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2025年アーカイブ

雪にポタポタ

2025年1月 9日

ひとはく周辺(深田公園)で、
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。

深田公園にある野外施設の
円形劇場の上方にある
緑道沿いを観察していると・・・

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250209 ennkeigekijyou no s-IMG_4668.jpg










▲円形劇場(右側)の上の緑道沿い


250209 ennkeigekijyou no kaidan ni tumotta yuki s-IMG_4648.jpg










▲円形劇場の階段に積もった雪


円形劇場の階段の上の方の段に
積もった雪に 径が5~10mmの穴が
ポツポツとあいています。

250109 keyaki no jyukann no sita no yuki s-IMG_4632.jpg









▲雪の上に あいている穴



穴の配置によっては、それが目や鼻、
口に見え、全体が顔に見えたりします。

250109 keyaki no jyukann no sita no yuki s-IMG_4635.jpg










▲位置によっては人の顔に見える穴




見上げると、ケヤキ(ニレ科)の枝の広がり
(これを樹冠(じゅかん)という)が
あります。

250109 ketaki no eda s-IMG_4654.jpg










▲ケヤキの枝の広がり(樹冠)の一部


観察していると、どうやら枝に積もった雪が
融けて枝を流れて集まり、水滴となって
ポタポタと落ちているようです。

つまり、その水滴によって
樹冠の下に積もった雪に
ポツポツと穴が
あいていたのです。

あらためて見上げて、
枝をよく見ると、水滴が
太陽の光でキラッとして
いるところもあります。

250109 ketaki no eda s-IMG_4661.jpg










▲キラッと光る部分があるケヤキの枝



近くの樹林の中に入ってみることにしました。

ケヤキと同じように秋から冬にかけて葉を
落としてしまう落葉樹(らくようじゅ)である
タカノツメ(ウコギ科)や コナラ(ブナ科)など
の樹冠の下では、さきほどのケヤキと同様に
林床(りんしょう)に積もった雪にポツポツと
穴があいています。

250109 takanotume no jyukan no sita no yuki ni ana s-IMG_4745.jpg










▲タカノツメの樹冠下の林床に
 積もった雪にあいた穴


250109 takanotume no jyukan  s-IMG_4744.jpg










▲タカノツメの枝の広がり
 (樹冠)の一部


下記の写真は、落葉樹である
ウリカエデ(ムクロジ科)の
枝に積もった雪が融けて水滴
(あるいは氷っぽいもの)に
なっている例です。

250109 urikaede no eda ni yuki ga toketa suiteki s-IMG_4829.jpg










▲ウリカエデの枝の雪が融けて
 水滴になっている例



ところが、ソヨゴ(モチノキ科)などの
冬でも緑色の葉を枝につけている常緑樹
(じょうりょくじゅ)の樹冠の下は、
林床に積もった雪には もっと多くの
(大きさも 色々な)穴があいていました。

250109 soyogo no ha ya eda no sita no yuki s-IMG_4734.jpg










▲ソヨゴの樹冠下の林床に
 積もった雪にあいた穴



250109 soyogo no ha ya eda ni yuki s-IMG_4738.jpg










▲ソヨゴの枝の広がり(樹冠)の一部


常緑樹の場合、落葉樹に比べて葉を枝に
残しているため、そこに降り積もった雪
の量も多く、また、葉ごとに融けた水滴
を集めて落とす頻度も多くなると考えら
れます(逆に、樹冠下の林床に積もって
いる雪の量は少ない?)。


250109 soyogo no ha ya eda ni yuki s-IMG_4848.jpg










▲ソヨゴの枝葉に積もった雪
 が融けている例


雨水と同様に枝葉に積もった雪を
早く落とす工夫が それぞれの樹種
によって あるのかもしれません。

太陽の光、あるいは気温が
上がることで、枝葉の雪が
融けだして水滴になり(小さな
氷っぽいものもあるかも)、
林床に落ちる音(林床の
落ち葉に当たる音?)は、
林内が明るいだけに不思議な
気分になりました。



皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。

              研究員 小舘



雪に小さな足跡

2025年1月 9日

ひとはく周辺(深田公園)で、
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250109  fukatakouen no sibafuhiraoba  ni yuki s-IMG_4858.jpg









▲雪が積もった深田公園の芝生広場

深田公園の芝生広場にある緑道は、
雪が積もっているにも かかわらず、
ジョギングをされている方や
犬の散歩をされている方、自転車で
通行されている方がいました。

当然、雪の上には、それぞれの跡が
ついています。


250109 fukatakouen no sibafuhiroba ni yuki (okamezasa no uekomiIMG(hiradotutuuji)_s-IMG_5086.jpg










▲雪の上に様々な跡がついた緑道



下の写真は、別の場所(円形劇場)で
見つけた、(散歩している)人
と犬の足跡。

250109 inu to hito no ashiato(enkeigekijyou no ue no hou  yuki) s-IMG_4837.jpg









▲雪の上に残された人と犬の足跡


これも犬の足跡だと思われます。

250109 inu no ashiato(4 kai iriguchi chikaku  yuki) s-IMG_5184.jpg










▲犬と思われる足跡




では、これは、だれの足跡でしょうか?

250109 hakusekirei no ashiato   (fukatakouen no sibafuhiroba ni yuki)s-IMG_4957.jpg










▲緑道にある「小さな足跡」
(両側の融けだしているところは人の足跡)

「小さな足跡」のサイズは、約3㎝で、
この写真での歩幅の長さは(長いもので)
約8㎝です。



じつは、この「小さな足跡」の主は・・・、




ハクセキレイ(セキレイ科)でした。

250109 hakusekirei ga iru  (fukatakouen no sibafuhiroba ni yuki)s-IMG_4931copy.jpg










▲雪が融けた緑道を歩くハクセキレイ



この緑道に2羽のハクセキレイが
歩いていました。

250109 hakusekirei ga 2 wa  iru  (fukatakouen no sibafuhiroba ni yuki) s-IMG_5003.jpg









▲緑道にいる2羽のハクセキレイ

あとで、写真をよく見ると、ハクセキレイ
が昆虫をくわえているのが写っていましたよ。

その昆虫は、ハサミムシ類のようでした。

250109 hakusekirei ga hasamimusi wo tabeteiru (fukatakouen no sibafuhiroba ni yuki)s-IMG_4973copy.jpg











▲昆虫をくわえているハクセキレイ

ハクセキレイさん、そのムシ、
ちべたくて、オイシイ?


皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。

              研究員 小舘

雪とウサギ?

2025年1月 9日
ひとはく周辺(深田公園)で、
雪が積もりました。
多いところで4~5㎝くらいの
厚みがあります。


※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

250109 fukatakouen no ennkeigekijyou no dann ni yuki s-IMG_4836.jpg









▲段になったところに積もった雪


道路沿いや緑道沿いには、
色々な植え込みがあり、
それらの植え込みに
雪が積もっています。

ヒラドツツジ(ツツジ科)の
植え込みはこんな感じです。

250109 hiradotutuji no syokusai ni yuki s-IMGP1551.jpg








▲雪が積もったヒラドツツジの植え込み



雪が積もった植え込みを見ていると・・・

250109 hiradotutuji no syokusai ni yuki s-IMGP1631.jpg








▲雪から出たヒラドツツジの葉

雪から出ているヒラドツツジの葉が
なんと、ウサギの耳のように見えませんか?
(かなりゴーイン?)

次は、サツキ(ツツジ科)です。

250109 satsuki no syokusai ni yuki s-IMG_4618.jpg









▲雪から出たサツキの葉

同様に、ウサギの耳?に。
よく見ると、葉が2枚ではなく3枚。
(さらに、ゴーイン?)


それから、オカメザサ(イネ科)です。

250109 okamezasa  no syokusai ni yuki s-IMG_4920copy.jpg250109 okamezasa  no syokusai ni yuki s-IMG_4877.jpg










▲雪から出たオカメザサのの葉

同じく、ウサギの耳?に。

オカメザサの葉でも、こちらは・・・

250109 okamezasa  no syokusai ni yuki s-IMG_4884.jpg









▲雪から出たオカメザサの葉

なんとなくキツネの顔に見えませんか?


これらの植物は、枝への葉の付き方が
どれも枝先に輪っかのようにやや集まって
斜め上方に付いています。

したがって、雪から(そのうちの2つの)
葉が出ているときに ウサギの耳のように?
見えるのでした。

それそれの植物の枝先に、数枚
付いている葉の写真は次のようです。

250109 hiradotutuji no syokusai ni yuki IMGP1550copy.jpg










250109 satsuki no syokusai ni yuki s-IMG_5175.jpg









250109 okamezasa  no syokusai ni yuki s-IMG_4925.jpg











▲枝への葉の付き方 例
 (上から、ヒラドツツジ、
  サツキ、オカメザサ)


<おまけ>
断面が丸い手すり(やや細目)に
積もった雪です。

手すりの上に一直線に積もった雪が
徐々に解けて、部分的に移動したため、
(その雪が)手すりにまとわりつく
「白いヘビ」に見えませんか?
(ゴーイング マイ ウェイ!)

250109 tesuri ni yuki ga tsumori toketa s-IMGP1617.jpg








▲手すりに巻き付いたように見える雪


皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。

              研究員 小舘
新年あけまして おめでとう ございます
本年も どうぞ よろしくお願いいたします


月の第1日曜日は「ひとはくKidsサンデー」です。

Kidsサンデーの
1月5日の朝、博物館がある深田公園の
芝生広場では、霜が降りていました。

午前9時30分ごろ  降りた霜がまだ残って
いるところもありました(ちなみに 三田での
日最低気温は-5.8 ℃(7時30分ごろ)、
日最高気温は 8.9℃(13時10分ごろ)でした)。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。




250105 fukatakouen no shibafu hiraoba  ni shimo s-IMG_4213.jpg










▲木の陰の部分で残っている霜(右下)


オカメザサ(イネ科)や
色々な種類の落ち葉にも
霜が残っていました。

250105 okamezasa no ha ni shimo (fukatakouen no shibafu hiraoba)  s-IMG_4205.jpg










▲霜が降りたオカメザサの葉


250105 ochia ni shimo (fukatakouen no shibafu hiraoba)  s-IMG_4206.jpg










▲霜が降りた色々な種類の落ち葉




空を見ると、雲はうっすらありますが、
晴れていて風も吹いていませんでした。

高い木の枝に凧が複数 引っかかって
いました。

250105 fukatakouen no shibafu hiraoba  s-IMG_4198.jpg250105 fukatakouen no shibafu hiraoba  s-IMG_4201.jpg









▲木に引っかかった凧

風が吹くと、この目玉の模様が
ユラユラして、これを見たカラス類は
びっくりする?かもしれません。



1月の 主なプログラム の ようす の報告で~す。

<コレクショナリウムでは・・・>

今回は2つのテーマで『ナンデナン?』が
行われました。

まず、1つ目の、
■コレクショナリウムで行われた
「冬の枝の観察をしよう
ー葉を落とすのナンデナン?」
のようすは・・・

ワークルームで実施された
『ナンデナン?』は、植物の枝
(冬芽など)をルーぺなどで
観察したようですよ。

250105 fuyunoeda nanndenan  s-IMG_4493.jpg250105 fuyu no eda nannde nann s-IMG_7005.jpg








250105 fuyu no eda nannde nann s-IMG_7007.jpg




















▲『葉を落とすのナンデナン?』のようす



2つ目の、
■コレクショナリウムで行われた
「指の数ちがうのナンデナン?」
のようすは・・・

つづいて、ワークルームで実施された
『ナンデナン?』は、自分の手の骨
を描いたりして、ヒトや他の動物の
指の数の観察をしたようですよ。

250105 yubi no chigai nanndenan s-IMG_7011.jpg250105 yubi no chigai nanndenan s-IMG_7010.jpg











250105 yubi no chigai nanndenan s-IMG_7012.jpg




















▲『指の数ちがうのナンデナン?』のようす

今回の『ナンデナン?』は
解決しましたか?  
また新たな『ナンデナン?』が
生まれましたか?


<本館内では・・・>

フロアスタッフによる
『ワークショップ「ひとはく缶バッジづくり」』
のようすは・・・

250105 kanbajji dukuri s-IMG_4301copy.jpg250105 kanbajji dukur s-DSC06815.jpg










▲『缶バッジづくり』のようす

バッジを自慢げに見せてくれたり、
さっそく、服に付けている人も
いましたよ。


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▲できた缶バッジと一緒にハイポーズ!

みなさん素敵なバッジができていました。


■エコロコおやこ『まつぼっくりで
けん玉をつくろう!』の ようすは・・・

親子で つくってくれています。

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250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4542.jpg













▲親子でつくっているようす

さっそく、遊んでくれています。

250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4254copy.jpg250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4544copy.jpg











▲けん玉にチャレンジ

それぞれのようすを写真に撮らせて
もらったのですが、
そのほか、旗の前でポーズを
とってくれたり・・・

250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4375copy.jpg










▲旗の前でハイポーズ!

マツボックリの展示の前で
写真を家族の人に撮られて
いるところを
横から撮らせて もらったり・・・

250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4571copy.jpg










▲記念撮影中のところをパチリ!

次の写真の男の子たちは、紙コップの
縁の部分に、マツボックリのヒダの
部分(種鱗(しゅりん)という)を
バランスよく引っかける技?を
すぐに習得し実践してくれましたよ
(写真には写っていませんが、この
子たち のお父さんの方が先に成功
していました)。


250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4286copy.jpg











▲技?を成功させてハイポーズ!!


女の子で、逆さにした紙コップの
底の面にマツボックリを乗せた
直後の写真です。いい笑顔です。


250105 matsubokkuri de kenndama  s-IMG_4336.jpg










▲底面にマツボックリを乗せた女の子


皆さん、おうちでも遊んでね!


フロアロアスタッフによる
『デジタル紙芝居』や『展示解説』も
実施されましたよ。

みなさん、楽しんでいただけましたか?


<おみくじ で 運だめし?>
フロアスタッフが
心を込めて作成した
ひとはく おみくじ」は、
1月13日(月・祝日)まで
4階に設置されている予定です。

下記のブログも見てくださいネ!
こんにちは!フロアスタッフです♪~あけましておめでとうございます!~
https://www.hitohaku.jp/blog/2025/01/post_3200/



250105 hitohaku omikuji  s-IMG_4305copy.jpg











▲ひとはく おみくじ2025

しかし、それまでに
無くなっていたら
ごめんなさい(お早めに!)。



次回のKidsサンデーは、2025年3月2日(日)です。

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ご家族で、ひとはくへ お越しください。

                   Kidsサンデープロジェクト 小舘
あけましておめでとうございます!
暖かいお正月で幕を明けた2025年☆
お雑煮食べて、初詣に行って、楽しい時間をすごしましたか?
ひとはくは本日より開館です!

毎年恒例のひとはくおみくじ☆彡
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何がでたかな?今年もハッピーな1年になりますように(^_^)/
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今日は「ひとはく缶バッジづくり」をおこないましたよ
ていねいに色をぬりぬり・・・
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できあがり!さっそくお洋服につけてくれているお友達もいました!
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これからの予定は・・・(くわしくはタイトルをクリック!)
1/11(土)はかせと学ぼう!「化石を掘り出そう!」
1/12(日)・13(月・祝)ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」

ひとはくは2025/1/7(火)~1/13(月・祝)に開館したのち、
冬期メンテナンス休館に入ります(2025/1/14(火)~2/10(月))
休館前にぜひ遊びにきてくださいね!

フロアスタッフ一同

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