2018年8月アーカイブ
また、大学生対象には、学芸員の資格を取得するための博物館実習を行っていますが、その視点とは異なる経験や視点から博物館を捉えてもらえたと思っています。2日間の限られた期間の活動でしたが、その様子をご報告します。
ワークショップ「貝のストラップ」を他のフロアスタッフと一緒に行いました。実施には、"仕込み"と"練習"が欠かせません。片隅でまずは練習です。
子どもたちがどんどん集まってきて、一緒につくったり、質問してくれたり-。夢中になってつくってくれるのはたいへん嬉しくも、ありがたくもあります。
次はデジタル紙芝居の上演。今日の演目は「ぶくぶく あわわ~森から川へのおくりもの~」です。川の中の2匹のコバントビケラの生態を、もう一人のフロアスタッフとのかけ合いで楽しく演じます。ご清聴ありがとうございました。
さまざまな将来への希望を持っておられる大学生の方々に、学びの場を提供していくのも博物館としての役割と考えております。今後もこようなインターンシップ事業を継続していきたいと考えています。ご協力いただいた来館者の皆さま、ありがとうございました。
生涯学習課 竹中敏浩
「ひとはくは博物館になる前、別の建物でした。それはなんでしょう?」
みなさんなにか知っていますか(^^)?実は...!
今回は福本研究員と一緒にひとはくの秘密を探る探検にでかけました!
4階出入り口を出て、まずは博物館の屋上に向かいました。
屋上はどうなってるのかな?
実は、誰もが通れる〇〇になっているんです!
福本研究員から秘密を聞くたびに、みんなからは思わず
「へぇ~!」という声が。
今から30年前、ここ深田公園では住宅博覧会が行われました。
当時の写真を振り返りながら現在と比べてみます。
普段は通れない研究棟にも入りました!少し暗いけど大丈夫かな?
詳しいイベントのようすは報告書に掲載します!
楽しみにお待ちください☆
(秘密の答えも報告書で発表しますよ!)
暑い中たくさんのご参加、ありがとうございました!
8/28(火)のいちにち遊べるワークショップは「恐竜ストラップをつくろう」を行いました!
兵庫県で発見されたタンバティタニスをはじめ、いろいろな恐竜のストラップをつくったよ。
かわいい恐竜をかいてくださいました。たくさんのご参加ありがとうございます。
8月のワークショップは31(金)まで毎日あります!
みなさまのお越しをお待ちしております!
フロアスタッフまつだ
ダンゴムシのぶんぶんゴマをつくって、くるくるまわしてみよう!
ダンゴムシの絵に色をぬって、土台の裏には好きなものをかきます。
穴をあけて、糸を通すと......できあがり☆
コツをつかむまでは少し回すのがむずかしいですが、一度できるとぶんぶんという音とともに勢いよく回り続けます。
ぶんぶんゴマを回せたら「みてみて!」「できた!!!」と見せてくれるみなさんの笑顔がとってもステキでした。
たくさんのご参加ありがとうございました!
8月ももう残りわずか。9月のイベントスケジュールができました!
9月のイベントスケジュールはコチラです。
みなさまのご来館をお待ちしております!
フロアスタッフ ふじわら さき
「昆虫大捜査線」シリーズは、みんなで自由に虫とりをして、どんな虫がいるのか調べてみよう!
という、大規模イベントです。
7月から10月にかけて、いろんなところで実施します。
秋の部 第一弾は、9月16日(日)、あいな里山公園(神戸市北区)です。
あいな里山公園(国営明石海峡公園 神戸地区)では、今年度、ひとはくのセミナー「ユース昆虫研究室」を開講しています。
2008年度・2009年度、開園前の当地で開講しており、10年ぶりの現地にどんな虫がいるか、中学生たちが、ほぼ毎月、調査しています。
この日は、ユース昆虫研究室の実施日ですので、中学生たちが作成中の標本や、彼らの虫とりのようすも、ごらんいただけます(その辺にいないかもしれませんが)。
定員なしですが、事前申込が必要です。
【日時】 平成30年9月16日(日)10:30〜13:00
雨天の予備日:翌9月17日(月祝)
【場所】あいな里山公園 農村舞台集合 受付10:00〜
〒651-1104 神戸市北区山田町藍那字田代
http://kobe-kaikyopark.jp
【アクセス】
神戸電鉄「藍那」駅から、徒歩20分(虫とりしながら歩くと、楽しいです)。
阪神高速北神戸線「しあわせの村」出口よりすぐ。
「しあわせの村」本館前から、無料送迎バスあり。しあわせの村へは、神戸市バスなどのアクセスがあります。 複雑ですので、すいませんが、各自お調べください。
【申込】事前申込が必要です。電話:078-591-8000(9〜17時)へ。
【参加費】無料(ただし、公園の入園料大人450円が必要です(中学生以下無料)。駐車料金:普通車1日500円)
【対象・定員】小学生まで(保護者同伴)・定員なし(事前申込が必要です)
【内容】
虫の捕まえ方を説明したあと、自由に虫とり。つかまえた虫を展示。
午前、午後の終わり頃に、虫の解説と質問タイム。
【講師】八木 剛(県立人と自然の博物館)ほか
【持ち物】虫アミ、虫カゴ、持参ください。飲料水等熱中症対策、虫よけ等、各自必要なもの。
【申込・問い合わせ】
あいな里山公園管理センターへ、お電話で。電話:078-591-8000(9〜17時)
農村舞台
多様な環境に、多様な虫がいます。
(八木 剛)
「第3回 高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾」事後学習会を、8月26日に兵庫県立人と自然の博物館で開催しました。
8月7日に帰国してから、19日ぶりに仲間と再会して、みんなとても嬉しそうでした。
事後学習として、今日は午前中から台湾で見られた動植物について、台湾に同行した先生方から解説いただくとともに、土壌動物の仕分けなどの実習をしました。
学習会の最後には、普段は見ることのできない博物館収蔵庫の中で、台湾の鳥類の標本を見るスペシャルプログラムも用意されていました。
終了後、ツアーに同行した講師・スタッフ陣ひとりひとりに対して、高校生達からお礼の寄せ書きが贈られました。思いもかけないプレゼントに大感激でした!!
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平
(左)19日ぶりに5府県から集まった生き物調査体験ツアーin台湾の高校生メンバーです。
(右)秋山主任研究員から台湾の植物について解説を聞く高校生たち。
(左)池田主任研究員からの解説。(右)太田研究部長からの解説を聴く高校生たち。
実習として土壌動物の仕分けを行いました。
(左・右・左下)双眼実体顕微鏡を用いて土壌動物の観察を行いました。
(右)布野研究員からひとはくの収蔵庫で台湾の鳥類の標本について説明を聴く。
最後に高校生たちからプレゼントをいただきました。台湾への引率・指導を行った花博協会とひとはくの研究員らにメッセージカードをいただきました。「台湾最高」の文字とともに、素晴らしいサプライズ!でした。
みんな宿題は終わったかな?
8/25(土)はフロアスタッフとあそぼう!「ひとはくクイズ大会」を行いました。
チームに分かれて、一人ずつ答えていきます。
クイズの中より、1問
チョウは、前足で味が分かる。○か×か?さあどっち?
答えは○。
昆虫は、前足で味が分かったり、植物を見分けたり、
オス、メスの判断をするんだって!(昆虫はかせ の 八木研究員に伺いました。)
このクイズには、みんなもビックリ!でした。
それでも、みんな生きものをよく知っていて接戦でしたよ。
楽しいクイズ大会は不定期で行っています。(次回開催は未定です。)
みんな、ひとはくHPでイベントはチェックしてね!ココをクリック
皆さまのご来館、お待ちしています。
フロアスタッフ せら ゆうこ
尼崎は,昨年5月末に,日本で初めてヒアリ侵入を確認した場所です.その後,尼崎市ではヒアリの侵入は起こっていませんが,市の環境創造課では,日本で初めてのヒアリ対応に,翻弄された経験をベースに,今後の「もしも」に備えた様々な対策を検討されているところです.そこで,今回は,自然環境課の方々への講義を兼ねて,市内の物流業者や海外から資材を輸入されている製造業者の方々に向けたヒアリ対策講習会を行いました.講習会には,尼崎市の危機管理安全局の方々の参加もあり,受講者数は50人近くになりました.また,会場には,実体顕微鏡まで用意いただいてので,ヒアリ標本を持参し,受講者に実物のヒアリを見ていただく機会を提供することもできました.
尼崎市は,港湾施設を有しているわけではありません.しかし,その立地から,尼崎は,神戸港などに陸揚げされた海外コンテナが陸送され,ここから,積載荷物が大阪や兵庫県など日本各地へ運ばれていく,物流の拠点となっています.今回の講習では,尼崎市の特性にそったヒアリ対策立案に,少しでも,お役に立てるように,お話やアドバイスをさせていただきました.市民の安全な暮らしを守る責務には,国や都府県,そして,市町村に違いはありませんが,それぞれが取り組むべき課題は,各地域や行政単位によって異なります.そうした違いを互いに認識した上で,国と地方自治体,そして市民との協働体制を作れるかが,ヒアリ対策の成否を決めるのです(系統・昆虫 橋本佳明)
夏休み自由研究特集 むし・いし・うし!
但馬牧場公園とのコラボ企画、実施しました。
猛暑の合間の、さわやかな一日でした。
日時 平成30年8月19日(日)10:00~15:00
場所 兵庫県立但馬牧場公園
ゆめはくが停まってますよ。わかりますか?
〜 〜 〜 〜 〜 〜 当日のようすです 〜 〜 〜 〜 〜 〜
むし! 昆虫大捜査線
自由に虫とりをし、つかまえた虫をその場で展示。牧場公園にどんな虫がいるのか、みんなで調べてみよう!
担当:八木 剛
自由に虫とりをしてください。つかまえた虫を、1匹ずつ、チャック袋に入れましょう。
同じなかまごとに、展示していきます。種類分けは、虫にくわしいスタッフが、します。
みんなで虫とりをした結果、70種類、258匹の昆虫が、みつかりました!
いし! 化石さがし体験
新温泉町産の石をかなづちで割って、植物や昆虫の化石を探してみよう!
担当:半田久美子
新温泉町には有名な化石産地があり「おもしろ昆虫化石館」があります。大森館長さんが応援に来てくださいました。
館長さんのお話のあと、石を割って化石さがし。みつかったかな?
うし! 牛のお医者さん体験
牧場公園の牛の胸の音を聞いたり、体重をはかったりして牛のお医者さんになってみよう!
担当:但馬牧場公園 獣医師 田原和彦
牧場公園だから、牛!! 田原課長のお話のあと、牛をさわってみます。おとなしいです。
こんなに牛をさわれるところは、日本中でここしかない!らしいです。いい自由研究になりますね。
移動博物館車「ゆめはく」、出動!
内容は、定番の「むしむしみっけ」です。
担当:藤本真里・大平和弘・福本 優
但馬牛博物館の前、牛のとなりにいる、ゆめはくです。
キャラバンで訪問したこども園の子どもたちも来てくれました。ありがとう!
最後に、オマケです。
前夜、こんなこともしました。
寒くてあまり虫は採れませんでしたが、星空のすてきな夜でした。
協力スタッフ:池田 大・高見咲恵(三田市有馬富士自然学習センター)/室崎隆春・脇村涼太郎(ひとはく連携活動グループ テネラル)/大久保 昇・藤本桃子・八重樫あすか(博物館実習生)
(八木 剛 記)
このインターンシップは、県庁や県関係機関、県警察本部において、就業体験を実施し、生徒が自己の将来の在り方・生き方について考え、目標を持って主体的に進路選択ができるようにするとともに、高校生に夢を実現する力を身に付けてもらうことを目標に行っているものです。
今年は3人の高校生が、8月20日(月)からひとはく独特のインターンシップに取り組んでいます。その様子をご報告します。
ひとはく県庁インターンシップは、打合せから始まります。来館者のみなさんに楽しんでもらえるように、また小さな子どもたちの事故のないように、生涯学習課の課員とフロアスタッフの方々と打合せを行います。
子どもたちにアンモナイトのレプリカづくりを行うため、カラフルなおゆまる(=プラスチック粘土)の準備を行ったのち、子どもたちにつくり方の説明を行います。小学生の子どもたち相手に、臆せずにうまく説明ができました。
「イヌワシ紙飛行機を飛ばそう」のイベントを広い年齢層の来館者に説明し、楽しんでもらうことができました。自ら"イヌワシ"となってアピールも!
ここまでの様子をご報告しましたが、この"県庁インターンシップ"は24日(金)まで続きます。次回は高校生自身がリポータとなってご報告を行う予定ですので、ご期待ください。
生涯学習課 竹中敏浩
夏休みの宿題は終わったかな?
8/27(月)~31(金)の期間中は、いちにち遊べるワークショップが毎日あります♪
ダンゴムシのぶんぶんゴマをつくって、
くるくるまわしてみよう!(参加費:無料)
恐竜の絵を自由にかいてオリジナルのストラップをつくってみましょう!
※両面タイプのストラップです。
片面は、ティラノサウルスやタンバティタニス(丹波の恐竜)など
図柄を選べます。(参加費:100円)
本物の貝をつかってストラップをつくってみよう!
(参加費:無料)
ラフレシアのかざぐるまをつくります!
うでにつけてくるくるまわそう!(参加費:無料)
ひょうごにすむ妖怪、「ぬえ」「かまいたち」「りゅう」「かしゃ」
「うみぼうず」「かっぱ」の中から好きな妖怪を選んで、色をぬって、
オリジナルの缶バッチをつくろう!(参加費:100円)
いずれも
時 間:10:30~16:00 時間内は随時受付 (11:30~13:00は昼休憩)
場 所:4階オープン・ラボ
定 員:50名 ※材料がなくなりしだい終了します。
このほかにもたくさんのイベントがあります。みなさまのお越しをお待ちしております!
★夏休み期間(~8/31まで) 無休 で開館しています。
9月もイベントがもりだくさん!
>>9月イベントスケジュールはコチラ
フロアスタッフまつだ
夏休みもあと少し。楽しい思い出は、たくさんできましたか?
ひとはくでは、8月18日.19日にフロアスタッフとあそぼう!「モールで恐竜をつくろう!」を行いました。
カラフルなモールを折り曲げたり、ぐるぐる巻いて、二種類の恐竜をつくりました。
首としっぽが長い植物食の丹波の恐竜:タンバ・ティタニス・アミキティアエ(通称:タンタン)と、肉食の恐竜:ティラノサウルス類です。
少し難しいところもありましたが、みなさん説明をよ~く聞いて、一所懸命つくりました!
完成! みんなで記念撮影をしました。
ひとはくでは、これからもまだまだイベントを開催します! イベントスケジュールはこちら
みなさまぜひご参加ください。
フロアスタッフ てらお ゆみこ
夏休み、ひとはくはたくさんのお客さんでおおにぎわい!
自由研究の調べものをしにくる人もいっぱいです(^^)
8/13(月)はこの夏2度目の開催!
はかせと学ぼう「さわってアンモ」をおこないました!
箱に入っている化石を触って当てるクイズに挑戦!
「あ!わかった!」手を入れてすぐに答えがわかる子もいました。
小さいお友だちはお母さんと一緒に。
答えはなんだろう?
最後にアンモナイトはかせの生野研究員からぬり絵のプレゼント!
虹色のアンモナイト、かっこいいね!
たくさんのご参加ありがとうございました!
8月27~31日まで毎日ワークショップを行います!
(イベントスケジュールはコチラ)
楽しく作りながら、学んでみませんか?
自由研究、夏休みの工作にもまだまだ間に合いますよ~(^0^)!
たくさんのご来館、お待ちしております。
フロアスタッフきただにさやの
第3回は8月12日(日曜日)に「美麗な蝶類標本 ~江田コレクションの魅力~」と題して、前半は櫻井研究員が「チョウはなぜ美しい」と題してオープンセミナー、後半は橋本佳明研究員、山内研究員による「美しき蝶たちとの出会い-江田コレクション展2018」の展示解説が開催されました。
参加されたみなさんは研究員の解説に興味津々!
「やはり本物は違いますね~」
「美しさがハンパねえ~」
当日の様子を・・・一部ですが・・・みなさまにお伝えいたします。
参加できなかったみなさまに朗報でございます!
関連セミナーがまだ間に合います!
お急ぎください!
蝶の標本の解剖
(1)開催日時:平成30年8月24日(金) 14:00~16:00
(2)会 場:4階実験セミナー室
(3)定 員:15名(中学生以上を対象)
蝶の標本の解剖の申込み
生涯学習課 中前純一
今日「山の日」はもっとも新しい国民の祝日です。ひとはくでは昨年に引き続き県立北摂三田高等学校 吹奏楽部をお招きし、「ひとはくサロンコンサート」を開催しました。演奏前からたくさんの方々にお集まりいただき、およそ120名の方々に夏のブラスの響きを楽しんでいただきました。皆さま、ほんとうにありがとうございました。
2年生の部長さんのあいさつに始まり、お父さんお母さん世代にも懐かしい「学園天国」「銀河鉄道999」、高校生たちに人気の関ジャニ∞の「がむしゃら行進曲」、Greeeenの「オレンジ」の4曲を演奏してくれました。
それから生徒さんたちによる曲間の軽妙なMC!!さすが関西人(?)と思わせるかけ合いや、ちょっぴり高校生活の一端をのぞかせてもらったような会話など、楽しませてくれました。
素晴らしい演奏をしていただいた北摂三田高校吹奏楽部のみなさん、ありがとうございました。おかげで特別な「山の日」にすることができました。からだ全体でリズムを取りながら聴いてくれた小さなお友だちも本当にありがとうございました。
北摂三田高校吹奏楽部は「地域に愛されるバンド」を目指して、狭間が丘夏祭りへの参加や高齢者福祉施設の訪問等にも積極的に取り組んでおられるそうですが、今後さまざまな場面でのご活躍を祈りしたいと思います。
生涯学習課 竹中敏浩
月 の 第1日曜日は 「 ひとはくKids(キッズ)サンデー 」です。
8月のKidsサンデーは、晴れの、すご~く暑い一日でした。
博物館のエントランスホール近くでは、ムクゲの花が咲いています。
「あつい」と言えば・・・、コシアカツバメとスズメの「あつい」バトル。
博物館の4階入口近くはコシアカツバメの巣がいくつかあります。
そのうち、7月はじめに(「あつい」バトル?の末)スズメに巣を奪われたと
思われるコシアカツバメが7月上旬から新しい巣を作りだし7月中旬には完成していました。
▲7月に作られたコシアカツバメの巣の変化のようす
(左の写真が7月8日、中央の写真が7月10日、右の写真が7月13日にそれぞれ撮影)
また、Kidsサンデーの「あつい」日の夜、コシアカツバメの巣をみると、
涼みたいのでしょうか、巣の入り口に体を半分くらい出している
コシアカツバメもいました。
Kidsサンデーのプログラムの「あつ~い」様子などの報告で~す。
午前中は、
まずはじめに 研究員と博物館実習生による
「サンデーさーくる1『バランス』の工作」が行われました。
その後、研究員による『泥だんご をつくろう!』が行われました。
また、ひとはく連携活動グループのrun♪run♪plaza(るんるんプラザ)さんと
研究員のコラボ企画「いしころ あそび」が実施されました。
「『バランス』の工作」では、
「チョウのモビール」を作ったり、「葉っぱゆらゆら やじろべえ」を
作ったりするコーナーがありました。
『チョウのモビールをつくろう!』では、研究員のチョウ類についての
お話を聞いたり、博物館実習生から作り方を教わりながらモビールを作ります。
▲「チョウのモビールをつくろう!」のようす
▲「チョウのモビール」、うまくバランスとれているかな?
▲できた作品と一緒にハイ、ポーズ!
『葉っぱ ゆらゆら やじろべえ を つくろう!』では、
博物館実習生から作り方を教えてもらっています。
▲「葉っぱゆらゆら やじろべえ」を作っています
▲できましたね~、バランスとれていますね~
『泥だんご を つくろう!』は、人気のプログラムです。
4階入口ちかく(屋外)で実施され、暑い中、皆さん
一生懸命に 泥だんごを作っていました。
(このプログラムは午後も実施されました)
▲『泥だんご を つくろう!』の様子
▲暑いので、ベビーカーに乗った赤ちゃんが扇子で風をおくってくれています
『いしころ あそび』では、砂を観察する「すなくらべ」や、
好きな石ころを選ぶ「いしころランキング」、石ころをつないでゆく「いしころコネクト」、
石ころで指輪をつくる「ゆびわ づくり」など、いろいろなプログラムが行われていましたよ。
(このプログラムは午後も実施されました)
▲『いしころ あそび』の様子
それから フロアスタッフによるプログラムは、
「デジタル紙芝居『丹波の恐竜たんたんのひとはくナイトミュージアム』」が
上演されたり、「展示解説『ボルネオ ジャングル探検ツアー』」が行われました。
『ボルネオ ジャングル探検ツアー』では、ボルネオのジャングルで見られる
生きものなどのクイズで盛り上がっていましたよ 。また熱帯のアリ類の説明
を聞いて、あちら こちら から「へえ~」の声が。
▲『ボルネオ ジャングル探検ツアー』の様子
午後は、
ひとはく連携活動グループの人と自然の会の皆さんによる
「ダチョウの卵の殻でストラップ作り」や「パネル シアター」
(「ブレーメンの音楽隊」と「てんぐとかっぱとかみなりどん」)が
上演されました。
『ダチョウの卵の殻でストラップ作り』は、開始してから
すぐに 定員いっぱいになってしまいました。
▲『ダチョウの卵の殻でストラップ作り』の様子
← こんなに素敵なストラップが作れるんですね~。
『パネルシアター』では、ハーモニカやタンバリン、スズ、タイコなどの楽器を使って
いろんな効果音?をだされていました。
▲『パネルシアター』の様子
午後のフロアスタッフによるプログラムは、
「デジタル紙芝居『ススキ草原のオーケストラ』」が
上演されたり、「フロアスタッフとあそぼう『アクアリウムをつくろう!』」が
行われました。
デジタル紙芝居『ススキ草原のオーケストラ』では、いろんな鳴く虫が
登場したようです。
▲デジタル紙芝居『ススキ草原のオーケストラ』の様子
『アクアリウムをつくろう!』では、
海の中の生きものたちが水の中にいるような涼しげな感じがするアクアリウムを
皆さん真剣に作っていました。
▲『アクアリウムをつくろう!』の様子
午後の研究員と博物館実習生によるプログラムは、
「サンデーさーくる2『まわる』の工作」が行われましたよ。
「『まわる』の工作」は、『葉っぱぐるぐる』を作って遊びました。
▲『葉っぱ ぐるぐる』で遊んでいま~す
みんな上手に葉っぱを ぐるぐる回していました。
<ちょっとした出会事>
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
3階の「氷上回廊」の展示のところで、小さな来館者が、
展示してある生きものの名前(カタカナ)を一生懸命
読んでいるところに遭遇しました。
近くにおられたお母さんに伺うと、Kidsキャラバン
(幼稚園・保育所などに、博物館車「ゆめはく」で行かせて
いただき、展示やプログラムを行う事業です)で伺った
幼稚園の園児さんだったのです。
Kidsキャラバンが すごく楽しかったそうで(うれしいですね~)、
「ひとはくに 行きたいと 息子がいうので来ました」とのことでした。
▲3階展示室で出会った、Kidsキャラバンへ行かせていただいた幼稚園の園児さん
また、ご家族で来てくださいね。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
今回は、関西ユース(大学生のボランティア)の皆さん
(高野さん、中谷さん、古塚さん、徳平さん、西田さん、西村さん、
岸本さん)や、博物館実習生の皆さん(前田さん、川岸さん、垣内さん、
三好さん、塩谷さん、上野さん)、
それから、キッピー山のラボの皆さんの他、他の博物館関係の皆さんも
子どもたちのサポートをしてくださいました。
お疲れ様でした!
次回の Kidsサンデーは、2018年9月2日(日)に行われます。
ご家族みんなで、ひとはくへ お越しください!
Kidsサンデープロジェクト 小舘
アンモナイトのレプリカ作りとブンブンごま作りをしました。
アンモナイトのレプリカ作りでは、本物のアンモナイトからとった型を使って、2つの色を選び、世界に一つのオリジナルレプリカを作りました。
レプリカ作りとともに、アンモナイトの化石を見たり、触ったりして、参加したみなさんは目を輝かせていました。
この活動を通して、古生物に興味を持ってくれたら嬉しいです。
ブンブンごま作りでは、アンモナイトの絵を描いてこまを作りました。
最初は回せなかったお子さんも、練習して回せるようになり、こぼれんばかりの笑顔が見られました。
どちらの活動もたくさんの方々に参加していただき、初任者一同感謝しております。
本研修で学んだことを、学校現場でもいかしていきたいと思います。
今日一日、ありがとうございました。
三田市立けやき台中学校 田中洸
三田市立武庫小学校 柿花かおり
三田市立三田小学校 谷口奈子
三田市立三田小学校 上田真也
この7日間、天候にも概ね恵まれ、予定していたプログラムをほぼ全て実施することができました。また、慣れない食べ物で、少しお腹を壊した子などがいましたが、20名の高校生全員が元気に帰国することができました。
最後に、閉会式の日本側代表として、ひとはく秋山先生のご挨拶を紹介します。
「長いと思っていたこの6日間があっという間に過ぎました。こうやってみんなの顔を見てみると、初めて会った時に、とてもぎこちない表情だったのが、今とても良い顔をしています。
この6日間でたくさんの生き物の調査方法を学びましたが、一番大切なことは、もしかしたら日本と台湾の高校生同士が大切な友達になれたことかも知れません。是非、今回友達になれた絆をこれからも大切にしていってください。」
今年の高校生たちはシャイなのか、初めの頃は本当に大人しく心配もしておりましたが、最後にはこちらが考えた以上に、明るくすがすがしい表情で家路についてくれたのが印象的でした。
本ツアーの実施に際し、ご協力をいただきました全ての方々に感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。今月下旬には、事後学習会でもう一度集まります!
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木 洋平
「高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾6日目」です。
今日は午前中にコウモリトラップの確認にフィールドに出かけた後は、屋内でコウモリについての講義と。体長測定などに関する実習を受けました。午後からは6日間の総まとめとして、グループごとのポスター作成・発表をしました。
本日のプログラム
・コウモリトラップの確認
・コウモリについての講義&体長測定など
・ポスター作成&発表
・閉会式
コウモリトラップは非常にユニークな形をしていて、ハープ状に張られた釣り糸に引っかかり落下したコウモリを、下にある受け袋で捕獲するというものです。
昨日の夕方にコウモリが通り抜けそうな場所を見つけ、トラップを仕掛けていました。今朝のトラップ確認では1匹だけの捕獲と少しさびしい結果となりましが、「本当にとれると思っていなかった」と高校生たちも興奮気味でした。
午後からのポスター製作は、日台の高校生が合同で8グループを形成し、これまでで印象に残ったプログラムについて短時間で作製するものです。なかなか言葉が通じない中、片言の英語や身振り手振りでコミュニケーションを図ります。シャイな高校生の中には、6日間でほとんど台湾人高校生と会話する機会のない子もいましたが、このときばかりはそうもいきません。みんな必死で"伝えよう"とする姿が見られました。描きあげた努力の成果をそれぞれ5分程度でみんなの前で発表をしました。
最後に閉会式です。日本の高校生たちは台湾の高校生一人一人にメーッセージ色紙と折り紙を贈ろうと、昨日の夜遅くまでホテルの部屋で準備をしていました。
6日間寝食を共にした高校生とはようやく打ち解けたところでお別れするのが辛く、色紙を渡すところで感極まる高校生も見られました。
明日は、とうとう最終日です!
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平
(左)昨晩仕掛けたハープトラップをワクワクしながら調べると、(中) あっ、何かかかってる!(右)動物園の講義室では、台湾の哺乳動物学界の重鎮、林良恭教授による台湾のコウモリ類についての講義がありました
(左)ハープトラップにかかっていたテングコウモリの一種(Murina sp.) (中)実物を手に、コウモリ類の測定法を習う (右)班ごとに二題ずつ、日・台の高校生が共同で、今回観察した生き物のうち特に面白かったもの、印象に残ったものをポスターで発表する準備を進めます
言葉の壁もなんのその、身振り手振りに筆談も交えて意思疎通もスムース
(左)参加者全員を前に発表会。なんとか自分たちの想いを伝えようと必死です。(中・右)お互い評価しあった結果、特に評価の高かった3題には賞状と記念品が送られました。
(左・中)日本の高校生たちは、前夜ホテルで遅くまでかかって最終日に台湾の高校生たちに渡す記念品を手作りで準備していました。(右)記念品を渡す高校生たち。
ポスター発表会の終わった会場で記念品を渡す高校生たち。台湾の高校生たちも、様々な手書きメッセージを準備してくれていました。
(左)いよいよお別れ。バスの中と外、手を振りあって別れを惜しみます
(中・右)最後の夕食はホテルでの本格的な中華料理。大皿に盛られてくるのを各々が小皿に取り分けて味わいます
キノボリトカゲの食性調査は、毎年多くの高校生が印象に残ったプログラムとして挙げる人気の調査メニューですを。高校生たちが体験した調査方法は、極力トカゲの身体を傷つけずに胃の内容物を調べるものなのですが、実際に生きたトカゲを使って実施するので、どの生徒も真剣そのものです。
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平
葉の上で獲物昆虫を待ち構えるハナグモの一種 動物園内の歩道を歩きながら生き物を探す
何かが見つかる度に足を止め、実物を前に講師の解説に聞き入る
(左)動物園内で電波発信機をつけたカメを探してみる
(右)この日が誕生日の日台それぞれの参加者にハッピーバースデーの歌とともにサプライズでケーキが!
間近で見ることができた台湾固有のカササギの仲間ヤマムスメ(Urocissa caerulea)と、その飾り羽を拾いご満悦の布野先生
動物園内で捕まえたスウィンホーキノボリトカゲ(Japalura swinhonis)に口から管を入れ胃内容物を吸い出す実習
「ちょっとごめん、君たち朝ごはんにどんな虫を食べた?」
コウモリ類を捕獲するためのハープトラップを動物園内の歩道に仕掛ける
(左)カタツムリ類を専門に食べるセダカヘビ(Pareas atayal)登場
(右)続いてタイワンオオガシラ(Boiga kraepelini)も登場
第3回高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾 4日目です。 本日のプログラム |
龍山寺 |
土曜日ということもあり、どこも多くの人手で賑わっていたことや、時間的な制約があったことから、じっくりと巡ることは叶いませんでしたが、龍山寺と故宮博物院では、主だったものは全員が見学でき、高校生たちに台湾の文化の片鱗を感じてもらえたのではないでしょうか。
また、今日は台湾でポピュラーな料理をお店で味わうことができました。夕食の後の集合時には、今回ボランティアリーダーとして参加している大学生が購入してきた"臭豆腐"の味見をしてみる輪ができ、ここではとても盛り上がりました。
独特の香りのするこの料理、みんな尻込みをしていてなかなか食べようとしませんでしたが、結局、その場にいた日本人のほぼ全員が挑戦しました。"意外に全然いける!"との声が多かったです
明日は台北市立動物園に戻り、様々な生物調査体験を実施する予定です。
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平
アクアリウムのテーマは「深海」。
ダイオウイカをはじめとする、深海のいきものたちのパーツを使ってアクアリウムをつくりました!
まずはじめにお話を聞いてから、アクアリウムつくりに挑戦です。
潜水艦に絵を描いて、パーツをホッチキスでとめていきます。
パーツができたらキラキラパウダーと貝殻を入れて、水を入れていきます。
そーっとフタを閉めたら......アクアリウムの完成です☆
みなさまお疲れさまでした!
明日、8月5日(日)はイベント盛りだくさんのキッズサンデー!
「アクアリウムをつくろう!」は明日も開催します。先着20名様の数量限定です。
みなさまのご参加を、スタッフ一同心よりお待ち致しております!
フロアスタッフ ふじわら さき
今回の協議では,対外的な課題として,ヒアリの国内侵入頻度を減らすために,中国とのヒアリ対策協働体制を早急に構築するための手立てについて提言を行いました.国内の課題として,ヒアリ定着阻止のためには,市民や企業との協働による早期発見の仕組み構築が必須であることから,リーフレットなどの改定など啓蒙普及活動を,より強化すること.さらに,国が直接的にできることには限界があることを踏まえて,地方自治体がもっと積極的にヒアリ対策に取り組んでいけるよう,その支援や協力体制を早急に構築していただけるように提言しました.神戸市や兵庫県,京都府,岡山県など,ヒアリを始めとする外来生物問題に先進的な取り組みを進めている地方自治体がある一方で,国ませのまま,具体的な対策の策定に踏み出さない地方自治体も,まだまだ,多いように思えます.ヒアリの直接的な被害から,住民の暮らしを守る具体的な取り組みは,やはり地元の地方自治体にしかできないことです.今後のヒアリ対策の方針としては,法整備や予算的措置を含めて,国と地域の役割分担を,どのように展開していくのかが,特に,重要な点ではないかとお話ししました.もちろん,国と国,国と地方,役所と役所など,課題をクリアーしていくためには,乗り越えなければならない様々な壁があり,すぐに実現できる課題もあれば,実現に時間がかかる課題や.時には,泣く泣く方向修正を図らないといけない課題も出てくるでしょう.そんな時に,少しでも良い知恵を絞り出せるように,「思索し,提言し,行動する博物館」として,シンクタンク活動においても,尽力できればと思っています(系統・昆虫 橋本佳明)
第3回高校生のための生き物調査体験ツアーin台湾 3日目です。 ・野鳥観察 |
アオタテハモドキ Junonia orithya |
今年は鳥類を専門とするひとはく布野先生が講師陣に加わったことで、3回目にして初めて野鳥観察のプログラムが組まれました。どちらかというと昆虫や植物など、地上近くにいる生物を好む高校生が多い中、上を見上げて双眼鏡で鳥を観察する体験は新鮮だったようで、みんな楽しそうに取り組んでいました。
ひとはく秋山先生指導によるコケ植物標本作成に取り組んだあと、フィールド調査に出かける予定が、突然の雷雨により急遽中止に。時間を持て余すかと思えば、みんな小さい頃に覚えたあやとりや折り紙を思い出しながら、台湾の高校生たちに教えはじめました。結果的に台湾の高校生との距離が一気に縮まり、休息を取りながらの楽しい時間が過ごせました。
夕方には雨もあがり、夜間観察は予定通り実施しました。雨上がりのせいなのか、3種のヘビを発見し、太田先生の詳しい解説を聞きながら、みんな熱心に写真を撮っていました。
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平
シロテンハナムグリ Protaetia orientalis 林道沿いの斜面で蘚苔類の観察・採集
林道沿いの斜面で蘚苔類の観察・採集 採集した蘚苔類の試料を用いて秋山先生指導のもと標本作成
雷のため外出できなくなった時間を使って日・台高校生の交流 あやとりの実演も
さすが高校生どうし!折り紙も一緒に楽しんでどんどん打ち解けていきました
打ち解けていい笑顔です 朝食前の野鳥の観察会
(左)観察会で声を聞き、姿を拝むことができたゴシキチョウ Megalaima oorti
(右)見事な保護色と擬態のアイフィンガーガエル Kurixalus eiffingeri
(左)タイワンアオハブ Trimereurus stejnegeri の体の構造を観察しているところ
(右)夜間のライトトラップの様子
この施設は標高1000メートル近くの場所にあり、動物園とは生物相が異なります。
特に今日は過去2回の開催で見られなかった生物がたくさん観察でき、高校生たちも興奮の1日を過ごしました。
本日のプログラム
・野鳥観察
・東眼山に移動
・東眼山自然教育センター指導員による施設や周辺で見られる生物の解説
・遊歩道沿いでの生物観察
・夜間観察
このツアーでは、台湾の主催者側がたくさんのフルーツを準備してくださいます。
今日は日本ではなかなか見ることのできない生のライチが出ました。日本で食べられる冷凍のライチと違い、非常にみずみずしくて美味しいです。日本の高校生たちは、ライチの簡単な剥き方を教わりながら、たくさん頬張っていました。
東眼山は奥深い地にあり、通信環境があまりよくありませんが、可能な限り高校生たちの様子をお伝えします。
まずは,もともと南米のアリだったヒアリが,ヒトの経済活動のグローバル化に伴って,北米,そして環太平洋地域に分布を広げ,最悪の侵略的外来アリになったことを講義し,なぜ,ヒアリが最悪なのかを,社会性昆虫としてアリの生態から解説しました.そして,外来種問題を教える上で,先生方が理解しておく必要がある「人為的移入と自然分散」,「外来種の生態的解放」,「地理的障壁と固有種の進化」「共進化と生物多様性の増大・維持の仕組み」について,イラストなどを駆使して,できるだけ平易に,わかりやすく講義を行いました.例えば,ヒアリが,海上コンテナ輸送によって,たった60年ほどで3大陸に分布を拡大したように,外来種の場合,その生物が本来持っている移動能力を超えて,短時間に,長距離の分散が起こります.その結果,分布拡大地で在来の生物たちと共進化する余裕も与えられず,さらに,本来の生息地にいた天敵や競争相手がいないために,異常に増殖してしまうのです.その結果,在来の生物を駆逐し,人の暮らしにも被害を及ばすことになるのです.
外来種問題は,人の営みが引き起こした問題です.人が責任を持って外来種問題の解決に取り組むしかありません.そして,そのためには,外来種問題を正しく知って,正しく理解し,正しく行動できる社会の実現が不可欠です.これから社会の主流となっていく子供達に,どのように外来種問題を教えていくのか,その手助けに,少しは尽力できたかと思っています.実際,講義の後のアンケートでは,「これまでで,最高に役に立つ講義」だったという感想も頂けました.また,セミナーでは,実物のヒアリやアカカミアリ標本を観察して頂き,その見分け方も伝授しました.子供達の安全を見守る先生方のヒアリ不安症を,少しは解消できたかなとも思っています(系統・昆虫 橋本佳明)
とてつもなく暑いですね・・・
でも、虫たちは、元気ですよ。
恒例の「むしむしたいけん」ですが、昨年に引き続き、県立有馬富士公園「出合いのゾーン」内にある「キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)」にて、開催します。
8月11日(土・祝)・12日(日)・14日(火)・15日(水)の4日間です。
(13日(月)は、キッピー山のラボが、お休み。ひとはくは開館しています)
ひとはくから車で15分くらいです。申しわけないですが、公共交通機関でのアクセスは、とても悪いです。
時間は、11:00〜16:00(お昼休みあり)
参加費は、2歳以上、お一人100円。小学3年生以下の児童は保護者同伴でご入場ください。同伴の保護者の方も、お一人100円。ご協力をお願いいたします。「魔法のスタンプ」を押しますので、何度でも再入場いただけます。
昨年のようすをもっと見る(その1)
昨年のようすをもっと見る(その2)
キッピー山のラボでは、この夏も、ちっちゃな子どもたち向けの「むしさんデビュー」や、「あさむし」など、むしむし体験イベントがたくさん!
くわしくは、お問い合わせください。
TEL:079−569−7727(代)
HP:http://kippy-labo.wixsite.com/kippy-labo
(八木 剛)
教職員や学校を利用した地域活動をしている皆さん、人間と自然や環境に関わる活動をしている市民団体とNPO・NGOの皆さんへの呼びかけです。
研究紀要「人と自然 Humans and Nature」編集委員会では、論文(原著論文・総説・報告・資料)の原稿と、意見や書評、さらにそれらに分類できない論文以外の原稿を募集しています。教職員の皆さんは、夏休みの間に普段とは違った活動をしようと張り切っておられることでしょう。また市民団体とNPO・NGOの皆さんは、長年、取りためたデータをまとめ、全国に発信する良い機会です。
夏休みを活かして、論文原稿や論文以外の原稿をまとめてみませんか?
論文の掲載には、博物館内外の専門家による審査があります。論文以外の原稿は研究紀要編集委員会の承認があれば掲載されます。
専門家からは、通常、2、3回の書き直し要求がありますので、場合によって博物館の研究者と連絡をとり、その研究者に共著者になってもらって投稿をするのも良いかもしれません。
10月中旬までに審査を通って受理された原稿は、その年の12月までに掲載する予定です。それまでに受理が出なくても、じっくりと書き直せば、次の年には掲載されるはずです。皆さまのご投稿をお待ちいたします。
投稿締め切りが廃止されました。原稿に投稿カード(http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/seiri-form.xls)を添えてご投稿下さい。メールの添付書類でお送り下されば結構です。コンピュータが使えないなどの特別な場合を除いて、郵送はしなくてかまいません。その他、必要なことは投稿規定(http://www.hitohaku.jp/publication/r-bulletin/bosyu&toukoukitei.html)に書いてあります。投稿規定を、よくお読み下さい。何かわからない事があれば、三谷雅純までメールでお問い合わせ下さい。
投稿先・問い合わせ先:研究紀要「人と自然 Humans and Nature」編集委員長 三谷雅純 宛て
mitani(アット・マーク)hitohaku.jp[(アット・マーク)を @ に変えて下さい。]
投稿を、心よりお待ちいたします。
研究紀要「人と自然 Humans and Nature」編集委員長 三谷雅純
プラ板とは...
プラスティックの透明板に絵を描いてオーブントースターで焼くと
薄い板が約1/4に縮んでしっかりした厚みになるものです。
今回は、今開催中の
コレクション展「美しき蝶たちとの出会い-江田コレクション展2018」
に合わせて、モルフォチョウやシジミチョウの下絵も準備しました。
下絵を写したら、絵を切り抜いて焼きます。
焼けたら、ヒモや飾りをつけて完成!可愛い作品ができました。
次回のワークショップは...
27(月)ぶんぶんゴマ
28(火)恐竜ストラップをつくろう
29(水)貝のストラップ
30(木)ラフレシアをまわそう!
31(金)ひょうごの妖怪缶バッジ イベントはここをクリック☛
夏休みも8月に突入!
この暑い夏は、是非ひとはくへ涼みに来てください。
皆様のお越しをフロアスタッフ一同お待ちしています。
フロアスタッフ せら ゆうこ
気温は日本とそれほど変わりませんが、やはり台湾は湿度が非常に高く、少し動くだけでも汗だくになります。そんな気候の中ですが、初日から高校生たちは精力的に動きました。
初日のプログラムは以下のとおりです。
・渡航
・台北市立動物園内にて顔合わせ
・動物園内見学
・歓迎夕食会
・動物園遊歩道での夜間生物観察
夕食会では、台湾の高校生から歓迎の色紙をもらい、みんなすごくうれしそうでした。
明日からのプログラムでよりたくさんの生き物と出会い、知識を深めるとともに、両国の高校生同士の交流が活発になってくる様子を見るのが楽しみです。
公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会
佐々木洋平