今日の「ナンデナン」の疑問は2つ
①「どうしてかたい石をツルツルに磨くことができるの?」
②「アンモナイトとカタツムリはどう違うの?」
アンモナイトは殻の直径が2mを超えるものから大人でも1㎝くらいにしかならないものまで、大きさはさまざまです。今回使うのは小さな化石ですが、それでも最初から磨くのは大変なので、生野研究員が途中まで磨いたものを、みんなに磨いてもらいます。耐水ペーパーの上に水を垂らして、アンモナイトの磨きたい面を下にしてぐるぐると15回ぐらい回しながら磨きます。徐々に耐水ペーパーの目の大きさを細かくしていき、この作業を4回繰り返します。
石はどれでも同じように硬いと思われがちですが、種類によって硬さが違います。耐水ペーパーの表面には、炭化ケイ素の粒子がついていて、どうやらそのことにナンデナン①の答えがありそうですね。
磨いた面がツルツルになってきたら、殻の中の様子をじっくり観察してみましょう。よーく見るとアンモナイトには、カタツムリとは違う何かがあるようです。ナンデナン②の答えもよ~く見るとわかりますね。
今日参加してくれたみなさんは、わかりましたよね。
磨いた化石はラベルと一緒に袋に入れて。標本としてお持ち帰りいただきました。
◎参加したみなさまの感想など
・ホームページでこのイベントを見つけました。
・今日も楽しかったです。
・ナンデナンの答えがわかりました!
・先生のお話はわかりやすかったです。
・新たなミッションも調べてみようと思いました。
紙やすりで石を磨く作業は単純ですが、どうして磨くことができるのか、磨くと何が見えるようになるのか、などを考えると意外と奥が深いのではないでしょうか。身近な道具でも、展示してある標本でも、「ナンデナン?」という疑問をもって見つめなおしてみると面白いと思います。
(文責 生涯学習課 ※この件に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします)