【小さな学校キャラバン】第4弾!!
行ってきました、小さな学校キャラバン ~ 香美町立余部小学校&御崎分校 2014/11/14 ~
第4弾の小さな学校キャラバンでは、香美町立余部小学校&御崎分校に行ってきました。
11月中旬でしたが風は冷たく、早くも冬の訪れを感じさせる一日でした。
今回の小さな学校キャラバンの中ではもっとも遠方の小学校で、片道3時間弱の道のりでした。
キャラバンは余部小学校で実施させていただいたのですが、応募していただいたのは御崎分校です。御崎分校は、余部小学校から車で山道を10分ほど走らせた場所にあります。
小さな校舎が日本海を臨む高台に建っています。分校に通う子どもたちは、定期的に余部小に来て学んでいます。
キャラバンは、分校の子どもたちが余部小学校に来る日に合わせて実施しました。
私たちが三田から余部小まで移動している午前中、ひとはくの元研究員(現在は兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科)の先山徹さんから余部の石や地形についての授業がありました。
その後、NPO法人おおやアート村理事長の田中今子さんのご指導で、ストーンペインティングをおこないました。
子どもたちが思い思いに描いた絵には、海を連想させるものが多いようでした。やはり暮らしのなかに海が浸透しているのでしょう。
三田からのゆめはく部隊は11時過ぎに余部小に到着し、12時過ぎには設営が完了しました。
グラウンドに停めたゆめはくには、昆虫標本のセットを展示しました。
校舎の中の廊下には、ゴホンダイコクコガネとススメバチの拡大模型&昆虫タペストリーです。
13時から、幼稚園児、1・2年生、3~6年生の順で見学に来てくれました。
標本をじっくり観察して、引いたカードとまったく同じ虫を見つける「むしむしみっけ」に挑戦です。くまなく観察しなければ、なかなか正解できません。
ほかにも、針で刺すハチはオスとメスどっち?といった虫にまつわるクイズを出題したり、最近シカが増えているためシカのふんを食べるゴホンダイコクコガネも増えていることなどを、拡大模型を見ながらお話しました。
子どもたちには初めての体験や話題ばかりだったようで、目を丸くしたり、歓声をあげる場面が多々ありました。
先生のなかには、「この昆虫はこの辺で見かけたことがあるけど、こんなにじっくり観察したことはなかった」とおっしゃる方もおられました。
御崎分校の児童と先生で学校周辺の昆虫を調べているそうで、今回のキャラバンをきっかけに、今後そういった活動を応援していければと思います。
小さな学校キャラバン隊