東ネパール産バラ科タテヤマキンバイ属のアイソタイプ標本
Isotype of Sibbaldia emodi H.Ikeda & H.Ohba in J. Jpn. Bot. 71: 188-190.
前回に引き続いて、元ひとはく研究員の池田博氏(現東京大学総合研究博物館)が参加した調査隊により、ネパール東部のソルクンブ(Solukhumbu)地方から発見された、タテヤマキンバイ属の新種 Sibbaldia emodiを紹介します。S. emodiはしばしば近縁のS.micropetalaと同所的に生育していますが、根出葉の托葉裂片が合着すること(S.micropetalaは離生)、花弁の色が濃紅色であること(S.micropetalaは黄色)で区別されます。タテヤマキンバイ属は北半球の寒帯~亜寒帯、高山に広く分布し20種ほどが知られていますが、日本にはタテヤマキンバイ1種しか分布していないので、あまり馴染みがないかもしれません。
←写真をクリックすると拡大します(自然・環境評価研究部 高野 温子)
Isotype of Sibbaldia emodi H.Ikeda & H.Ohba in J. Jpn. Bot. 71: 188-190.
前回に引き続いて、元ひとはく研究員の池田博氏(現東京大学総合研究博物館)が参加した調査隊により、ネパール東部のソルクンブ(Solukhumbu)地方から発見された、タテヤマキンバイ属の新種 Sibbaldia emodiを紹介します。S. emodiはしばしば近縁のS.micropetalaと同所的に生育していますが、根出葉の托葉裂片が合着すること(S.micropetalaは離生)、花弁の色が濃紅色であること(S.micropetalaは黄色)で区別されます。タテヤマキンバイ属は北半球の寒帯~亜寒帯、高山に広く分布し20種ほどが知られていますが、日本にはタテヤマキンバイ1種しか分布していないので、あまり馴染みがないかもしれません。
←写真をクリックすると拡大します(自然・環境評価研究部 高野 温子)