「この石は、化石に見えるが本当に化石なの?」
「写真の虫は、見たことがないけれど何という虫ですか?」
「この植物は、葉っぱがこの植物に似ているけれど名前はなんというのですか?」
と、いう具合に博物館にはいろいろな質問がきます。
そんな時、博物館では、いろいろな分野の研究員がお答えしています。
先日にもこんな質問がありました。
「寒い冬に雪の中バッタのようなものがいたのですが、バッタですか?」
えっ!バッタって卵で冬越しするような...そんなことあるのかな...?
と思いながら、昆虫博士の八木研究員に聞いてみました。
「バッタにみえるもので、成虫で越冬するものはクビキリギス、ツチイナゴがいます。
ですので、その2種類の可能性が高いです。ツチイナゴは頭が丸く触角が短い。
それに比べてクビキリギスは頭が三角で触角がかなり長いので、頭を見ればすぐに同定できます。」
とのことでした。
質問されたお客様は、あまりの答えの早さに驚かれ、大いに納得され帰られました。
みなさんも、辞典や図鑑を調べてもわからないことがありましたら、
人と自然の博物館に是非おこしください。
フロアスタッフ せら ゆうこ