植物画展「美しき日本の野山の植物」の出品作品の紹介を続けます。
(1)の場所から少し進んだ左側です
常設展示の裏側の壁面なのですが、絵画展や写真展には使いやすい場所です。11枚+10枚が並んでいます。
○ホオノキ (モクレン科)
Magnolia obovata Thunb.
古川洋子 FURUKAWA, Yoko 作 神戸市立森林植物園
花は枝の先で真上に向かって咲き、花弁とがく片の区別がない.葉には芳香があり、食材を包んだり、お皿として使われる。
○フナコシイノデ (オシダ科)
Polystichum X inadae Sa.Kurata
小西恵美子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県佐用町
イノデとサカゲイノデの雑種。1954年に稲田又男が船越山で発見した。
兵庫県立人と自然の博物館 所蔵
船越山はシダの名産地として知られていたが、近年はシカの食害がひどく、フナコシイノデはほとんど見られない。ただし、日本海側の但馬地域などではときおり見かける[鈴木]
○オニユリ (ユリ科)
Lilium lancifolium Thunb.
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 兵庫県姫路市
夏の暑い盛りに赤い花を下向きに咲かす。花びらは反り返り濃褐色の斑点がある。種子は作らず、葉の付け根にできたムカゴで増える。
○レンゲショウマ (キンポウゲ科)
Anemonopsis macrophylla Sieb. et Zucc.
小林英成 KOBAYASHI, Hidenari 作 長野県小諸市
東北地方~近畿地方の太平洋側の温帯域に分布する日本固有種。葉はサラシナショウマに似て、花はハスの花を連想させる。各地で絶滅危惧植物に指定されている。
○ハマオモト[ハマユウ] (ヒガンバナ科)
Crinum asiaticum L.
犬島裕子 INUJIMA, Yuko 作 福岡県芦屋町
葉は肉厚で光沢があり、夏に白い花を咲かす。暖地の海岸に自生し、庭や公園に植えられる。種子は海流によって運ばれる海流散布をする。
○ガマ (ガマ科)
Typha latifolia L.
西山敦子 NISHIYAMA, Atsuko 作 東京都稲城市
浅い池に生育。雌雄異花。稔った雌花序には綿毛がついた果実が詰まっている。皮を剥がれた白兎はこの綿毛にくるまって、夏毛の兎になりましたとさ。
○マテバシイ (ブナ科)
Lithocarpus edulis (Makino) Nakaiav
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 神戸市立森林植物園
良い形のドングリがなる等から公園や庭園に植栽される。ドングリは皮が硬いので、ヤジロベイ作りなどには適さないが、タンニンが少なく、食べられる。
○シラネアオイ (キンポウゲ科)
Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
早川尚 HAYAKAWA, Sho 作 札幌市北海道大学植物園
本州中部から北海道の日本海側の深山に生育する。1属1種の日本固有種。カエデに似た葉と4枚の花びらよりなる大きな花は人気のある高山植物。
○オオフユイチゴ (バラ科)
Paederia scandens (Lour.) Merr.
小西美恵子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県南あわじ市
暖地の林縁に生育する。ホウロクイチゴとフユイチゴの中間型で茎に長いトゲと長い白毛があり、葉はやや大型で裏の密着毛は少ない。秋に開花し、冬に実が熟す。
兵庫県立人と自然の博物館所蔵
○トキワイカリソウ (メギ科)
Epimedium sempervirens Nakai ex F.Maek.
貴島せい子 KIJIMA, Seiko 作 兵庫県香美町
花弁の距の形から和船の碇を連想し碇草と呼ばれる。本州の日本海側に分布するが、兵庫県では六甲山地にも生育する。
○マヤクサイチゴ (バラ科)
Rubus hirsutus Thunb.
f. obtusifoliolus Naruh. et M. Hashim.
小西美恵子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県神戸市
小葉の先が丸い品種。神戸市摩耶山の麓で1951年に見つけられていたが、正式に学名が発表されたのは2008年。原産地の1箇所しか知られていない。
兵庫県立人と自然の博物館所蔵
(鈴木 武)
(1)の場所から少し進んだ左側です
常設展示の裏側の壁面なのですが、絵画展や写真展には使いやすい場所です。11枚+10枚が並んでいます。
○ホオノキ (モクレン科)
Magnolia obovata Thunb.
古川洋子 FURUKAWA, Yoko 作 神戸市立森林植物園
花は枝の先で真上に向かって咲き、花弁とがく片の区別がない.葉には芳香があり、食材を包んだり、お皿として使われる。
○フナコシイノデ (オシダ科)
Polystichum X inadae Sa.Kurata
小西恵美子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県佐用町
イノデとサカゲイノデの雑種。1954年に稲田又男が船越山で発見した。
兵庫県立人と自然の博物館 所蔵
船越山はシダの名産地として知られていたが、近年はシカの食害がひどく、フナコシイノデはほとんど見られない。ただし、日本海側の但馬地域などではときおり見かける[鈴木]
○オニユリ (ユリ科)
Lilium lancifolium Thunb.
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 兵庫県姫路市
夏の暑い盛りに赤い花を下向きに咲かす。花びらは反り返り濃褐色の斑点がある。種子は作らず、葉の付け根にできたムカゴで増える。
○レンゲショウマ (キンポウゲ科)
Anemonopsis macrophylla Sieb. et Zucc.
小林英成 KOBAYASHI, Hidenari 作 長野県小諸市
東北地方~近畿地方の太平洋側の温帯域に分布する日本固有種。葉はサラシナショウマに似て、花はハスの花を連想させる。各地で絶滅危惧植物に指定されている。
○ハマオモト[ハマユウ] (ヒガンバナ科)
Crinum asiaticum L.
犬島裕子 INUJIMA, Yuko 作 福岡県芦屋町
葉は肉厚で光沢があり、夏に白い花を咲かす。暖地の海岸に自生し、庭や公園に植えられる。種子は海流によって運ばれる海流散布をする。
○ガマ (ガマ科)
Typha latifolia L.
西山敦子 NISHIYAMA, Atsuko 作 東京都稲城市
浅い池に生育。雌雄異花。稔った雌花序には綿毛がついた果実が詰まっている。皮を剥がれた白兎はこの綿毛にくるまって、夏毛の兎になりましたとさ。
○マテバシイ (ブナ科)
Lithocarpus edulis (Makino) Nakaiav
田地川和子 TAJIKAWA, Kazuko 作 神戸市立森林植物園
良い形のドングリがなる等から公園や庭園に植栽される。ドングリは皮が硬いので、ヤジロベイ作りなどには適さないが、タンニンが少なく、食べられる。
○シラネアオイ (キンポウゲ科)
Glaucidium palmatum Siebold et Zucc.
早川尚 HAYAKAWA, Sho 作 札幌市北海道大学植物園
本州中部から北海道の日本海側の深山に生育する。1属1種の日本固有種。カエデに似た葉と4枚の花びらよりなる大きな花は人気のある高山植物。
○オオフユイチゴ (バラ科)
Paederia scandens (Lour.) Merr.
小西美恵子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県南あわじ市
暖地の林縁に生育する。ホウロクイチゴとフユイチゴの中間型で茎に長いトゲと長い白毛があり、葉はやや大型で裏の密着毛は少ない。秋に開花し、冬に実が熟す。
兵庫県立人と自然の博物館所蔵
○トキワイカリソウ (メギ科)
Epimedium sempervirens Nakai ex F.Maek.
貴島せい子 KIJIMA, Seiko 作 兵庫県香美町
花弁の距の形から和船の碇を連想し碇草と呼ばれる。本州の日本海側に分布するが、兵庫県では六甲山地にも生育する。
○マヤクサイチゴ (バラ科)
Rubus hirsutus Thunb.
f. obtusifoliolus Naruh. et M. Hashim.
小西美恵子 KONISHI, Mieko 作 兵庫県神戸市
小葉の先が丸い品種。神戸市摩耶山の麓で1951年に見つけられていたが、正式に学名が発表されたのは2008年。原産地の1箇所しか知られていない。
兵庫県立人と自然の博物館所蔵
(鈴木 武)