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セミ・ツリー

2024年8月 8日

ひとはくの周辺(深田公園)には、ケヤキ
(ニレ科)の木がたくさん植えられています。

その多くは10m以上の高木で緑道沿いに
あります。
木陰をつくってくれるので、日差しが
強い日は ありがたいです。


※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

keyaki no namiki  240807 s-IMG_7007.jpg









▲緑道沿いのケヤキ並木



この日も朝から良い天気で、セミ類の合唱で
とても賑やかです。

昼に、ときどき観察している若いケヤキの
木のところへ。そ~っと近づくと・・・

いました、いました。

240807 12ji s-IMG_6914.jpg









▲ケヤキの幹や枝にたくさんいるクマゼミ
たち(2024年8月7日昼に撮影)

ためしに見えるものだけで数を数えてみました。
19匹でした。


観察していると、
ちょっとした物音か何かで1匹が飛び立つと、
他の個体も 次から次に飛んでいって
しまいました。


それから約1時間後、もう一度、確認しに
行くと、元のように多くのクマゼミが
ケヤキの幹や枝に止まっています。

もう一度見えるものだけで数を数えてみると、
21匹でした。

240807 13ji s-IMGP5150.jpg









▲ケヤキの幹や枝にたくさんいるクマゼミ
たち(2024年8月7日午後に撮影)



撮影している間に、アブラゼミも一匹
飛んできましたよ。

aburazemi ga keyaki no kini 240807 s-IMGP5163.jpg









▲飛んできたアブラゼミ

まるで、セミ・ツリーですね。

s-keyaki no ki ni semi 240807 IMGP5164 copy.jpg

























▲セミ・ツリーとなったケヤキの木

ちなみに、セミ類の抜け殻がたくさん
付いているケヤキの木は、
セミがら・ツリーといった
ところでしょうかね。


semi no nukegara ga keyaki no kouboku de takusan s-IMG_6965 copy.jpg















240804 kumazemi no nukegara ga keyaki no miki ni s-IMG_6562.jpg










▲セミがら・ツリー?となっているケヤキの高木



皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘

ひとはくの周辺(深田公園)には、ケヤキ
(ニレ科)の木がたくさん植えられています。

ケヤキの樹皮は、幹が太くなると、ある
程度の大きさで鱗片状か不規則に剥がれて
落ちていきます。
剥がれた樹皮は結構な厚さと硬さがあります。

しかし、幹が細い若い木は、比較的薄い
樹皮で幹に剥がれたところがありません。

また幹の表面には、皮目(ひもく)と
呼ばれるガス交換(呼吸)をするところ
(小さな粒々に見えます)が目立ちます。


※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

s-keyaki no miki DBH46.8cm 240807 IMG_7146 copy.jpg









▲ケヤキの太い幹(幹の直径が46.8㎝)
(幹の表面が剥げている)


s-keyaki no wakai miki no himoku 240807 IMG_7165 copy.jpg










▲ケヤキの細い幹(幹の直径が10㎝以下)
(幹の表面の粒状のものが皮目)



樹高約5mで、幹の太さが、直径
(DBH)で8.6㎝と4㎝の
2本株立ちのケヤキの木(比較的
若い)を観察してみると・・・

※DBH(胸高直径)とは、地表から1.3mの
 高さの幹直径のことです。

keyaki no ki 240807 14ji s-IMG_7019.jpg





















▲若いケヤキの木


キマダラカメムシ(カメムシ科)が幹にいました。
口吻(こうふん)というストロー持参で、
どうやら樹液を吸いに来ているようです。

kimadarakamikiri ga keyaki no miki ni 240807 14ji s-IMG_7077.jpg










▲ケヤキの幹にいたキマダラカメムシ


時間帯によっては、クマゼミ(セミ科)が
ケヤキの幹や枝に たくさん います。

クマゼミもストロー持参(口吻のこと)で
やって来て樹液を吸います。

kumazemi ga keyaki no eda ni 240807 12ji s-IMG_6910.jpg










▲ケヤキの枝に口吻を刺して樹液を吸うクマゼミ


まわりで何か音がしたり、人の気配?などを
感じるとクマゼミが飛び立っていきます。
そのクマゼミの口吻が刺さっていたところを
観察すると樹液が にじみ出ています。

keyaki no miki kara jyueki ga 240807 12ji s-IMG_6938.jpgkeyaki no miki kara jyueki ga 240807 12ji IMG_6938copy.jpg









keyaki no miki  kara jyueki 240808 s-IMGP5227.jpg









▲クマゼミが飛び去った直後に幹から出て
 きた樹液(上段の2枚の写真の中央に
 水玉みたいになっていて、すでにアリ類
 がきています)



少し時間が経ったと思われるところでは、
樹液が垂れているのも見られました。

keyaki no miki  kara jyueki 240808 s-IMGP5217.jpg









▲少し時間が経って樹液が流れているところ



他の目的でケヤキの幹に来ているのかも
しれないアリ類(アリ科)ですが、
樹液がでているところにすぐに集まってきます。

ari ga keyaki no miki kara deteiru jyueki wo 240807 12ji s-IMG_6934.jpg










▲クマゼミが開けた穴から出ている樹液に
 集まるアリ類

同様にハチ類も樹液がでているところに来ています。

hachi rui ga keyaki no miki ni 240807 14ji  s-IMG_7058.jpghachi ga keyaki no miki  kara jyueki wo sutteiru 240808 IMGP5206copy.jpg










▲クマゼミが開けた穴から出ている樹液の
 ところに来ているハチ類


「喫茶ケヤキ」は、様々なお客さんで
この日も賑わっていました。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
月の第1日曜日Kidsサンデーです。


8月4日は、ものすごく暑い日でした
(三田での最低気温25.9 ℃、最高気温37.2 ℃、
平均湿度80%)。

気象庁の三田の日降水量のデータを見ると、
7月24日に雨が降って(日降水量3.5mm)から、
それ以降8月4日まで、10日間雨が降っていません。
また、7月24日以前も約1週間、雨が降っていません
でした。

深田公園の芝生広場のオオバコ(オオバコ科)は、
高温と渇水で乾燥して、葉が立ち上がり
(葉の裏面が見えるほど)丸まっている
ような状態です。

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▲葉が丸まっているオオバコ



一方、博物館のそばにある円形劇場の上の緑道沿い
では、ムクゲ(アオイ科)や クサギ(シソ科)、
サルスベリ(ミソハギ科)のそれぞれの花が
元気?に咲いています。

クサギの花は、顔を近づけて匂いを嗅ぐと、
かぐわしい香りがしていました。

mukuge no hana 240806 s-IMG_6825.jpgkusagi no hana 240806 s-IMG_6832.jpg









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▲ムクゲやクサギ、サルスベリの花


また、ケヤキ(ニレ科)の幹に、
たくさんのクマゼミ(セミ科)の
抜け殻が縦方向に並んでついていて
渋滞?状態です。

幹の傾きの角度が、羽化するのに
ちょうどいいのでしょうか?


240804 kumazemi no nukegara ga keyaki no miki ni s-IMG_6562.jpg










▲たくさんのセミ類の抜け殻




8月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。



<本館内では・・・>

■エコロコおやこ『タネの模型をつくって飛ばそう!』
の ようすは・・・


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▲親子で作っているようす


作ったタネの模型を飛ばしています。

240804 tane no mokei s-IMG_6603.jpg240804 tane no mokei s-IMG_6653.jpg











▲タネの模型を飛ばしているようす




ひとはく連携活動グループの
人と自然の会の皆さんによる
『おはなしシアター』の演題は、
「おだんご ぱん」と「じごく の そうべえ」 
だったそうですよ。

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▲おはなしシアターの看板

(すみません。今回もシアター内部の写真が撮れていません。)


■フロアスタッフと学ぼう!『妖怪盆おどり』
の ようすは・・・

4階 ひとはくサロンで盆おどりが開催されましたよ。

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▲『妖怪盆おどり』の案内


ちょうど昼ごろ、午後の開催に向けて準備を
していましたよ。

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▲盆おどりのヤグラ?を準備しているようす



さあ、はじまりました。まずは、妖怪のお話から~

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▲妖怪のお話中


詳しくは、下記のブログ記事をみてくださいネ!

こんにちは!フロアスタッフです♪~「はかせと学ぼう!妖怪盆おどり」~ - 兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく) ひとはくblog (hitohaku.jp)



さらに、フロアスタッフによる『デジタル紙芝居』や
『展示解説』も実施されましたよ。



皆さん楽しんでいただけましたか?


次回のKidsサンデーは、2024年9月1日(日)です。

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ご家族で、ひとはくへ お越しください。

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘
8月4日(日)のはかせと学ぼうは、ひとはく妖怪はかせの大平研究員といっしょに
妖怪に変身して、みんなで盆おどりをおどりました!

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夏休みにピッタリの、お祭りイベントです♪

はじめに大平研究員から 妖怪クイズ!
おもしろかったね!みんなは何問とけたかな?

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みんなでカッパ・天狗・キツネ・鬼のお面をつくります。わくわくするねっ♪

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ペンやシールをつかって自由につくります。
それぞれ、とぉ~っても面白いお面ができあがりました!
いろんなお面があって、ほんとうに素敵でした♪

さあ!お面がつくれたら、みんなで盆おどりだっ★

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笑っておどって 楽しい思い出づくり♪
みんな楽しかったかな?ありがとう!

大平研究員&カッパさん!ありがとうございました~♪
最後はみんなでいっしょに記念撮影です!
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8月はまだまだ楽しいイベントが待っています。
みなさん是非ご参加くださいね♪

フロアスタッフ一同
8月最初のフロアスタッフとあそぼうは「ミニおさかな釣りセットをつくろう」
川は山から海へと流れます。山に近いほうから、上流・中流・下流とよびます。
場所によって、すんでいるさかながちがいます。
DSC04727.jpg 
どんなさかながどのエサで釣れるかな?<゜)))彡

のりを小さなところにぬるのはむずかしいね。
みんなすごくがんばってくれました(o^―^o)
DSC04738.jpg DSC04734.jpg
釣れたどーーーーーーーーーーーーー!♪!♪!♪
おうちで、おさかなをふやしたり、色をぬったり、たのしんでくださいね☆
ご参加ありがとうございました!

ミニお魚釣りセットweb.gif

明日8/4(日)はKidsサンデー!催しがもりだくさんです。ぜひあそびにきてください(^^♪

                               
フロアスタッフ 一同
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