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ひとはくでは、今年収蔵資料スペシャル企画「標本のミカタ~コレクションから新しい発見を生み出す~」と題して、標本の面白さや自然の読み解き方を解説するスペシャル企画を、平成31年1月を除いて毎月第2日曜日に開催しています。
今回は、その第5回「アンモナイト大集合」と題して選りすぐりの250点の標本展示や、ギャラリートーク、オープンセミナーなどを行いました。ここではギャラリートークを中心にご報告します。

展示 ★約250点のアンモナイト大集合★

    ammonites-assembly05.JPG

ギャラリートーク

ギャラリートークでは、本館研究員生野賢司の「クイズで知ろう!アンモナイトの秘密」、ひとはく地域研究員で兵庫古生物研究会代表の岸本眞五氏から「淡路島で見つかるアンモナイト」を行いました。幅広い世代の方々にお聞きいただき、また「クイズで知ろう!・・」では手を挙げて熱心にご回答いただき、ありがとうございました。
  
生野賢司研究員からのお話は、クイズ形式で楽しくアンモナイトのことを学んでいただきました。右写真はアンモナイトやオウムガイと、巻貝の殻の違いを説明しているところです。巻いた殻をもっている点はそっくりでも、内部の構造を観察すると違いがあることを楽しく学んでいただきました。

  
アンモナイトにはさまざまな異常巻きのものが見つかっており、アンモナイトかどうかも怪しくなることがあります。さて、どれがアンモナイトでしょう?

  
岸本眞五 兵庫古生物研究会代表からは、淡路島でご自身が発見されたアンモナイト化石についてお話がありました。数多くの化石を前にして、具体的な発見場所も含めて語ってくださいました。
奇しくも翌15日は「化石の日」で、「日本にちなんだ名前のついたニッポニテスというアンモナイト化石の報告から定められた日」というお話もしてくださいました。

  
淡路島にちなんだ名前のついたディディモセラス・アワジエンゼDidymoceras awajienseの形態的な不思議さや、それが見つかる海岸についてお話しくださいました。
ギャラリートークのあと、岸本代表はディディモセラス・アワジエンゼや、淡路島で最も知られているプラビトセラス・シグモイダーレPravitoceras sigmoidaleの化石について、幅広い年代の方々に説明してくださいました。


オープンセミナー

オープンラボでは、オープンセミナー「アンモナイト石けんをつくろう」も行いました。たくさんの子供たちが集まって、綺麗なアンモナイト型の石けんをつくりました。子どもたちのようすはこちらからもご覧ください。
>>こんにちはフロアスタッフです♪

今回はアンモナイトをテーマとした様々なイベントにご参加いただき、ありがとうございました。次の「標本のミカタ」は11月11日(日)「モミジをさがせ!」です。またのご来場をお待ちしています。

生涯学習課 竹中敏浩

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