ケヤキ(ニレ科)の並木がある緑道で、
ケヤキを観察しようとして歩いていると
鳥類の白いフンらしきものがありました。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
▲ケヤキの高木の近くにあった鳥類の
フンと思われる白いもの
ケヤキの樹冠(じゅかん)の下にある、その
鳥類のフンらしきもの(すでに乾燥状態)を
よく見ると、そこにキマダラカメムシ
(カメムシ科)が複数いるのです。
▲キマダラカメムシがたくさんいる
しかも、大小の幼虫がいますし、成虫もいます。
数えてみると、周辺も含めて14匹もいましたよ
(ただし、成虫は1匹)。
どの個体も、白いフンらしきものに口吻
(こうふん)を当てて 頭を小刻みに
動かしています。
▲頭を小刻みに動かしているキマダラカメムシ
どうやら口吻を使って、削りながら
吸い込んでいるようです。
まるで、親子で緑道を清掃しているようです
(親子なのかもわかりませんし、お父さんか、
お母さんかも わからないのですが・・・)。
下の写真(時間が経ってから撮影)では、
白い部分が少し薄くなって
いるところが見られます。
▲少し白色が薄くなったところが見られる
どれくらいキレイになるのかな?
皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。
研究員 小舘