2017年5月アーカイブ
今回の探検隊長は 加藤研究員!
フロアスタッフ作の鯰絵(なまずえ)はっぴがよくお似合いです!!
普段は公開していない めずらしい岩石や鉱物が一堂に集められました!
そして、今回は特別に クイズブック もご用意(^ ^)
クイズを解きながら、加藤研究員が順番に石を紹介します!
Q たべることができる石のなまえは?
正解は 岩塩!
実際に岩塩をなめてみました。どんな味かな?
以下、みなさんの反応!↓
表情がいろいろ物語ってますね(笑)
続いての問題。
Q テレビみたいにものが透けてみえる石は?
正解は テレビ石!
文字の上に石を置いてみてみよう。テレビのブラウン管みたいに下の文字が透けてみえるよ!
次は2階展示室へ移動。
玄武洞の玄さんのモデルになった玄武岩(げんぶがん)が展示されているよ!
玄武岩の特徴は6角形。
※この石は5角形に見えますが、実は頭の上部分にも一つ辺があります!わかるかな?
続いて1階展示室へ。
Q 花のなまえがついてる石は?
正解は さくら石!
さくらの花びらみたいな模様がきれいな石です。(写真中央)
そして、これは兵庫県の天然記念物の鉱物 ヒスイ輝石!
ヒスイといえば緑色を思い浮かべますが、兵庫のヒスイの色は白!
紫水晶(むらさきすいしょう)もきれいですね~。みんなウットリ。(写真右)
さぁ、また4階にもどってきました。
今日のために加藤研究員が特別に用意した、さまざまな岩石や鉱物たち!
手にとってじっくり観察していただきました。
すきな石はあったかな?(^^)
クイズブックを使って、家でもういちどおさらいしてみてくださいね!
ユニバーサル・ミュージアムをめざして90
ミトコンドリア・イブとY染色体・アダム―2
三谷 雅純(みたに まさずみ)
南アフリカのカラハリ砂漠に住む狩猟採集民サンには,遺伝的に近い別のグループがいます.コイコイと呼ばれる牧畜民です.コイコイは、昔は「ホッテントット」と呼ばれたそうです.サンとコイコイは隣り合った地域に住み――「隣り合った」の感覚が分かりにくいのですが,日本で言えば「隣の県」ぐらいなのでしょうか?――,遺伝的にも近いのですが,サンが狩猟採集民であるのに対して,コイコイは牧畜民だそうです.
アフリカの乾燥地に住む牧畜民は、多くがウシを世話します.ですから、どこか日本の畜産業と同じように聞こえます.しかし,アフリカの牧畜と産業としての畜産業には大きな違いがあります.日本の畜産業は市場経済が前提です.ウシやブタを育てて市場(しじょう)に出し,小売店で売るために肉にするのです.畜産業者にとって家畜は商品です.しかしアフリカの牧畜は全く異なります.ウシは〈神からの預かり物〉です.乳を搾ったり,食肉として利用することもありますが,量はあまり多くないはずです.それよりもウシは〈財産〉として大切に保護します.例えば結婚をする時の「婚資(こんし)」としてなら,花婿が花嫁の家族に支払う貨幣のような役割をはたします.また子どもへ「相続」したりします.〈ウシ〉とは,本来,肉をとるための家畜ではなく,わたしが経験した森のなかの〈火〉と同じように,ある意味で宗教的な象徴なのです.アフリカでウシを追う若い男――狩猟採集民サンの女性が日常のカロリーや栄養を得る採集をし,男性が象徴的な「狩猟」という行為をするのと同じです――は,言ってみれば「(神に仕える)神職」のような存在だと言えます.
ここでコイコイの生活について調べてみようとしたのですが、わたしに読める適当な文献が見つかりませんでした.それで東アフリカのケニアに住む人ですが,コイコイと同じく乾燥地に住む牧畜民のマサイの社会について調べることにしました.コイコイとは違うのでしょうが、基本は同じはずです.またマサイではありませんが,『性の人類学』に河合香吏さんが「チャムスの民俗生殖理論と性――欺かれる女たち」(5) という論文で東アフリカの牧畜民についてまとめておられます.これも参考になりました.
マサイは,サンのような平等主義者ではなく,社会的階層のある社会を形作って暮らしているそうです.わたしたちの知る資本主義社会とは異なり,あくまで「神の前に」という前提があるのですが,ウシという〈財産〉を持つ人と持たない人がいる.つまり人びとの間に社会的な身分差がある.そういうことになります.
身分の差異は人びとの婚姻観にも影響しています.狩猟採集民であるサンが明確な婚姻制度を保っているのかどうか、わたしには責任を持って言えませんが,どちらかと言えば婚姻するまでは「乱婚的」であり,いったん結婚したら「一夫一妻的」になるのではないでしょか.しかしマサイは制度として一夫多妻だそうです.多くの家族を養うには財力が必要です.人生の経験も必要なはずです.財を持ち人生経験が豊富な人というのは、普通は比較的高齢です.皆の信望を集める村長さんのような存在でしょう.そんな人が一夫多妻になるのだと思います.
宗教も発達しています.サンは菅原さんに「死んだら砂になる」と語ったそうですが,マサイは一神教を奉じています.我われにも身近なキリスト教やユダヤ教,イスラム教と同じではありませんか.
*
もちろんマサイとコイコイは違います.一緒にすべきではありません.しかし,社会の基本は同じだと思っています.コイコイの社会にも「婚姻制度」や「身分」,「財産」や「宗教」といった象徴的な概念の形作った何かが存在するに違いありません.そんな気がします.
ところが,サンとコイコイは,遺伝的にはひじょうに近いのです.サンとコイコイのふたつの民族を合わせてコイサン人,あるいはカポイドと呼びます.言葉に似たところが多くあるそうです.そしてコイサン人がひとつにまとめられているのは,外見や言葉が似ているだけではありません.Y染色体上のDNAの並びが,とてもよく似ているのです.
Y染色体というのは,ヒトを含む哺乳類に共通の,オスの遺伝子が乗った染色体のことです.オスにだけある染色体というのですから,それに乗った遺伝子は父から息子へと伝わることを意味します.ということは,この染色体の遺伝子を調べれば父系の先祖を調べることができそうです.わたしは先ほど「Y染色体上のDNAの並びが,とても似ている」と書きました.ふたつの民族は同じ父系の祖先から出て来たに違いありません.あるいは,いつの時代かはわかりませんが,いっしょに住んだことがあるに違いありません.
どんな生物でも突然変異は常に起こっていますが,突然変異の起こったY染色体の遺伝子がとてもよく似ているのです.しかし狩猟採食民と牧畜民です.生きている社会や生きる価値観がまるで違います.それなのに遺伝子は似ている.不思議です.
ここで注意しておくことがあります.Y染色体に限らず,普通,突然変異は「中立的に起こる」と言われています.進化が中立的に起こるとは,大部分の突然変異は「自然淘汰の影響を受けない」という意味です.つまり、生まれたコドモに強い/弱いはないのです.ごくごくたまに,コドモが多く生まれたり,あるいは全くできなかったりするような突然変異もあるはずですが,我われの身近で今日も起こっていることは,そのような淘汰に影響する変異は無視できるほど希(まれ)だということです.
さて,
Y染色体の遺伝子と同じように,母からコドモに伝わる遺伝子がミトコンドリアDNAです.ミトコンドリアとは,わたしたちの細胞にある小器官のことです.エネルギーの供給にとても大切な働きをしています.そのミトコンドリアは,ミトコンドリアだけのためのDNAを持っています.それが母親からだけコドモに伝わるのです.ということはY染色体と同じように,母系の先祖はミトコンドリアDNAで辿れることになります.そしてミトコンドリアDNAも,コイサン人ではよく似ていると分かっているそうです.
コイサン人は,一番,人類の祖先に近い遺伝子を持っているそうです.その人たちは狩猟採集民として,同時に牧畜民として生きている.ちなみに,その祖先のそのまた祖先の......というふうに辿ると,ついには全人類の共通の先祖に行き着けそうです.その人(現実にはその先祖と同世代の人びと)は,推定してみると,現在のアフリカ中央部のカメルーンにあたる地域にいたようでした.その仮想的な祖先をミトコンドリア・イブと呼びます.ミトコンドリア・イブと同じ意味で,父系を辿るとY染色体・アダムに行き着きます.Y染色体・アダムのいた場所には,いくつかの説があります.しかし,いずれにしてもアフリカであることは間違いありません.
*
森に住むピグミーとバンツーも関係も,サンとコイコイの関係に似ています.狩猟採集民のピグミーと農耕民のバンツーには,平等主義者と社会的な階層の中で住む人とか,「死んだら森になる」と言っている人と立派な宗教を信じる人といった差異はありますが,遺伝的にはとても近いのです.
もっとも「遺伝的に似ている」ことは当然だとも言えそうです.というのは,ピグミーとバンツーの間には抜き差しならない差別・被差別の関係があって,農耕民であるバンツーは「自分たちだけが本当の人である」と考え――そもそも「バンツー」という言葉が "本当の人" という意味です――,ピグミーを人だとは見なしていません.そのため一夫多妻のバンツーは夫婦そろって高齢になり,身体が弱ると,ピグミーから「嫁」をもらって,年老いた妻にできなくなった畑仕事をさせるのです.反対にピグミーがバンツーをめとることは,基本的にありません.わたしはそうした例を知りません.第一,森で野生植物を採集して生活することなど,バンツーにはできそうもありません.
ですからピグミーとバンツーが遺伝的に似ていても当たり前なのです.ただし,ふたつの民族が仲良いから似ているのではありません.厳然とした差別・被差別の関係があっても,混じり合うことは可能だったということです.
*
ヒトの遺伝的な多様性は,チンパンジーやゴリラに比べれば,比較にならないくらい低いものでしかありません.「人種」を越えたヒトの間の遺伝的な差異よりは,わたしとわたしの住んでいる町内のどなたかとの遺伝的な差異よりも,ずっと小さなものである可能性があります (6) .人間は,いったん小さくなった集団の遺伝的な効果――専門的には「ボトルネック効果」と呼びます――がとても大きいのです.その遺伝的な多様性の小さな生き物が,さまざまな生業で生きている.わたしはピグミーとして育った青年が,いったん町で教育を受けた後,「森の暮らしに帰る」と言い残して村を去り,ピグミーの狩猟採集生活に戻ったことが忘れられません.
ピグミーのンナンガさん.わたしの森の師匠.
このエッセイは,わたしの今年のひとはくセミナー「霊長類学 頭の体操2017年版」(5月14日)で喋ったことを基にしました.
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(5) 河合香吏 (1994)「チャムスの民俗生殖理論と性――欺かれる女たち」,高畑由起夫 編著『性の人類学』(世界思想社),pp. 160-203.
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=0510
(6) ベルトラン・ジョルダン (2013) 『人種は存在しない -人種問題と遺伝学』(中央公論新社)
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I024313931-00
三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館
一年中暖かく雨の多い熱帯雨林のジャングルには、たくさんのいきものが暮らしています。
紙でジャングルを組み立てて、モールでオランウータンとカラフルなヘビをつくりました。
モールをくるくる巻いて、ヘビの長いからだをつくります。みんな真剣、すごい集中力でつくってくださいました。
できあがったモールのいきものと、ハイ、ポーズ!
ジャングルの木の枝にオランウータンがつかまり、木の幹にあいた穴からヘビが出ています。
モールのいきものたちでいろんなポーズをつくって、楽しんでくださいね。
次回6月3日(土)、4日(日)のフロアスタッフとあそぼうはホタルをつくろうです。
ぜひ、ご参加ください。お待ちしています!
(フロアスタッフ いしくら)
5月21日(日)、 はかせと学ぼう!『ちっちゃな化石をみつけよう』 が行なわれました!
今回のはかせは 古谷研究員です!
加古川下流から拾ってきた石の中から、放散虫化石の入ったチャートという石をさがします♪
チャートの特徴は表面がツルツル!
たくさんある石の中からチャートを見つけられるかな?
石を水でぬらして、ルーペで化石をチェック!
見つけたらはかせに確認してもらうよ。
大きなモニターに映し出して化石を見てみよう!
見事みつかった化石は、おみやげにお持ち帰りいただきました♪
このあとさらに! 放散虫化石のレプリカづくり もおこないましたよ~(^○^)
もりだくさんの内容でしたが、みなさんいかがでしたか!?
12月にも同じイベントを行います。
今回参加された方も、参加できなかった方も、
ぜひ次回もお越しください★
スタッフと研究員共々おまちしております!
5月9日からの週にはkidsキャラバン第2陣が始まりました。
11日に行ったところは芦屋市立大東保育所です。前に行った同じ芦屋市の岩園保育所と同様、近所の新浜保育所からもお友だちがたくさん遊びに来てくれました。
さっそく"ゆめはく"を開いて準備をします。
子どもたちは皆元気です。なんでも大きくできる拡大鏡で、みんなが着ている
洋服の布の織り目を見たり、ダンゴムシが足を動かす様子を見たり、葉っぱの
葉脈も見ました。
海の砂は、大きくするとキラキラしてとても綺麗でした。
トリケラトプスの頭骨のレプリカを見ながら、アンモナイトや三葉虫の化石に
も触りました。トリケラトプスの名前を知っているお友だちが、たくさんいま
した。
いつでも恐竜は子どもたちのヒーローなのですね。
カブトムシの大型模型の下をくぐって、外に停めた"ゆめはく"を見に行きまし
た。
"ゆめはく"に上がるとキレイな昆虫標本がたくさん展示してあります。
大きな虫メガネを使って昆虫をさがすので、子どもたちは大盛り上がりでした。
保育所の校舎と園庭に、"ゆめはく"の楽しい絵柄がよく映えています。
帰るときには子どもたちと先生も一緒に手を振ってくれました。
今年はkidsキャラバンで、たくさんの幼稚園や保育所に行きます。
きれいなものや珍しいものを、"ゆめはく"にいっぱい積んで行きますから、
みなさん、楽しみに待っててくださいね。
(Kids & Schoolキャラバンチーム たかはし あきら 記)
ユニバーサル・ミュージアムをめざして89
ミトコンドリア・イブとY染色体・アダム―1
三谷 雅純(みたに まさずみ)
ニシゴリラ(かつては「ニシローランドゴリラ」と呼びました)を,コンゴ共和国のオザラ国立公園で観察していたことがあります.森の奥まで二日かけて川をボートで遡(さかのぼ)ったところで,村からはずいぶん離れたところでした.もともとはリンガラ語だと思うのですが,現地の言葉で〈バイ〉と呼ばれる湿地性の草原があります――アフリカのそのような草原を,今では英語でも "bai" と呼ぶようになりました.水辺に生える草を食べるために,そこにゴリラが集まってくるのです.わたしはゴリラたちの振る舞いを身近に見る機会を得ました.
ゴリラの社会はシルバーバックと呼ばれる1頭のオスと複数のメスで作られます.基本的に,メスは互いに血縁はありません.そんなところから「ハーレム」と呼ばれたりします.でも人間の作るハーレムとは少し違うようです.人間のハーレムは,ひとりの男に何人かの女が嫁ぐ婚姻習慣のことです.わたしの見知ったアフリカ中央部の森に住むバンツーの農家では,高齢になった村長さんが働き手として若い娘を迎えていました.ですから主体はどうしても男が選択しているように感じました.しかし,ゴリラは違うようです.
違うところの第一は,メスがオスを品定めしていたことです.例えば若いオス――ソリタリーと呼ばれる,まだメスとペアになっていないオス――と若いメスの出会いでは,オスはあらぬ方を向いて「草を食べている振り」をしています.するとメスがゆっくりと近づいてきて,オスを品定めするように選びます(そのように見えました).メスの気に入れば,メスはオスと並んで歩き始めます.気に入らなければ別べつの方向に歩み去ります.そしてメスとオスがペアーになっていたとしても,新しく表れたオスが気に入れば,メスは平気でオスを取り替えます.一方のオスはというと,メスが選ぶのをおとなしく座って待っているのです.ペアーになっていたオスにとっては当然ですが,新しく表れたオスも気が気ではないはずです.オスたちの早鐘のように打つ心臓の音が聞こえてくるようでした.
☆ ☆
関西学院大学の高畑由起夫さんが執筆され,まとめられた本が『性の人類学――サルとヒトの接点を求めて』 (1) です.高畑さんはわたしの大学院時代の先輩です.1994年に出た本ですから,ずいぶん前です.出てすぐ読んだ覚えがあるのですが,その時は,何やら生物学で突き詰めていけばヒトが分かる気がして,高畑さんが霊長類学と共に苦労してやっておられる社会学や,場合によっては哲学まで含んだアプローチに,わたしとは方向が違うという思いがしたものでした.
本当のことを言えば,「方向が違う」と言うよりも,高畑さんの努力は「自分には無理」な伊谷純一郎さんの学問スタイルに近いものでした.人と自然の博物館の準備室長(実質的な初代館長)で,学部時代にわたしの指導をしていただいた伊谷さんが論文や本で示しておられた,複雑な現象から真実を捉え,大胆に抽象化して描き出す.そういう能力は,とても自分にはない気がしていました.それで,伊谷さんとは別の方向を探ろうと足掻いていたというのが近いのかもしれません.
後になって,ヒトの感覚とか遺伝とかいった多様性,つまり具体的には「発達障がい者」(=発達凸凹者)の心や,ろう者の〈ことば〉の感覚,盲人のとらえる世界の姿といったものを,例外として無視してよいわけはない.近代になって人間の価値を生産性だけで測るようになり,人の多様な能力が例外と見なされ,脇に押しやられていたのだが,こういった多様性は,決して忘れてはいけないことじゃないのかと気付いた時,高畑さんの試みは,とても大切なアプローチだと思い直したのです.それで『性の人類学』を再読してみました.今回は特に,菅原和孝さんの「狩猟採集民の母性と父性――サンの場合」(2) を読み直してみて,新たに感じたことを書いておきます.
☆ ☆
菅原さんが調査したサンというのは,一般には「ブッシュ・マン」と呼んだ方が分かるかもしれません.南アフリカのカラハリ砂漠を中心に住む狩猟採集民のことです.狩猟採集では,①男は動物を狩り,女は植物を採集する.しかし,②おもなカロリーは男の捕る動物の肉ではなく,女の集める植物のいろいろな部位から得る.③いわゆる「核家族」より大きな社会単位は安定していない――つまり「村長」や「知事」,「首相」や「大統領」は存在しない.④はじめから財産はほとんどなく――あっても弓矢ぐらいでしょうか――「相続」という概念は存在しない,といった特徴があるそうです(菅原さんの記載をわかりやすくするために,わたしなりに書き直してみました).
わたしが長く付き合った森の狩猟採集民ピグミーにも言えるのですが,母親の子どもに対する授乳期間は,日本の多くの母親で見られるよりも著しく長いのです.菅原さんは,サンの授乳期間は3,4年も続くと述べています.ヒトの子どもは2歳ぐらいになる前に歯が生えていますから,それから後の授乳はお母さんに負担です.乳歯が乳首にあたり,とても痛い気がします.それならなぜ狩猟採集民が長く授乳するのかというと,わたしはピグミーの例から,バース・コントロールだと思っていました.授乳している間は妊娠しないのです.なぜ狩猟採集生活でバース・コントロールが大切かというと,妊娠したお母さんにとって移動しなければいけない生活は大変だからです.家屋というものを持たず,自然の素材だけで組んだテント暮らしです.一日に10キロメートルとか,場合によってはそれ以上も歩くのです.
ついでですから言っておきますが,わたしは何も「ピグミーはバース・コントロール,つまり産児制限の科学的な知識があって,授乳期間を長くしている」と言っているのではありません.そうではなく,生活の知恵をして「(科学的な根拠はわからないが,結果的に)授乳期間が長い方が移動生活が楽だということを経験的に知っていた」と言っているのです.たぶんサンも同じことでしょう.
女性は赤ん坊に授乳するだけではなく,子どもを育て,木の実や芋を採集し,現実の生活に必要な作業をします.
それなら男性はどんな作業をするのでしょうか? それは狩猟です.獣(けもの)を倒して,その肉をキャンプまで持ち帰るのです.ただしサンの狩猟は,食物として肉を得るという目的もあるのでしょうが,それよりも獣(けもの)の肉には、単にカロリーや栄養を得るためよりも,もっと象徴的な意味があるようです.
わたしは昔,コンゴ共和国のンドキの森 (3) (4) で調査をしていた頃,(狩猟採集民のピグミーではなく,農耕民である)バンツーの猟師モゲッサ・マルセルさんといっしょに森を歩いていたことがありました.わたしは霊長類の調査をしているのですから、動物を見かけたら,まず双眼鏡を出します.しかしマルセルさんは,動物によっては銃を構えます.しとめる動物は森林性のウシの仲間ダイカーやイノシシが多かったと思います.
マルセルさんは手際よく獣(けもの)を捌(さば)き,火をおこして肉を乾燥させます.生肉は腐りやすいし,乾燥させないと重くて村まで持ち帰れません.農作業に忙しい妻や子に食べさせたい一心です.その肉を乾燥させる火で,わたしはある日,ゴミを燃やしていました.すると,いつもの穏やかなマルセルさんらしくない強い口調で、わたしを叱ります.
「それは〈火〉だぞ!」
猟師のマルセルさんにとって,〈火〉はわたしが感じる以上に神聖なものなのでしょう.生きて動く野生動物を神の恵みである〈肉〉に変えてくれるもの.われわれにとっての〈稲〉とか,アイヌにとっては〈クマ〉に近いのかもしれません.サンにとっても,狩ってきた〈肉〉はカロリーや栄養で測る以上に尊いものなのだと思います.
だからだと思います.サンは〈肉〉を平等に分けます.狩りに参加した男性ばかりでなく,女性や子ども,老人や障がい者にも、平等に分けるのです.「神の視線は誰にも平等に注がれている」と言うかのようです.まるで,神を前に行う神聖な儀式のようです――もっとも,サンに我われが認識しているような高度な宗教はありません.菅原さんには「死ねば砂漠の砂になるだけ」と語ったそうです.そう言えば,ピグミーも「死んだら森になる」と言っていました.
次に続きます.
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(1) 高畑由起夫(編)『性の人類学――サルとヒトの接点を求めて』(世界思想社,1994年刊)
http://www.sekaishisosha.co.jp/cgi-bin/search.cgi?mode=display&code=0510
(2) 菅原和孝 (1994)「狩猟採集民の母性と父性――サンの場合」,『性の人類学』,pp. 204-229
(3) 三谷雅純 (1996) 『ンドキの森―アフリカ最後の原生林』(どうぶつ社,絶版)
http://ci.nii.ac.jp/ncid/BN15594185
(4) 三谷雅純 (1997) 『ゴリラの森の歩き方―私の出会ったコンゴの人と自然』(地人書館)
http://www.chijinshokan.co.jp/Books/ISBN4-8052-0535-0.htm
三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究グループ
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館
6月のイベントのおしらせです。
6/4(日)は「Kids(キッズ)サンデー」
この日は、小さなお子さまが楽しめる体験型プログラムがたくさんありますよ♪
フロアスタッフとあそぼう 土日祝 13:30~
3(土)・4(日)『ホタルをつくろう!』
光るいきものホタルの模型をつくって、光らせてみよう!
場 所:4階オープン・ラボ
定 員:20名
参加費:100円
10(土)・11(日)『画はくの日』
博物館の展示をじっくり観察しながら絵を描いてみましょう。
色鉛筆など道具は貸出します。
場所:来てのおたのしみ♪
定員:なし 参加費:無料
17(土)・18(日)『川でさかなつり』
上流・中流・下流、どんなエサでどんな魚がつれるかな?
川に見たてたブルーシートを使って魚つりをします。
場所:2階展示室
定員:15名
参加費:無料
24日(土)『光るキノコのしおりをつくろう!』
梅雨の季節に六甲山で光るキノコのしおりをつくろう!
場 所:4階中セミナー室
定 員:20名
参加費:100円
ひとはく探検隊
25日(日) 探検テーマは...「いきものみっけ!」
ひとはくの研究員を隊長に、深田公園を探検します。
どんな発見があるかお楽しみ♪
時間:13:00~(所要時間約1時間)
場所:4階ひとはくサロンに集合
定員:20名・参加費無料
※フロアスタッフとあそぼう・ひとはく探検隊は
当日10:00から4階インフォメーションカウンターにて、参加申し込みの受付を開始。
定員になり次第終了します。
6月から発掘セミナーがはじまります!
18(日) 丹波の恐竜化石発掘セミナー
恐竜化石の周りの泥岩には、多くの化石が入っている可能性があります。
発掘セミナーでは、石を細かく割って新たな化石を探し出します。
① 10:30~11:30 ②14:00~15:00
場所:ひとはく恐竜ラボ南側スペース
受付時間 10:00~ 先着順で定員50名になり次第終了(1回目25名 2回目25名)
受付場所 ひとはく恐竜ラボ (観覧券をご購入の上、受付ください。)
※幼児は保護者とペアでご参加ください。
発見された化石は持ち帰ることはできません。記念品をプレゼントします。
ご参加お待ちしております♪
フロアスタッフまつだ
5/20(土)のフロアスタッフとあそぼうは、
「プテラノドン万華鏡」
プテラノドンは恐竜ではなく、恐竜の生きていた時代にいた「翼竜(よくりゅう)」という空飛ぶ爬虫類の仲間です。
さっそく万華鏡をつくっていきます。
光に当てると虹色にみえる分光シートを紙コップにはって、もう片側の紙コップに針で穴をあけて...
プテラノドンをつけたらできあがり。
ご参加いただきまして、ありがとうございました。
3階丹波の恐竜化石展示室には、兵庫県淡路島でみつかったアズダルコ科の翼竜の首の骨の化石があります。
▲アズダルコ科の翼竜の頸椎(首の骨の化石)
◀アズダルコ科翼竜チェージャンゴプテルス(臨海浙江翼龍)
※アズダルコ科は翼を広げた幅が10m以上といわれる大型の種類の翼竜を含むグループです。
淡路島で発見された個体は翼を広げた幅が5~6mあったと推定されています。
▲トゥプクスアーラ(天井からつりさげられている翼竜レプリカ)
これらは3階丹波の恐竜化石展示室にありますので、ぜひ見にきてくださいね。
フロアスタッフまつだ
4月27日Kidsキャラバンで芦屋市立岩園保育所へ行ってきました。
今年度はKidsキャラバンとして約50校の幼稚園・保育所へ行くことになりました。
まず第1陣のキャラバンが4月25日から始まったのです。
岩園保育所の子どもたちは全部で65人ですが、近所の芦屋市立岩園幼稚園から11人と、芦屋市立打出保育所から25人が来てくれました。打出保育所からは結構遠いのですが、ひとはくキャラバンが来ると聞いて、歩いてきてくれました。
遠いところをありがとう!
"むしむしみっけ"でいろんな昆虫を探す子どもたち
移動博物館車"ゆめはく"は園庭に入れないので、校舎の外にある駐車場に止めてオープンしました。ゆめはくの中にはきれいな昆虫がたくさん並んでいて、みんなお目当ての虫を探すのに一生懸命です。
カブトムシの下は居心地がいい?
校舎内のおゆうぎ室ではカブトムシの大型模型がお出迎え。カブトムシの下をくぐらないと中へ入れません。
その奥にはトリケラトプスがいます。
手前のカブトムシは拡大模型ですが、奥のトリケラトプスは実物大の骨格標本のレプリカです。
トリケラトプスの大きさにみんなびっくり。触れる化石もあって、子どもたちには大人気でした。
教室では葉っぱを使ったワークショップをしました。
葉っぱの擦り出しワークショップ。みんな真剣です。
葉っぱの上に紙を置いて、その上から色鉛筆でなぞると、あら不思議!?
葉脈が浮かび出てきます。
葉っぱの擦り出し、子どもたちの作品。芸術的です。
ちょっと難しかったですが、年長組のみんなは熱心に色鉛筆を使って葉のこすり出しをしていました。
他には、なんでも大きくしてしまう拡大鏡で、いろいろなものを拡大して見たり、恐竜キューブパズルで6面合わせて恐竜やトカゲを作ったりして遊びました。
Kidsキャラバンは、これからもあちこちの幼稚園・保育所へ行きますよ。
楽しみにしていてください。
(Kids & Schoolキャラバンチーム 高橋 晃 記)
兵庫県の瀬戸内海側に位置する「いえしま自然体験センター」を拠点として、おもに夏休みの期間中を通して海辺の自然環境や生きものに興味・関心を持つ子どもたちを育成するサマースクール型のセミナーです。博物館や大学の専門家とともに海辺の生きものや自然環境を調べます。オリジナルの夏休みの自由研究もサポートします。ぜひご参加ください。
今回のテーマは「水にすむいきものを描こう!」
2階展示室で行いました!
川は海へとつながっていて、場所によってすんでいる生きものも違います。
上流、中流、下流そして海。すんでいる生きものを簡単にご紹介☆
なかでも中流にすんでいるアユは意外なもので釣っています...
みなさん、知っていますか^^?
2階に詳しい展示があるので、ぜひ確認してみてください!
アマゴ、アオザメ、ナガスクジラ...みなさん真剣な眼差しです。
歯の形など小さな特徴まで丁寧に描いてくれました!
こちらはアオウミガメ!
こうらの模様や、質感まで...素晴らしい力作ですね!
(アオウミガメさんもとても嬉しそうです^∨^)
参加してくださったみなさんに認定書をお渡ししました^^
次回の画はくの日のテーマは来てのお楽しみ♪
お父さん、お母さんも大歓迎ですよ~
週末には楽しいイベントをご用意してお待ちしています!
詳しくはこちら
(※一部終了しているイベントがございます。日程をご確認ください。)
ぜひ、ひとはくへお越しください!
スタッフ一同心よりお待ちしております(^▽^)
ひとはく25周年記念スペシャル企画セミナー
「お見せします ひとはくのレガシー 5xGo!ーガッツリ収蔵庫ツアー」の第一回目地学系収蔵庫ツアーが実施されました.
地学系収蔵庫には,神戸層群の植物化石をはじめ4万点を超える動植物の化石標本や7000点以上の岩石資料,断層調査で採取された1500点のボーリンコア資料など,ひとはくにしか無い貴重な標本資料が保管されています.
博物館の奥にある,いつもは非公開の地学系収蔵庫の大きな鉄の扉が開くと,そこには,たくさんの標本がぎっしりと並んだ棚が.研究員がゾウの化石や植物化石を手に熱い解説トークを始めると,参加者の皆さんは夢中になって標本を見つめいました.小さな植物化石を棚から取り出して顕微鏡で見たり,キノコのタイプ標本化石を観察したりと収蔵庫に入らないとできない体験もあり,1時間半の収蔵庫ツアーに.皆さん,外に出るのが名残惜しそうでした.
収蔵庫は博物館の心臓で,そこに収めらた標本資料は博物館の展示やキャラバン活動を支える赤血球です.これから毎月,25周年特別企画として,ひとはくの5つの収蔵庫で色々な標本資料ごとに研究員が収蔵庫ツアーを実施していきます.
ひとはくの熱い心臓に触れることができる,
このチャンスに,是非,ひとはくへおいでください! (橋本佳明)
ゴールデンウィーク終わりの5/6(土)・7(日)
フロアスタッフとあそぼう!「ひとはく宝さがしラリー」
をおこないました!
ひとはくの展示には、ふだんは見逃してしまいそうだけど、実はびっくり!な
お宝展示がいっぱい\(◎o◎)/!
宝さがしブックと地図を手に、みんなにクイズを解いてもらいます。
どこだろう??
あった!よーく見ながら、描いてみよう!
さて答え合わせです。
全問正解したよ!ここは分からんかったー!
みなさん一生懸命、クイズを解いてくれました(^o^)/
ご参加のみなさま、ありがとうございました☆彡
この土日のイベントは
5/13(土)・14(日)13:30~14:00
フロアスタッフをあそぼう「画はくの日」
展示をみながら、じっくり絵をかこう!
色鉛筆や画用紙など道具は貸し出します。
みなさまのご来館、心よりお待ちしております!
フロアスタッフ かどはま
月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。
5月のKidsサンデーは、晴れでした。
ひとはくの4階入口ちかくでは、コシアカツバメが巣づくり中です。
▲ コシアカツバメが、がんばって(?)巣づくり中!
Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。
午前中は、
研究員による「サンデーぜみ『木の葉っぱのかんさつ』」、
キッピー山(有馬富士自然学習センター)さんによる「キッピー山から こんにちは『あおむし けむし こんにちは』」
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示解説『ボルネオ ジャングル探検ツアー』」などが実施されました。
『木の葉っぱのかんさつ』では、外に出てツツジ類の花と葉っぱを観察しました。
セミナー室で研究員から、ツツジ類の話を聞いてから...みんなで深田公園へ。
部屋に戻ってから、葉っぱの毛などを みんなで観察しました!
『あおむし けむし こんにちは』では、春にでてきた かわいい(?)あおむしさん や
けむし さんたちを キッピー山のコミュニケーターの人たちにアドバイスを受けながら 触ってみます。
女の子も男の子も楽しそうに触っていましたよ。
▲きょうだいで、触ったり、スタッフさんに説明してもらっている様子
どんな感触だったのかな?
「展示解説『ボルネオ ジャングル探検ツアー』」は、
ジャングルに生息する生きものについてクイズをしながら、展示を見学します。
▲フロアスタッフからの説明 ▲クイズをしています
参加したみなさん、クイズは正解しましたか?
午後は、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!」が実施されました。
NPO法人 人と自然の会さんの「パネル シアター」、
研究員によるオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「サンデーさーくる『自分だけの お相撲さんを つくって あそぼう!』」
が実施されました。
今回の「フロアスタッフとあそぼう!」は、『ひとはく宝さがしラリー』です。
展示室の3階で、指定されたものをさがしながらクイズを解いていきます。
▲ 熱心ですね~ ▲ みんなで集まって、さがせたか、どうか、チェックです
参加したみなさん、宝物をさがせたかな?
ちなみに『ひとはく宝さがしラリー』のブログでの報告は、
「こんにちは! フロアスタッフです♪ ~ひとはく宝さがしラリー~」として下記に掲載されています。
http://www.hitohaku.jp/blog/2017/05/post_2306/
こちらもご覧ください。
また、フロアスタッフによる午後のデジタル紙芝居は、『ぶくぶくあわわ ~森から川へのおくりもの~』でした。
▲ 準備完了!(デジタル紙芝居を上演するシアターの入口)
「パネル シアター」は、小さい子に人気です。
今回の「パネル シアター」は、『おおきなかぶ』『ぐりとぐら』『さんびきのこぶた』のお話でした。
『おおきなかぶ』では、太鼓にあわせて「うんとこしょ、どっこいしょ」などのかけ声をみんなで一緒にしていましたよ。
▲ 『おおきな かぶ』のパネルシアター
「解説!丹波の恐竜化石」では、恐竜の化石などについて 研究員から詳しく解説がありました。
▲ 丹波竜の模型の前から解説スタート
『自分だけのお相撲さんをつくってあそぼう!』では、研究員がマツ類のお話をしたり、外国の
マツボックリを触ってみたりしたあとで、みんなでマツ葉と紙などで力士をつくりました。
▲ 家族で力士をつくっています ▲作った力士でお相撲大会! はっけよ~い
▲ 指でトントントンと、台をたたいて遊びます
みんな、たのしく遊べたかな?
今回は、関西ユース(大学生のボランティア)の高野さんが活躍してくれました。
また、キッピー山のラボ(有馬富士自然学習センター)のスタッフさんにも
子どもさんたちへのサポートなどをしていただきました。
三田市内にある有馬富士自然学習センターでも 小さな子ども向けのプログラムを
いろいろ実施していますよ。
(「キッピー山のラボ」で検索してみてください。)
<ちょっとした出来事>
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ひとはくには、専用の用紙にスタンプを押す場所があります。
小さな女の子がスタンプを押している場面に遭遇しました。
お父さんの「ぺったん、ぺったん、ぺったん」のかけ声とともに
トントントンとリズムよく押していましたよ。
(そんなに押して、だいじょうぶ?)
▲ 声をかけたので、カタマッテしまいました
(しかし、このあと、バイバイと手をふってくれました)
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次回の Kidsサンデーは、6月4日(日)に行われます。
ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!
Kidsサンデープロジェクト 小舘
5/3(水・祝) ワークショップは「ティラノ★ハット」でした。
恐竜のぼうしをつくって、ティラノサウルスになりきり!
ガォォーツ!!
4階ひとはくサロンでは、ゴールデンウィーク特別企画
「ジャングルをつくろう」を行っております。
◀ラフレシアから顔(*^_^*)をだして
写真をとることもできるよ!
葉っぱや木の実に好きな絵をかいて、みなさんに はりつけてもらいジャングルをつくっていきます。
また、5/4・5は、ワークショップ「とっても簡単!化石のレプリカづくり」があります。
ご参加おまちしております。
◀コシアカツバメ
4月中ごろから、博物館4階入口ちかくの
高架下で巣作りをしています。
腰のあたりが赤っぽいことから
この名前がつきました。
フロアスタッフ まつだ