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数日前からセミ類の鳴き声が、
にぎやかになってきたなあ
(本格的な夏だ)と感じていました。

ひとはくの周辺(深田公園)で、
地面に形がきれいな丸い穴が
2つ開いている(近い位置にある)
のをたまたま見つけました。

これらの穴は、前日には無かった
ような気がします。


※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。


それらの穴の大きさを測ってみると、
どちらも直径1.5㎝くらいでした。

aburazemi no nukegara 2tsu no uchi no A 240718 s-IMG_4729.jpg









aburazemi no nukegara 2tsu no uchi no B 240718 s-IMG_4733.jpg










▲直径1.5cmくらいの丸い穴



周辺部で似たような大きさの穴を
探しましたが、アリ類が出入りしている
穴はあるのですが、直径1.5cmくらいの穴は
他にはありませんでした(約2×4㎡範囲)。

ari no ana 240718 s-IMG_4663.jpg










▲アリ類が出入りしている穴


近くの木を確認していると、落葉樹の枝先の
葉にアブラゼミ(セミ科)と思われる抜け殻
が比較的近い位置に2つついていました。
あきらかに今年の抜け殻です。


aburazemi no nukegara 2tsu 240718 s-IMG_4741.jpg










▲落葉樹の葉についていた
 アブラゼミの抜け殻2つ(7月)

抜け殻の触覚の根元から第3番目の節が
長く、毛がたくさん生えていることから
どちらもアブラゼミの抜け殻だと思われました。

s-aburazemi no nukegara 240718 IMGP4266copy.jpg








▲見つけた抜け殻の写真

もしかしたら、地面に開いていた丸い穴は、
アブラゼミの幼虫が出てきた穴ではないか、
と想定して、
いったい、どれくらいの距離を移動した
ことになるのかを知るために、移動したと
思われる経路のそれぞれの距離や長さを
測ってみました。

<測定したそれぞれの距離や長さ>
=======================
・地面の穴から木の根元までの距離:
 約70㎝と約95㎝。
・木の根元から枝分かれするまでの
 幹の長さ:約67㎝。
・枝別れした枝の長さ(葉までの長さ):
 約40㎝と約50cm。
=======================

上記の測定値を使って計算すると、
短かい方の距離の組み合わせで約177㎝、
長い方の距離の組み合わせで約212㎝、
となります。

(大雑把に言うと)地面の穴から出て
約2mの移動(旅)をして羽化したこと
になりますね。

ちなみに、地面から抜け殻までの高さは
どちらも約70㎝でした。
あまり高い位置ではなかったので
目につきやすかったのかもしれませんが、
アブラゼミの幼虫にとってはこの距離でも
大変だっただろうと想像します。


皆さんも 周辺の環境で生きもの
の観察をしてみませんか。       
            研究員 小舘
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