ひとはくの入口ちかくには、たくさんの
コシアカツバメ(ツバメ科)の巣があります。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
コシアカツバメが(かつて)子育てをしていた年
の写真を見ていただくと・・・
2018年の8月の写真では、
![s-koshiakatsubame 180807 IMGP0074copy.jpg](https://www.hitohaku.jp/blog/assets_c/2024/07/s-koshiakatsubame%20180807%20IMGP0074copy-thumb-250xauto-40599.jpg)
▲コシアカツバメの巣からコシアカツバメが
2羽顔を出している(2018年8月撮影)
![s-koshiakatubame no sugata 180524 IMG_5563copy.jpg](https://www.hitohaku.jp/blog/assets_c/2024/07/s-koshiakatubame%20no%20sugata%20180524%20IMG_5563copy-thumb-250xauto-40601.jpg)
▲地面に降りたコシアカツバメ
(2018年5月撮影)
2019年の4月の写真では、
![s-koshiakatubame no sugata 190417 P1280291copy.jpg](https://www.hitohaku.jp/blog/assets_c/2024/07/s-koshiakatubame%20no%20sugata%20190417%20P1280291copy-thumb-autox251-40606.jpg)
▲照明器具の上にいるコシアカツバメ
(2019年4月撮影)
しかし今年は、コシアカツバメの姿は
ありません。
この春、コシアカツバメが子育てをして、
巣立っていったということでも
ありません。
ここ何年かは、コシアカツバメは、
この場所で子育てをしていないのです。
先ほどの写真のようにコシアカツバメが
子育てしていた時の巣が、残っている
状態です。
そのコシアカツバメの古い巣のいくつかで、
現在ヒナの声がします。その声の主は、
スズメ(スズメ科)だと思われます。
スズメがコシアカツバメの古い巣を利用して
子育てをしているようです。
ときどき、コシアカツバメの古い巣から
親スズメが出入りをしているのを
見たりします。
![s-suzume ga koshiakatsubame no su ni iru 240702 IMG_1729copy.jpg](https://www.hitohaku.jp/blog/assets_c/2024/07/s-suzume%20ga%20koshiakatsubame%20no%20su%20ni%20iru%20240702%20IMG_1729copy-thumb-250xauto-40608.jpg)
▲コシアカツバメの古い巣から
顔を出しているスズメの親(7月)
朝、職員が出勤してくる前の(人通りが
少ない)時間帯では、博物館の入口ちかくで
スズメがよく見られます。
しかしスズメは、人が近づくとすぐに
飛んで行ったり、隠れようとします。
でも、時間帯によっては、
耳を澄ましていると(澄まさなく
ても、大きな鳴き声で)ヒナが
「ちっちっち ちっちっち」
( 「こちらでござる」) と教えて
くれるときがあります。
![s-suzume 240718 IMG_4803copycopy.jpg](https://www.hitohaku.jp/blog/assets_c/2024/07/s-suzume%20240718%20IMG_4803copycopy-thumb-250xauto-40603.jpg)
▲博物館の入口近くで見られるスズメ(7月)
皆さん、お宅の近くで最近
スズメの姿を見ますか?
また、ここで子育てしているの
だろうなあという場所ってありますか?
人間の住宅事情などの変化(隙間が
少ない住宅が多くなった?)に伴って
スズメのお宿(子育てする場所)も
少なくなっているのでしょうか?
皆さんも 周辺の環境で生きものの
観察をしてみませんか。
研究員 小舘