クモは、生きた餌を捕まえて食べる生粋(きっすい)のハンターであり、その狩りの方法は実に多様です。
「狩り」という観点から、摩訶不思議なクモの世界を覗いてみましょう。
クモにはその生活様式から造網性(網を張って餌をとるもの)、徘徊性(網を張らずに、徘徊して餌を捕まえるもの)、地中性(地中で餌が来るのを待ち構えるもの)と3つのタイプに分けられます。
講演は大盛況で、休憩中にも、鈴木学芸員が持参したクモに子どもたちが集まりました。
全然怖くないよ!(おとなも集まり、写真を撮りまくりました)
セミナーが終わっても、質問コーナーが続きます。外来種のことや捕食のこと、巣の張り方の特性、進化の様子など鋭い質問が続きます。打ち切ったあとも先生を取り囲み質問の嵐でした。
博物館の企画展「クモ展~多様な8本脚たちの世界~」は来年1月13日までの開催です。
◎参加したみなさまの感想など
・前回のセミナーにも参加しました。今日も楽しかったです。
・チラシでこのセミナーのことを知りました。参加してよかったです。
・小学校1年生から5年生まで自由研究でクモのことを調べてきました。今日のセミナーを参考に、来年はクモの進化をまとめます。
・クモの糸でバイオリンの弦を作ったと聞いたことがありました。それでこのセミナーを受けなければと思いました。
・わかりやすい話で、とてもおもしろかったです。
・クモのことってあまり知られていないことが多い中で、今日のセミナーはとても参考になり充実した時間でした。楽しかったです。
◎鈴木佑弥学芸員、山﨑主任研究員、より
摩訶不思議なクモたちの「狩り」の世界、楽しんでいただけましたでしょうか。クモの行動や生態は、まだまだ謎だらけで、身近に新発見が潜んでいます。このセミナーをきっかけに、身近なクモに興味を持っていただければ幸いです。(鈴木)
身近な存在だけど、よく知らないクモの実に多様な生活を知ることができたでしょうか。これからももっとクモを身近な良き隣人として見てもらえたらと思います。(山﨑)
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)