ひとはく周辺(深田公園)には
ヤマモモ(ヤマモモ科)の高木があります。
ヤマモモは、雌雄異株(♂の木と♀の木に分かれている)です。
6月の今の時期、♀の木にたくさんの果実をつけているものが見られます。
雨が降ったり、強い風が吹いたりすると、たくさんの果実が落ちたりします。
ここ何日か、雨や強風のため、「掃いても掃いても落ちてくる」と
清掃の方も嘆いておられると思います(清掃の方、お疲れ様です)。
ちなみに、ひとはく周辺のヤマモモの果実は、 直径1~1.5㎝ほどで
あまり大きくありません。
▲ヤマモモの♀の木
▲ヤマモモの赤い果実
夕方、ヤマモモの枝を観察していると、わずかな時間でしたが、
たまたま いくつかの鳥類が「ヤマモモ食堂」を利用していましたよ。
利用していた鳥類をいくつか紹介します。
※画像をクリックすると、写真が拡大するものがあります。
チョコマカ動く感じのメジロ(メジロ科)。
▲せわしない動きをするメジロ
ヤマモモの枝に飛んできたのですが、私を見て?
(人気を感じて)少し離れたケヤキ(ニレ科)
の枝へ移ったスズメ(スズメ科)です 。
▲すぐに逃げるスズメ
ヒヨドリ(ヒヨドリ科)は、ピーヨ、ピーヨと
鳴きながらヤマモモの枝に飛んできます。
▲鳴きながら飛んできたヒヨドリ
ムクドリ(ムクドリ科)が4羽ぐらいで飛んできましたが
1羽が枝から飛び立つと他の個体も続いて飛んでいきました
(写真が撮れませんでした)。
果実を丸呑みしてくれる鳥が、(果実を食べて)
どこかに飛んで行って フン(もちろんこのフンの中には
ヤマモモの種子が含まれている)をしてくれると、
うれしいなあとヤマモモは 思っていることでしょう。
皆さんも 周辺の環境で生きものの観察を してみませんか。
研究員 小舘