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3月14日(土)のフロアスタッフとあそぼうは「画はくの日 コウノトリを描こう」を行いました♪

コウノトリはひとはくのある兵庫県の県鳥です。「幸せをはこぶ鳥」として知られていますね♪

まずは絵を描く前に、コウノトリのクイズからスタートです!

コウノトリは休憩なしで2~300キロ飛べる!?
大人のコウノトリは鳴かない!?
みんな正解したかな?

みんなじっくりとコウノトリを観察しながら絵を描きました!
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ご参加ありがとうございました♪楽しかったね☆彡
出来上がった作品は4階ひとはくサロンに展示しています!

明日は、はかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」です。

皆様のご来館お待ちしております。

フロアスタッフ一同

2025年3月14日

今日は、たんぽぽぽのみなさんにアンモナイトの化石レプリカづくりを体験していただきました。
まずは、クイズを1問。アンモナイトは何の仲間かな?

子どもたちは自信をもって手を挙げていましたね。

正解!!
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自分の好きな色の「おゆまる」を2本と、アンモナイト化石の型を選びます。


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「おゆまる」2本をお湯につけてしばらくすると柔らかくなります。
それを「クネクネ」して、アンモナイトの型に押し込み、水の入ったボールに入れ、しばらくするとできあがり。


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世界に一つだけのオリジナル、アンモナイトの化石レプリカが完成です。

本物の化石とくらべてみて! 
上手にできたね。

 

◎参加したみなさんのコメント

・アンモナイトが何の仲間か、知っていたよ!

・色を選んでつくるのが楽しかった。

・上手にできた。

・どうして、アンモナイトの化石はこの色なのですか?

(文責 生涯学習課 ※化石の色は、簡単に言うと、化石が見つかった地層によって色が違うそうです。)


突然ですが、
まずは、この写真を見てください。
何に見えますか?

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

s-250309 otometsubaki no haname no dannmenn  IMGP352 copy.jpgs-250309 otometubaki no hana me no tate ni kiru IMG_4075 copycopy.jpg











▲なんの断面?(2025年3月上旬に撮影)


野菜のキャベツの玉の断面っぽく
見えたりしませんか?

黄緑色の葉のようなものが
幾重にも重なっています。


これは、ある木の枝先にある冬芽を
縦方向に切った断面の写真です。

この木は、オトメツバキ(品種名)
と呼ばれる ヤブツバキの仲間
(ツバキ科)です。



この仲間の冬芽は、枝先に、
ボールのような形の、花がでてくる
花芽(かが)と、タケノコのような
形の、枝葉がでてくる 葉芽(ようが)
の2種類に分かれています。

250309 otometsubaki no fuyume s-IMG_4084 copy.jpg











▲オトメツバキの丸い花芽と
細い葉芽


次の写真を見てください。
花が咲いた状態です。
淡いピンク色の花ビラが
たくさん ついています。

たくさん花ビラがあるものを
八重(やえ)咲きや、
千重(ちえ)咲き など
と呼ばれることがあります。

オトメツバキの場合、
花の中心部にある雄しべが
すべて花ビラに変わったものです。
また、雌しべも退化しています。

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▲オトメツバキの花(2024年4月上旬に撮影)

最初に示したオトメツバキの花芽の
縦断面の写真でキャベツの葉のようだ
と言っていたのは、まだピンク色に
なっていない、黄緑色の花ビラだった
のです。

ひとはくに隣接する深田公園には、
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキが
植えられています。

3月上旬~中旬の 
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の断面は・・・

s-250309 otometubaki kanntubaki yabutubaki no haname IMG_4103 copy.jpg





 





▲左から オトメツバキ、
カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の縦断面

それぞれの花芽の最も外側には
芽鱗(がりん)と呼ばれる
小さなウロコ状のもので中身が
包まれ(守られ)ています。

オトメツバキの花芽の芽鱗の内側は、
ほぼピンク色っぽい花ビラだけで
占められています(花粉が入って
いる、黄色の葯(やく)がありません)。
また中央の下の方に黄色っぽい三角
のものが退化した雌しべです。

カンツバキの花芽の芽鱗の内側は、
周辺に濃い赤色のたくさんの花ビラ
の厚い層があり、その中心に
黄色の葯がたくさん見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に
薄緑色をした棒状のものが
1本見えるのが 雌しべです。

ヤブツバキの花芽の芽鱗の内側は、
カンツバキのように、中心部に
黄色の葯が たくさんあり、
その周辺に薄紅~ピンク色の
花ビラの薄い層が見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に薄緑色
をした棒状のものが1本見える
のが 雌しべです。



カンツバキの花は、(花が咲く)
ピークを過ぎていますが、現在
も咲いています。

さきほど示したオトメツバキの花 や
ヤブツバキの花は、3月下旬から
4月上旬に観察できます。


ちなみに、カンツバキの花は、

250309 kanntsubaki no hana s-IMG_4028.jpg











▲カンツバキの花(2025年3月上旬に撮影)


ヤブツバキの花は、

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▲ヤブツバキの花(2024年4月上旬に撮影)


それぞれの花の中心部(雄しべや雌しべ)
や 花ビラの数を よく見てみましょう。
開いたときに、どんな違いがありますか?


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはくの1階には人類進化の展示があります。

この展示は約30年前に始まりましたが、人類進化の研究はこの30年ほどで劇的に進歩しました。
ひとはくの展示も、当時とは違った展示になっています。


IMG_7855.JPG

 

 

 

 

 

 

 




この背景には2つの大きな要因があります。ひとつは新たな化石記録が多く見つかったこと、そしてもうひとつは、現生人類や化石人類のDNA分析が可能になったことです。

これらの研究から、人類の進化や、現代人のルーツについて、多くの知見が得られています。

IMG_4669.JPG IMG_4670.JPG

 

 

今日のセミナーは、こうした最新の知見についての解説が中心となりました。

DNAによる解析も時代とともに変化し、化石に含まれるDNAも解析可能となっています。

化石は、寒冷地では保存状態が良いですが、それ以外の場所では保存状態もよくないので、分析がむずかしく、時代の特定にも数万年もの幅があるそうです。
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セミナー終了後も多くの方々が熱心に質問される姿がありました。

人類の進化の分野に関しては、最近でも多くの次々と論文が発表されているそうで、今後新たな知見が出てくるかもしれませんね。

 

 

◎受講していただいた方のコメント

・自分があまり知らないことだったのでとてもいい勉強になりました。(高校生)

・神戸新聞のセミナー情報で、このセミナーを知りました。とてもおもしろかったです。

・興味があるセミナーは、なんでも受講しています。毎日が勉強です。楽しい時間でした。

・セミナーガイドで知りました。来年度も面白そうなセミナーを受講したいと思います。

 

◎京極研究員より

 ゲノム解析の話が中心だったり、たくさんの人類種の名前が出てきたりと、かなり難しめのセミナーだったと思います。それ

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でも皆さん関心をもって聞いてくれました。新しいことが次々と分かっている分野なので、今後の研究の進展にも注目して欲しいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

落ちないよ~

2025年3月 9日

ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。

本日(3月9日)は、晴れてよい天気でしたが
強い風が吹くこともあり、日が当たらない
ところでは風が冷たく感じました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲風が強くふいて元気よく
なびいている旗


深田公園の円形劇場という野外施設
の上方にある緑道沿いにはケヤキ
(ニレ科)の高木があります。

ケヤキは落葉樹なので、秋から冬の
初めにかけて、ほとんどの葉が黄・橙
・紅・茶色などに色づいて
落ちてしまいます。

s-keyaki no eda no hirogari 250309 IMG_3952.jpg





















▲ケヤキの枝には、ほとんど
葉が残っていない(3月上旬)


しかし、落葉樹であるクヌギ(ブナ科)
の高木の中には、枯れて
茶色っぽくなった葉が3月になった現在
でも枝についたままになっているもの
が見られます。

s-kunugi no eda no hirogari 250309 IMG_3961.jpg




















▲枯れた葉をつけているクヌギ(3月上旬)



今日の強い風で落ちた と思われる
クヌギの枯れ葉がありました。

s--kunugi no kareta ochiba   250309 IMG_3968.jpg










▲強い風で 落ちたと思われる
クヌギの枯れ葉


よく見ると、落ち葉の葉柄が折れて
短くなっているものがありました。

クヌギの枝先をよく観察すると、
葉柄が途中で折れて 枝に残って
いるものが見られます。

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▲葉柄の一部が枝に残っている
クヌギの枝先


落葉樹の多くは、この葉柄の
つけ根の部分(枝にくっついて
いるところ)に離れる層と書いて
「離層(りそう)」という
壁を作って秋から冬に葉を
落とします。

手が届く位置にあるクヌギの枝から
枯れた葉の葉柄のつけ根のところで
(葉柄を)手で引っ張って伐って
みました(結構な抵抗がありました)。

その断面の色はやや緑っぽい色を
していました(枝の方の葉のついて
いたところの跡も緑っぽい色でした)。

葉柄の内部は枝と(結構しっかりと)
つながっていたようです。

s-kunugi no kareta ha ga eda ni tsuiteiru 250309 IMG_3925 copy.jpg











▲葉柄を枝から伐る前


s-kunugi no kareta ha no youhei wo eda kara toru  250309 IMG_3933 copy.jpg











▲葉柄を枝から伐った後

クヌギの枯れた葉は、3月上旬でも
枝にしっかりと ついていました。

ここで「枯れているけど、
落ちない葉(よう)~」と
心の中で叫んでみました。



枯れた葉は、その多くが春に新しい枝葉
などが出てくるときに落ちるようです。

s-240410 kunugi no ha ya hana ga detekita IMG_2314copy.jpg











▲新しい枝葉(雄花も含む)が
伸びてきたクヌギ(2024年4月10日撮影)



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘


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