ミュージアムショップに新商品が登場しました。
▲LaQ(ラキュー)のティラノサウルス・トリケラトプス
こちらはLaQ(ラキュー)といって球体ができるブロックのおもちゃです。
ティラノサウルスやトリケラトプスなど恐竜を作ることができるキットが販売中♪
ミニサイズと大きめのサイズがあります。
▲大人気の恐竜フィギュア ▲「丹波の恐竜フィギュア」販売中!
ほかにも昆虫グッズなどが豊富にありますよ。
ぜひ、お土産にどうぞ♪
7/19(土)からは「ゾルンホーフェンの化石コレクション展」(~11/3まで開催)が始まります。
博物館の恐竜・化石もじっくりご覧くださいね。
▼ゾルンホーフェンの化石コレクション展(予告)および関連セミナーはこちらhttp://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/solnhofen.html
(フロアスタッフ まつだ)
今日はさわやかな青空のもと、
藤本研究員の企画中のセミナーの試行のため、
深田公園でピクニックランチをしました。
木陰に広げたピクニックラグに座り、
あたりを見回すと・・・
満開のシロツメグサの花畑では ミツバチが蜜を集めたり
テントウムシがアブラムシを探したりと
生きものたちがいそがしく動きまわっています。
ヨトウムシ
シャクトリムシ
ガの幼虫も何種類か遊びに(?)来てくれ楽しいひとときになりました。
みなさん、ひとはくにお越しの際は、
深田公園で生きものとの出会いあふれるピクニック、おすすめですよ^^
生きものの気配は公園の水辺にも満ち満ちています。
池に近づくと、私の気配に気づいた生きものが「キョエッ!」という声とともに水に飛び込む音が。
水の中には小さな魚もスイスイ・・・ん?あれは何?
大きな石?にしては模様がふしぎ...
もしかして・・・?
長い枝でツンツンしても動きません。
「藤本先生、水の中に大きなカメがいる~!」
「なになに~?! わ、でかい!」
池に元からいる住人ではなさそうなので、
博物館に戻って専門の研究員に相談してみることに...!
<第二幕につづく・・・>
(キッズひとはく推進プロジェクト/たかせゆうこ)
5月18日(日)ドリームスタジオの見学を終えて、企画調整室でPCに向かってると、
「「自然の流れ」に、でっかいカメがおんねん!」と、藤本研究員と科学コミュニケーターの高瀬さんが、興奮気味に、やってきた。
「でっかいクサガメが歩いてんのん、見たことあるけど・・・ でかいって、どれくらいなん?」
藤本さん、両手を肩幅くらいに広げ、「これくらい!」と、6、70cmくらいを示す。
「そら、ないやろ〜〜」(冷静)
「高瀬が写真撮ってるで!」というので、見せてもらうと、水面が光ってよくわからない写真だったが、甲羅の模様は、クサガメやアカミミガメとは違うことがわかった。
正体がわからないのも困るので、とりあえず、現地を見に行ってみることに。
実験セミナー室に置いてある、柄の長さ1.8mほどの丈夫な魚網を取り出し、肩に担いで、深田公園へ。
「そんな網に、入れへんで。めっちゃ、でっかいねんから!」と、藤本さん。
「頭から半分くらい突っ込んで、持ってきたらええがな」と、私。
ちょっとワクワクしながら、「自然の流れ」に着いた。
季節は進み、ガマの葉は伸び、ずいぶんアオミドロが繁茂している。
水際から1mほどのところに、白っぽい、ハンドボールみたいな物体が沈んでいるのが見えた。
逃げられないよう、さっと網を入れてみるが、動きがない。
あっけなく、網にすっぽりと入った。
「あれ。入ったね・・・」
それほど巨大なカメでは、なかったのだった。
ときどき、いてはります。「うちの田舎には、こんなにでっかいヤンマがいる」って、両手の人差し指を立てて30cmくらいの大きさを示す人とか。
気持ちは、よくわかる。
生きたカミツキガメじゃなくてよかった。
ペットで飼われてるリクガメっぽい。見たことある。
さて、どうしよう・・・?
「水に戻しとこか?」(藤本)
「なんでやねん。来月、トライやるウィークでここの管理すんのに、腐ったカメが沈んでたら、イヤやろが。」
「カメが出てきたら、トライやるの中学生も喜ぶやんか!」
「喜ぶかいな。臭いがな」
でも、とりあえず、だれか研究員にきいてみるか?
いらん、って言われたら、土に埋めるか、燃えるゴミだな。
高瀬さんが用意してくれた袋に入れて、持って帰ることに。
ううっ、臭い!
5月のさわやかな風は、腐敗臭も容赦なく運んでくれるのだった。
ズッシリと、けっこう重い。しかも、臭い。
グォーン、グォーン。
背後から聞こえるウシガエルのうなり声は、ご苦労さん!と言ってるようだ。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
博物館に帰ってググってみると、ヒョウモンガメっぽい。
展示などで使えるかどうかわからないが、生態研究部に電話すると、和田さんがおられた。
「えーっと、和田さんは、カメに興味ありますか・・・?」
事情を説明すると、ウミガメを研究している客員研究員の岡本さんと、いっしょに見に来てくれた。
お二人は、寸法を測ったり、写真を撮ったり。
岡本さんいわく。
立派な個体ですね。
売ってるのは数センチですから、ここまで大きくするには、だいぶかかりますよ。10年とか・・・
甲羅の状態からして、丁寧に育てられたんだと思いますよ・・・
専門家には、いろんなことがわかるんだ。感心。
そばで素人たちは、
死んだから捨てられたのかな? でも、あそこまで運ぶのも、重たいで。
それとも、逃げ出して歩いてきたのか?、はたまた何かに絶望して・・・
名前付けなあかんな。ふかちゃんとか・・・
などと、たわいのない話を繰り広げるのだった。
「ところで、これって、うれしかったですか?」(藤本さん)
「まあ、そうですね」(岡本さん)
がんばって担いできた甲斐があったというものだ。
最後には、段ボール箱に収まったカメさん。
博物館の冷凍庫へ向かったのだった。
(八木 剛 記)

ひとはく探検隊とは、ひとはくの研究員が隊長となって、公園や博物館を探検するイベントです。
5/11(日)の探検テーマは「公園の小さな生き物をみに行こう!」
当日はよく晴れて気持ちいいお天気でした。
池田先生のトカゲ・カエルのレクチャーを受けてから、博物館のとなりにある深田公園に出発!
公園のあちこちの茂みをみてまわりましたが、なかなかみつかりません。
やっとトカゲがみつかった!と思ったら...すばやく逃げてしまいました。
トカゲやカエルは捕まえることができませんでしたが、カエルの赤ちゃんのオタマジャクシは、
深田公園の池で泳いでいるのをみることができました。
ふたたび博物館へもどって、池田先生が飼っているヤモリや貴重なコモドドラゴンの頭骨標本をみせていただきました。
トカゲは鳥など天敵におそわれるとしっぽを自分で切り、切れたしっぽに鳥が気をとられているうちに逃げます。
切れたしっぽはまた生えてくるそうですよ。はじめて知ってびっくりというお客様も!
来月のひとはく探検隊は...
6/8(日)13:00~ ひとはく探検隊「初夏の鳥をさがそう!」
深田公園へ出て、双眼鏡を使って初夏の鳥を観察しよう!
▼6月のひとはく探検隊・詳しくはこちら
http://www.hitohaku.jp/MusePub/datafiles/?id=syskey1_key11094_subkeyFILE1
▼ひとはく探検隊の年間予定はこちら
http://www.hitohaku.jp/MusePub/datafiles/?id=syskey1_key9185_subkeyFILE2
みなさまのご参加おまちしております。
(フロアスタッフ まつだ)