只今、4階ひとはくサロンで開催中の 舘野鴻(たてのひろし)つちはんみょう 絵本原画展は、みなさんみられましたか?この展示は今週末で終わります。
見られてない方は、是非日曜日までにご覧ください。
昆虫の細密画がとっても素晴らしいです!私もあまりの美しさに絵本を購入した一人です。
この展示が始まった5/14に舘野さんが来館されワークショップが行われました。
「画はくの日~昆虫標本を描こう~」
参加の皆さんの作品が、休憩コーナーの壁に飾られています。
今日はなんと!舘野さんより一人ひとりに直筆コメントが届きました。
描かれたみなさんに舘野さんからのプレゼント!「センチコガネのポストカード」もお預かりしています。ご参加された皆様、一度ご来館ください。コメントとポストカード、もちろん絵もお返しします。すでに絵を取りに来られた方のコメントもお預かりしています。
是非、再度のご来館お待ちしております。
フロアスタッフ せら ゆうこ
博物館に再度来られない方に向けて、舘野さんからのコメントのデータを載せます。
実際は、直筆カードです!1枚1枚丁寧に書いてくださっています。
●ふじた さくらさん
チョウの形、色合、デザインがしっかり捉えられていて、これがアカタテハだということが伝わります。
さくらさんがアカタテハをこう見てこうとらえた、ということを、その絵を見る人に伝える。それが絵を描くときの
の大切な気持ちだと思います。色の選び方やぬりかたも丁寧ですね。画面には、アカタテハはいいバランスで収まっています。整える力があると思います。
●えんどう ゆうさん
虫を描こう、といって、ひとつの虫だけを描くのではなく、箱の中に虫がならんでいる様子を描いていますね。
ひとつの虫を描いていると、その虫の周りが見えなくなってしまうことが多くあります。こうして、描こうとするものをすこしはなれて見る、というのは大事な見方ですね。私の描いている絵本も、描こうとしている虫だけを描いているわけではないんですよ。
●えんどう りくさん
ゆうさんと同じように、並んでいる様子を描いています。そのひとつひとつが虫だということもちゃんと伝わって来ます。 線は力強いですが、そーっと描いている線もあります。そうしことは技術です。絵は、強い、弱い、濃い、薄い、など、そういうリズムでできています。そんなことも楽しみながら描いてくださいね。
●はしもと ななえさん
くっきりした赤と青がきれいですね。四角い紙のなかにいる虫のいる場所もちょうどよくて、またそれぞれのしたにいる黒い虫も、より赤と青を際立たせています。ここに文字を入れると、かっこいいポスターになるかも。
●ふじわら あきほさん
背景も描いてくれましたね。時間があればもっとたくさんチョウを描けたかもしれませんね。そうしたらにぎやかで
楽しい絵になったかも。地面の草は見て描いたわけでなないですので、あきほさんは普段からいつもこういう草を見て知っている。でも、知っている、のと、描ける、というのはぜんぜん違うことなんです。毎日使っているお茶碗を描いてください、といっても、見ないで描ける人はほとんどいません。描くために見る、というのはただ見るのとは違うことなのです。
●まるた ももさん
チョウがたくさん飛んでいて、その背景も描いてくれています。ぜんぶ描いてあるわけじゃないけど、それが空だな、雲だな、太陽だな、花だな、木だな、と見る人が思えば、見る人は自分の頭のなかでひとつの風景をどんどんつくっていきます。全部説明するようにきちんと描いていると、見る人の想像する自由をなくしてしまうこともあります。私の絵は、説明しすぎなので、良い絵ではないかもしれません。
●いまい ゆいこさん
ゆいこさんの絵にはものがたりがありますね。高い山に住んでいるたくさんの珍しいチョウが、みんなして女の子のところに降りてきて遊ぼうとしているのかな?それとも、一緒に遊んでいたたくさんの珍しいチョウが、高い山に帰って行くのかな?それとも、このあと女の子もチョウになって高い山を目指して飛んで行くのか・・・絵の中に漢字で書いた名前も、画面を引き締めています。
●まるた あこさん
がんばって描いていたね。できあがりの絵はとってもカラフルになって、見ていてたのしくなります。気持ちは色になります。色は気持ちになります。それが見る人に伝わるのが、絵だと思います。絵は形だけではないんですよ。自由に描いていいのです。
●とびなが けいいちろうさん
堂々としかっりした線と色で描いてくれました。画面から出て来そうです。情景やほんもののようなかんじを出す絵もありますが、そうしたものを越えた、説明できないおもしろさやかっこよさが描かれた絵も私は好きです。本物を見ながら描いた絵ですが、ほんものにとらわれすぎる必要もないんですよ。
●もりた はづきさん
虫を描こう、といって、描かない描き方もいいですね。なぜかというと、私にはこの絵の中のどこかに虫がいると思っています。虫を描く、ということを伝えるために、虫の住む環境だけ描いて、虫を言う。虫は、私たちが気付かないだけで、道路の植え込みやちょっとした草むらにも住んでいます。伝えたいことをあえて描かずに伝えるという美しさを意図したのかどうかはわかりませんが、私はそのような言い方がとても好きです。
●ふじた みのりさん
イチモンジチョウの模様がしっかり観察され、それを丁寧に描こうとしている、とても誠実な絵だと思います。その人がどういう性質を持っているのかは、線を見てわかるものです。絵を描く時だけでなく、いつもの生活のなかでも、自分のことをきちんと伝えようとする、人のことをきちんを知ろうとすることは大切だな、と思います。とても清々しい、私の好きな絵です。
●さかた ひよりさん
チョウが飛んでいる風景を描いてくれました。主役はアカタテハですね。きれいな絵だな、と感じましたが、それは色の塗り方にあるのでしょう。色鉛筆をすき間無くさーっと薄く塗るのはなかなか難しいことだと思いますが、ひよりさんはそれがとても上手に出来ています。アカタテハが、絵の真ん中より上にいることと、地面にあるお花の背の高さと位置で、絵のリズムがよくなっています。
●さかた たえこさん
アカタテハの形がもっとも正確に表現できている絵でした。描こうとする虫などの写真を下敷きにして、それをなぞることを「トレース」といいます。それに対して、みんながやっていたことはトレースではなく、本物を見て、なぞらずに描くということ。描こうとする虫の形を見て、とらえて、理解して、さらにそれを理解したまま描いてゆく。なぞれるなら簡単なこと。なぞらないことで、人間の脳と手はものすごい力を発揮しようとします。うまくかくことは重要ではありません。うまく描こう、という気持ちと行為が大事なのです。失敗しながらそうして掴んだ力こそ本物です。
●いまい あやこさん
センチコガネ、見事ですね。どう描けばてかてかしたようになるのかを、少しお話しましたね。この絵は、ちゃんとてかてかして見えます。しかしこれは本物ではなく、紙にかかれた色の濃い、薄いだけのかたまり。つまり「うそ」なのです。でもその「うそ」で、見る人は夢を持てたり、楽しいきもちになったり、驚いたり、悲しんだり気持ちよくなったりします。絵は「うそ」ですが、そんなふうに人の気持ちをどこかへ連れて行ってくれたり、豊かにすることができる素晴らしいものなのです。
●こむた かほさん
ちいさく描かれたチョウと人。まわりにひろがるなにもない空間。そこになにかが描かれれば、見る人はそのなにかとの関係を探そうとする。それがいいことだとかわるいことだとかは、絵には関係ありません。見る人の問題でもあります。絵に描かれたなにもない余白には、説明されるよりも深くて広い意味が沈殿しています。説明されることは、時に見る人の美意識を破壊することもあります。かほさんの絵にひそむ静かな不安定に緊張を感じる私です。
●まるた はなさん
たてのひろし賞とさせていただきました。
私の絵は、汚れきっています。作為だらけ仕掛けだらけ、人を驚かせようとか楽しんでもらおうとか下心しかありません。しかもたいしてうまくない。「絵を描こうね」といって描いたものは、まちがいなく「絵」です。そう言われて、わたしなら何かを描こうとしてしまいます。はなさんのような純粋な瞬発力はとうの昔に失っています。
はなさんの無垢な線は、私が忘れていたものをたくさん気付かせてくれました。そしてこれからのはなさんの未来や可能性に思いを馳せます。同時に、こういう人たちに誠実であるためにはどうすればよいのか、そう思いました。
●ちはら たもんさん
センチゴガネですね。顔、触覚、足のギザギザ、羽根のすじなど、細かいところによく気がついています。
面白いのは色ですね。たもんさんはこう見えてこう思った。これを「解釈」といいますが、それをこう描いた、というのは「表現」。どちらもだれかに縛られることはありません。その先には、解釈と表現が見る人に伝わっているか、ということがあります。伝えたいと思っているのに伝わってない、とするなら、伝わるにはどうすればいいのだろう、となります。そんなこんなしていると、絵描きさんになってしまうおそれがありますから、あまり深く考えないほうがいいかもしれません。お父さんとそんなことをお話するのも楽しいと思いますよ。
●おかもと ちあきさん
オオミズアオ、何とも言えない清潔な上品さ、美しさがありますね。わたしは描いたことがないのですが、描いてみたいです。ちあきさんの絵は、ショーウィンドウのディスプレイみたいですね。絵は、なにをどこに置くか、とか、色の配置をどうするか、とか、リズムや明暗の要素も必要です。絵本だと、その次の絵、というつながりも必要になります。絵をどうつなげるかで、 世界がどんどん広がります。ちあきさんの絵には、そのあとの物語も期待してしまいます。
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舘野 鴻 TATENO,Hiroshi
見られてない方は、是非日曜日までにご覧ください。
昆虫の細密画がとっても素晴らしいです!私もあまりの美しさに絵本を購入した一人です。
この展示が始まった5/14に舘野さんが来館されワークショップが行われました。
「画はくの日~昆虫標本を描こう~」
参加の皆さんの作品が、休憩コーナーの壁に飾られています。
今日はなんと!舘野さんより一人ひとりに直筆コメントが届きました。
描かれたみなさんに舘野さんからのプレゼント!「センチコガネのポストカード」もお預かりしています。ご参加された皆様、一度ご来館ください。コメントとポストカード、もちろん絵もお返しします。すでに絵を取りに来られた方のコメントもお預かりしています。
是非、再度のご来館お待ちしております。
フロアスタッフ せら ゆうこ
博物館に再度来られない方に向けて、舘野さんからのコメントのデータを載せます。
実際は、直筆カードです!1枚1枚丁寧に書いてくださっています。
●ふじた さくらさん
チョウの形、色合、デザインがしっかり捉えられていて、これがアカタテハだということが伝わります。
さくらさんがアカタテハをこう見てこうとらえた、ということを、その絵を見る人に伝える。それが絵を描くときの
の大切な気持ちだと思います。色の選び方やぬりかたも丁寧ですね。画面には、アカタテハはいいバランスで収まっています。整える力があると思います。
●えんどう ゆうさん
虫を描こう、といって、ひとつの虫だけを描くのではなく、箱の中に虫がならんでいる様子を描いていますね。
ひとつの虫を描いていると、その虫の周りが見えなくなってしまうことが多くあります。こうして、描こうとするものをすこしはなれて見る、というのは大事な見方ですね。私の描いている絵本も、描こうとしている虫だけを描いているわけではないんですよ。
●えんどう りくさん
ゆうさんと同じように、並んでいる様子を描いています。そのひとつひとつが虫だということもちゃんと伝わって来ます。 線は力強いですが、そーっと描いている線もあります。そうしことは技術です。絵は、強い、弱い、濃い、薄い、など、そういうリズムでできています。そんなことも楽しみながら描いてくださいね。
●はしもと ななえさん
くっきりした赤と青がきれいですね。四角い紙のなかにいる虫のいる場所もちょうどよくて、またそれぞれのしたにいる黒い虫も、より赤と青を際立たせています。ここに文字を入れると、かっこいいポスターになるかも。
●ふじわら あきほさん
背景も描いてくれましたね。時間があればもっとたくさんチョウを描けたかもしれませんね。そうしたらにぎやかで
楽しい絵になったかも。地面の草は見て描いたわけでなないですので、あきほさんは普段からいつもこういう草を見て知っている。でも、知っている、のと、描ける、というのはぜんぜん違うことなんです。毎日使っているお茶碗を描いてください、といっても、見ないで描ける人はほとんどいません。描くために見る、というのはただ見るのとは違うことなのです。
●まるた ももさん
チョウがたくさん飛んでいて、その背景も描いてくれています。ぜんぶ描いてあるわけじゃないけど、それが空だな、雲だな、太陽だな、花だな、木だな、と見る人が思えば、見る人は自分の頭のなかでひとつの風景をどんどんつくっていきます。全部説明するようにきちんと描いていると、見る人の想像する自由をなくしてしまうこともあります。私の絵は、説明しすぎなので、良い絵ではないかもしれません。
●いまい ゆいこさん
ゆいこさんの絵にはものがたりがありますね。高い山に住んでいるたくさんの珍しいチョウが、みんなして女の子のところに降りてきて遊ぼうとしているのかな?それとも、一緒に遊んでいたたくさんの珍しいチョウが、高い山に帰って行くのかな?それとも、このあと女の子もチョウになって高い山を目指して飛んで行くのか・・・絵の中に漢字で書いた名前も、画面を引き締めています。
●まるた あこさん
がんばって描いていたね。できあがりの絵はとってもカラフルになって、見ていてたのしくなります。気持ちは色になります。色は気持ちになります。それが見る人に伝わるのが、絵だと思います。絵は形だけではないんですよ。自由に描いていいのです。
●とびなが けいいちろうさん
堂々としかっりした線と色で描いてくれました。画面から出て来そうです。情景やほんもののようなかんじを出す絵もありますが、そうしたものを越えた、説明できないおもしろさやかっこよさが描かれた絵も私は好きです。本物を見ながら描いた絵ですが、ほんものにとらわれすぎる必要もないんですよ。
●もりた はづきさん
虫を描こう、といって、描かない描き方もいいですね。なぜかというと、私にはこの絵の中のどこかに虫がいると思っています。虫を描く、ということを伝えるために、虫の住む環境だけ描いて、虫を言う。虫は、私たちが気付かないだけで、道路の植え込みやちょっとした草むらにも住んでいます。伝えたいことをあえて描かずに伝えるという美しさを意図したのかどうかはわかりませんが、私はそのような言い方がとても好きです。
●ふじた みのりさん
イチモンジチョウの模様がしっかり観察され、それを丁寧に描こうとしている、とても誠実な絵だと思います。その人がどういう性質を持っているのかは、線を見てわかるものです。絵を描く時だけでなく、いつもの生活のなかでも、自分のことをきちんと伝えようとする、人のことをきちんを知ろうとすることは大切だな、と思います。とても清々しい、私の好きな絵です。
●さかた ひよりさん
チョウが飛んでいる風景を描いてくれました。主役はアカタテハですね。きれいな絵だな、と感じましたが、それは色の塗り方にあるのでしょう。色鉛筆をすき間無くさーっと薄く塗るのはなかなか難しいことだと思いますが、ひよりさんはそれがとても上手に出来ています。アカタテハが、絵の真ん中より上にいることと、地面にあるお花の背の高さと位置で、絵のリズムがよくなっています。
●さかた たえこさん
アカタテハの形がもっとも正確に表現できている絵でした。描こうとする虫などの写真を下敷きにして、それをなぞることを「トレース」といいます。それに対して、みんながやっていたことはトレースではなく、本物を見て、なぞらずに描くということ。描こうとする虫の形を見て、とらえて、理解して、さらにそれを理解したまま描いてゆく。なぞれるなら簡単なこと。なぞらないことで、人間の脳と手はものすごい力を発揮しようとします。うまくかくことは重要ではありません。うまく描こう、という気持ちと行為が大事なのです。失敗しながらそうして掴んだ力こそ本物です。
●いまい あやこさん
センチコガネ、見事ですね。どう描けばてかてかしたようになるのかを、少しお話しましたね。この絵は、ちゃんとてかてかして見えます。しかしこれは本物ではなく、紙にかかれた色の濃い、薄いだけのかたまり。つまり「うそ」なのです。でもその「うそ」で、見る人は夢を持てたり、楽しいきもちになったり、驚いたり、悲しんだり気持ちよくなったりします。絵は「うそ」ですが、そんなふうに人の気持ちをどこかへ連れて行ってくれたり、豊かにすることができる素晴らしいものなのです。
●こむた かほさん
ちいさく描かれたチョウと人。まわりにひろがるなにもない空間。そこになにかが描かれれば、見る人はそのなにかとの関係を探そうとする。それがいいことだとかわるいことだとかは、絵には関係ありません。見る人の問題でもあります。絵に描かれたなにもない余白には、説明されるよりも深くて広い意味が沈殿しています。説明されることは、時に見る人の美意識を破壊することもあります。かほさんの絵にひそむ静かな不安定に緊張を感じる私です。
●まるた はなさん
たてのひろし賞とさせていただきました。
私の絵は、汚れきっています。作為だらけ仕掛けだらけ、人を驚かせようとか楽しんでもらおうとか下心しかありません。しかもたいしてうまくない。「絵を描こうね」といって描いたものは、まちがいなく「絵」です。そう言われて、わたしなら何かを描こうとしてしまいます。はなさんのような純粋な瞬発力はとうの昔に失っています。
はなさんの無垢な線は、私が忘れていたものをたくさん気付かせてくれました。そしてこれからのはなさんの未来や可能性に思いを馳せます。同時に、こういう人たちに誠実であるためにはどうすればよいのか、そう思いました。
●ちはら たもんさん
センチゴガネですね。顔、触覚、足のギザギザ、羽根のすじなど、細かいところによく気がついています。
面白いのは色ですね。たもんさんはこう見えてこう思った。これを「解釈」といいますが、それをこう描いた、というのは「表現」。どちらもだれかに縛られることはありません。その先には、解釈と表現が見る人に伝わっているか、ということがあります。伝えたいと思っているのに伝わってない、とするなら、伝わるにはどうすればいいのだろう、となります。そんなこんなしていると、絵描きさんになってしまうおそれがありますから、あまり深く考えないほうがいいかもしれません。お父さんとそんなことをお話するのも楽しいと思いますよ。
●おかもと ちあきさん
オオミズアオ、何とも言えない清潔な上品さ、美しさがありますね。わたしは描いたことがないのですが、描いてみたいです。ちあきさんの絵は、ショーウィンドウのディスプレイみたいですね。絵は、なにをどこに置くか、とか、色の配置をどうするか、とか、リズムや明暗の要素も必要です。絵本だと、その次の絵、というつながりも必要になります。絵をどうつなげるかで、 世界がどんどん広がります。ちあきさんの絵には、そのあとの物語も期待してしまいます。
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舘野 鴻 TATENO,Hiroshi