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   2月11日(日・祝)、13回目を迎えた「共生のひろば」を開催しました。当日は、発表者約300名、聴講を合わせて約2,000名の皆さまにご来館いただいて素晴らしい『ひろば』としていただきました。まずは、ご発表いただいた皆さま、そしてご来館いただいた皆さまにお礼申し上げます。

(左写真:博物館の展示物の中に「共生のひろば」案内矢印。ひとはくの「共生のひろば」は博物館展示物の間で、身近な自然環境のことなどをテーマで発表し、交流することが他にはない面白みです。) 

今年は、口頭発表8本、紙芝居2本、ポスター発表77本で、全部で87本の口頭発表・ポスター発表をいただきました。これは、13回のなかで2番目の多さです。その発表と交流のようすをご報告します。

■ギャラリートーク
  
まず、中瀬館長からのあいさつの後、ギャラリートークとして、ひとはく研究員橋本佳明による「ヒアリ騒動最前線こぼれ話」を行いました。昨年神戸港で日本への侵入を確認した時のこぼれ話や、ヒアリの本当の恐ろしさは、「社会性昆虫として分業による凄まじい繁殖力を持つ点にある」と短い時間の中にまさに最前線の思いが込められていました。

■ポスター発表
ポスター発表は77本の発表をいただきました。個性豊かなポスターをはじめ、展示物、プロジェクタによる映像など、それぞれ工夫を凝らした発表方法で、素晴らしい発表ありがとうございました。
  

  

左は、あいおいカニカニ調査隊 カニカニブラザーズによる「超個性的な干潟のカニたち~相生湾のカニ調査~」のポスター、家族連れを一目で引き付けるポスターでした。右は、2017年の「高校生のための生きもの調査体験ツアーin台湾」に参加した高校生たちがその成果を発表しています。
  

「共生のひろば」の特徴は何といっても世代を超えた学びと交流にあります。写真は高校生の発表に熱心に聴き入り、質問や示唆をしてくれている一般の方々です。こんな場を作り出せることを嬉しく、またありがたく思います。
  

■紙芝居
  また、アースシアターでは日本野鳥の会ひょうごによる「やまばとになったわらし」と、兵庫県立大学環境人間学部学生団体いきものずかんによる「ゆうたくんとイヌワシ」の2本の紙芝居が行われました。
自然環境を子供たちにも分かりやすくまとめたお話でご家族連れも楽しみながら学んでおられたようです。

■口頭発表
口頭発表では8団体から発表がありました。一般の方々でNPOとして環境保全活動をされている方から、高校生、小学生に至るまで多様な年代の方々や団体からご発表いただきました。
  

  

■表彰
素晴らしい発表をいただいた方々には、ひとはくから館長賞、館長特別賞、名誉館長賞を贈らせていただきました。表彰を受けていただいたのも、小学生から高校生、一般にいたるまでさまざまな年代の方です。
  

このように「第13回共生のひろば」は自然や環境に興味がある方々の活発な議論や交流が行われる中で閉会となりました。ひとはくでは来年度も「共生のひろば」を計画中です。皆さまとまた交流できることを楽しみにしております。

生涯学習課 竹中敏浩

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