ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。
本日(3月28日)の昼ごろ、
ある木に花が咲いているのを
見ておられる家族がいました。
下記の写真を見てください。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲咲いていた花(2025年3月28日撮影)
声をかけてみると、その木を
ソメイヨシノ(バラ科)だ
と思って見ておられたようです。
この花は、
サクラ類の花なのですが、
ソメイヨシノよりも
全体的に小ぶりな感じです。
また、ガク筒と呼ばれる
花ビラの下にある
赤っぽい部分の下の方が
膨らんでいます。

▲咲いていた花のうしろ側(1つ) と
つぼみ(2つ)(2025年3月28日撮影)
これは、ソメイヨシノではなく、エドヒガン
(バラ科)という名前のサクラ類なのです。
ソメイヨシノは、このエドヒガンと
オオシマザクラ(バラ科)の種間雑種
(ハイブリッド)とされています。
ソメイヨシノは、花が咲いたあとに
葉が開いて 行きますよね。
それは エドヒガンと同じです。

▲エドヒガンの咲いた花(葉は開いていない)
(2025年3月28日撮影)
ちなみに、前日の午後には
エドヒガンの花は、まだ
1輪も咲いていませんでした。

▲前日のエドヒガンの冬芽(つぼみ)
(2025年3月28日撮影)
つまり、このエドヒガンの
今年の開花日は、3月28日と
なりました。
そこで、
「 咲いた♪、咲いた♪、
エドヒガンの花が~♫ 」と
心の中で歌っていました。
さて、このエドヒガンから少し離れた場所
にソメイヨシノの木がありますが、その
冬芽の状態は・・・

▲ソメイヨシノの冬芽の状態
(2025年3月28日)
冬芽(つぼみ)が膨らんで、その先が
少しピンク色になっているものがあります。
明日か明後日には、このソメイヨシノの
開花日になるのかな?
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘