ひとはく周辺(深田公園)には ヤマモモ
(ヤマモモ科)の高木 (♀の木)があります。
6月中旬ごろにはたくさんの 果実が
枝に成っていました。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
▲ヤマモモの果実の状態(6月21日撮影)
上記の写真から1週間後(6月下旬)まで、
たくさん成っていた同じ木を見ると
果実がかなり減っています。
▲ヤマモモの果実の状態(6月28日撮影)
ヤマモモ食堂に来て、 枝葉に止まって
その場で果実を食べる(イートイン) する
お客さんや 果実をくちばしでくえて
枝葉から離れて別の場所で 食べる
(テイクアウト)するお客さん がいるのを
前のブログ(下記のアドレス)で紹介しました。
ヤマモモ食堂のお客さん(イートイン 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3103/
ヤマモモ食堂のお客さん(テイクアウト 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3105/
「わぉ!」
▲ヤマモモの枝で果実を「わぉ!」の口して
食べているヒヨドリ(ヒヨドリ科)
「わぉ!」
▲別の場所で果実を「わぉ!」の口して
食べているイソヒヨドリ(ヒタキ科)
==============================================
<ご案内> ひとはくでは、現在(7月7日まで)下記の展示を行っております。
タイトル:わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト
「第9回 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展」
期間:令和6年6月8日(土)~7月7日(日)
場所:3階展示ギャラリー
詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/photocontest2024.html
==============================================
今回はデリバリー編です。
ヤマモモの果実は、雨が降ったり、 風が
吹いたりすると、 下に落ちてしまいます。
また、熟すると結構落ちやすい みたいです。
レンガ風コンクリートブロックなどで
舗装してある緑道沿いにあるヤマモモ
の木から、たくさんの果実が落ちると
どうしても通行者に踏まれてしまいます
(ある・ある ですね)。
通行者に踏まれると舗装が汚くなって
しまいます。 また時間が経つと発酵
したような匂いがします。
掃除も大変です(清掃の方お疲れ様です)。
さて、今回は枝から落ちた(デリバリーされた)
果実を利用していると思われる生きものを
紹介します。
まずは、スズメ(スズメ科)です。
枝上で食べる場合もあるようですが
(人が見ていると食べないようです)、
落ちた果実をくちばしでつついている
姿の方がよく見られます。
▲落ちた果実をつついているスズメ
▲ヤマモモの枝に止まっているスズメ
次にアリ類(アリ科)です。
▲落ちた果実によってきたアリ類
アリ類の種類によっては、エサとなる
ものを砂で隠す 性質があるようです。
ここの舗装はレンガ風のコンクリートブロックで
その下には白っぽい砂が敷き詰められています。
コンクリートブロック間の隙間からアリ類が
舗装の表面に白っぽい砂を集めて積み上げています。
▲落ちた果実の周辺を砂で隠そうとしている?
一方、舗装の端の方にたまった果実には、
オカダンゴムシ (ダンゴムシ科)も
近よってきています。
▲果実に集まっているオカダンゴムシ
ほんとに果実を食べているのかな?
今回のデリバリー編では、実際に
食べているか どうかということを
写真に収めることは できていません
(近くによってきただけかも 知れません)。
でも、落ちた果実を利用している
生きものは他にもいるでしょうね。
(「ええ。甘酸っぱいですよ。」←私の心の声)
皆さんも 周辺の環境で 生きものの
観察を してみませんか。
研究員 小舘
(ヤマモモ科)の高木 (♀の木)があります。
6月中旬ごろにはたくさんの 果実が
枝に成っていました。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
▲ヤマモモの果実の状態(6月21日撮影)
上記の写真から1週間後(6月下旬)まで、
たくさん成っていた同じ木を見ると
果実がかなり減っています。
▲ヤマモモの果実の状態(6月28日撮影)
ヤマモモ食堂に来て、 枝葉に止まって
その場で果実を食べる(イートイン) する
お客さんや 果実をくちばしでくえて
枝葉から離れて別の場所で 食べる
(テイクアウト)するお客さん がいるのを
前のブログ(下記のアドレス)で紹介しました。
ヤマモモ食堂のお客さん(イートイン 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3103/
ヤマモモ食堂のお客さん(テイクアウト 編)
https://www.hitohaku.jp/blog/2024/06/post_3105/
「わぉ!」
▲ヤマモモの枝で果実を「わぉ!」の口して
食べているヒヨドリ(ヒヨドリ科)
「わぉ!」
▲別の場所で果実を「わぉ!」の口して
食べているイソヒヨドリ(ヒタキ科)
==============================================
<ご案内> ひとはくでは、現在(7月7日まで)下記の展示を行っております。
タイトル:わぉ!わぉ!生物多様性プロジェクト
「第9回 わぉ!な生きものフォトコンテスト写真展」
期間:令和6年6月8日(土)~7月7日(日)
場所:3階展示ギャラリー
詳しくは、下記をご覧ください。
https://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/photocontest2024.html
==============================================
今回はデリバリー編です。
ヤマモモの果実は、雨が降ったり、 風が
吹いたりすると、 下に落ちてしまいます。
また、熟すると結構落ちやすい みたいです。
レンガ風コンクリートブロックなどで
舗装してある緑道沿いにあるヤマモモ
の木から、たくさんの果実が落ちると
どうしても通行者に踏まれてしまいます
(ある・ある ですね)。
通行者に踏まれると舗装が汚くなって
しまいます。 また時間が経つと発酵
したような匂いがします。
掃除も大変です(清掃の方お疲れ様です)。
さて、今回は枝から落ちた(デリバリーされた)
果実を利用していると思われる生きものを
紹介します。
まずは、スズメ(スズメ科)です。
枝上で食べる場合もあるようですが
(人が見ていると食べないようです)、
落ちた果実をくちばしでつついている
姿の方がよく見られます。
▲落ちた果実をつついているスズメ
▲ヤマモモの枝に止まっているスズメ
次にアリ類(アリ科)です。
▲落ちた果実によってきたアリ類
アリ類の種類によっては、エサとなる
ものを砂で隠す 性質があるようです。
ここの舗装はレンガ風のコンクリートブロックで
その下には白っぽい砂が敷き詰められています。
コンクリートブロック間の隙間からアリ類が
舗装の表面に白っぽい砂を集めて積み上げています。
▲落ちた果実の周辺を砂で隠そうとしている?
一方、舗装の端の方にたまった果実には、
オカダンゴムシ (ダンゴムシ科)も
近よってきています。
▲果実に集まっているオカダンゴムシ
ほんとに果実を食べているのかな?
今回のデリバリー編では、実際に
食べているか どうかということを
写真に収めることは できていません
(近くによってきただけかも 知れません)。
でも、落ちた果実を利用している
生きものは他にもいるでしょうね。
(「ええ。甘酸っぱいですよ。」←私の心の声)
皆さんも 周辺の環境で 生きものの
観察を してみませんか。
研究員 小舘
6月29日(土)のフロアスタッフとあそぼうは「くるくるとぶタネ」でした♪
みんなは知っているかな?
博物館の1階に板根(ばんこん)とフタバガキの展示があります
この大きな木は熱帯雨林のジャングルに生えていて高さ70メートルもあるんだって!!
フタバガキの拡大模型を見てみるとハネがあるんだよ・・・
きょうはみんなでフタバガキのタネの模型をつくったんだ(*^-^*)♪
完成したら、はじめは低い場所から飛ばしてみて...
次は高い所から飛ばしてみたよ!!
くるくると回りながら落ちるふしぎなタネでしたね(*^-^*)
楽しかったな~
お家でもぜひ作ってみてね☆
明日 30日(日)も行います。みなさまのご参加お待ちしております♪
フロアスタッフ一同
当館の廣瀬孝太郎主任研究員がその一部を出版した図鑑が小学館より出版されました。
小学館の図鑑NEO POCKET
プランクトン:クラゲ・ミジンコ・小さな水の生物
指導・執筆/山崎博史 指導・執筆/仲村康秀 指導・執筆/田中隼人
定価 1100円(税込)
発売日 2024.06.25
判型/頁 新書判/176頁
ISBN9784092172975
電子版情報
価格 各販売サイトでご確認ください
配信日 2024.06.25
形式 ePub
研究員からひとこと
「ケイ藻のなかま」を主に担当しました。川や海に何万種類もいると言われるケイ藻の中から、とっておきを選びました。他にもたくさんの魅力的なプランクトンが載っていて、自信を持っておすすめできる図鑑です!
人と自然の博物館 廣瀬孝太郎(分担執筆者)
書籍の内容 水の中に広がる、小さな生き物たちの世界! (小学館公式HPより) 身近な水辺から海、そして北極・南極から熱帯など、どこにでもたくさんいるのにもか かわらず、まだ多くの謎に包まれたプランクトン。児童向け図鑑では初めての約500種と いうボリュームで紹介します。今まであまり注目していなかった水中の小さな生物たちの すがたを、きれいな写真で表現した決定版ポケット図鑑です。 知られざる事実に驚かされる「プランクトンがいなければ地球はめつぼうする?!」、不思 議な生態がわかる「新種発見」「光るプランクトン」、また「プランクトンを集めに行こう!」のような自由研究に最適なコーナーまで、幅広い切り口で、読んでいて楽しい大充実の内容です。 |
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プランクトン:クラゲ・ミジンコ・小さな水の生物
指導・執筆/山崎博史 指導・執筆/仲村康秀 指導・執筆/田中隼人
定価 1100円(税込)
発売日 2024.06.25
判型/頁 新書判/176頁
ISBN9784092172975
電子版情報
価格 各販売サイトでご確認ください
配信日 2024.06.25
形式 ePub
研究員からひとこと
「ケイ藻のなかま」を主に担当しました。川や海に何万種類もいると言われるケイ藻の中から、とっておきを選びました。他にもたくさんの魅力的なプランクトンが載っていて、自信を持っておすすめできる図鑑です!
人と自然の博物館 廣瀬孝太郎(分担執筆者)
ひとはく周辺(深田公園)にはヤマモモ(ヤマモモ科)の高木があります。
ヤマモモ食堂に集まってイートインする(枝の上で果実を食べる)
お客さん(生きもの)もいますが、
今回は、テイクアウトする お客さんを紹介します。
テイクアウトといっても自分の家に持ち帰るのではありません。
枝上ではなく、木のちかくで食べているものです。
▲深田公園にあるヤマモモの♀の木(右側の木)とその周辺
それでは利用していた お客さんを紹介しますよ~
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
1羽の鳥がヤマモモの♀の木の ちかくの
コンクリート構造物の上に止まっていました。
そこから果実を食べるまでの
一連の動きが写真に撮れましたよ(6月下旬)。
(おそらく、ヤマモモの果実を)じ~っと見つめる鳥。
▲ヤマモモの果実を見ている?鳥
その後、すぐにヤマモモの果実を目指して? 飛んでいきました。
▲果実を採りにいった鳥(画面の右上)
数秒後、ヤマモモの果実1つをくわえて戻ってきました。
▲果実を採ってきた鳥
くわえていた果実をいったん置きます。
▲果実を置く鳥
(向きを整えているのか、複数回置いて)
また、果実をくわえています。
▲果実をくわえる鳥
今度は、果実を宙に浮かしています。
▲果実を宙に浮かす鳥
浮かした果実をパクっとくちばしの間(奥)に入れます。
▲果実を吞み込もうとしている鳥
「ん~うまい」と思っているかもしれませんね。
▲果実を呑み込んだ鳥
こっちを向いて、少し首をかしげている
ようにもみえます。
▲こっちを見ている鳥
この鳥は、イソヒヨドリ(ヒタキ科)
のようです。
果実を丸呑みしてくれるイソヒヨドリのような鳥は、
ヤマモモにとっては(より遠くへ飛んで行って、
種子を肥料付きで排出してくれれば、遠くへ種子を
運んでくれるという意味で)大歓迎な生きもの
なのでしょうね (これを読んだ方が「ふ~ん」と
言ってくれればうれしいです)。
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。
研究員 小舘