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時間帯によって異なりますが、
ひとはくの入り口ちかくで
スズメをよく見ます。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

suzume 240717 IMG_4474copy.jpg










▲4階入り口ちかくにいたスズメ


特に、朝早くや夕方。

つい最近まで、 コシアカツバメの古い巣
を使って 子育てをしていたようです。

だからか、コシアカツバメの古い巣から
スズメが顔を出しているところを
ときどき見ます。

suzume 240813 yugata  IMG_7303copy.jpg














▲コシアカツバメの古い巣から顔を
 だしているスズメ(2024年8月13日夕方)


別の日の夕方、植物を観察していると、
地面にスズメがいるのに気がつきました。

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4570 copy.jpg









▲地面にいたスズメ


下の写真を見てください。

スズメが地面の穴で、
もがいているように見えて・・・、
一瞬「アリじごく」ならぬ
「スズメじごく」か? とつっこんで・・・

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4574 copy.jpg









▲地面のくぼみに入っているスズメ


続きを観察していると、 どうやら
地面のくぼみに入って 体をこすり
つけるような 動きをしていたの
でした。

この地面のくぼみは、スズメが
何度も入り、同じような行動を して、
できたものと思われました。

s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4577 copy.jpg









▲体を穴の底にこすりつける?スズメ

スズメが翼をバタバタさせて、少し砂ぼこり
が見えました。その後、動きを止めて、
顔を上げるとスッキリした表情(ですか?)。


s-suzume no sunaabi 240717 IMG_4588 copy.jpg









▲穴から顔を出したスズメ


スズメのこのような行動は「砂浴び」
と いわれているようです。
体についたものなどを落とし
衛生状態を保っているとのこと。

その砂浴び場は、楕円形で
長径が約19㎝、短径が約11㎝、
深さは2~3㎝くらいです。

suzume no sunaabi ba  240718 s-IMG_4671.jpg









▲砂浴び場の大きさの測定


砂浴び場の中の土壌の特徴は、
指の間でつまんで触ると、
ザラザラしていて砂質です。

土色帳(土壌の色見本)で
色合わせをすると、
「にぶい黄橙」色(記号で
示すと10YR6/4)になります。

その後ときどき何度か、夕方に
観察してみましたが スズメが
砂浴びをしている姿は 見られ
ませんでした。

使った形跡もありません。
継続して観察していた期間に、
周辺で草刈りも行われ、
刈られた草の一部が穴に入ったり
していました。

それと高温と渇水が続いていた
こともあり 近くの樹木の葉が
黄色やオレンジ色、薄い茶色
などになって 砂浴び場に
落ちてきていました。

また先日、夕立ちがあり、
黄色になった 葉が落ちて、
それらが砂浴び場を 埋めて
いました。

これでは「砂浴び場」は休業?
状態です。

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▲落ち葉で埋められた状態の
砂浴び場 (2024年8月16日撮影)

いつ再開される(スズメが利用する)
のかな?

皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。

           研究員 小舘
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