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C. C. ゼミ

2024年8月24日

ひとはくの周辺(深田公園)では、
多くのカエデ類(たとえば、
イロハモミジ、オオモミジ、
ハウチワカエデ、トウカエデ、
ハナノキ、イタヤカエデなど)
が植えられています。

それらの木に止まっている
クマゼミ(セミ科)を たくさん見ます。

※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。

s-kumazemi ga irohamomiji no eda ni 240824 IMG_1067 copy.jpg










▲イロハモミジの枝に
 止まっているクマゼミ

夕方、ムクゲ(アオイ科)の花を
観察していていると、細くて
白っぽい弧を描いものが、一瞬、
視界の端の方に見えた気が
しました。

s-mukuge to itayakaede 240823 IMG_0573 copy.jpg










▲観察していたムクゲの木


そちらの方を見ると、イタヤカエデ
(ムクロジ科)の木がありました。

s-itayakaede 240823 s-IMG_1425.jpg




















▲イタヤカエデの木

その幹や枝に複数のクマゼミ(セミ科)が
止まっていました、

kumazemi ga itayakaede no miki ni ite oshikko wo suru 240823 s-IMG_0664 copy.jpg










▲イタヤカエデに止まっているクマゼミ

もしやと思い、そのイタヤカエデに
近づきクマゼミを観察していると...

やりましたー。

クマゼミが液体(以下、オシッコ
と呼びます)を出し、それが
細い弧を描いた(オシッコ をした)
のです。しかし、カメラを向けて
いなかったので撮影できませんでした。

ただ、オシッコをしたクマゼミは、
まだ、そこに留まっていました。

カメラを構えて心の中で、
「もう一回!もう一回!」と
叫んで願っていると、
なんと、してくれました。

kumazemi ga itayakaede no miki ni ite oshikko wo suru 240823 s-IMG_0614 copy.jpg













▲クマゼミが オシッコ をしているところ
 (ここから数えて1回目)

夢中でシャッターを切りましたが、
一瞬なので、うまく写っているかどうか・・・
確認すると 写っていました。

もうしないかな、と思いながら、再度
心の中で「もう一回!もう1回!」と
叫んでいると・・・してくれました
(運が良かった~)。

kumazemi ga itayakaede no miki ni ite oshikko wo suru 240823 s-IMG_0616 copy.jpg













▲同じクマゼミが再び オシッコ をしているところ(2回目)

運がよいことは、そんな何度もないよね。と思いながら
心の中で「もう1回!もう1回」と
叫んでみました。そうすると・・・、してくれました
(オシッコだけにウンじゃないよね。これって奇跡?)。

kumazemi ga itayakaede no miki ni ite oshikko wo suru 240823 s-IMG_0621 copy.jpg














▲同じクマゼミが再々 オシッコ をしているところ(3回目)

カメラを構えてから、
1回目のオシッコから
3回目のオシッコまで、
約3~4分でした。

写真で撮れなかった分を合せると、
約10分くらいの間に5回は
オシッコ を したことになります。
しかも、クマゼミは その場から
離れていません。

突然ですが、
なんども オシッコをしていたので
このクマゼミを
「C.(シー) C. (シー)ゼミ」と
名付けました。

以前に、「セミ類が 飛び去るときに
オシッコをする」と聞いたことが
ありますが、C.C.ゼミは止まった
ままで オシッコをしていました。

しかも、体の下方ではなく、右やや
斜め上方(ほぼ一定?の方向)に
飛んでいくようにしていましたよ
(正確では ありませんが)。

その後、暗くなって(約1時間後)
まさか、C.C.ゼミは、いないだろうと
思いましたが、イタヤカエデを
もう一度 見にいくと...、

いました。

kumazemi ga itayakaede no miki ni mada iru 240823 yoru IMGP6126copy.jpg










▲同じ場所にいた C.C.ゼミ

おもわず「おるんかい!?」と心の中で、
ツッコんでしまいました。

C.C.ゼミからすれば、『また来たんかい!
オシッコかけたろか!』と叫んでいたかも
しれません。


皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。


           研究員 小舘
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