博物館に隣接する深田公園には、いろいろな木が植栽されています。
一部の緑道沿いには、ケヤキの並木があり、木陰ができています。
7月中旬~8月中旬の晴れた日に、近くを歩くと
クマゼミ、アブラゼミが たくさん鳴いています。
▲ケヤキが植えてある緑道
比較的低い位置に、たくさんのクマゼミが止まっているケヤキの木を見つけました。
▲ケヤキの幹や枝に止まっているクマゼミ
▲ケヤキの幹に口吻(こうふん)を刺しているクマゼミ
写真を撮っていると、人の気配を感じたのか
クマゼミたちは、バタバタっと羽音をさせて、
あるいは「ヂっ」?と短く鳴いて、それぞれ
どこかへ飛んで行きました。
それらのクマゼミがケヤキの幹に口吻を差し込んでいたところ(穴)を
観察すると、
透明な液体(樹液)がでてきて、小さな玉のようになってきました。
▲ケヤキの幹に開いた穴から 樹液がでて・・・
数秒しないうちに、幹上を歩いていたアリ類が何匹か集まってくるのが
観察できました(さすがー、アリ!)。
▲樹液に集まるアリ類
アリ類がいなくなったときを見計らって、樹液を舐めてみると
かすかに甘い味がしました(やっぱり、すごいー、アリ!)。
夏の暑い日の「カスアマ」な観察でした。
研究員 小舘 誓治