ひとはくのまわり、深田公園の紅葉は盛りをすぎ、寒い冬がやってきました。
今日は冬晴れのよいお天気。
お昼休みにぶらぶらして、虫をみつけました。
すっかり葉を落としたケヤキの幹に、クロスジフユエダシャクがいました。
上がメス、下がオス。交尾中です。
フユシャクと言われる、冬にだけ現れるシャクガの仲間です。シャクガは、幼虫が尺取り虫です。
フユシャクでは、オスは普通の蛾の姿をしていますが、メスは翅(はね)が退化して短くなっていたり、なかったりです。
クロスジフユエダシャクは、昼間によく飛ぶ蛾で、各地の雑木林で12月に見られます。
ひとはく4階通用口前の柱にも、ぽつんと、何かくっついています。
これは、キバラモクメキリガという蛾です。ヨトウムシの仲間です。
この蛾は晩秋に現れ、来年の春まで見られます。
翅をすぼめてとまるので、折れた小枝のようです。
もっとも、こんなところに止まってたらよく目立ちます。
12月1日(日)にも、ここにいました。二晩同じ場所でじっとしてたということですね。いつまでいるんだろ?
(八木 剛)