今日は県立北条高等学校1年生のうち自然系の分野を選んだ生徒のみなさんが、総合的な探究の時間の一環で人と自然の博物館に来館、生野研究員のセミナーを受講しました。
アンモナイトはどんな生物であったのか、クイズを交えながら説明が続きます。
現生種は存在しないだけに、化石から分類学的位置や生態が推定されているアンモナイト、生徒たちはその世界に引き込まれていきます。
アンモナイトの形態はきわめて多様で、多くの種類があったことがわかっています。
その数にも生徒から驚きの声が上がります。
世界各地の海成層で産出されたアンモナイトは、地層が堆積した時代を識別する「示準化石」として、研究に活用されていることもわかりました。
また、アンモナイトが絶滅した理由についての解説や兵庫で見つかるアンモナイトの紹介もありました。
最後に、生徒や先生から多くの質問があり学びを深めるとともに、研究員がアンモナイトの研究を志した理由も伺うことができました。
◎参加した生徒のコメント
・アンモナイトの奥深さがよくわかりました。
・先生のお話が分かりやすくて、とてもよかったです。
・アンモナイトの生息していたころの環境の違いによって、様々な形態があることがわかりました。
・アンモナイトは、何を食べていたのか。
・アンモナイトの研究には、多くの研究者の積み重ねがあることを知りました。
◎研究員より
アンモナイトは一般によく知られている化石のひとつですが、詳しい種類や生態について学ぶ機会はなかなかないと思います。
今回のセミナーを通して触れた知識を頭の片隅におきながら、博物館の展示を見たり関連書籍を読んだりしてもらえれば嬉しいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)