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ひとはくの周辺(深田公園)には、
ムクゲ(アオイ科)の木があります。

9月だというのに?猛暑が続いています。
暑い中、ムクゲの花は、
日々新しい花が咲き、
前日に咲いたものは、
次の日には しおれて
落ちて行くようです。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

s-mukuge no hana 240904 IMG_3150 copy.jpg









▲美しく咲いているムクゲの花


s-mukuge no shioreta hana 240904 IMG_3368 copy.jpg









▲花びらを閉じているムクゲの花



ムクゲの花を観察していて、
ふと、しおれて落ちた花に目をやると、
花びらの下のガクを付けたままのものと、
花びらだけで落ちているもの
があるのに気が付きました。

それぞれ どれくらいの割合があるのか
数えてみることにしました。

まず調べる前に、それまでに
落ちている花(花ビラ と ガク)を
除去しておきました。


<対象とするムクゲの木のこと や 調べ方>
=========================
・木の高さが約2~3mの  
 ムクゲ(株立ちあり)4個体 を
 対象としました 
(それぞれの個体は離れている) 。

・約2週間(連続した14日)のうち
 7回(7日間)午後に調べました。

・ガク付きの花ビラ と、  
 花ビラだけのもの  
 の それぞれを並べて数えました  
 (ただし、ガクだけが落ちて  
 いたら、近くに落ちていた  
 花ビラだけのものとセット  
 にして数えるようにしました) 。

・それぞれの日で数えた後は、
 数えた(落ちていた)花を
 その場から除去しました。
==========================


蚊に刺されながら(かゆかった~)調べた
結果を紹介します。

s-mukuge no shioreta hana 240904 IMG_3350 copy.jpg









▲しおれて落ちた花を集めて  
 並べているところ の例


しおれて落ちたムクゲの花の数は、
ムクゲの木の4個体(7日間)分を
合せると全体で 385 ケ でした。

それぞれの数(割合)は、
・ガク付きの花ビラ  199 ケ(51.7 %)
・花ビラだけのもの  186 ケ(48.3 %)


円グラフにするまでもないですが、
してみました。

s-mukuge no shioreta hana no wariai 385 ke 240911.jpg











▲しおれて落ちた花の ガク付き と
 花ビラだけ の それぞれの割合


ザクっというと、
ムクゲの花は、約半分が
ガクとともに落ちている
ことになります。

つまり、
落ちた「ムクゲの花」ほぼ 50:50
(フィフティー・フィフティー)です
(唐突ですが、「大谷さんガンバレ!」)。

もちろん、 ムクゲの個体ごとに、
また 同じ個体でも、それぞれ日
ごとにバラツキは ありました。


結構な割合でガク付きの花が
落ちているのですね。

ガクの部分が落ちているという
ことは、のちに果実になる部分も
枝から落ちていることになりますね。
(ムクゲの木が、この結果を知ると、
ガクっとくる?)


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
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