ひとはく の まわりで見られる植栽木に ピンク色の花を咲かせる
オトメツバキ(ツバキ科の品種)があります。
現在たくさんの花が咲いていますが、花が終わって地面に
落ちているものもあります。
▲たくさん花を咲かせている オトメツバキ(2020年4月7日撮影)
花をいくつか見ていると、少し変わった「花びら」のものを見つけました。
よく観察すると、まるで穴あけパンチであけたような穴が、それぞれの
「花びら」にあいています。
▲穴あけパンチで穴をあけて デザインされたような「花びら」
それらの花のちかくに「つぼみ」があり、その「つぼみ」には、穴が
あいていました。
▲穴があいている「つぼみ」(2020年4月7日撮影)
さらに周辺の「つぼみ」を観察していると・・・
いました。いました。
どうやら この毛虫が 「花びら」に穴をあけている犯人?(生きもの)の
ひとり(1種類) のようです(別の種類の生きものも いるようです)。
▲「つぼみ」に穴をあけている毛虫(モンシロドクガ?の幼虫)(2020年4月7日撮影)
こんな生きものが、「つぼみ」に穴をあけることで、花が咲いた時に、
「花びら」をデザインしたようになるのですね(穴をあける位置や大きさ
の違いで 開いたときのデザインが異なるようです)。
あなたも 穴があいた「つぼみ」を探して観察してみては?
研究員 小舘 誓治