2016年12月アーカイブ
ひとはく博士からクリスマスのメッセージが届きました
+゚☆゚+o。o。o メリークリスマス +゚☆゚+o。o。o
新年は1/3(火)より、開館いたします。みなさまのお越しお待ちしております♪
フロアスタッフまつだ
2016年12月23日、年内最後のひとはく探検隊、「150年前のひょうごの風景をみてみよう!」を行いました。
今回の隊長は、環境計画の上田萌子研究員でした。
普段は一般公開していない大変貴重な江戸時代の絵図と、古写真のアルバムを見ながらお話を聞きました。
130年位前の古写真を拡大印刷して、みんなで色を塗りました。
クリスマスムードたっぷりのひとはくサロンに、巨大な富士山が出現!
誰ですか?銭湯の壁と言っているのは!?
なんと130年も昔に撮られた古写真です。みんなで色を塗り、カラー写真のようになりました。大昔、まだデジタルカメラのない時代には白黒写真だったので高価な外国土産でした。
上田萌子研究員による、最後の仕上げ!!
記念撮影をして終了。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
しばらくの間、ひとはくサロンに展示しますので、是非見に来てください。
次回のひとはく探検隊は、2017年1月4日(水) 「冬のむしとりペナントレース」 隊長は八木研究員です。詳細はコチラ
フロアスタッフ くまもと まなみ ・ てらお ゆみこ
まっかな お鼻の トナカイさんは~♪で知られるクリスマスソング「赤鼻のトナカイ」
トナカイはシカの仲間で、シカ科トナカイ属に分類されます。
そしてシカのなかで世界一の大きさを誇るヘラジカ。
大きなものでは肩の高さ2m、体重800㎏に達し、オスにみられるツノは最大幅2m近くに発達するとか!
その世界最大のヘラジカが"ひとはく"に展示されているのはご存知でしょうか?
博物館2階展示室にヘラジカ頭部のはく製があるのですが、大迫力!
◀3階入口近くの展示「森に生きる」の
ニホンジカとくらべると...
倍以上の大きさにびっくり。
◀2015年に行われた
「学んで魅せる標本展」より
左がニホンジカ、右がヘラジカ
アジア・ヨーロッパ・北アメリカなどの高緯度地域に生息しているヘラジカですが、
なんと最終氷期(およそ7万~1万年前)には日本にもいたそうですよ!
ぜひヘラジカを間近でみてくださいね。
フロアスタッフ まつだ
これを機に「模様替えをしよう!」なんて方も多いと思います。
ひとはくでも、館内にあるブラックボードの絵を新しくしました~(*^▽^*)
3階入り口、みなさんをお出迎えするのは...
イヌワシ
(キリッとした目が凛々しくてとってもかっこいいですね❤)
3階「森に生きる」に展示があります。
そして2階に降りると...
次はタマゴタケモドキがお出迎え。
とても美味しそうな名前ですが食べられるのでしょうか...?
2階奥にある展示を見て、確認してみてくださいね☆
今年も残すところ2週間となってきました。
もうあっという間に年末ですね~(^^)
時間の流れる速さに驚いている今日この頃です。
みなさんもよい年末、新年をお迎えください。
ただいま4階ひとはくサロンのインフォメーションカウンターで、
12/4(日)まで京都で開催されていた館外企画展
「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」にもありました
内野敦明氏によるMosslight-LED(モスライト)が展示されています。
LED照明とコケ植物が合わさったテラリウムで、幻想的なコケの世界が楽しめますよ。
使われているコケは、トヤマシノブゴケ、ホソバオキナゴケ、ヒノキゴケの3種類です。
また世界最大の2枚貝「オオシャコガイ」も同じく4階ひとはくサロンで展示されています。
南太平洋やインド洋のサンゴ礁の浅瀬に
生息していて、大きいものは120㎝を超えるとか!
ぜひ、さわって大きさを体感してみてね♪
博物館のおやすみのお知らせです。
年末年始 平成28年12月26日(月)~平成29年1月2日(月)
新年は1/3(火)より、開館いたします♪
また博物館はメンテナンスのため、1/10(火)から長期休館いたします。
冬期メンテナンス休館 平成29年1月10日(火)~2月10日(金)
2/11(土)から開館いたしますので、
お楽しみに♪
フロアスタッフ まつだ
ひとはくならではの、スノードームを作りました!
ニホンジカ・ニホンザル・タヌキ・イヌワシ・ツキノワグマ・ノウサギ
イノシシから自由に選んで、動物をツリーの周りにホッチキスで付けます。
この動物たちどこかで見たことありますね!そう!博物館3階入り口の
「森に生きる」の展示の動物たちです。
次に容器に入った糊と水を合わせた透明の液に小さなキラキラパーツを
入れて、水を容器いっぱいに満たしたら、ツリーの動物たちをフタに
取り付け、液の中へ。フタをしっかり閉じてできあがりです。
キラキラ光ってきれいだね~。みんな満足そうな笑顔でした。
ひとはくオリジナルのスノードーム、お家でも楽しんでくださいね。
さて、今日ひとはくサロンでスタッフが1月のイベント準備をしていると、
小さなお友だちがやってきてくれたので...
さっそく「コウノトリになりきろう!」の羽を着けて、バッサバッサ
はばたいてもらいました。
みなさんもぜひお越しくださいね。
「コウノトリになりきろう!」1月3日(火)、7日(土)、8日(日)です。
お楽しみに。
(フロアスタッフ いしくら)
ユニバーサル・ミュージアムをめざして84
「わがまま」の境界
三谷 雅純(みたに まさずみ)
とんでもなく「わがまま」な人がいます。自分の思い通りにならないと、我慢できなくて暴れだします。そのような人の相手をしていると、誰でも疲れてしまいます。その疲れから投げやりになって、思わずその人の我を認めてしまうのです。
発達障がいがある人の行動は、付き合った経験のない人には予想できないので「わがまま」だと誤解されがちです。でも、よく聞いてみると、その人なりの理由があるものです。
自閉傾向のある人は「わがまま」だから「自分ひとりに閉じこもる」のだと誤解されています。でも、最近読んだ東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』 (1) には、
「人として生まれてきたのに、ひとりぼっちが好きな人がいるなんて、僕には信じられません。/僕たちは気にしているのです。自分のせいで他人に迷惑をかけていないか、いやな気持ちにさせていないか。そのために人といるのが辛くなって、ついひとりになろうとするのです。」(13.みんなといるよりひとりが好きなのですか? p. 39)
とあります。東田さんも、心から人との関係を求めていることがわかります。しかし、人生の楽しみ方は多くの人(定型発達の人)とは違うのかもしれません。それを:
「僕らは、みんなに分からない楽しみを持っています。それは、自然と遊ぶことです。
人とかかわるのが苦手なのは、相手が自分のことをどう思っているのだろうとか、何を答えたらいいのだろうとか、考え過ぎてしまうからです。
自然は、いつでも僕たちを優しく包んでくれます。
きらきらしたり、さわさわしたり、ぶくぶくしたり、さらさらします。
見ているだけで吸い込まれそうで、その瞬間、僕は自分の体が生まれる前の小さな分子になって、自然の中にとけていくような感覚に襲われます。とてもいい気持ちで、自分が人だということも、障害者だということも忘れてしまうのです。
自然は、僕がすごく怒っている時は、僕の体を落ち着かせてくれるし、僕が嬉しい時には、僕と一緒に笑ってくれます。
自然は友達にはなれない、とみんなは思うかも知れません。しかし、人間だって動物なのです。僕らの心の奥底で、原始の時代の感覚が残っているのかも知れません。
自然を友達だと思う心を、僕はいつまでも大切にしたいのです。」(47.自閉症の人の楽しみをひとつ教えてくれますか? p. 110-111)
とおっしゃっています。まるで研究者によくある人生の楽しみ方です。実はわたしも似た楽しみ方をします。ですから、東田さんのおっしゃることは、とても他人事だとは思えないのです。
☆ ☆
もうひとつの「わがまま」が、我慢強い人によくある「我の張り方」でしょう。多くの人には耐えられそうもない状況で、我慢してでも、ひとつのことをやり通します。それはそれで尊いことですが、周りの人にはただの「わがまま」に思えて、辟易(へきえき)します。
例えば体を動かすことが好きな人がいて、毎日、練習に励んでいるとします。ところが一日でも体を動かさないと、何か怠けているような気持ちになって、いたたまれないのです。時には、運動以外の大切な用事で一日が潰れてしまうことがあります。その用事は運動よりも大切なことなのに、当人は「運動をしていないこと」が気になってしかたがないのです。昔、体を何時間も痛めつけ続けないではおれないというレスリングの選手がいました。その人の「練習」は鍛錬を超えていて、もう「苦行」の域に達していました。そして、その人はすでに健康でなどありませんでした。健康であるかどうかは、二の次になっていたのです。
ダイエットやボディビルにも、同じことがあります。ダイエットもボディビルも、もともとは健康のためにするものです。しかし、極端なダイエットやボディビルが健康を損なうことは、よく耳にします。皆さんの周りには、痩せ過ぎの若者や薬を飲んでまで筋肉を付けようとするボディビルダーはいませんか。
でも、ひとつのやり方が習慣になると、ついつい習慣に溺れてしまうという経験も、よくあります。この「つい習慣に溺れてしまう」のは、人の、あるいはヒトの本質なのかもしれません。わたし自身、ほとんど習慣で物事をこなしているのです。
我慢強い人も、誰かに強いられてしている のではなく、「そうしなければ生活ができない」という背景があった。根拠があるわけではありませんが、そんな気がしています。
☆ ☆
哲学者の鷲田清一さんが写真家の植田正治さんとともに『まなざしの記憶』 (2) という本を書いていらっしゃいます。その「Ⅱ 跡」の中の「花を贈る」という文章に:
「花には、華やぎがある。妖しさがある。
濡れがある。熟れがある。
棘がある。毒がある。
迷いがある。狂いがある。
生きとし生けるもののいのちの悶えが、そっくり映されている。
が、花は散る。枯れる。そして落つ。ここにもまたいのちの定めがくっきり映されている。だから、花を贈るというのは、やがて咲くこと、やがて萎むこともぜんぶひっくるめて、いのちのしるしを贈ることなのだろう。祝福はほろ苦いものでもあるのだ。」(p. 56)
とお書きです。わたしには「花」は「人」のように聞こえます。芽吹き、枯れ落ちるというのは、まるで当たり前の人生を過ごしてきた人の一生のように思えます。
「わがまま」な性格には、まるで、わがままでない人との間に、明白な境界があるようです。しかし、よく考えると、その境界は曖昧です。「棘」も「毒」も、ましてや「迷い」も「狂い」も、すべて、わたし達の人生そのものなのかもしれません。
-------------------------------------------------------------
(1) 東田直樹さんの『自閉症の僕が跳びはねる理由』は角川文庫(19802)で出ています。
(2) 鷲田清一さんと植田正治さんの『まなざしの記憶』は、角川ソフィア文庫で出ています。
三谷 雅純(みたに まさずみ)
コミュニケーション・デザイン研究ユニット
兵庫県立大学 自然・環境科学研究所
/人と自然の博物館
12/10(土)に行われた「フロアスタッフとあそぼう!~画はくの日 かたつむりをかこう~ 当日の様子は コチラ
博物館の4階ひとはくサロンにある
「おばあちゃんの部屋」は
ミニ企画展
「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
のとなりにあるため かたつむりグッズでいっぱい!!
いくつあるか分かるかな?
ひとはくはかせ賞の3作品は、この部屋にあります。
どの作品も力作ぞろいで
賞を決める はかせ も
困っていましたが、
今回は、この三名の作品に
決定しました。
画はくの日は、
フロアスタッフとあそうぼう!の
毎月第2週の週末に行っています。
みなさんも是非参加して
ひとはくはかせ賞 をめざしてみませんか?
みなさまのご参加お待ちしています。
フロアスタッフ せら ゆうこ
12月9日(金)~1月9日(月・祝日)まで開催中の
ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
多くの方にご覧いただきありがとうございます!
関連いたしまして
12月4日(日)まで京都で開催された
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」
大好評をいただきました!口コミや多くのマスコミに取り上げていただき
たいへん多くの方にご覧いただけたことに・・・・
担当した・・ひとはくの研究員のみなさんは・・・
充実感とともに感動で頬に涙が・・・
展示をご覧いただいた多くのみなさんは・・
ひとはくに大変興味をもっていただけたことが何よりです!
やっぱり・・「ひとはく」っていいですね~
ひとはくはどこにあるんですか?
とお問合わせもたくさんいただきました。
兵庫県の三田市にあり、中国自動車道 神戸三田インターから10分です!
ぜひ!お越し下さい!観覧料は大人210円です!中学生以下はなんと無料!団体割引もあります!
車だと・・・京都、大阪からだと1時間かかりませんから・・
と調子よく・・お答えいたしましたが・・・
ひとはくビギナーの方へ・・今までご存知なかった事実をお伝え出来ておりませんでした・・・
※ホームページの交通アクセスには掲載しております。
実は・・・ひとはくには、駐車場がないことを・・・
ご来場の際にはこれらの点ご理解の上、公共交通機関等をご利用ください。
しかし・・遠方からなので・・車でと・・多くの方が考えれるかと思います。
でも・・安心してください!
ひとはくには、駐車場はございませんが近隣には有料駐車場がございます!
名 称 | 電 話 | |
イオン三田店(フローラ88)(3F~6F) | 079-562-4711 | 4時間まで無料サービスがあります。 観覧券(半券)を駐車券にそえてイオン三田店(フローラ88)1Fインフォメーションにご提示ください。 |
平面駐車場 (㈱北摂コミュニティ開発センター) |
079-563-1951 | 営業時間内(7:00~19:00)1回500円 以後20分毎100円加算。 営業時間外は出庫のみ可能ですが、料金は加算されます。 |
立体駐車場 (フラワータウンパーキングセンター) |
079-563-1908 | 最初の1時間まで320円 以後20分毎に100円加算 |
また・・遠方からお越しいただく方など・・
一部の車のナビゲーションシステムなどでは・・・
エントランスまでたどり着けない!
入り口がわからない!・・・ひとはくの敷地が広すぎて迷子になりそう!
ジーンファームや深田公園まで歩いてしまわれるなど・・・
ひとはくビギナーの方にお役に・・・
近隣の駐車場からミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」の展示まで
歩いてみました!
周辺地図です!
イオン三田店(フローラ88)駐車場入口
平面駐車場 立体駐車場
橋にひとはくの横断幕、下側に青色の看板があります。
青色の看板近くの道を道沿いに歩くと右側にエントランスホールが見えます。
エントランスホールには観覧券販売機・ミュージアムショップがあります。
観覧券を購入されましたら右側奥の階段を降りてください。
※車イス・ベビーカー等の方は階段を降りられずに右側手前の円柱に沿って奥の4階入口へお進みください。
階段を降りると3階入口が見えてきます。
入口が3階にあるのもなかなか珍しいと思います。
注:博物館は4階建てになっております。お帰りの際はご注意ください。
3階入口から真っ直ぐに進むと階段があります。
階段をあがり4階へ、その後右側に進みます。
※車イス・ベビーカー等の方は4階入口から真っ直ぐにお進みください。
情報管理課 中前純一
12/10(土)のフロアスタッフとあそぼう~画はくの日は、
「かたつむりをかこう!」を行いました。
12/9(金)よりはじまったミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」の
かたつむり標本をみながら絵をかきました。
※かたつむりの軟体部分は工芸作家の河野甲さんの
高度な造形技術によってつくられたもので、殻は本物が使われています。
かたつむりのお話をききながら...どのかたつむりをかこうかな~?
かたつむりを捕まえたことはあるけど、こんなにたくさん種類があるなんて知らなかった!
かたつむりそっくりな緑色の殻をもったアオミオカタニシや
オオケマイマイという毛の生えたかたつむりなどいろんな種類のかたつむりをかいていただきました。
できあがった絵は4階ひとはくサロンで展示されています。
ぜひ見にきてくださいね☆彡
ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
期間: 平成28年12月9日(金)~平成29年1月9日(月・祝)
場所:4階ひとはくサロン
フロアスタッフ まつだ
ミニ企画展「驚異の螺旋生物 魅力あるカタツムリの世界」
みなさん!これも本当にすごいですよ~!
この展示は文部科学省生涯学習政策局の委嘱を受けて実施する
「博物館ネットワークによる未来へのレガシー継承・発信事業」としての巡回展で、
橿原市昆虫館を皮切りに西日本を中心として、全国各地の性質が異なる様々な博物館の
立地や特性を活かした巡回展示を行い、各館をまわるたびにコンテンツが充実してゆく
スパイラルアップ型展示です!
現在、研究員がハリキッて準備しています!
今回の展示では、工芸作家の河野甲さんと共に高度な造形技術によって
創作された軟体部分をつけて、
リアルなカタツムリの姿を再現し、芸術と生命の融合をはかりました。
これまでとはちょっと違った視点で
カタツムリの魅力に触れ、カタツムリと人と自然の素敵な関係を探ります。
近年では、生息地の改変や外来種の移入が課題として顕在化し、
カタツムリも例に漏れず、その生息状況が悪化しています。
この展示では、身近なところに生息しているカタツムリを通じて、
生活環境や自然と生きものを感じ、考えるきっかけを創りたいと考えています。
最新の研究トピックや兵庫県で普通にみられる種類、希少な種類についての紹介、
カタツムリの名前が冠せられた昆虫なども交えます!
寒い季節になりますが、ひとはくの熱い展示を体験してただければと思います。(o^^o)
準備中の様子です!
展示物は日本国内および兵庫県内に生息するカタツムリの標本(約200点)と
生息状況や生態に関する解説を中心として、河野甲氏による造形作品を展示します。
特別なトピックスとして、柳田国男氏による民俗学の古典「蝸牛考」の紹介のほか、
外来種のカタツムリ、ヘビとカタツムリの共進化に関する最新研究事例や
貝のような巣をつくる水生昆虫のカタツムリトビケラについて標本等を
活用して紹介しますので!ぜひお楽しみください!
情報管理課 中前純一
現在、ひとはくで好評開催中の
『写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』に
関連する特別セミナーとして、
ひとはくセミナー「リアル!日本庭園のジオラマをつくろう!」が12月4日(日)に開催されました!
作り方は簡単。粘土で地形をつくって、石を据え、樹木を植えて、コケや芝をはります。
この手順は実際の庭づくりと同じなんです!
樹木を針金と造花とスポンジでつくったり、コケや砂をつける作業に、四苦八苦されていましたが??
みなさんとっても楽しそうでよかったです!(笑)
完成した作品は、どれも本物の日本庭園のようで、「風情」を感じますねぇ。
あれ?どこかで見たような緑のモコモコの作品が!?
なんと!『写真展「風情 Fuzei」』のクロード・ルフェーブルさんの写真の構図を
再現してつくられた方がおられました!感動です。
ルフェーブルさんの写真↓
クロード・ルフェーブルさんの写真40作品を展示している、
『写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~』は、
来年1月9日(月・祝)まで開催しています。
みなさまのお越しをお待ちしております!!
写真展「風情 Fuzei」~フランス人文化人類学者がとらえた日本庭園~チラシはこちら
(自然・環境マネジメント研究部 大平和弘)
「マツボックリでツリーをつくろう!」を行いました!
今月末はクリスマス!ということで、マツボックリにデコレーションをして
オリジナルのクリスマスツリーをつくりました!
今回、デコレーションしてもらったのは「ダイオウショウ」という種類の大きなマツボックリ。
私たちが普段みるアカマツの2~3倍はありそうな大きさです。
ダイオウショウは北アメリカ原産だけど植物園や公園などに植えられているので日本でもみられるよ。
ビーズや綿で飾り付けをしていきますよ~!
(お星さまはてっぺんにしよう。) (このビーズはここにつけて!)
みなさんとても真剣に、そして楽しそうに作業していました(^^)
みなさんのとっても素敵な作品を少しご紹介します♪
「とっても楽しかった!」その言葉にスタッフもこころがほっこり❤
今年のクリスマスもみなさまにとって楽しい思い出になりますように!
たくさんのご参加、ありがとうございました!
次回の週末は...
10日(土)「画はくの日」-ひとはくの展示をじっくりみながら絵を描こう!
11日(日)「クリスマス☆スノードーム」ーキラキラひかるスノードームをつくってみよう♪
たくさんのご参加、お待ちしております!
寒い日が続きますが、みなさん体調にはお気をつけください。
月の第1日曜日は「ひとはくKids(キッズ)サンデー」です。
12月のKidsサンデーは、午前中は晴れ、午後は曇って、しだいに雨が降ってきました。
ひとはくの周辺の樹林では、コナラの葉のオレンジ色やタカノツメの葉の黄色が目立っています(午前中)。
▲ひとはく周辺の樹林 ▲タカノツメの黄色い葉(左)とコナラのオレンジ色の葉(右)
Kidsサンデーのプログラムの様子などの報告で~す。
午前中は、
研究員による「チビクワガタをみっつけよ!」や、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「展示室ツアー」などが実施されました。
「チビクワガタをみっつけよ!」では、
セミナー室でチビクワガタのお話しや、みつけるための道具について
研究員から説明がありました。
そのあと、みんなで深田公園へ。
▲ワクワクしながら、深田公園へ
樹林の中に入って、ムシが いそうな朽木を さがします。
▲みんな、集中して チビクワガタ さがし ▲朽木の中をさがすのですが・・・見つかったかな~
▲こんな、やわらかい幹 を探すと いいよ。
▲みんな、チビクワガタを みつけられたかな?
みつかったかどうか、どれくらい捕れたか、発表!
1人で、5匹を見つけた男の子もいたようですよ。
「展示室ツアー」は、本館1階のボルネオの熱帯雨林の展示で探検です。
たのしいクイズやお話しを聞きながら、探検をします。
▲みんな! クイズ、わかるかな? ▲実物標本(ウツボカズラなど)も登場。
午後は、
研究員のオープンセミナー「解説!丹波の恐竜化石」、「落ち葉をはりつけ 絵をかこう」、
NPO法人 人と自然の会さんの「ミニ凧づくり」や「パネル シアター『十二支のはじまり』など」、
フロアスタッフの「デジタル紙芝居」、「フロアスタッフとあそぼう!マツボックリのクリスマスツリーをつくろう」、
キッピー山のラボ(三田市有馬富士自然学習センター)さんの「キッピー山から こんにちは! プチ葉っぱコネクト」などが実施されました。
「解説!丹波の恐竜化石」では、
恐竜化石だけでなく カエル類やトカゲ類の化石の話もありました。
「落ち葉をはりつけ 絵をかこう」では、
いろいろな葉っぱや実を使って、台紙に貼りつけてオリジナルの絵をつくります。
▲いろいろな葉っぱや実を選んで・・・ ▲お兄ちゃんと妹さん、それぞれで つくります。
お兄ちゃんは「葉っぱ大王」をつくりました。
▲この男の子は、お父さんと協力して・・・ ▲「てぃらのさうるす」をつくりました!
「ミニ凧づくり」では、
人と自然の会の皆さんに手伝ってもらって、小さい子どもたちも
一生懸命つくっていました。 かわいい凧が、できていました。
「パネル シアター」では、
はじまる前に、いろんな動物がマスクをする歌を歌っていましたよ。
そのあと「十二支のはじまり」のはじまり、はじまり。
▲ みんなで うたを歌い楽しそう! ▲「十二支のはじまり」のパネルシアター
「フロアスタッフとあそぼう!」では、
マツボックリのクリスマスツリーをつくりました。
かわいくて豪華なクリスマスツリーができあがっていました。
▲ 親子で協力しあいながら つくっています。 ▲ お母さんのスマホに向かって、作品と笑顔で記念撮影。
「デジタル紙芝居」では、「くるりん、ひらりん 空のたび」が上演されました。
今回は、アカマツのタネのお話です。
▲ 紙芝居がはじまる前のお話の様子。 ▲ 終わった後に、大きなマツボックリなどの実物標本の観察も。
「キッピー山からこんにちは!プチ 葉っぱコネクト」では、
いろいろな色の葉っぱを大きな紙に貼って、つなげて行きます。
▲いろいろな形や色の「葉っぱ」を選んでいます。 ▲つながっていく葉っぱ
▲ 葉っぱコネクト!
今回もいくつかのプログラムでは、関西ユース(大学生)のお姉さん(中西さん)が
子どもたちのサポートをしてくれました。お疲れ様でした。
次回の Kidsサンデーは、来年の 3月5日(日)に行われます。
ご家族みんなで、ひとはくへお越しください!
Kidsサンデープロジェクト 小舘
環境省が管轄している「竹野スノーケルセンター」では、多くのパークボランティアの方々がおられ、兵庫県内の子どもたちにスノーケリングを体験させて、海中の生きものの魅力を伝えてくださっています。今年度は、竹野スノーケルセンターと共催でひとはくセミナーを開催しました(6月のひとはくブログを参照:http://www.hitohaku.jp/blog/2016/06/post_2167/)。さらに、日本財団の「海の学び ミュージアムサポート」の助成を受けて、大学生を対象とした若手育成セミナーも実施しました(以下の写真)。環境省も若手のパークボランティアを募集しており、当館の活動が環境省パークボランティアの活性化につながればと思っています。上記の「海の生きもの勉強会」では、パークボランティアの皆さんと一緒に来年度実施を計画している海洋生物共同調査の話もさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
12月4日(日)まで京都で開催される
館外企画展 「日本文化を育んだ自然 where culture meets nature」
11月26日(土)には、齋藤彰准教授(大阪大学大学院工学研究科)による
ワークショップ
「戦国武者を飾った陣羽織の羽根の謎:ミクロの科学で知る生物の知恵」を開催しました。
こちらが陣羽織。推定400年前の逸品です!
不思議なことに、陣羽織は遠くから眺めると「真っ黒」ですが・・・
近くで見ると「きらびやかな緑色」に見えます。
また、近くで見ると鳥の羽根であることが分かります。
陣羽織は、何の羽根でできているのでしょうか?
齋藤彰さんの分析によると、その正体は・・・・
キジでした!
キジの羽根は「微細な構造で光を反射して発色」するため、見る距離や角度で色が変わるそうです。
このため、陣羽織は遠くでは黒色、近くでは緑色に見えるという訳です!
そして、キジのように「構造で色を発色」することを「構造色」と言うそうです。
驚いたことに、構造色は「何年たっても色あせない」そうです!
つまり、陣羽織は、400年前と同じ輝きということになります!! これは驚きですね!!!
みなさまも、400年前の輝きをご覧になりませんか?
陣羽織は12月4日まで公開中です。
布野 隆之((ふの たかゆき)/生態研究グループ)