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2025年3月アーカイブ

ひとはく今年度最後の日、3月30日(日)のはかせと学ぼう!は「はかせと一緒に自分だけの博物館をつくろう!」でした。

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太田菜央研究員から外国のいろんな博物館のお話を聞いたよ。
むかし博物館ができたころは貴族が好きなものばかりを集めた部屋だったよ。
太田研究員の行ったことがあるスパイ道具がいっぱいの、スパイ博物館の写真も見せてもらいました!

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さあ、自分だけの博物館を紙を切ってポップアップで作ろう!どんな博物館ができるかな~
わたしたちスタッフが本当に感動した、みんなの集中力と真剣なまざなし!
本を見ながら昆虫や恐竜、骨などを描いてくださったり、空想しながら描いてくださったり、あれもこれも素晴らしくってまたまた感動!
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太田菜央研究員からも、いろんな工夫とみんなのアイデアに感嘆の声が(^^)
みなさん、ご参加ありがとうございました。

(フロアスタッフ一同)

「これもういらないよね?」

いやいや、ちょっと待って!
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みんなの力で、世界に一つしかないオリジナルアートができるよ!

 

今日のセミナーは、「あまりものアート!」

すてちゃうもの、つかわれていないものから、きみだけのたからものをつくってみましょう。

 

さて、ここにあるのは...

カップ麺の容器、藁、のりパネ、播州織の残糸、シュレッダーごみ、などなど
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さて、何を作ろうかな?

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 みんないたって真剣です。ハサミ、のり、カッター、テープを使って...

何ができるか楽しみだね。

 

◎参加してくれたみなさんのコメント

 ・楽しく作れました。自分のおうちにかざります。

 ・時間があっという間にすぎた。

 ・おもしろい!!

 ・ぼくは、でんしゃを作ったよ! あなたは、ふみきり? ちがうよ、きょうりゅう!!


同じく企画展の展示コーナーでは、「目指せ! アップサイクルマスター」のクイズも行われています。展示を見て、クイズに挑戦、正解すれば名前入りのオリジナルメダルがもらえます。

 

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◎衛藤研究員より

 みなさん、一生懸命何に使えるか考えながら作ってくれました。eto_circle.png

 できた作品は本当に良い仕上がりで、アートの可能性を感じています。


(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)


ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな植物が生育しています。


秋から冬にかけて、葉をドサッと
落とす木のことを落葉樹(らくようじゅ)
と言います。

春になって、新しい枝葉を出してくる
までは、落葉樹は 枝の張り具合
(枝のひろがり)がよく見えて、
なんだか スッキリ した感じです。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

250329 keyaki no namiki s-IMG_7609.jpg










▲落葉樹のケヤキ(ニレ科)




深田公園には、芝生広場の周辺に
森(樹林)がありますが、
芝生広場から森を観察すると
落葉樹を中心に、
幹や枝に絡んでいるツル植物が
見られます(葉が無いと、
よく見えますよね)。

たとえば・・・、

コナラ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

250329 konara no miki ni fuji no tsuru s-IMG_7763copy akarusa.jpg










▲コナラの木に絡んだツル植物




クヌギ(ブナ科)の木の幹に太い
ツルが絡んでいます。

250328 kunugi no miki ni fuji no tsuru ga karanndeiru s-IMG_7234.jpg










▲クヌギの木に絡んだツル植物




これは、ハリギリ(ウコギ科)の木
の幹に絡んでいます。

250329 harigiri no miki ni fuji no tsuru s-IMG_7714.jpg









▲ハリギリの木に絡んだツル植物




これは、イロハモミジ(ムクロジ科)の
枝に絡んでいます。
すこし緑っぽい色の枝(写真の右上から
左下へ伸びている枝)が イロハモミジの
枝で、他はツル植物のツルのようです。

250328 irohamomiji no eda no mawari ni fuji no tsuru s-IMG_7174.jpg










▲イロハモミジの木に絡んだツル植物



もちろん、落葉樹だけでなく、冬も
緑色の葉を枝に付けている常緑樹
(じょうりょくじゅ)である
クロマツ(マツ科)の枝葉にも
ツルが絡んでいます。
このツルは、伸びたツルの途中から
細いツルを いくつも出して、
(春になって葉がひろがると)
クロマツの枝葉を被う感じです。

250328 kuromatsu no miki ya eda ha ni fuji no tsuru ga karamu s-IMG_7204.jpg










▲クロマツの木に絡んだツル植物




この森では、ツル植物が高木に絡み
ながら、よじ登って、上方の枝葉を
被って、まるで(全体を丸々)
木を食べているようです
(ちょっと、強引?)。


思わず、
「マル・マル・モリ・モリ みんな食べるよ♪
ツル・ツル・まき・まき 明日も絡んでるかな~♪」
と心の中で歌ってしまいました
(そら~、からんどるやろ~)。


さて、この太いツルは、じつは
フジ(マメ科)のツルです。
探してみると、果実(マメのさや)
がツルに残っていました。

250328 fuji no kajitsu ga hannbun s-IMG_7172.jpg










▲フジの果実(さや)の半分が
ツルに残っている




フジの根元ちかくの直径を測ると
10㎝以上のもの が たくさん見られました。

250329 fuji no tsuru no s-IMG_7760.jpg










▲フジのツルの根元ちかく




春になると、こんなに美しい花を咲かせます。

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▲フジの花(4月下旬撮影)



花が咲くと綺麗なのですが、フジに
絡まれた木は、幹や枝を締め付けられたり、
ツルに引っ張られて倒されかけたり、
枝葉全体を被われて光合成がやりにくく
なったりするため、迷惑でしょうね。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘
3月29日(土)のフロアスタッフとあそぼう!は『画はくの日』~コレクショナリウムの標本を描こう!~
を行いました。

コレクショナリウムってどんな標本があるのかな?
みんなで見ながら、標本の大切さをお勉強しました。

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さあ、どの標本を描こうかな~

みんな真剣なまなざしで
じーっとよく観察しながら
描いてくれたね!!

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みんなのすてきな絵が出来上がりました♪
今にも絵から飛び出しそうですね~

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ご参加ありがとうございました!
画はくの日の作品は、4階ひとはくサロンに掲示しています♪

皆様のご来館をお待ちしております。

スタッフ一同

ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えてあります。


本日(3月28日)の昼ごろ、
ある木に花が咲いているのを
見ておられる家族がいました。

下記の写真を見てください。

画像をクリックすると、写真が

拡大するものがあります。

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▲咲いていた花(2025年3月28日撮影)


声をかけてみると、その木を
ソメイヨシノ(バラ科)だ
と思って見ておられたようです。

この花は、
サクラ類の花なのですが、
ソメイヨシノよりも
全体的に小ぶりな感じです。

また、ガク筒と呼ばれる
花ビラの下にある 
赤っぽい部分の下の方が
膨らんでいます。

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▲咲いていた花のうしろ側(1つ) と
つぼみ(2つ)(2025年3月28日撮影)


これは、ソメイヨシノではなく、エドヒガン
(バラ科)という名前のサクラ類なのです。

ソメイヨシノは、このエドヒガンと
オオシマザクラ(バラ科)の種間雑種
(ハイブリッド)とされています。

ソメイヨシノは、花が咲いたあとに
葉が開いて 行きますよね。
それは エドヒガンと同じです。

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▲エドヒガンの咲いた花(葉は開いていない)
(2025年3月28日撮影)



ちなみに、前日の午後には
エドヒガンの花は、まだ
1輪も咲いていませんでした。

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▲前日のエドヒガンの冬芽(つぼみ)
(2025年3月28日撮影)


つまり、このエドヒガンの
今年の開花日は、3月28日と
なりました。

そこで、
「 咲いた♪、咲いた♪、
エドヒガンの花が~♫ 」と
心の中で歌っていました。

さて、このエドヒガンから少し離れた場所
にソメイヨシノの木がありますが、その
冬芽の状態は・・・

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▲ソメイヨシノの冬芽の状態
(2025年3月28日)


冬芽(つぼみ)が膨らんで、その先が
少しピンク色になっているものがあります。

明日か明後日には、このソメイヨシノの
開花日になるのかな?



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

今日は、本年度最後の化石発掘体験セミナーです。
丹波竜が発見された地層から掘り出された石の中から、化石を探します。
最初に恐竜ラボの技師からやり方のレクチャーを受け、化石発掘にチャレンジです。




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大切なことは、石をよく見ることです。
石の中に「化石かも」と思うようなものがあったらラボの技師に見てもらいます。
化石や石のサンプルもあるので、よく見て確認しましょう。




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1時間弱の体験でしたが、恐竜の骨片、カエル、小動物などの化石が見つかりました。
発見した化石は、貴重な資料として発見者のお名前とともに博物館で保管されます。

 

 

 


◎参加したみなさまのコメント

・化石を見つけることができました。楽しかった。

・化石に興味があり、イギリスでも化石を見つける体験をしてきました。ここでも発見できてよかった。

11月にも来ました。また来たいです。

・やっとこの発掘体験セミナーに当たった。できてうれしかった。

・「もしかしたら?」と思って、何回も見てもらいに行きました。違いが少しわかった。

 

◎恐竜ラボ技師チームより

 体験会としていますが、調査の一環として実施しています。
 見つかった化石は貴重な資料として博物館で保管されます。
 皆さんも調査に参加してみませんか?

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

こんにちは!フロアスタッフです!(^^)!
3月23日(日)のフロアスタッフとあそぼう!は、昨日に引きつづき「クマのぼうしをつくろう!」をおこないました。

まずはクマについてのクイズにちょうせん!

・日本にいるクマは何種類?
・クマは目がいい?

なんもん正解したかな?
クマのこと、たくさん知ることができましたね(^^)
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クイズのあとは、ぼうしづくり。
黒いぼうしに、耳、鼻をつけて、かわいい目をかいたら、世界に一つのオリジナルクマぼうしのかんせい!
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さいごに、かわいいツキノワグマさんたちが集まって記念撮影です。
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クマは、冬眠している間に子どもをうみ、春になると親子であなから出てきます。
山でもかわいいこぐまたちが集まっているかも!?

ご参加ありがとうございました。

いよいよ春休み。ひとはくでは、楽しいイベントをたくさん準備して、みまさまのご来館をおまちしております。

フロアスタッフ一同

3月22日(土)のフロアスタッフとあそぼうは「クマのぼうしをつくろう!」を行いました♪

クマさんのぼうしを作るまえに、クマさんの○×クイズにちょうせん!
なんもん正解したかな?
クマさんのこと、たくさん知ることができたね!
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クイズのあとは、お待ちかねの
オリジナルのぼうしを作りましょう!
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完成したらツキノワグマになりきって記念撮影☆
かわいいクマさんがたくさん集まりましたね♪
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ご参加ありがとうございました‼
明日もフロアスタッフとあそぼうクマのぼうしをつくろう!」を行います☆彡

みなさまのご来館をお待ちしております。

フロアスタッフ一同
今日ははかせと学ぼう!「クレヨンってなあに?」をおこないました
もったいないはかせ衛藤研究員に「アップサイクル」について教えてもらったよ!

「アップサイクル」とは?
捨てられるはずだったモノにアイデアやデザインを加えて、新たな価値をもつモノに
生まれ変わらせることです。
例えばどんなモノ??と思われた方!
ひとはくでは、楽しく学ぶことが出来る企画展を開催しています。
企画展「価値の手直し展~アップサイクルから見つめるモノと人の豊かな関係~」詳しくはタイトルをクリック☆
2025/2/15(土)~5/31(土)までの期間限定の展示です。
ぜひ見にいらしてください。

さて、今日はその取り組みのひとつ、野菜でつくった「おやさいクレヨン」で絵を描くイベントをおこないました。

まずはクイズにチャレンジ!正解わかったかな?
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次に「おやさいクレヨン」を使ってみよう!
いつものクレヨンより、ちょっと固い感じ?!やさしい色だね。
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次におやさいクレヨンを使って、野菜を描いてみよう!
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最後にみんなで記念にパシャリ!!ご参加ありがとうございました☆彡
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みなさんのステキな作品は、企画展示室内に掲示しています!

「価値の見直し展」関連イベントはこのあともたくさんありますよー!
ひとはくホームページをチェックしていただいて、みなさまのご参加をお待ちしております!

フロアスタッフ一同
3月14日(土)のフロアスタッフとあそぼうは「画はくの日 コウノトリを描こう」を行いました♪

コウノトリはひとはくのある兵庫県の県鳥です。「幸せをはこぶ鳥」として知られていますね♪

まずは絵を描く前に、コウノトリのクイズからスタートです!

コウノトリは休憩なしで2~300キロ飛べる!?
大人のコウノトリは鳴かない!?
みんな正解したかな?

みんなじっくりとコウノトリを観察しながら絵を描きました!
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ご参加ありがとうございました♪楽しかったね☆彡
出来上がった作品は4階ひとはくサロンに展示しています!

明日は、はかせと学ぼう!「おやさいクレヨンってなあに?」です。

皆様のご来館お待ちしております。

フロアスタッフ一同

2025年3月14日

今日は、たんぽぽぽのみなさんにアンモナイトの化石レプリカづくりを体験していただきました。
まずは、クイズを1問。アンモナイトは何の仲間かな?

子どもたちは自信をもって手を挙げていましたね。

正解!!
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自分の好きな色の「おゆまる」を2本と、アンモナイト化石の型を選びます。


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「おゆまる」2本をお湯につけてしばらくすると柔らかくなります。
それを「クネクネ」して、アンモナイトの型に押し込み、水の入ったボールに入れ、しばらくするとできあがり。


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世界に一つだけのオリジナル、アンモナイトの化石レプリカが完成です。

本物の化石とくらべてみて! 
上手にできたね。

 

◎参加したみなさんのコメント

・アンモナイトが何の仲間か、知っていたよ!

・色を選んでつくるのが楽しかった。

・上手にできた。

・どうして、アンモナイトの化石はこの色なのですか?

(文責 生涯学習課 ※化石の色は、簡単に言うと、化石が見つかった地層によって色が違うそうです。)


突然ですが、
まずは、この写真を見てください。
何に見えますか?

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲なんの断面?(2025年3月上旬に撮影)


野菜のキャベツの玉の断面っぽく
見えたりしませんか?

黄緑色の葉のようなものが
幾重にも重なっています。


これは、ある木の枝先にある冬芽を
縦方向に切った断面の写真です。

この木は、オトメツバキ(品種名)
と呼ばれる ヤブツバキの仲間
(ツバキ科)です。



この仲間の冬芽は、枝先に、
ボールのような形の、花がでてくる
花芽(かが)と、タケノコのような
形の、枝葉がでてくる 葉芽(ようが)
の2種類に分かれています。

250309 otometsubaki no fuyume s-IMG_4084 copy.jpg











▲オトメツバキの丸い花芽と
細い葉芽


次の写真を見てください。
花が咲いた状態です。
淡いピンク色の花ビラが
たくさん ついています。

たくさん花ビラがあるものを
八重(やえ)咲きや、
千重(ちえ)咲き など
と呼ばれることがあります。

オトメツバキの場合、
花の中心部にある雄しべが
すべて花ビラに変わったものです。
また、雌しべも退化しています。

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▲オトメツバキの花(2024年4月上旬に撮影)

最初に示したオトメツバキの花芽の
縦断面の写真でキャベツの葉のようだ
と言っていたのは、まだピンク色に
なっていない、黄緑色の花ビラだった
のです。

ひとはくに隣接する深田公園には、
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキが
植えられています。

3月上旬~中旬の 
オトメツバキ、カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の断面は・・・

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▲左から オトメツバキ、
カンツバキ、ヤブツバキの
それぞれの花芽の縦断面

それぞれの花芽の最も外側には
芽鱗(がりん)と呼ばれる
小さなウロコ状のもので中身が
包まれ(守られ)ています。

オトメツバキの花芽の芽鱗の内側は、
ほぼピンク色っぽい花ビラだけで
占められています(花粉が入って
いる、黄色の葯(やく)がありません)。
また中央の下の方に黄色っぽい三角
のものが退化した雌しべです。

カンツバキの花芽の芽鱗の内側は、
周辺に濃い赤色のたくさんの花ビラ
の厚い層があり、その中心に
黄色の葯がたくさん見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に
薄緑色をした棒状のものが
1本見えるのが 雌しべです。

ヤブツバキの花芽の芽鱗の内側は、
カンツバキのように、中心部に
黄色の葯が たくさんあり、
その周辺に薄紅~ピンク色の
花ビラの薄い層が見えます。
また(たくさんの葯で隠れた部分
もありますが)中央上部に薄緑色
をした棒状のものが1本見える
のが 雌しべです。



カンツバキの花は、(花が咲く)
ピークを過ぎていますが、現在
も咲いています。

さきほど示したオトメツバキの花 や
ヤブツバキの花は、3月下旬から
4月上旬に観察できます。


ちなみに、カンツバキの花は、

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▲カンツバキの花(2025年3月上旬に撮影)


ヤブツバキの花は、

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▲ヤブツバキの花(2024年4月上旬に撮影)


それぞれの花の中心部(雄しべや雌しべ)
や 花ビラの数を よく見てみましょう。
開いたときに、どんな違いがありますか?


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘

ひとはくの1階には人類進化の展示があります。

この展示は約30年前に始まりましたが、人類進化の研究はこの30年ほどで劇的に進歩しました。
ひとはくの展示も、当時とは違った展示になっています。


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この背景には2つの大きな要因があります。ひとつは新たな化石記録が多く見つかったこと、そしてもうひとつは、現生人類や化石人類のDNA分析が可能になったことです。

これらの研究から、人類の進化や、現代人のルーツについて、多くの知見が得られています。

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今日のセミナーは、こうした最新の知見についての解説が中心となりました。

DNAによる解析も時代とともに変化し、化石に含まれるDNAも解析可能となっています。

化石は、寒冷地では保存状態が良いですが、それ以外の場所では保存状態もよくないので、分析がむずかしく、時代の特定にも数万年もの幅があるそうです。
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セミナー終了後も多くの方々が熱心に質問される姿がありました。

人類の進化の分野に関しては、最近でも多くの次々と論文が発表されているそうで、今後新たな知見が出てくるかもしれませんね。

 

 

◎受講していただいた方のコメント

・自分があまり知らないことだったのでとてもいい勉強になりました。(高校生)

・神戸新聞のセミナー情報で、このセミナーを知りました。とてもおもしろかったです。

・興味があるセミナーは、なんでも受講しています。毎日が勉強です。楽しい時間でした。

・セミナーガイドで知りました。来年度も面白そうなセミナーを受講したいと思います。

 

◎京極研究員より

 ゲノム解析の話が中心だったり、たくさんの人類種の名前が出てきたりと、かなり難しめのセミナーだったと思います。それ

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でも皆さん関心をもって聞いてくれました。新しいことが次々と分かっている分野なので、今後の研究の進展にも注目して欲しいです。

(文責 生涯学習課  ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)

落ちないよ~

2025年3月 9日

ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が植えられています。

本日(3月9日)は、晴れてよい天気でしたが
強い風が吹くこともあり、日が当たらない
ところでは風が冷たく感じました。

画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

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▲風が強くふいて元気よく
なびいている旗


深田公園の円形劇場という野外施設
の上方にある緑道沿いにはケヤキ
(ニレ科)の高木があります。

ケヤキは落葉樹なので、秋から冬の
初めにかけて、ほとんどの葉が黄・橙
・紅・茶色などに色づいて
落ちてしまいます。

s-keyaki no eda no hirogari 250309 IMG_3952.jpg





















▲ケヤキの枝には、ほとんど
葉が残っていない(3月上旬)


しかし、落葉樹であるクヌギ(ブナ科)
の高木の中には、枯れて
茶色っぽくなった葉が3月になった現在
でも枝についたままになっているもの
が見られます。

s-kunugi no eda no hirogari 250309 IMG_3961.jpg




















▲枯れた葉をつけているクヌギ(3月上旬)



今日の強い風で落ちた と思われる
クヌギの枯れ葉がありました。

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▲強い風で 落ちたと思われる
クヌギの枯れ葉


よく見ると、落ち葉の葉柄が折れて
短くなっているものがありました。

クヌギの枝先をよく観察すると、
葉柄が途中で折れて 枝に残って
いるものが見られます。

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▲葉柄の一部が枝に残っている
クヌギの枝先


落葉樹の多くは、この葉柄の
つけ根の部分(枝にくっついて
いるところ)に離れる層と書いて
「離層(りそう)」という
壁を作って秋から冬に葉を
落とします。

手が届く位置にあるクヌギの枝から
枯れた葉の葉柄のつけ根のところで
(葉柄を)手で引っ張って伐って
みました(結構な抵抗がありました)。

その断面の色はやや緑っぽい色を
していました(枝の方の葉のついて
いたところの跡も緑っぽい色でした)。

葉柄の内部は枝と(結構しっかりと)
つながっていたようです。

s-kunugi no kareta ha ga eda ni tsuiteiru 250309 IMG_3925 copy.jpg











▲葉柄を枝から伐る前


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▲葉柄を枝から伐った後

クヌギの枯れた葉は、3月上旬でも
枝にしっかりと ついていました。

ここで「枯れているけど、
落ちない葉(よう)~」と
心の中で叫んでみました。



枯れた葉は、その多くが春に新しい枝葉
などが出てくるときに落ちるようです。

s-240410 kunugi no ha ya hana ga detekita IMG_2314copy.jpg











▲新しい枝葉(雄花も含む)が
伸びてきたクヌギ(2024年4月10日撮影)



皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。

              研究員 小舘


昨日に引き続き、フロアースタッフとあそぼう!は「恐竜のプラバンづく」を
  おこないました(^▽^)/                               

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どんな恐竜にしたいかな?みんな真剣に色塗してくれています。

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とってもカラフルな恐竜ができました!

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できあがったプラバンはひもをつけてとってもステキに完成しました☆

ご参加ありがとうございました

フロアースタッフ一同
今日のフロアスタッフとあそぼう!は「恐竜のプラバンつくり」を行いました!

7種類の恐竜の中から
好きな恐竜のイラストを選んでもらいます!

今回はヒプノヴェナトルササヤマグノームスのイラストも仲間入り!う~ん迷うな~~

恐竜の絵をなぞって
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好きな色を塗って
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トースターで温めると
プラバンがどんどん小さくなっちゃいました!!
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ビーズのついたヒモをつけて...

完成
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で素敵な作品ができましたね♪
明日も 恐竜プラバンつくり をします♡

日曜日は、ひとはくに遊びに行こう!!


フロアスタッフ 一同
月の第1日曜日は「ひとはくKidsサンデー」です。

3月のKidsサンデーの日(3月2日)は、
雨が降ったり、やんだりの不安定な
天気でしたが、気温は高かく
春が来た感じでした(ちなみに
三田での日最高気温は14.2 ℃、
日最低気温は 8.2℃でした)。


ひとはくの周辺では、カンツバキ
(ツバキ科)の花が咲いています。


画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

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▲エントランスホール周辺のカンツバキ



3月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。

<コレクショナリウムでは・・・>

昨年後半から始まった『ナンデナン?』シリーズ。
今回は・・・

コレクショナリウムで行われた
■「鳥が恐竜なのナンデナン?
~深田公園にいる恐竜を見に行こう~」
のようすは・・・

まずは、ワークルームで
研究員から恐竜と鳥類の関係の
お話を聞いて...

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▲研究員から恐竜と鳥類のお話


展示室の鳥類の展示を使って
双眼鏡での観察の仕方を練習して・・・

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▲鳥類の標本を使って双眼鏡の使い方の練習中


天気はあまりよくなかったようですが、
屋外で鳥類を観察したようですよ。


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▲コレクショナリウム周辺で
活動しているようす


雨が降ったり やんだりの天気
にも関わらす、数種類の鳥類が
観察できたそうです。


今回の『ナンデナン?』は
解決しましたか?  
また新たな『ナンデナン?』が
生まれましたか?


<本館内では・・・>

■エコロコおやこ『タネの模型を
つくって飛ばそう!』
の ようすは・・・

親子で つくってくれています。

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▲親子でつくっているようす

さっそく、飛ばしてくれています。

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▲親子で飛ばしています




皆さん、おうちでも飛ばしてみてね!



■企画展関連セミナー
『あまりものアート!』
の ようすは・・・

現在 本館2階の企画展示室では、
企画展「価値の手直し展」が
開催されています(~5月31日まで)。

今回、未活用な資源 や 捨てられて
しまうものを活かして、みんなで
アートをつくったようですよ。

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▲作品をつくっているようす


できた作品の写真です(6作品)。
画像をクリックして、写真を拡大して見てください。

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▲できた作品(6作品)の例



すご~い! アートですね~



フロアスタッフによる
■『フロアスタッフをあそぼう
「おひなさまのタペストリーをつくろう」』
のようすは・・・

こんな感じのタペストリーを
つくりますよ。

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▲おひなさまタペストリーの見本



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▲親子でタペストリーをつくって
いるようす

下記のブログに作品と一緒に記念撮影
した写真がありますよ。
こちらも見てくださいネ

こんにちは!フロアスタッフです♪~フロアスタッフとあそぼう「おひなさまのタペストリーをつくろう!」~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/03/post_3228/

フロアロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』も
実施されましたよ。


みなさん、雨が降り足元が悪い中、
ご来館いただきありがとうございました!
楽しんでいただけましたか?


次回のKidsサンデーは、2025年4月6日(日)です。

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ご家族で、ひとはくへ お越しください。

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘

こんにちは!フロアスタッフです♪
本日はフロアスタッフとあそぼう「おひなさまのタペストリーをつくろう!」をおこないました。
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毎年3月3日。ももの花がさくころに行われるひなまつり。

ひとはくでは、ひとあしくおひなさまをモチーフにしたタペストリーをつくりました!
会場にはたくさんのおともだちが参加してくれましたよ~♪

おひなさまは女の子が主役の行事ですが、今日はイベントに参加してくれたみんなが主役です!

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にっこり笑顔で楽しそうな、おだいりさまとおひなさま☆彡
いろんなお顔のひな人形ができあがりました♪

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また遊びに来てくださいね!

フロアスタッフ一同
こんにちは!フロアスタッフです♪

3/1(土)は開催中の企画展に関連した、はかせとつくろう!
『着れなくなったお気に入りのTシャツからバッグをつくろう!」をおこないました♪

みなさん!「アップサイクル」って聞いたことありますか?アップサイクルとは、もういらない!捨てちゃうものに、アイデアを加えて新たなモノを生み出すことです!


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参加されるみなさまにはTシャツをお持ちいただきました。
Tシャツの首回りと袖、裾を切って、裾を結びます。
針も糸も使わず、ハサミだけで使って、さあ~Tシャツからバックに変身するよ~
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捨てようとしていたものが、また違うモノに生まれ変わって使えるって嬉しいですね♪
残った生地は、お家でどんなモノに変えられるか考えてみようね(*^-^*)

また博物館にみなさまのアップサイクル作品を見せに来てくれると嬉しいです♪

ご参加いただきありがとうございました。

フロアスタッフ 一同
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