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今年度ひとはくは、標本資料の面白さや標本を用いた自然の読み解き方を解説する収蔵品スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」を1月を除き毎月第2日曜日に開催します。160万点を超える収蔵資料をフル活用したいという思いで進めていきますので、よろしくお願いします。

 第1回6月10日(日曜日)「イネ科標本の世界」と題して、イネ科標本、ドライフラワーや、イネ科の分子系統樹絵巻を展示しました。
また、「コムギとヒトの深ーい?関係」と題したギャラリートークを開催しました。

ギャラリートークを行ってくださったのは、森直樹 神戸大学大学院農学研究科 教授です。
現代人にとってコムギはコメと並んでもっとも身近に食料として利用している植物です。野生エンマーコムギがおよそ1万年ごろヒトに栽培されはじめ、どのように栽培植物のコムギへと変化していったかを中心に、コムギとヒトの関わりについて非常に分かりやすく解説してくださいました。それは、単にコムギの形質変化のお話にとどまらない、コムギとヒトの1万年余りにわたる一大叙事詩のようなお話でした。


  
(左写真)本年度スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」いよいよ開幕です。
(右写真)この日は三田祥雲館高等学校第1学年で「自然科学への誘い」を選択している生徒さん30余名が来館し、授業の一環としてこのギャラリートークを聞いてくださいました。

  
(左写真)北アフリカの街角で売られていたマカロニコムギのパン。普通はパンをつくるのに向かないマカロニコムギを使ってパンを作る、そんな地域文化の豊かさをお話しくださいました。コムギの多様性が人類の文化の多様性を生んでいるようです。
(右写真)コムギの原産地に近いトルコ南部におけるコムギの遺伝学的調査のもよう。

  
(左写真)ヒトの約10万年前ぐらいの出アフリカから、約1万年前の農耕の開始、これと並行して起こるコムギの栽培植物への変化を絵巻物のように解説してくださいました。
(右写真)コムギの原産地に近いトルコ南部におけるコムギの遺伝学的調査のもよう。

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(左写真)野生エンマーコムギの生育状況。
(右写真)野生エンマーコムギから栽培植物コムギへと、人との関わりの中で変化するのにどのくらいの時間を要するかについてお話しいただきました。人類の文化が形づくられていく背景にある植物の変化に驚きと感動でした。

 

  

(左写真)お話が非常に分かりやすく興味をひくものであっただけに、講演後には高校生が多くの質問を寄せていました。「二倍種、四倍種、・・・」生物で習った遺伝に関する知識がしっかりと役立っています。
(右写真)イネの系統樹についても森教授を質問ぜめ。科学はこんな質問のワイワイガヤガヤから発展します。


  

(左写真)カラスムギの種子の芒をしめらせて、芒の運動を説明する森教授。
(右写真)デジタル顕微鏡で種子を拡大しながら、その構造について説明する森教授。丁寧な説明に生徒たちは一生懸命メモを取っています。


  

身近に生えているイネ科植物を実体顕微鏡で観察。この身近な植物についても、ひとはくの高野研究員に質問がたくさん寄せられました。


  

オープンセミナー「お出かけ画はくの日イネ科植物を描こう」で描いたものを高野研究員のところに持ち込んで名前を尋ねる子どもたちも現れました。きれいなスケッチと植物の知識が融合します。とっても熱心なまなざしが印象的でした。


  

先ほど森教授がやってくれたことを子どもたちも実践。カラスムギの種子を湿らせ芒の動きを観察しています。芒の動きが繁殖に役立っていますが楽しい動きです。ほーらこの通りと見せてくれる手の動きも素晴らしい手つきです。

この収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」、次回第2回7月8日(日曜日)「海の無脊椎動物たち~イカタコエビカニ~」(担当:和田年史・三橋弘宗・山内健生)を行います。どうぞご来館ご参加ください。

生涯学習課 竹中敏浩


今年度より毎月第2日曜日は、収蔵資料スペシャル企画~標本のミカタ~が開催されます。

6/10の日曜日は第1回目「イネ科標本の世界」でした。
それに合わせてフロアスタッフのイベントもイネ科の植物を描きました。

みなさん イネ科の植物って知ってますか?
みんなが食べる、ご飯もパンもイネ科です。
私たちの生活になくてはならないのがイネ科の植物です。

米や麦だけではなく、私たちのまわりにはイネ科の植物がたくさんあります。
博物館の周辺にもイネ科の植物がいっぱい!

ということで・・・スペシャルゲスト 植物博士の高野研究員と植物採集をしました。

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朝から大雨の予報だったのに外にいけたよ~!草むらの入って、採った草を高野研究員に見てもらってイネ科かどうか確認したよ

採集した植物をじっくり観察しながら描いたよ!
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予告 標本のミカタ 第2回開催は 
   7/8(日)「海の無脊椎動物たち ~イカタコエビカニ~」

13:00~16:30 4階大セミナー室に、標本がずらりと並んでいます!

13:00~13:30 ギャラリートーク
         地元の相生市で研究者も驚くカニ類調査を実施し、今注目されている
                           小学生の兄弟「カニカニブラザーズ」が、カニの秘密や魅力を語りま
                           す。

13:30~14:00 フロアスタッフとあそぼう!「画はくの日~カニの絵をかこう~」
         相生カニカニブラザーズと一緒にカニを観察しながら描いてみよう!

海の生き物のの不思議をぜひご覧ください!
みなさまのご来館を心よりお待ちしております。

フロアスタッフ せら ゆうこ



ひとはくでは、今年も中学生の「トライやる・ウィーク」を受け入れを行っています。春は2週に分けて受け入れますが、第2週は6月5日(火)から6月8日(金)まで行いました。


■6月5日(火曜日)
今回は、三田市立藍中学校、けやき台中学校、神戸市立有馬中学校、宝塚市立南ひばりが丘中学校の4校から、6名の中学生が「職業としての博物館」を体験に来てくれました。中学生の成長のようすをご覧ください。
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(左写真)各中学校でペナントやのぼりをご用意いただきました。ありがとうございます。
(右写真)入館式での6名の緊張した面持ち。小学校等でひとはくに来たことがあり、仕事としてはどんなことが行われているのだろうと興味をもってくれた生徒が多いようです。ひとはくを選んでくれたことに感謝です。

入館式を終えると、早速ひとはくならではのトライやる・ウィークが始まります。

  
(左写真)深田公園にある池で、高橋鉄美研究員の指導のもと水棲生物の調査を行っています。アメリカザリガニ、メダカなどが生息しています。
(右写真)3人とも「魚とりで遊んだことはあまりないんです」と言いながら、すぐに慣れてたくさんの水棲生物を採集していました。さすが中学生!順応が早い!

  
秋山研究員の指導のもと、古い研究紀要「人と自然」「Nature and Human Activities」を整理しています。博物館は研究機関で、研究したことを発表するのも仕事。でも、古いものをリニューアルしていく必要もあります。こんな地味な仕事も博物館の仕事です。

■6月6日(水曜日)
  
(左写真)来館者対応を担っているフロアスタッフさんと朝の打合せ。聞きもらしは禁物、集中力が必要です。
(右写真)3階入口にて小学生の団体をお出迎え。緊張しながらもにこやかな笑顔が求められます。

  
(左写真)ダンゴムシの生態を描いたデジタル紙芝居「ころころだんちゃん」を上演。初対面の方々の前で緊張気味です。
(右写真)この紙芝居は手遊びも付いています。説明がはっきりしていて、大人の方々も皆やってくれました。初めての上演でこんなに大人の方々がやってくれるのは快挙です!

  
櫻井研究員の指導のもと、セミナーで使用する昆虫の模型をつくっています。針金を切って曲げて...小学校の図画工作の時間にも針金細工は行ったとのこと。さまざまな教科の経験が生きるのもトライやるウィークの良いところです。

■6月7日(木曜日)
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(左写真)高野研究員の指導のもと生物系収蔵庫での作業を体験。入室の注意を聞き、ものものしい大きな扉に緊張ぎみ。
(右写真)3名みんな動物に興味があるそうで、動物標本を少し見学。ひとはくの広い収蔵庫に「体育館より広い!」と感激。

  
(左写真)植物標本整理の説明を受ける。標本に少しは興味を持ってくれたでしょうか。より興味を持ったら「標本のミカタ」のセミナーへどうぞ。>>収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ」第1回「イネ科標本の世界」
(右写真)三橋研究員の指導のもと、展示準備を行っています。食い入るようなまなざしが真剣さを表しています。

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(左写真)今の中学生の情報リテラシーは優秀! 少し指導を受けただけで、指導のあと初体験のソフトを使って作成できました。
(右写真)できた展示サインを会場へと運んで掲示します。位置、高さ、角度を検討中。この経験を中学校の文化祭でも生かせるかな。

■6月8日(金曜日)
  
植物の標本を整理中。植物分類の約300の科に分類していきます。真剣に、慎重に標本を見る目が印象的です。

  
デジタル紙芝居「ころころだんちゃん」を上演。上演後はダンゴムシについて昆虫との違いを説明です。はっきりと分かりやすい説明でした。しっかり聞いてくれた小学生たちにも感謝です。

  
(左写真)あっと言う間に終了式を迎えてしまいました。小山生涯学習課長(右手前)の「将来、博物館で働きたいですか?」という問いに全員挙手。
(右写真)4階入り口前で集合写真。今回は中学生の協力・協働の姿勢に感心しました。

今回トライやる・ウィークで職業としてのひとはくを経験してくれた中学生の皆さん、ありがとうございました。今回の中学生たちは、他の生徒を気遣いながら全体の成果を上げていける諸君でした。そんな素晴らしい姿勢はこれからの学校生活でも将来の職業でも生きることと思います。これからも優れた特質を伸ばしていってください。最後になりましたが、中学校の先生方、ご指導ありがとうございました。

生涯学習課 竹中敏浩

この夏,7月7日から,当館で「美しき蝶たちとの出会いー江田コレ展2018」を開催します.本コレクション展のポスターやチラシ,バーナー,サムネイル,解説ラベルのデザインをしました.

 江田コレクションは、兵庫県芦屋市で幼少期を過ごした江田茂さん(1930~2008)が趣味で収集した昆虫標本です。標本数は27万点余りで、その半数近くが蝶類標本です。これらは世界中から集められたもので、東南アジアはもちろんのこと、中央アジア、南北アメリカ、アフリカの標本も多数含まれています。今ではワシントン条約(絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約)で採集や商取引がきびしく禁じられており、入手が不可能に近い種も含みます。「美しき蝶たちとの出会い―江田コレクション展2018」では、こうした膨大なコレクションの中から選りすぐった200種の蝶を展示・解説します。系統分類研究部の昆虫担当2名で,現在,頑張って,準備作業を進めています.美術品のように美しい蝶、珍奇な姿の蝶、不思議な生態の蝶などが展示されますので、是非、足をお運びください (系統・昆虫 橋本佳明).

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月 の 第1日曜日は 「 ひとはくKids(キッズ)サンデー 」です。
 
6月のKidsサンデーは、晴れのよい天気でした。
 

博物館のエントランスホール近くでは、ザクロの花が咲きだしています。

 

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▲ザクロの花が咲いています                                                            


博物館の4階入口近くには、いくつかのコシアカツバメの巣があります。

そのうち、今年5月中旬にできた巣では、入口のところに、コシアカツバメ
の頭が見えます。

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▲もう子育て中?のコシアカツバメの巣


また、その近くの場所で、コシアカツバメが新しい巣を5月下旬から
作り始めています。

 
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▲新しく作られているコシアカツバメの巣
 
 

Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。

 

午前中は、

まずはじめに 研究員による「サンデーぜみ『バッタの赤ちゃんをさがそう!』が行われました。

『パッタの赤ちゃんをさがそう!』では、
研究員からバッタの赤ちゃんの捕まえ方を伝授してもらってから、
みんなで深田公園にでて、芝生地にいるバッタの赤ちゃんをさがしま~す。




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             ▲研究員からバッタの赤ちゃんの捕まえ方を教わっています

 


みんなで、外に出てバッタの赤ちゃん捕まえます。

 

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 ▲芝生地でさがしています            ▲小学生のお兄ちゃんは、大人のバッタも捕まえました!


みんなで、いろんなバッタの赤ちゃんや、キリギリスの赤ちゃん、その他たくさん見つけていました。




それから
フロアスタッフによる「デジタル紙芝居『くるりんひらりん空のたび』」が
上演されたり、「展示解説『 海の仲間たちツアー ~大きな骨は何の骨?~』」が行われました。



 『くるりん ひらりん 空のたび』の紙芝居が終わって、森のエビフライの解説や、
実物などを使った説明がありましたよ。                  

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               ▲『くるりん ひらりん 空のたび』の様子                  


 展示解説では、大きな骨の解説や、海の仲間たちのクイズで、みなさん盛り上がっていました 。

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                ▲『海の仲間たちツアー』の様子 

 


午後は、
4階のひとはくサロンで、
ひとはく連携活動グループの 人と自然の会(めだかの学校)の皆さんによる
カエルの鳴き声によく似た音がなる「紙の工作」が実施されました。


人と自然の会の方たちに優しく教えてもらいながら
みんな上手に作品を作っていましたよ。4階のひとはくサロンでは、
「ゲコ、ゲコ。ゲコ、ゲコ」が いっぱいでした。



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▲小さな来館者と、人と自然の会の方とお話中    ▲完成した作品を持ってハイポーズ

 

また、野外では、キッピー山のラボ(三田市立有馬富士自然学習センター)と
ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんプラザ)さんと
のコラボの『葉っぱで色水あそび』が実施されました。

まず、色水あそびをする葉っぱを自分たちでさがします。

 

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           ▲葉っぱを自分たちで採集しています

 
葉っぱや花びらで色水を作っています。

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             ▲葉っぱが違うと色水の色がちがう?

 

みんな~ たのしかった~?

 


午後のフロアスタッフによるプログラムは、
「フロアスタッフとあそぼう『古代のサイ アミノドンをつくろう』」や
「デジタル紙芝居『ゆめ の つづき』」が 行われました。



『古代のサイ アミノドンをつくろう!』では、
展示されているザイサン アミノドンの模型と一緒に自分で作った作品を持って
記念撮影をしていましたよ。

 

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▲一生懸命に背景の色をぬったりしています  ▲アミノドンの模型(展示物)と一緒にハイチーズ

 

デジタル紙芝居『ゆめのつづき』では、ハスの妖精のハスミンが
いろいろな生きものと出会います。バリバリの関西弁の生きものも
でてきますよ。

 

 

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 ▲『ゆめ の つづき』の紙芝居の様子

 

 

 

午後の研究員によるプログラムは、
「サンデーさーくる『ツバメのような形の紙ヒコーキをつくってとばそう!』」が行われました。





『ツバメのような形の紙ヒコーキをつくってとばそう!』では、研究員から
コシアカツバメのお話を聞いてから、紙ヒコーキをつくって、
みんなで飛ばしました。

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▲コシアカツバメの写真を見ながら色をぬっています  ▲皆でとばしました 

 うまく飛んだかな?


<ちょっとした出来事>
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 3階 入口近くには、「森に生きる」という展示があります。

 この展示は、兵庫県で見られる動物たちを展示しています。
 その展示を熱心に見ておられる家族がいました。


 4才の男の子がお父さんに、「これはなに?」「これはなに?」と
 1つ1つの動物の名前を聞いていました。

 お父さんは、名前の表示を確かめて男の子に答えておられました。
 (その場面のシャッターチャンス?は、逃してしまいました。)
 
 

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 ▲家族で熱心に展示を見ておられます

 後で、お父さんに伺うと、神戸市に住んでおられるとのことでした。
 また、ご家族で来てくださいね。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

 

 
今回は、関西ユース(大学生のボランティア)のお姉さんお兄さん
(星野さん、龍見さん、忍田さん、古塚さん)が 子どもたちの
サポートをしてくれました。お疲れ様でした!

 


次回の Kidsサンデーは、2018年7月1日(日)に行われます。


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 ご家族みんなで、ひとはくへ お越しください!

 
                   Kidsサンデープロジェクト 小舘


 

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