今回のセミナーでは、防水や対候性に優れたコンパクトデジタルカメラやミラーレスカメラで、実体顕微鏡100倍レベルのクローズアップ撮影を簡単に行う方法を体験していただく内容となっています。
顕微鏡の操作には習熟が必要なので、精密な観察を簡単におこなうことは難しいのですが、
これをデジタルカメラで代用するワークショップです。
デジタルカメラで撮った写真を合成してより鮮明に見ることができます。
当日は、リアルタイムで高精細画像を最高品質の大画面有機ELモニターで鑑賞してもらいました。
左上図は「コニシキソウ」、右上図はひっつきむしで有名な「アレチヌスビトハギ」です。
マジックテープの原理は、同じくひっつきむしとして有名な「ゴボウ」や「オナモミ」の実にヒントを得て開発されたものです。このカメラで見ると葉っぱの表面が、まさしくマジックテープの表面と同じですね。
この写真は、「ヒメジョオン」。一つの花に見えますが実は、小さな花が集まってこの形になっているのです。
一つ一つをほぐして、見てみると...
こんな形になっていたのです。これには参加していただいた皆さんもびっくりでした。
また、今日は参加者の皆さんが持ち寄った標本もカメラで見ていただきました。
細部までくっきり写し出されていますね。
◎参加されたみなさまの感想
・マジックテープの原理がこの葉っぱだったとは知りませんでした。
・こんなにきれいに見えるとは感激です。
◎高野研究部長より
ある意味大変マニアックなセミナーですが、受講者の方々も講師に負けず劣らずのマニアックさで大変楽しいセミナーでした(笑)。
(文責 生涯学習課 *この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)