新学期も始まり、残暑に負けず、元気に9月スタートです!
まず、海のいきものクイズから!
みんな何問正解したかな?
ガーランドを作っていきます。
色を塗って、ひもに通して完成です。
みんな素敵なガーランドができあがりました♪
ご参加いただきありがとうございました。
お家でぜひ飾ってくださいね。
来週のフロアスタッフとあそぼうは、「どうぶつソーマトロープ」です!
皆様のご参加お待ちしております☆
フロアスタッフ一同
地層からプレパラートを作り、ケイソウ化石を顕微鏡で観察します。第1回において採取してきた試料を使い、第2回と第3回は、博物館内でプレパラート作製、顕微鏡観察を行いました。今日はその3回目、プレパラート作製、顕微鏡観察とまとめを行いました。
まずは、顕微鏡の使い方の復習です。
前回作製したプレパラートを装着して、顕微鏡をのぞきます。ピントを合わせるのも上手にできるようになっています。
そして、今日はいよいよ、100万年以上前の地層の試料から4つのプレパラートを作ります。試料に水を加えてかき混ぜ、上澄み液を取り出します。そして一部をスポイドに取ってカバーガラスにのせて乾かし、専用の接着剤でスライドグラスに接着します。ラベルを張ってどの地層から作ったプレパラートかわかるようにします。
完成したプレパラートを顕微鏡で見てみます。資料を見ながら、見つかるケイソウ化石の種類や生きていた場所(湖や海など)を調べていきます。
午後からは、さらに詳しく調べ、たくさんのケイソウ化石を観察することができました。
そして、試料ごとのケイソウ化石の違いから、調査した地域が110万年ほど前に湖や川から海に変わったことや、当時海底であったこの地域がその後100m以上も隆起したことが分かりました。
◎参加された小学生の感想など
・ケイソウやプランクトンなどの小さな世界に興味があって参加しました。
・父親が調べて申し込んでくれました。楽しかったです。
・ピントが合うとはっきりケイソウが見えました。姉妹で参加しました。
◎廣瀬主任研究員より
・子どもたちは大学生が行うような、とても高度な作業に挑戦しました。
顕微鏡で見つけたケイソウ化石の同定も大変的確で驚きました。
ケイソウ化石から100万年以上前の瀬戸内海の様子を探ることができました。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
今ひとはくで開催中の企画展「クモ展」を見て、
「クモの網の標本」を自分でも作ってみたくなりました。
早速、ホームセンターで材料を購入して
お昼休みに、クモの網さがしにでかけました
深田公園はクモの巣がいっぱい
どれにしようかな?!
【動画はこちら】
こんなに素敵にできました!
研究員にみてもらったら、
おそらくジョロウグモの幼体の網だとか・・・・
とっても簡単にできるので、皆さんもよかったら
この夏 クモの網の標本を作ってみてくださいね♪
材料 黒または青の画用紙
スプレーのり(使うときは、目に入らないように気をつけてね)
片栗粉
企画展 クモ展―多様な8本脚たちの世界―
2024.7/2(火)~2025.1/13(月・祝)
https://www.hitohaku.jp/exhibition/planning/spider2024.html
生涯学習課
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兵庫県立神戸高等学校 |
兵庫県立姫路東高等学校 |
(生涯学習課)
このセミナーは、メダカの透明標本を作製するセミナーです。
メダカの前処理、透明化、そして染色、洗浄、染色液の除去という過程を行ってきました。
◎参加されたみなさまの感想など
・はじめてセミナーに参加しました。あっという間に時間が過ぎました。楽しかったです。
・勉強になりました。
・過去に高橋先生の別の講座を受けたことがあります。そこからのお付き合いです。
・セミナーガイドで生物系のセミナーがあることを知りました。高校の部活動の活動にも活かせると思い参加しました。楽しくできました。
◎高橋主任研究員より
皆さん、顕微鏡やピンセットの使い方にも慣れて、とても上手に仕上げていました。透明標本は、いろいろな作り方があります。ご自身でいろいろと試して、自分に合った方法を見つけるのも、楽しいかも知れません。参加、ありがとうございました。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関するお問い合わせは生涯学習課までお願いします)
普段何気なく見ている石も、よ~く見てみると違いがあります。
岩石はそのでき方の特徴から、大きく3つのグループに分けられます。
今日のこのセミナーでは、1人1つずつ岩石標本セットを使って、主な石ころ16種類を観察してみましょう。
まずはルーペの使い方のレクチャーを受けます。そして、研究員が示す石を標本セットから探します。
色や形ですぐに見つけることができますね。ルーペを使ってみてみましょう。
研究員がスライドを使って、その特徴を説明していきます。
プリントの資料に書き込んでいます。
16種類の特徴を学んだあとは、「石ころ検索表」をみて、自力で石を見わける練習をしましょう。
最後に、観察しやすい標本の選び方や、種類を見わけるのに役立つ特徴などについて解説がありました。
基本的な見わけ方を学んで、夏休みの自由研究にもご活用できるといいですね。
◎参加したみなさまの感想など
・たのしく勉強できました。 ・メモもしっかり取れました ・集めに行きます。(小学生)
・14番の石がきれいですきになりました。(おとうさんと参加した幼稚園のお子様)
・先生がていねいに説明してくださいました。別のセミナーも申し込みます。(おとなの方)
◎生野研究員より
今日使った16種類の標本以外にも岩石には種類があります。また、同じ石でも様々な見た目になったりするので、なかなか奥深く、それがおもしろいところでもあります。夏休みにぜひ「石探し」に行き、見わけてみましょう。(野外では、安全に十分気を付けてください。)集めた石は、どこで集めたか(産地)を必ず記録してくださいね。
(文責 生涯学習課 ※この記事に関する問い合わせは生涯学習課へお願いします。)
トラップをしかけたら20分くらい
生きものがつかまるまで待ちます。
2017年より国立科学博物館から借用してエントランスホールに展示していた「デルタドロメウス」の全身骨格が、先日返却されました。それにともなってホールの模様替えが、地球科学研究グループの研究員を中心に行われました。
館内から、エントランスホールへ台車を使って移動させます。大きなものは、トラックに載せて運びました。貴重で大切な化石標本です。全員で協力して設置しました。
アンモナイトは、4人がかりで運びます。これもなかなかの重量です。
展示物の大かたの移動は完了しました。あとはキャプションを付けて完成です。
◎研究員からのコメント
自然科学の入り口として、子どもを中心に注目度が高い地学系大型資料を用い「太古の海」をテーマに、当時恐竜時代に海域で繫栄していた爬虫類やアンモナイトの化石を身近に感じていただけたらと思います。
新しくなったエントランス、資料を観察して、それぞれの特徴や形状の違いに注目して見てください。多くの皆様のお越しをお待ちしています。植物は光を吸収して生活しています。なぜかわかりますか?」
研究員の問いかけに、すぐに反応、あちこちから答えが出てきます。「光合成」をして養分をつくり出しているからです。
今日は、関西国際学園初等部2年生が、「身近な植物のふしぎ」のセミナーを受講しました。
多くの植物は緑色をしています。これは、太陽からの緑の光をはね返しているからです。
しかし、緑色ではない植物もあります。それは、ほかの植物に寄生して、養分をもらっているからで、光合成の必要がないからですね。
植物は、光をたくさん吸収するために、背が高くなるものがあります。
7月6日から4階ひとはくサロンにて、ミニ企画展「魚の剥製展」が行われます。
この魚の剥製を製作されたのは、剥製師の力石眞弘さん。当館が毎年実施している「共生のひろば」に参加いただいたことがきっかけで研究員とつながりができ、今回の企画展開催へとなりました。
展示してある魚やカニは、尾道市で活動されている力石さん地元の瀬戸内海で捕れたものだそうで、生きているかのようです。作り方の展示もありますが、とても丁寧で細かい作業が必要と感じました。この展示を通して、「魚介類を剥製にする技術があること」「瀬戸内海には多くの魚介類が生きていること」など知ってもらいたいということでした。力石さんは、中学生に地元でサワガニの剥製をつくるワークショップを行われているとことでした。
7月5日には、神戸新聞社の取材を受け、フロアスタッフも同席させていただき、お話を伺いました。
◎高橋主任研究員のコメント
まるで生きているような魚の剥製です。暑い夏に、この展示を見ていただき、剥製の技術のすばらしさと
瀬戸内海の自然を感じ、涼やかな気持ちになっていただけるとうれしいです。
(この記事についてのお問い合わせは生涯学習課までお願いします。 文責 生涯学習課)
今日は、キッズランドかみでひょうごエコロコプロジェクトの体験学習を行いました。
最初に辰村コーディネーター(あやちゃん)から虫さんをやさしく扱う「コツ」を教えてもらいました。さあ、あぜ道へ出発です。
現地についた子どもたちは、さっそく虫とり開始!
普段から自然いっぱいの園で過ごしている子どもたち、とっても積極的です。最初に教えてもらったとおり、虫さんをやさしく持っていますね。
捕まえた虫をどんどん虫かごに入れていきます。
あやちゃんが、網
で何か捕まえたようですね。子どもたちも集まります。
約40分の虫取りでしたが、たくさん捕まえられたかな?
園へ戻ってみんなで見てみましょう。
捕まえた虫を、ひとはくから持ってきた「ひみつ道具(デジタル顕微鏡)」で、みんなで見ましょう。これを使うと、とっても大きく見えるね。
7月2日から始まる企画展「クモ展」のフロアスタッフへのレクチャーが研究員から行われました。この企画展は、「クモは不気味で気持ち悪い?」というイメージを変えるため、ポスターも明るい色や水玉でまとめてみました。
「クモ」といえば、「クモの巣」が特徴ですが、我々が普段見慣れたものから、少し形の違うものまでさまざまなものが展示されています。博物館の窓についていたものもあります。
クモや昆虫が紡ぎ出す糸の構造やその遺伝的基盤を解析し、微生物を活用することによって、新しいタンパク質素材を開発して、化粧品や衣類に応用している会社もあるそうです。
クモは、虫ですが昆虫ではありません。節足動物門というグループに属し、昆虫などの六脚亜門、エビ・カニの仲間の甲殻亜門、ムカデ・ヤスデなどの多足亜門、そしてクモの属する鋏角(きょうかく)亜門の4つに分けることができます。鋏角亜門は、昆虫が触角を持つ部分にハサミ状の鋏角を持つのが特徴で、ウミグモ、カブトガニ、サソリ、ダニも同じ仲間です。
私たちが認識するクモは、鋏角亜門のなかのクモ目(もく)というグループに属し、世界で52000種以上記録され、135科のグループに分類されます。
今回の企画展では、食事や子育てなど、私たちとシンパシーを感じる部分とともに、クモの多様性に焦点を当てています。特に、もっとも種多様性が高く、発達した眼を頼りに餌を捕まえる行うハエトリグモ科と、微小ながらクモ目の中で2番目に種多様性の高いサクラグモ科について、写真とともに標本の展示を行っています。クモの生物としての新たな一面、捕食の様子、網(クモの糸)の特徴など、深く知ることができる展示となっています。どうぞお楽しみに!
◎参加したスタッフのコメント
・クモは昆虫ではない、クモの巣(網)には、様々なタイプがあることなど、新たな発見がありました。新しい知識を得ることができました。
・楽しくしくわかりやすい展示解説となるように、努力します。
◎山﨑研究員より
企画展は2025年の1月13日までのロングラン展示となります。10月には、「摩訶不思議なクモの世界」のセミナーも計画しています。来館される皆様に普段はあまり知られていない「クモ」への新たな認識を持っていただけるとうれしいです。(この記事に関しましては、生涯学習課にお問い合わせください。文責 生涯学習課)
書籍の内容 水の中に広がる、小さな生き物たちの世界! (小学館公式HPより) 身近な水辺から海、そして北極・南極から熱帯など、どこにでもたくさんいるのにもか かわらず、まだ多くの謎に包まれたプランクトン。児童向け図鑑では初めての約500種と いうボリュームで紹介します。今まであまり注目していなかった水中の小さな生物たちの すがたを、きれいな写真で表現した決定版ポケット図鑑です。 知られざる事実に驚かされる「プランクトンがいなければ地球はめつぼうする?!」、不思 議な生態がわかる「新種発見」「光るプランクトン」、また「プランクトンを集めに行こう!」のような自由研究に最適なコーナーまで、幅広い切り口で、読んでいて楽しい大充実の内容です。 |
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当初予定していた京極研究員に代わり、太田菜央研究員が行いました。
兵庫の自然史を英語で解説していきます。
まずは、クイズからスタート。
What is the prefectural bird of Hyogo?
三田のマスコットキャラクターの鳥(キッピー)のお話もありました。
本館での展示場所も示しながら、解説が進みます。
キッピーのモデルとなった鳥の標本はコレクショナリウムで見ることができます。
また、キッピーはコレクショナリウム前のマンホールにも描かれているようです。
南北に海を持つ兵庫県、兵庫の自然史の大きな特徴である「氷上回廊」のことも学ぶことができました。
◎参加したみなさまの感想など
・子どもがチラシ(イベントスケジュール)を持って帰ってきました。
英語でのセミナーを受けてみたいと言ったので来ました。
・おもしろかった!
・近所に住んでいます。たまたまこのセミナーを知りました。楽しいお話でした。
◎太田菜央研究員より
今日はピンチヒッターでしたが、熱心に聞いてくださり、質問も積極的に出て、ありがたかったです。今日のセミナーに関する展示を見ていってくださいね。「学校でチョウを飼っています」
研究員の問いかけに、西宮市立上ヶ原南小学校3年生の児童が、元気に答えてくれます。
小学校3年生からはじまる理科の授業で、チョウの育ち方や体のつくりなどを学び、観察のため教室で育てているそうです。
今回のセミナーは、クイズを交えながら、昆虫の体のつくりと育ち方を学びます。上ヶ原南小学校のみなさんは、昆虫が好きな人が半分以上いました。昆虫博士もいるようですね。
地球上で確認されている生き物は約160万種、そのうち昆虫はどれくらいいるか?
そんなクイズも、ほとんどの生徒が正解でしたね。昆虫は、コウチュウ、カメムシ、チョウ、トンボ、バッタ、ハエ、ハチなど30以上のグループに分けられるそうです。
昆虫の体の特徴や卵から成虫になるまでの様子も正確に答えることができました。研究員も関心です。
今回のセミナーでは、研究員が問いを投げかけ、児童が答えるといった形で進んでいきました。予定時間を少しオーバーしましたが、児童のみなさんはとても積極的でした。
セミナーの後も研究員に質問する姿も見られました。
これからもよ~く観察して、虫のことを勉強してくださいね。
◎参加した児童の感想など
・クイズがよかった。
・たくさん正解しました。
・虫のことは、少し苦手だけど、いろいろと知らないことがありました。
・へぇーということがたくさんありました。おもしろかったです。
◎山田主任研究員より
虫が好きな子がたくさんいてよかったです。見た目だけではわからないこと、先入観、思い込みがあることなど、本当の昆虫の
世界とは違っているということがいくつかあります。
博物館にはたくさんの標本がありますので、ぜひ見ていってくださいね。昆虫を好きになってくれるとうれしいです。
(文責 生涯学習課 ※この記事についてのお問い合わせは、生涯学習課までお願いします。)
このセミナーは、クモを形態学的な視点から観察するセミナーです。まずは、実験セミナー室で講義を受けました。クモは、いわゆる虫ですが、昆虫ではありません。
クモも昆虫も節足動物門というグループの中の鋏角(きょうかく)亜門に属し、カブトガニや、サソリ、ダニと同じ仲間だそうです。
講義のあと、深田公園でクモの採集を行いました。葉っぱの裏にいるようです。傘を広げて、木を揺らして、落とす方法も試しました。
採集したクモを容器に入れ、実験セミナー室に持ち帰ります。実体顕微鏡の使い方のレクチャーを受け、自分が採ってきたクモを見てみました。研究員から示された資料を基に、クモの名前を確認しました。
また、クモの成体・幼体の見分け方、オス・メスの見分け方、種を同定するのに必要な形態的な特徴について、研究員の解説を聞き、観察を続けました。
7月2日から本館の2階企画展示室において、企画展「クモ展~多様な8本脚たちの世界~」を開催します。そちらも見に来てくださいね。
◎参加したみなさまの感想など
・このセミナーをホームページで知りました。クモについては、知らないことだらけだったので、今日は学びの多い時間となりました。
・少人数で、先生も丁寧に教えてくださりとてもよかったです。
・講義、クモ取り、観察とすべてが良かったです。もっと長い時間でも大丈夫です!
・標本にして持って帰ります。
◎山崎研究員より
皆さん、クモについて熱心に観察、採集するだけでなく、たくさん質問もしてくださり、充実したセミナーになりました。受講してくださり、ありがとうございました。
(文責 生涯学習課 ※このセミナーについてのお問い合わせは生涯学習課にお願いします。)
人と自然の博物館では、生物多様性の保全を目指し、野生植物を対象としたジーンバンク事業を実施しています。この事業の実施を支える中核の施設が「ジーンファーム」です。
兵庫県は南北海に面していますが、自然の海岸は減ってきています。たくさんあった海浜植物も絶滅の危機に瀕しているとのこと。
この施設は、温室・冷室・遮光ハウス・ガラス室・ミスト室などそれぞれの植物が生育していた環境に近い形で育てられるように設備が整えられてます。
各部屋で育てられている代表的なものについて、研究員が説明していきます。参加されたみなさまは、メモを取ったり、質問をされたりしながら見学されていました。
人と自然の博物館では、このジーンファームで兵庫県産だけで250種以上の植物を栽培・育成・増殖に取り組んでいます。
◎参加したみなさまの感想など
・セミナーガイドを見てこの講座を知りました。ジーンファームがどんなところなんだろうと興味があって参加しました。
・絶滅危惧種を救いたいと思っています。
・外来種のことに興味がありました。
◎中濵研究員より
遺伝子(ジーン)というと難しそうなイメージがあるかもしれませ
んが、実は生物多様性を守ることにもとても重要です。ジーンファームの植物をご覧になって、生物多様性を守ることの大事さについて考えるきっかけにしていただけますととても嬉しく思います。
(文責 生涯学習課 ※このセミナーのお問い合わせは生涯学習課までお願いします。)
本日の人と自然の博物館は、化石に関するイベントやセミナーが行われています。
ジンファーム横の岩砕置き場では、ひとはく探検隊「ひとはく研究員と一緒に、恐竜時代の岩石から化石をさがそう!」が行われています。
丹波市と丹波篠山市の間にある「川代トンネル」を掘った際に出てきた岩石は、恐竜が生息していた約1億1000万年前(白亜紀)のものだそうで、肉食竜の化石やカエル、巻貝などの化石が含まれているとのこと。雨が降り出すなか、少し開始を早めて行われました。
雨のため、午後の2回は中止となりました。5月26日にもこのイベントは開催されます。
また、恐竜ラボでは、一般セミナー「化石発掘体験」が行われています。人気のこのセミナーは、年間19回行われ、今回はその8回目です。今日も、何かの化石が見つかったようですね。
フロアスタッフの展示解説は、「ひょうごの恐竜かせきツアー」です。クイズを交えながら楽しく展示を解説していきます。たくさんの親子連れに参加していただきました。
ちなみに、午前中のデジタル紙芝居は、丹波の恐竜タンタン物語でした。
(このイベント等のお問い合わせは、生涯学習課へお願いします。文責 生涯学習課)
本館は有馬高校と連携した取り組みを行っています。その一環として行われるこのセミナーを、人と自然科の生徒34名が受講しました。講義が始まる前から、研究員が準備した「生き物」に興味津々、多くのケースに生徒が群がっています。
広い兵庫県では、ふつうと思っている生き物でも地域によって違う特徴がでてきたりします。
理論的な部分はスライドで確認します。
資料を基に記録もしっかり取れていますね。
瀬戸内側と日本海側で異なる在来タンポポ、外来種がほとんどのダンゴムシ、兵庫県固有の種類があるカタツムリなどを例にあげながら、実物の観察とともにセミナーが進みました。
◎参加した生徒のコメント
・植物のことに興味があるので、タンポポのことはとても面白かった。
・名前は知っていても実物は見たことがなかったので、いろいろな生き物が実際に見られてよかった。
・今後のセミナーも楽しみです。
◎鈴木研究員より
・ひとはくとの連携セミナーについては、有馬高校の生徒のみなさんは、とても意欲的に取り組んでくれています。実物を見て、実際に触れてみて、いろいろと感じてほしいと思っています。
このセミナーについては、生涯学習課にお問い合わせください。(文責 生涯学習課)
身近な生き物のオスとメスにはどのような違いがあるでしょうか。
今日のセミナーでは、いくつかの例を挙げながら解説していきます。
研究員の質問に、参加してくれた子どもたちが積極的に答えてくれています。
見た目でわかるもの、ひっくり返すとわかるもの、特殊な光を当てるとわかるもの、行動の仕方でわかるもの、鳴き方でわかるもの、においでわかるもの、いろいろと特徴がありましたね。オスがメスを呼ぶためにその違いが出ることが多いようです。
セミナー室での説明の後、その違いに注目しながら2階の標本を実際に観察します。
セミナー終了後も熱心に質問を続ける子どもたちの姿がありました。
◎参加してくれたみなさんのコメント
・オスとメスの違いの調べ方がわかってよかった。
・こどもの日で、子どもたちが楽しめるセミナーでよかった。
・オスとメスがそっくりで、違いがわかりにくい生き物もありました。
・生き物によって違いがあっておもしろいと思いました。
◎京極研究員より
オス、メスの違いを知ることから、身近な生き物のことを気にしてもらえるとうれしいです。
この時間の前には、英語でのセミナーも行われました。
「Let‛s compare males and females (English)」
このオープンセミナーについては、生涯学習課にお問い合わせください。(文責 生涯学習課)
好天に恵まれたゴールデンウィーク後半、コレクショナリウムワークルームで「おおきくして見てみよう」シリーズがスタート。今日はその第1回、「お花」編です。
研究員がひとはくの周りで集めてきたお花を、デジタル顕微鏡で見てみます。
花を顕微鏡のレンズの下に置いて、ピントを合わせていくと...
こんなに大きく、はっきりとお花の形がわかります。ひとつの花だと思っていたら、小さな花がたくさん集まってできていました。細かい毛もたくさん見ることもできました。花びらのかげに、虫もかくれていましたね。
姉妹で仲良く見ています。お姉ちゃんが上手にピントを合わせてくれています。しっかり見えたね。
◎参加してくれたみなさんのコメント
・楽しかった。
・お花が大きく見えておもしろかった。もっとやりたい。
・虫がいっぱいいた。
・お花の茎に、細かいひげみたいなものがたくさん見えた。
◎半田研究員より
身近な自然も大きくして見てみると何か発見があるかもしれませんね。
このセミナーでは、これからもいろんなものを大きくして見ていきます。
人新世(Anthropocene)は,2000年代以降になって提唱された,地質層序の中で最も新しい時代区分です.模式層の決定に関する国際的な取り組みや議論を紹介しながら,地質学から見た近年の人為的環境改変について解説するセミナーです。
地球誕生が誕生してからの46億年間は、地質学的な見地から区分され、それぞれに名前がついています。その区分の基準となっているのが、GSSP国際境界模式断面とポイントです。その中には、恐竜が絶滅し哺乳類が増加していった新生代の始まりにあたるK-Pg境界や2020年に日本の千葉県を模式地とした「チバニアン」の基底層準があります。
このセミナーでは、地質時代の区分がどのようになされているのかを理解していただくとともに、まだ完全に解明されていない地球の環境変化や気候のシステムについても触れました。長い地球の歴史の中に人類の活動を位置づけてみると、人類が地球環境に対して及ぼしている影響がいかに大きなものであるかが見えてきます。
「人新世」という新たな地質時代区分は、つい先日登録が否決されてしまいましたが、その概念は、地質学者や環境学者だけでなく、政治・経済の中や、一般の人々にも広く使われていくものと考えられます。受講されたみなさまは、セミナー終了後も熱心に質問されていました。
◎受講していただいた方のコメント
・ホームページでこのセミナーがあることを知りました。興味がある分野だったので、とてもおもしろかったです。
・「人新世」ということを、別の分野から聞いたことがありました。地質学的なことをあまり知らなかったので、今回のセミナーはとてもためになり、自分の知見を広げることができました。
◎廣瀬研究員より
地質時代の区分がどのように議論されて決まっているのか。また、人類の営みも地質に大きく影響を及ぼしている
ことを知り、「人新世」という地質時代区分の意義を議論していただく機会としてもらえればうれしいです。
この一般セミナーにつきましては、生涯学習課にお問い合わせください。
(文責 生涯学習課)
よっしゃ!」「やったー!」
「えーっ!?」「ほんま~?」
クイズが進むたびに、子どもたちの歓声がホールに響きます。
佐竹台小学校4年生の児童137名が、このセミナーに参加してくれました。
地球上のどこに日本が位置しているか、それがわかれば中国大陸や東南アジア、そしてアメリカ大陸からも多くの植物が日本に出入りしたことがわかります。
「私のクイズは、正解が1つとは限りません。だからよ~く考えてね」
研究員のお話に、子どもたちの集中力はさらに高まったようです。普段よく見ていたり、食べたりしたことがあるものもクイズに出てきます。
単に日本の植物がどれかということだけではなく、今回のクイズに出てくる植物に、どんな特徴があって、何の仲間なのか、たとえば、「小さな花が集まっている」「葉っぱが切れ込んでいる」「ほかの植物に寄生している」「食虫植物」などの説明もセットになっています。子どもたちは楽しみながら、勉強できたましたね。
◎参加した児童のコメント
・クイズがおもしろかった。・日本の植物だと思っていたら、海外から来ていてびっくりした。
・はじめて聞いたことがたくさんあった。・いろんな植物の生態が知れた。
◎李研究員より
クイズに正解して「よっしゃ!」と喜びの声が上がって、よかったです。海外から入ってきた植物が多かったですが、日本の植物も面白いことがわかりますね。5年生になって、「おしべ」と「めしべ」のことを勉強したら、もっと面白くて楽しいお話が聞けるので、また来てくださいね。
この特注セミナーにつきましては、生涯学習課にお問い合わせください。
(文責 生涯学習課)
今日お配りした資料は、皆さんが大学になるまで持っていても参考になる資料です。南海トラフ地震への備えをして、命、家族、財産を守り、被害を少なくして日本を守ってください。
(本特注セミナーに関する相談は、生涯学習課までお願いします)
(文責:生涯学習課)
こんにちはフロアスタッフ瀬良です
3月は別れの季節です
私事ですが、
長年勤めてまいりました博物館をこの度、去ることにいたしました。
私が初めて博物館に携わったのは、2008年のファーブル展での3ヶ月弱の短期のお仕事でした。
ご縁がありまして翌年からはフロアスタッフの仲間に入れていただき今に至ります。
こどもの頃から理科という科目が好きで興味が無かった訳ではありませんが、
あまり博物館に出向くということはしておらず、初めての領域でした。
勤めてみると、覚えることは沢山あるし、人前で話をするのがなにより苦手だったので、
毎日が緊張の連続でした。
そんな中、研究員の方々は私の質問に色々と答えてくださいました。
勤め始めの私は本当にど素人だったので、この人は何を聞いてるんだ?という子どもの様な質問にも
噛み砕いて分かりやすく皆さん答えてくださいました!本当に頭の良い方は知識を惜しみなく
伝えようとして下さるんだと感心しました。
そうして得た情報をお客様と直接触れ合いお伝えして笑顔になって頂くことに喜びや、
やり甲斐を感じて毎日過ごすことができました。
リーダーというポジションになってからは10年間、後進の育成にも携わってきました。
指導しながらもまた自分を振り返ることができ、ここでも学びがありました。
そして最近では、私の大切な常連客であった子ども達が、フロアスタッフとしてこの博物館に
戻って来てくれたこともとても嬉しかったです。
最後になりましたが、在籍中支えて頂きました研究員の皆さま、事務所、各研究室の皆さま、
警備、設備、清掃の皆さま、ボランティア団体の皆さま、そして博物館のお客さまの皆さま、
みなとくん、ゆうくん、ゆうちゃん、だいちゃん、なっちゃん、みおちゃん、つばさくん、
ほなみちゃん、そうちゃん、ゆずくん、みーちゃん、てーくん、あーちゃん...
本当にありがとうございました。お世話になりました。
博物館は私にとって特別な大好きな場所となりましたので、
これからも何らかのカタチで関わっていきたいと思っています。
また何処かでお会いできることを信じて
フロアスタッフ 瀬良 裕子
ひとはく・ちがくレター(2024年3月16日号)
兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)の恐竜タスクフォースを中心とした研究員が関わる講演会や展示、イベント、出版物、出演などについてお知らせいたします。お問い合わせ先について、別途表記のないものは当館となります。詳細は各URLでご確認ください。
<ひとはく主催のセミナー>
●A01 A02化石発掘体験セミナー(恐竜ラボ技師)恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新たな化石を探し出します。
日 時 2024年4月7日(日)10:30~11:30、14:00~15:00
場 所 ひとはく恐竜ラボ前
対 象 小学生~大人
定 員 16名
受 講 料 800円
申込締切 3月18日(月)
備 考 ひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。セミナースペースに入場を希望される同伴者は参加申込が必要です。発見された化石は持ち帰ることはできません。荒天中止
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A01
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A02
海辺の砂粒には、色々な生き物の化石が混ざっています。顕微鏡を覗きながら拾い出してみましょう。集めた化石たちは、標本ケースに入れてお持ち帰りいただけます。
日 時 2024年4月13日(土)10:30~11:10、13:00~13:40、14:00~14:40
場 所 4階オープン・ラボ
対 象 小学生、中学生
定 員 各回5名
受 講 料 300円
備 考 当日10:00より参加申込の整理券を配布します。先着順で定員になり次第終了します。尚、ご家族の代表者1名のみ列にお並びください。小学1、2年生は保護者同伴でご参加ください。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22662
恐竜化石がたくさん見つかることで知られるモンゴルのゴビ砂漠でどうやって化石を探すのでしょうか?発掘中はどんな生活しているの?本セミナーではモンゴルのゴビ砂漠に加えて、ウズベキスタンのキジルクム砂漠での恐竜化石発掘の様子を紹介し、調査で使用した道具類の一部を展示します。毎年少しずつ新しい情報が加わりますので、お楽しみに!
日 時 2024年4月14日(日)13:30~15:00
場 所 4階大セミナー室
対 象 小学生~大人
定 員 50名
受 講 料 600円(高校生以下:450円)
申込締切 3月25日(月)
備 考 小学1年~3年生は保護者もいっしょにご参加ください(受講料が必要です)。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A03
箱の中に入っている化石をさわって、形だけで種類をあてるクイズにチャレンジしてみましょう。化石はすべて本物です。
日 時 2024年4月20日(土)13:00~14:30
場 所 4階オープン・ラボ
受 講 料 無料
備 考 先着順に随時受付。小学2年生以下は保護者同伴
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22696
人新世(Anthroppcene)は,2000年代以降になって提唱された,地質層序の中で最も新しい時代区分です.模式層の決定に関する国際的な取り組みや議論を紹介しながら,地質学から見た近年の人為的環境改変について解説します。
日 時 2024年4月21日(日)11:00~12:00
場 所 4階大セミナー室
対 象 小学4年生~大人
定 員 20名
受 講 料 700円(小学4年生~高校生:350円)
申込締切 4月1日(月)
備 考 高校生以上向けの内容ですが,なるべく平易な説明を心がけます。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A04
恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新たな化石を探し出します。
日 時 2024年4月21日(日)10:30~11:30、14:00~15:00
場 所 ひとはく恐竜ラボ前
対 象 小学生~大人
定 員 16名
受 講 料 800円
申込締切 4月1日(月)
備 考 ひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。セミナースペースに入場を希望される同伴者は参加申込が必要です。発見された化石は持ち帰ることはできません。荒天中止
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A05
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A06
デジタル顕微鏡で花を大きくして観察します。
日 時 2024年5月3日(金・祝)10:00~12:00、13:00~15:00
場 所 コレクショナリウム ワークルーム
対 象 どなたでも
定 員 なし
受 講 料 無料
備 考 随時参加。当日会場へ
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22708
デジタル顕微鏡で葉っぱを大きくして観察します。
日 時 2024年5月4日(土・祝)10:00~12:00、13:00~15:00
場 所 コレクショナリウム ワークルーム
対 象 どなたでも
定 員 なし
受 講 料 無料
備 考 随時参加。当日会場へ
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22709
デジタル顕微鏡で木材を大きくして観察します。
日 時 2024年5月5日(日・祝)10:00~12:00、13:00~15:00
場 所 コレクショナリウム ワークルーム
対 象 どなたでも
定 員 なし
受 講 料 無料
備 考 随時参加。当日会場へ
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22710
恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。発掘セミナーでは、石を細かく割って新たな化石を探し出します。
日 時 2024年5月5日(日・祝)10:30~11:30、14:00~15:00
場 所 ひとはく恐竜ラボ前
対 象 小学生~大人
定 員 16名
受 講 料 800円
申込締切 4月15日(月)
備 考 ひとりで作業できる方に限ります(付添不可)。ご家族でお申込みの場合は、必ず参加者全員のお名前、年齢等をご明記ください。セミナースペースに入場を希望される同伴者は参加申込が必要です。発見された化石は持ち帰ることはできません。荒天中止
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A08
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A09
ヘラやハケを使って、本物の化石を掘り出していきます。どんな化石が見つかるのかはお楽しみです。掘り出した化石はお持ち帰りできます。
日 時 2024年5月11日(土)①10:30~、②13:00~、③14:00~(各回40分程度)
場 所 4階オープン・ラボ
対 象 小学生、中学生のみ ※小学1、2年生は保護者同伴でご参加ください。
定 員 各回先着14名 整理券番号順に座席指定(会場内でのお付き添いは1名につきお一人まで)
参 加 費 500円
備 考 当日10:00より参加申込の整理券を配布します。先着順で定員になり次第終了します。尚、ご家族の代表者1名のみ列にお並びください。汚れてもいい服装でご参加ください。(化石を掘り出す際に石こうの粉が付くことがあります)
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=22642
エチオピア南部コンソ遺跡での古人類化石と石器についての調査・研究についてお話します。20世紀終わり頃のコンソ地域のようすも紹介します。
日 時 2024年5月18日(土)13:30~15:00
場 所 4階中セミナー室
対 象 高校生~大人
定 員 20名
受 講 料 700円
申込締切 4月30日(火)
https://www.hitohaku.jp/MusePub/seminar/?id=2024A10
次号は2024年4月16日に発行予定です。
※都合により前後する場合があります。予めご了承ください。
ひとはく研究員と一緒に宿泊しながら但馬で学ぶ
「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬」
参加者の第2次募集締め切りまであと1週間となりました
(定員を超えた場合は抽選になります).
詳細は,こちら.
今回は,昨年実施された「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬 2023」を紹介する記事の3回目.
3日目(最終日)の様子をご紹介します.
(現在募集中のものとは講師や実施プログラムが一部異なります.
セミナーの様子を知るための参考にご覧ください)
3日目も早朝からスタートです.
3日目ともなると疲れも出てきそうですが,多くの方が参加していました.
続いてのプログラムは生野(私)による「但馬の石を見てみよう」
クイズを交えて,但馬で見つかる石や化石について紹介しました.
このプログラムでは,この日限定の標本展示を用意しました!
いろいろな岩石,化石,鉱物・・・どれも但馬地域で採取されたものです.
このセミナーのためにひとはくから運んできました.
但馬の石について学んだあとは,「アンモナイトのレプリカ標本を作ろう」
好きな色の材料を選んで本物の化石そっくりのレプリカ(模型)を作ります.
人と自然の博物館のイベントで作れるアンモナイトのレプリカは通常2種類ですが,
今日は特別に4種類のどれかが作れます.
達人になると型を見ただけでアンモナイトの種類がわかるかも?
材料を型ごと冷やしているところ.
思い思いの色・混ぜ方で素敵なレプリカができていました.
レプリカが完成したら,同定(種類調べ)にも挑戦してもらいました.
自分が作ったアンモナイトの種類はわかったかな?
昨日のプログラムと合わせて,化石の
<発掘,クリーニング,同定,レプリカの作製>
をひととおり体験できましたね!
最後のプログラムは 振り返り交流会 です.
3日間の活動を振り返った後,各チームの方に参加した感想を伝えてもらいました.
但馬の豊かな自然の中で過ごした3日間が心に残る良い思い出になれば,スタッフ一同うれしく思います.
今年の5月に開催される「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬」では,
新たな講師が加わり,これまでとはひと味ちがった3日間になるかもしれません.
どうぞお楽しみに!
今年も5月の大型連休に,ひとはく研究員と一緒に但馬の自然を満喫する
が開催されます.
参加者の第2次募集は3月15日までですので,申し込みはお早めに!
(定員を超えた場合は抽選になります).
詳細は,こちら.
今回は,昨年実施された「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬 2023」を紹介する記事の2回目.
朝から夜までプログラムが盛りだくさんな2日目の様子をご紹介します.
(現在募集中のものとは講師や実施プログラムが一部異なります.
セミナーの様子を知るための参考にご覧ください)
2日目は早朝からスタートです.
早朝のとちのき村を散策しながら,野鳥がいないか探します.
すると・・・,いました!
双眼鏡を使えばずっと遠くにいる鳥も観察できますね.
建物のひさしには,イワツバメが巣を作っていました.
続いてのプログラムは池田主任研究員による「恐竜について学ぼう」です.
丹波で見つかった「タンバティタニス」(通称「丹波竜」)についても詳しく教えてもらいました.
化石のレプリカを手に骨の特徴を説明する池田主任研究員.
他ではなかなか聞くことのできない内容に皆さん興味津々です.
脊椎動物つながりで,但馬で見つかった魚の化石も見せてもらいました.
恐竜について学んだ後は,石を割って化石を探す「発掘体験」です.
丹波竜などが見つかった地層「篠山層群」の石を割って化石を探します.
はじめに,丹波篠山市の化石保護技術員をされている奥岸さんから
道具の使い方や化石の探し方についての説明がありました.
小さな化石も見落とさないように,皆さん真剣そのものです.
「おや,これは?」というものがあったら研究員に聞いてみます.
見つかった化石は持ち帰れませんが,すべての化石が博物館の資料として大切に保管され,
将来の研究や展示に活用されます.
田中研究員から,クリーニングの大切さやコツを聞いた後,
擬岩(ぎがん)と呼ばれる人工の岩石に埋められた本物の化石を掘り出します.
こちらも皆さん真剣でした.
午後は自由時間をはさんで夕食作りです.
早起きでもまだまだ元気いっぱいな子どもたち(「だるまさんがころんだ」中).
夕食はちゃんと作れるでしょうか?
お米を研いだら飯ごうで炊きます.
こちらはメイン料理の材料を切っているところ.
私は3つのグループのカレーを食べさせていただきましたが,どれもとっても美味しかったです!!
夕食が済んだら,今度はみんなで広場に枝を集めて,たき火が始まりました.
あたりが暗くなってきたら,懐中電灯をつけて「ナイトウォッチング」の始まりです.
夜の森は少し怖かったかもしれませんが,
石田主任研究員の案内で昼間とはちがった景色をたくさん見ることができました.
充実の2日目はこれにて終了です.
明日はいよいよ最終日.アカデミック・ステイはまだまだ続きます.
お楽しみに!
地球科学研究グループ 生野
今回は、ブロッコリーからDNAを取り出します。 |
ブロッコリーを細かく粉砕、食塩水と界面活性剤を加え、乳鉢ですりつぶします。 |
100度で5分間湯煎した後、ろ過をしてDNA以外の物質を取り除きます。 |
ろ過した溶液の入ったフラスコを冷やして、冷えたエタノールを注ぐと... |
こ白っぽい塊ができました。これがブロッコリーのDNAです。 2人組で4つの班がありましたが、すべてDNA抽出に成功しました。 |
このセミナーでは、すべての班が成功することは少ないですが、今回はすべての班がDNAを取り出すことができました。今回の実験は、家庭にあるもの用具でもできるものです。さらに精度を上げるためには、DNA以外の物質を取り除く丁寧な手順が必要となります。今回の実験が、皆さんの今後の学習につながっていくことを期待しています。 |
(生涯学習課)
大型連休のご予定はお決まりですか?
自然や化石に興味のある方には,ひとはく研究員と一緒に但馬の自然を満喫する
「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬」
がオススメです!
詳細は,こちら.(3月15日まで第2次募集を実施中です)
ひとはくセミナーの中では数少ない宿泊型のセミナーですので,
なかなか様子がわからないという方も多いかもしれません.
そこで今日は,昨年実施された「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬 2023」の様子を紹介します.
(現在募集中のものとは講師や実施プログラムが一部異なります.
セミナーの様子を知るための参考にご覧ください)
まずは2泊3日の1日目.
「ひとはくアカデミック・ステイ in 但馬」は兵庫県の北部,香美町に位置する尼崎市立の施設
「美方高原自然の家とちのき村」
が会場です(三田でも尼崎でもありません).
この立派な建物の中で恐竜や化石について学んだり,宿泊したり,野外を探検して動植物を探したりします.
周辺は見わたす限りの 山 ,そして 空 が広いっ!
皆さん集合したところで,まずは講師・スタッフの挨拶です.
各分野の研究員と3日間一緒に過ごしますよ.
最初のプログラムは,石田主任研究員による「植物ウォッチング」.
施設の周りを歩いただけで何種類もの植物を見ることができました.
これはクルミの殻を割ってもらっている様子.
ちゃんと実が入っているものもありました!
ついでに足元の石にも注目してみましょう.
どんな種類の岩石が多いかな?
施設に戻って,空き時間にはチーム毎にフラッグを作りました.
月の表面の模様がくっきり見えますね!
あっという間に1日目は終了です.
明日は早朝のバードウォッチングに始まり,化石を探す石割調査やクリーニング体験もありますよ.
お楽しみに!
地球科学研究グループ 生野
エコロコおやこでは「タネの模型」をつくって飛ばしてみます。うまく回るかな? |
作り方に「コツ」があるようで、小舘研究員がアドバイス。 うまく回ったみたいですね。 |
オープンラボでは、ひとはく缶バッチづくりが行われています。ひとはくの標本から好きな絵を選んで色を付けます。 |
スタッフが、プレスすると缶バッチ のできあがりです。 |
このほかにも「デジタル紙芝居」「展示解説」など楽しいイベントがあります。 デジタル紙芝居は、満員でした。 |
ひとはくでは、月の第1日曜日に「Kidsサンデー」を開催しています。楽しく遊べるイベントを準備しているので、家族みんなで参加してください。遊びながら、植物や自然のことを知ってもらえるとうれしいです。来月は4月7日です。 |
(生涯学習課)
兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)の恐竜タスクフォースを中心とした研究員が関わる講演会や展示、イベント、出版物、出演などについてお知らせいたします。お問い合わせ先について、別途表記のないものは当館となります。詳細は各URLでご確認ください。
<ひとはく主催のセミナー>
日 時 2024年2月18日(日)①10:30~、②13:00~、③14:00~、④15:00~(各回40分程度)
場 所 4階オープン・ラボ
対 象 小中学生 ※小学1、2年生は保護者同伴でご参加ください。
定 員 各回先着14名 整理券番号順に座席指定(会場内でのお付き添いは1名につきお一人まで)
受 講 料 200円
備 考 当日10:00より参加申し込みの整理券を配布します。先着順で定員になり次第終了します。尚、ご家族の代表者1名のみ列にお並びください。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=21481
ヘラやハケを使って、本物の化石を掘り出していきます。どんな化石が見つかるのかはお楽しみです。掘り出した化石はお持ち帰りできます。
日 時 2024年3月9日(土)①10:30~、②13:00~、③14:00~(各回40分程度)
場 所 4階オープン・ラボ
対 象 小中学生 ※小学1、2年生は保護者同伴でご参加ください。
定 員 各回先着14名 整理券番号順に座席指定(会場内でのお付き添いは1名につきお一人まで)
参 加 費 500円
備 考 当日10:00より参加申込の整理券を配布します。先着順で定員になり次第終了します。尚、ご家族の代表者1名のみ列にお並びください。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=21479
次号は2024年3月16日に発行予定です。
※都合により前後する場合があります。予めご了承ください。
恐竜タスクフォース 久保田克博
中瀬館長開会あいさつ | 三橋研究員から本日の進行について説明 |
多世代、多分野、多地域交流の場となりました。オンラインではなかなか感じづらかった発表者それぞれの熱量を強く感じるとともに、皆様の笑顔があふれる「共生のひろば」となったことを、主催者の一員としてほんとうにうれしく思いました。ありがとうございました。 |
(生涯学習課)
博物館の研究員がいつ頃どんなきっかけで研究を始めたのか、当時使っていた資料などを展示しました。 様々な資料が研究を始める可能性を秘めていることを理解してもらえれば幸いです。 |
環境計画研究グループ | 生態研究グループ |
生物資源研究グループ | コミュニケーション・ デザイン研究グループ |
系統分類研究グループ | 地球科学研究グループ |
(生涯学習課)
フロアスタッフは熱心にメモを取りながら、研究員の説明を聞いていました。今日は、予定していた時間を大幅に超えての研修となりました。全体の時間が終わってからも、個別に質問するなどとても意欲的な姿が見られました。パワーアップしたフロアスタッフの今後の展示解説をどうぞお楽しみに! |
この研修は、直接お客様に対応するスタッフのために、ほぼ毎年行っています。 今日は、熱心に聞いてくれるスタッフに思わず時間を忘れてしましました。その一方で、たとえ身近な動物ではあっても、実際には胸を張って説明できるほどにはよく分かっていない面が少なくないことを、わたし自身が実感する場ともなりました。これからも研究や勉強に励むので、どうかよろしくお願いします。 |
(生涯学習課)
兵庫県立人と自然の博物館(ひとはく)の恐竜タスクフォースを中心とした研究員が関わる講演会や展示、イベント、出版物、出演などについてお知らせいたします。お問い合わせ先について、別途表記のないものは当館となります。詳細は各URLでご確認ください。
<ひとはく主催のセミナー>
●はかせと学ぼう!「化石を掘り出そう!」(久保田研究員)
ヘラやハケを使って、本物の化石を掘り出していきます。どんな化石が見つかるのかはお楽しみです。掘り出した化石はお持ち帰りできます。
日 時 2024年3月9日(土)①10:30~、②13:00~、③14:00~(各回40分程度)
場 所 4階オープン・ラボ
対 象 小中学生 ※小学1、2年生は保護者同伴でご参加ください。
定 員 各回先着14名 整理券番号順に座席指定(会場内でのお付き添いは1名につきお一人まで)
参 加 費 500円
備 考 当日10:00より参加申込の整理券を配布します。先着順で定員になり次第終了します。尚、ご家族の代表者1名のみ列にお並びください。
https://www.hitohaku.jp/MusePub/eventdetail/?id=21479
次号は2024年2月16日に発行予定です。
※都合により前後する場合があります。予めご了承ください。
恐竜タスクフォース 久保田克博
10/29(日)に開催されたOhanaフェスでのコトバ集めラリーに参加し、見事当選された二名の方が一日館長を務めてくださいました!
白衣を着て、たすきを付け準備完了!
お二人共よくお似合いです。
次に館長室にお邪魔しました。
館長専用の椅子での記念撮影。普段は入れない場所なので、貴重な体験です。
館内をご案内しました。
フロアスタッフさんや各研究室にご挨拶。
名刺の交換も行いました。
1/7(日)のひとはく探検隊は「海のいきもの探検」
隊長の頼末研究員と、博物館に展示されている海のいきものをみてまわりました。
2階展示室ではクイズにチャレンジしながら、ナガスクジラやアオザメ、アオウミガメのことを
教えてもらったよ!
隊長がアカエイに刺された時の話も聞きました。
海には危険もいっぱいなんだね...。
3階展示室では干潟のいきもののお話を聞きました!
実験室ではホタテを解剖して、見せてもらったよ。
立派なホタテの貝柱、大人の方(スタッフも含め)からは、思わず「おいしそう...」の
つぶやきが(^▽^;)
これが目なの?!などなど、驚きの連続でした。
ご参加のみなさん!ありがとうございました!!
今回の探検隊の報告書を、後日4階オープンラボに掲示します。
みなさん、ぜひ見に来てくださいね☆
フロアスタッフ かどはまえりこ
あけましておめでとうございます!!!
本年も皆様にとってステキな1年でありますように...☆
さて、お正月はどんなことをして過ごされましたか?(^^)
人と自然の博物館は、1月は5日~8日まで開館しております。
本日1月6日のはかせと学ぼうは、久保田研究員による「化石を掘り出そう!」でした。
毎回大人気のイベントのため、今回は実施回数や定員を増やしての開催となりましたが、
おかげさまで満員御礼となりました!
まず初めに恐竜はかせの久保田研究員から、実際に丹波市でおこなわれた恐竜化石の掘り出し方についてお話がありました。
最初はショベルカーを使って化石のある地層まで掘っていって・・・
取り出した化石は、最後は顕微鏡をのぞきながらエアチゼルという道具を使いながら人の手で細かくクリーニングしていくんですね。
お話を聞きながら熱心にノートをとっている子も...!
今回は竹串やハケを使って化石を掘り出しました!
どこに化石があるかな?どこを掘ればいいかな?どんな化石かな?
いろいろ考えながら、道具の使い方も試行錯誤して一生懸命掘り出していました。
時間がかかっても最後まであきらめずに頑張って
みんな化石を掘り出すことができました!
みんなが掘り出したのは本物の化石です!大切にしてね!
ご参加いただきありがとうございました!
次回は3月9日(土)に同じイベント「化石を掘り出そう」があります。
またぜひ参加してくださいね!
フロアスタッフ 一同