明けましておめでとうございます。
ひとはくは、本日1月3日から開館しています。
朝、4階関係者入口横の壁で、みつけました。
初虫です!
これは、ナミスジフユナミシャクです。
冬にだけ現れる、フユシャクといわれる仲間の蛾です。
だから、初虫になりやすい虫です。
昨夜、灯に飛んで来たのでしょうね。
翅の長さは1.5cmくらい。
とくにめでたい虫でもありませんが、和風で渋い味わいの模様は、お正月に似合います。
おみくじでいえば、小吉くらいの気分です。
舌を噛みそうな名前の意味を解説しておきましょう。
「シャク」というのはシャクガ科の蛾、尺取り虫の親のことです。
その中に、ナミシャクと呼ばれる仲間があります。
その中に、冬にだけ成虫が現れるフユナミシャクと呼ばれる仲間があります。
その中の、波のような模様のある種、という意味です。
この仲間のメスは、翅(はね)が退化していて、クモのような姿をしています。
当然、飛べないので、なかなかみつかりません。みつけたら、大吉でしょう!
八木 剛(自然・環境評価研究部)