ひとはく周辺(深田公園)にはヤマモモ(ヤマモモ科)の高木があります。
ヤマモモ食堂に集まってイートインする(枝の上で果実を食べる)
お客さん(生きもの)もいますが、
今回は、テイクアウトする お客さんを紹介します。
テイクアウトといっても自分の家に持ち帰るのではありません。
枝上ではなく、木のちかくで食べているものです。
▲深田公園にあるヤマモモの♀の木(右側の木)とその周辺
それでは利用していた お客さんを紹介しますよ~
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
1羽の鳥がヤマモモの♀の木の ちかくの
コンクリート構造物の上に止まっていました。
そこから果実を食べるまでの
一連の動きが写真に撮れましたよ(6月下旬)。
(おそらく、ヤマモモの果実を)じ~っと見つめる鳥。
▲ヤマモモの果実を見ている?鳥
その後、すぐにヤマモモの果実を目指して? 飛んでいきました。
▲果実を採りにいった鳥(画面の右上)
数秒後、ヤマモモの果実1つをくわえて戻ってきました。
▲果実を採ってきた鳥
くわえていた果実をいったん置きます。
▲果実を置く鳥
(向きを整えているのか、複数回置いて)
また、果実をくわえています。
▲果実をくわえる鳥
今度は、果実を宙に浮かしています。
▲果実を宙に浮かす鳥
浮かした果実をパクっとくちばしの間(奥)に入れます。
▲果実を吞み込もうとしている鳥
「ん~うまい」と思っているかもしれませんね。
▲果実を呑み込んだ鳥
こっちを向いて、少し首をかしげている
ようにもみえます。
▲こっちを見ている鳥
この鳥は、イソヒヨドリ(ヒタキ科)
のようです。
果実を丸呑みしてくれるイソヒヨドリのような鳥は、
ヤマモモにとっては(より遠くへ飛んで行って、
種子を肥料付きで排出してくれれば、遠くへ種子を
運んでくれるという意味で)大歓迎な生きもの
なのでしょうね (これを読んだ方が「ふ~ん」と
言ってくれればうれしいです)。
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を
してみませんか。
研究員 小舘