昨日、関西圏の地方自治体環境担当の方々を主な対象とした、環境省主催のヒアリ講習会が新大阪で開催され、この講習会で「ヒアリ対策 A to Z」というタイトルで、70分、2コマ、講義させていただきました。
当日は、兵庫県を始め、地元の尼崎市や宝塚市、西宮市、さらには、大阪、京都、奈良からも参加いただき、総勢140名を超える参加者がありました。皆さんが、ヒアリ対策をどのように策定されるか、悩んでおられるようで、集中して講義を聞いていただき、講義の後の質疑でも、多数の方から、ヒアリのモニタリング手法から、駆除方法、市民への啓蒙活動、さらには、予算の話まで、様々な問いをいただきました。私の講義は、分かりやすかったと好評をいただき、自分たちのところでも、講習会や実習会を開いてほしいというリクエストも多くいただくことになりました。時間と体力が許す限り、そのご希望に答えたいと思っています。
講習会では、私の他に、東京から環境省ヒアリ対策の責任者から、これまでのヒアリ侵入事例の総括や、神戸市環境局の方が、日本で一番先進的な神戸市のヒアリ対策マニュアルの紹介があり、どれも充実した内容でした。
最近は、ヒアリがマスコミでも、あまり取り上げられなくなりましたが、その侵入は昨年度の11月末まであり、今後も、長く続くと予想されます。今、その対策を進めておくことが、安心安全な地域を作るために求められます。(橋本佳明)