ひとはくに隣接する深田公園には
いろいろな木が生えています。
深田公園の芝生広場にある、舗装された
緑道沿いの端の方に、秋から冬にかけて
落ちた葉がたまったところがあります。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲深田公園の芝生広場の緑道沿い
(道から左側は芝生地、右側は樹林)

▲道の端にたまった落ち葉
2月下旬に、たまった落ち葉をみると
その主なものは コナラ(ブナ科)、
クヌギ(ブナ科)、ハリギリ
(ウコギ科)などがありました。

▲左からコナラ、クヌギ、ハリギリの
落ち葉(どれも裏面)
緑道沿いで(風が吹いていないのに)
落ち葉が動いたような気がして
(小さな音もしているようにも感じ
たので)そちらの方を注意して見ると・・・
近くに ツグミ(ツグミ科)がいました。

▲落ち葉がたまったところにいるツグミ
しばらく観察していると・・・
くちばしで落ち葉をどけているのです。
それは、(ホウキで落ち葉を掃くように)
くわえて すぐに サッ、くわえて サッ、
という感じで、落ち葉をどけています。


くわえて サッ

▲くちばしで落ち葉を移動させるツグミ
(その前後の写真;飛ばされているのは
ハリギリの落ち葉)
その後、何か(赤っぽい細長いもの)を
くちばしで くわえて いました(そして
呑み込みました)。

▲赤っぽいものをくわえたツグミ
赤っぽいものはミミズ類かなと思った
のですが、写真を拡大すると、脚が
たくさんあります。
ミミズ類でなければ何かな?と思い、
ツグミと同じように(あとで)
現場で(何か所か)落ち葉を除いて
探してみると...
腐植(落ち葉などが分解されてできる
暗い色をしたもの)を含む土壌の
ところに似たような生きもの
がいたので写真を撮りました。

▲落ち葉の下にいた赤い生きもの
どうやらムカデ類のようです。
体長は約5㎝、体の節数は50以上
(したがって脚は100本以上)
でした。

▲赤っぽい ムカデ類
ツグミは、(鳴かずに。
口をつぐんで)緑道に沿って
歩いて何か所も落ち葉を
くわえて移動させていました
(道の中央に散らす感じで)。
よく犬が、散歩のときに
緑道沿いの落ち葉が
たまったところで(排泄後?)
落ち葉を 後ろ脚で蹴って
いるのを見ますが...
(これも落ち葉を散らしている)。
「ツグミさん、食べた後は
落ち葉を元に戻しましょう!」
と、言わなくても 風が吹くと
落ち葉がまた緑道の端の方へ
たまっていきます。
<おまけ>
運よく、こんな写真も撮れました。
2つの白い斑点の模様が目立つ
カメムシ類?が くちばしを
開いたツグミに
呑み込まれる直前の写真です。

▲カメムシ類?を食べようとしているツグミ
ツグミは、果実が少ない冬には、
落ち葉の下のムシなどを食べている
ようです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘
いろいろな木が生えています。
深田公園の芝生広場にある、舗装された
緑道沿いの端の方に、秋から冬にかけて
落ちた葉がたまったところがあります。
画像をクリックすると、写真が
拡大するものがあります。

▲深田公園の芝生広場の緑道沿い
(道から左側は芝生地、右側は樹林)

▲道の端にたまった落ち葉
2月下旬に、たまった落ち葉をみると
その主なものは コナラ(ブナ科)、
クヌギ(ブナ科)、ハリギリ
(ウコギ科)などがありました。

▲左からコナラ、クヌギ、ハリギリの
落ち葉(どれも裏面)
緑道沿いで(風が吹いていないのに)
落ち葉が動いたような気がして
(小さな音もしているようにも感じ
たので)そちらの方を注意して見ると・・・
近くに ツグミ(ツグミ科)がいました。

▲落ち葉がたまったところにいるツグミ
しばらく観察していると・・・
くちばしで落ち葉をどけているのです。
それは、(ホウキで落ち葉を掃くように)
くわえて すぐに サッ、くわえて サッ、
という感じで、落ち葉をどけています。


くわえて サッ

▲くちばしで落ち葉を移動させるツグミ
(その前後の写真;飛ばされているのは
ハリギリの落ち葉)
その後、何か(赤っぽい細長いもの)を
くちばしで くわえて いました(そして
呑み込みました)。

▲赤っぽいものをくわえたツグミ
赤っぽいものはミミズ類かなと思った
のですが、写真を拡大すると、脚が
たくさんあります。
ミミズ類でなければ何かな?と思い、
ツグミと同じように(あとで)
現場で(何か所か)落ち葉を除いて
探してみると...
腐植(落ち葉などが分解されてできる
暗い色をしたもの)を含む土壌の
ところに似たような生きもの
がいたので写真を撮りました。

▲落ち葉の下にいた赤い生きもの
どうやらムカデ類のようです。
体長は約5㎝、体の節数は50以上
(したがって脚は100本以上)
でした。

▲赤っぽい ムカデ類
ツグミは、(鳴かずに。
口をつぐんで)緑道に沿って
歩いて何か所も落ち葉を
くわえて移動させていました
(道の中央に散らす感じで)。
よく犬が、散歩のときに
緑道沿いの落ち葉が
たまったところで(排泄後?)
落ち葉を 後ろ脚で蹴って
いるのを見ますが...
(これも落ち葉を散らしている)。
「ツグミさん、食べた後は
落ち葉を元に戻しましょう!」
と、言わなくても 風が吹くと
落ち葉がまた緑道の端の方へ
たまっていきます。
<おまけ>
運よく、こんな写真も撮れました。
2つの白い斑点の模様が目立つ
カメムシ類?が くちばしを
開いたツグミに
呑み込まれる直前の写真です。

▲カメムシ類?を食べようとしているツグミ
ツグミは、果実が少ない冬には、
落ち葉の下のムシなどを食べている
ようです。
皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。
研究員 小舘