今回は、不登校支援を行うボランティアサークルBellと、ひとはくの衛藤研究員がコラボしたイベント「すずらんサークル in ひとはく」を開催しました。
ボランティアサークルBellは、三田市の小中学生を対象に不登校支援のボランティア活動を行っている、学生を中心とした地域活動団体です。
Bellは、NPO法人WELnetさんだと協力し、月1度「すずらんサークル」というイベントを企画しています。
今回の「すずらんサークルinひとはく」は、ひとはくがあらゆる子供たちの学びの場となっていきたいという想いのもと、その第一歩として企画されたイベントです。
さらに今回は「SDGs・もったいない」をテーマに、三つの工作と穴埋めクイズ「ひとはくMission」を用意しました。
まず一つ目の工作は、ペットボトルの底を使った「りんごの小物入れ」です。
アイロンを使って切り口を丸め、色を付けて二つ重ね合わせることで、りんごの形をした小物入れになります。
上級生の子供には自分でアイロンを使ってもらい、気を付けながら小物入れを作ってもらいました。
二つ目は、ペットボトルの胴部分を利用した「ペットボトルのブレスレット」です。
これも切り口をアイロンで丸め、マニキュアやマーカーを使って色付けをすると、子供の手が入るくらいのきれいなブレスレットが出来上がりました。
三つ目の工作は、段ボールを使った「パチンコ」です。
ひとはくにあった段ボールと輪ゴムを使って、はじき出すタイプのパチンコ台をつくりました。
パチンコ台は自由に絵を描いたり、爪楊枝やペットボトルのキャップを使ったりして、自分だけのパチンコ台をつくりました。
来てくれた子供たちは、各々がやりたい順番に工作に取り組み、自由な発想で楽しんでいました。
また支援側の大学生たちは、子供一人ひとりにマンツーマンで対応し、その子に合わせた提案や向き合い方をしていました。
また穴埋めクイズ「ひとはくMission」として、ひとはく内にある展示の名前の穴埋めをすることで、SDGsに絡んだキーワードを当ててもらいました。
子供たちはひとはくを歩き回り、手元のワークシートに載っている展示と照らし合わせながら館内を楽しみました。
参加者や大学生のなかには、はじめてひとはくに来た方も多く、ひとはくを満喫することができました。
Bellとしても、ひとはくだからこそできる支援の可能性に気づくことができました。
ひとはくとしても、新たな「学びの場」としての利用について考えるきっかけになりました。
今度もこうしたコラボ企画ができるよう、現在検討中です!
(文責:研究補助スタッフ 佐藤萌)