笑顔と出会いを目撃しました!

130707kidssunday39 (1).JPG「近くの川に、このくらいのオイカワがいたよ!」

130707kidssunday39 (2).JPG 「あ!トノサマガエルだ~」

 

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 次回のKidsサンデーは8月4日(日)です。

クールスポット期間中(2013年7月2日~9月29日)につき、観覧料は通常の半額です。

夏休みの一日を、クールなひとはくで過ごしてみませんか?


(生涯学習推進室/キッズひとはく推進タスクフォース たかせゆうこ)
 

6月29日、30日に岩手県立博物館で開催された「こども☆ひかり キラキラ復興フェスティバルin いわて」に移動博物館車「ゆめはく」が参加しました。

このフェスティバルは、岩手県立博物館が主催で、こどもひかりプロジェクトが共催して、全国のいろんなミュージアムが岩手の子どもたちを応援する体験型のイベントです。

 

様々な展示物や道具を積み込み「ゆめはく」は、6月27日に出発しました。

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▲最後の荷物を積み込むスタッフ                      ▲「ゆめはく」、ひとはくを出発!

 

6月28日午後に「ゆめはく」が盛岡市にある岩手県立博物館へ到着、しばらくすると福島県いわき市にあるアクアマリンふくしまの移動水族館(アクアラバン)も到着しました。両車の共演は今回で2度目です。(前回は福島県の田村市でした。)
フェスティバル前日のこの日は寒い1日でした(盛岡の最高気温が17℃で最低気温が15℃)。
  

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▲緑に囲まれた岩手県立博物館         ▲「ゆめはく」とブルーの車体の「アクアラバン」(右側奥)

 

フェスティバルの2日間「ゆめはく」は、博物館の入口のケヤキの大木の横に設置され、「ゆめはく」の中や「ゆめはく」の近くにテントを張って、ひとはくから持ってきたプログラムをそれぞれ実施しました。
 

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▲ケヤキの大木と「ゆめはく」

 

ひとはくのスタッフは、「キラキラな虫さんたち」、「化石のレプリカをつくろう!」、「風で飛ぶタネ & ひっつきむし(ドロボー)であそぼう!」などのプログラムを行いました。
 

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▲「ゆめはく」に展示された「キラキラな虫さんたち」     ▲「化石のレプリカをつくろう!」

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▲「風で飛ぶタネ&ひっつきむしであそぼう!」

 

フェスティバルの1日目は曇り、2日目は曇りのち晴れでした。

ちなみに6月29日は約2,500人、30日は約3,500人の来場者が それぞれあったそうです。

参加してくれた子どもたち、楽しんでくれましたか?

 

さて「ゆめはく」、次は どこに行くのかな?


岩手県立博物館の職員の皆様、いろいろとお世話になり ありがとうございました。
また、いろいろなミュージアムから参加されたスタッフや関係者の皆さん、お疲れ様でした。

 

                                                 小舘 誓治(生涯学習推進室/キッズひとはく推進タスクフォース)

ひとはく4階ひとはくサロンでは、フロアスタッフによる万華鏡づくりが行われました。

満員御礼


まずはじめにフロアスタッフより河川の生き物について簡単な説明があります。
展示特別企画「水生昆虫を観察しよう」  深田公園「自然の流れ」の生きもののサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像

フロアスタッフによる解説  解説ボード
質問すると、大勢の参加した子どもたちが勢いよく手を挙げて答える微笑ましい場面が多く見られました。

万華鏡づくりスタート  万華鏡づくり
いよいよ万華鏡づくりです。

完成!完成品はこちら


毎週土日は「フロアスタッフとあそぼう」の他にもオープンセミナー(無料)を開催しています。
お気軽にご参加ください。

★明日から7月!ひとはくは「クールスポット指定施設」です。(7月2日~9月29日まで)


情報管理課 阪上勝彦

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