本日、当館主任研究員小林文夫先生によるセミナー「古代のいきものと地質学~大量絶滅事件の背景」が本館4階中セミナー室で開催されました。
前置きとして、当館のテーマでもある「人と自然の共生」について地球人口のグラフを用いてその実現の困難さについて解説がありました。
引き続き、地質時代において大量絶滅事件は5回起こっており、その原因としては、氷室時代と温室時代、海水準変動、海洋無酸素事件、洪水玄武岩、超大陸とプルームテクトニクス、巨大隕石の衝突の6つが考えらるとの説明が資料に基づきありました。
特にプルームテクトニクスについては、最新の学説「プルームの冬」の説明があり、これが原因で、ペルム期末(P-T境界)の最大絶滅事件がに起こったとの解説がありました。
小林先生は、今年度末定年退官を迎えられ、本日のセミナーが最後のセミナーとなりました。
長い間お疲れさまでした。
西岡敬三(生涯学習課)
この季節、ススキを見かけると頭に浮かんでくる楽曲があります。
そう、「おれは河原の枯れススキ・・・・」のフレーズだったり、「貧しさに負けた・・・・」だったりします。
なんだか、そんなマイナーな印象のススキですが、「おみなえし・おばな・ききょう・なでしこ・ふじばかま・くず・はぎ」の秋の七草の中の「おばな」がススキのことのようです。また、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」ということわざに出てくる「尾花」も先の七草のおばなと同じススキをさしているということです。
みなさんは「ススキ」といえば、どんな印象をもたれますか? 中には、「茅葺き」屋根の茅(かや)をイメージされるかも知れませんが、ススキは茅の一種でもあるんですね。
夕陽に照らされ金色に輝くススキを見つけるのも楽しいですよ。是非、身近な自然を探しに外へ出かけてみてください。ついでに、ひとはくへも足を運んでいただけると、また新たな発見があるかも?!
今度の連休も、お待ちしております(o^^o)
毎月第一日曜日はKidsサンデー!
すっかり高くなった秋空のもと、Kidsサンデーが10月6日開催されました。
◆自然ってすごい!~木や草のふしぎ~
この箱の中には何が入っているかな?
(正体は…松ぼっくりでした!)
植物はかせの小舘研究員と
マツの葉のとんがり具合を感じる実験などをして、マツのふしぎを感じました。
◆サイエンスショー『ふしぎなバランスとんぼづくりに挑戦!』
一点だけでバランスがとれるトンボを作りました。
◆オープンセミナー『石ころをしらべよう』
化石はかせの古谷研究員と一緒に石ころをしらべました。
◆パネルシアター『こぶた たぬき きつね ねこ』『じごくのそうべえ』
人と自然の会の皆さんの熱演と次々と変わる絵にみんなくぎ付け!
◆フロアスタッフとあそぼう『ハロウィン』
コウモリが上に下に動く!ふしぎなおもちゃを作りました。
十人十色のコウモリたちが誕生し、元気に動いていました!
◆デジタル紙芝居『くるりん・ひらりん 空のたび』
最後はフロアスタッフ手作りのデジタル紙芝居をゆったり鑑賞。
「へ~」「松ぼっくりってすごい!」
次回のKidsサンデーは12月1日(日)です。
11月のKidsサンデーはお休みですが
11月4日(月・祝)のひとはくフェスティバルでは
小さなお子さまも楽しめるプログラムがたくさん開催されます!
詳細はコチラ
フェスティバルで皆さんに
お会いできるのを楽しみにしています!
(生涯学習推進室/キッズひとはく推進タスクフォース)