ひとはくの1階には人類進化の展示があります。
この展示は約30年前に始まりましたが、人類進化の研究はこの30年ほどで劇的に進歩しました。
ひとはくの展示も、当時とは違った展示になっています。
この背景には2つの大きな要因があります。ひとつは新たな化石記録が多く見つかったこと、そしてもうひとつは、現生人類や化石人類のDNA分析が可能になったことです。
これらの研究から、人類の進化や、現代人のルーツについて、多くの知見が得られています。
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今日のセミナーは、こうした最新の知見についての解説が中心となりました。
DNAによる解析も時代とともに変化し、化石に含まれるDNAも解析可能となっています。
化石は、寒冷地では保存状態が良いですが、それ以外の場所では保存状態もよくないので、分析がむずかしく、時代の特定にも数万年もの幅があるそうです。
セミナー終了後も多くの方々が熱心に質問される姿がありました。
人類の進化の分野に関しては、最近でも多くの次々と論文が発表されているそうで、今後新たな知見が出てくるかもしれませんね。
◎受講していただいた方のコメント
・自分があまり知らないことだったのでとてもいい勉強になりました。(高校生)
・神戸新聞のセミナー情報で、このセミナーを知りました。とてもおもしろかったです。
・興味があるセミナーは、なんでも受講しています。毎日が勉強です。楽しい時間でした。
・セミナーガイドで知りました。来年度も面白そうなセミナーを受講したいと思います。
◎京極研究員より
ゲノム解析の話が中心だったり、たくさんの人類種の名前が出てきたりと、かなり難しめのセミナーだったと思います。それ

でも皆さん関心をもって聞いてくれました。新しいことが次々と分かっている分野なので、今後の研究の進展にも注目して欲しいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)