ひとはくエントランスホール前の芝生に何やら点々と続く線。
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そしてよく見ると、、、、大きな円弧を描くようにカーブしています。
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うわあ~たくさん!!キノコが生えてる!
ひとはくの秋山研究員に聞いてみました。
生えていたのは、コムラサキシメジ。薄い紫色のキノコです。
ここには毎年コムラサキシメジの「フェアリーリング」が見られるとのこと。
フェアリーリングとは、キノコがつくり出す輪のことを言うのだそうです。
「妖精の輪」素敵な呼び名ですね。妖精が輪の中で踊り出しそう。
この輪は年々同心円状に外に大きくなります。
フェアリーリングをつくるのは、植物の根っこと仲良く育つ菌根菌(きんこんきん)の仲間です。
アカマツの根っこと共生するマツタケ、シラカバの根っこと共生するベニテングタケなどもフェアリーリングをつくります。
コムラサキシメジは芝生の根っこと共生しているんですね。夏は芝生の輪の部分が良く成長し、緑の輪になっていたそうです。
キノコの不思議もっと知りたくなりますね。
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11月5日(日)にはひとはく探検隊「きのこGETだぜ!」もあります。お楽しみに!
(フロアスタッフ いしくら)